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魔術師 エーデルは、謎の女性 ジャスミン を能力(占う)の対象に選びました。
間違いないな。
体の真ん中撃たれたら俺死んだんじゃね?
[ジャスミン達のほうで、むこうで何かやっているのが見える。
剣呑な雰囲気を感じた。]
ああ、確かにそう
―やつだ
[表情が硬直した。
目を見開いたが、玲子を向いては居ない。
自分が口をパクパクさせる。]
―けろ!
[後先は考える間もなかった。
今は玲子の体をやつの口か舌か―攻撃から外せるよう。
叫びながらかばうようにして、今居る位置から彼女を押し退けようと試みた。]
……ほーらく?
[モノは判らなかったが、助けたというのに、ぴんときて]
ああ、さっきの火薬は君か。うむ、あれは助かった。
そうか、確かにそれでは、恩人に対して笑ってはいかんな。
[が、むくれる様子とスプレーの噴霧に驚く反応に、また小さな笑いが漏れる]
─ 商店街→帰還へ ─
[ ぽたり、ぽたり。
赤い、赫い血痕が、不揃いの間隔で続く。
Black Sunの痕から離れて幾ら経っただろうか。
時折、襲って来るゾンビは頭部をヘッドショットし、道を開く。]
[ ぽたり、ぽたり。
血痕は主にレデントーレから落ちていただろう。]
―Black Sun 跡地―
カァ、カァ。
[鴉は遥か上空を旋回し、地上の様子を監視する。
人が多いと言う事は、監視対象は選り取り見取りだ。
騒ぎが起これば、自分への注意が逸れるのでむしろ好都合。
鴉は再び、一声鳴いた。*]
……どこ、というとな。
[どこから説明したものかと、髭を撫でて]
……とりあえず、ここは、テイアという都市だと聞いている。
が、私や君がいたのとは別の世界だ。
どうやら、我々はこの世界の人間に、次元の――、
[この表現で判るかなと思って、ジャスミンの言葉を借りる]
……違う世界から違う世界へ渡る橋の様なもので、この世界に呼ばれたということだ。
[ジャスミンが手を下すくらいなら、私がアーネストに止めを刺すつもりでハンドガンを奪い取ろうとしたが、無情にも薬弾が発射され胸部に命中する。]
・・・っ!
[しかし、その薬弾はアーネストに止めをさすものでなかった。
青黒い肉の蔓はアーネストの腕に巻かれた包帯を突き破り、彼女の体を包み込む。
しばらくすれば異形の者が目の前に現すだろうか。
すでにアーネストの原形は残っていないかもしれないか?]
?
どうしっ、ちょっ、なに?
[突然様子の変わったマッカラーに理由を聞く余裕もなく。
庇う動作もいきなりタックルをかましてこようとしてきたようにしか見えず、思わず透けて避けてしまう]
どうしたんですか〜?
[化け物は、マッカラーの動きを見ると同時にニタリと笑みを濃くしながら、姿を消した]
少女 メアリは、能力(去る)を実行することにしました。
研究者 シルビアは、彷徨う盲導犬 ベルリヒッター を投票先に選びました。
[魔術を知らぬ為か驚く面々には全く興味を示さず、また、礼を述べる少女を一瞥する事もなく、エーデルは奥へと進む。
生来、団体行動はあまり得意ではない為にこのままはぐれたフリをして別れてしまいたいとさえ思ったが、契約を破る事は出来ない、思い止まった。]
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