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さて、クライドさんがフラグを建てに来ていますが。
早く無いでしょうか?もう逝きますか?
冥途への道案内に私を選ぶとは……、頑張らせて頂きましょう。
[ 多眼兵装。
数十の微小機器が周囲に散開し、辺りの情報を彼の脳内へ送り込む。脳内で複眼めいて光景が連結し合い広域視野を持つに至る。
束の間、本当の目を瞑った。
瞑った状態であっても、周囲の光景は脳に送られ続けられる為に視覚が無くなる訳ではなかった。
彼を基点にして、周囲の状況が確かになり始める。
そう遠くない通りには、宗教家らしき男と人型を失いつつある存在も居るようだったか。]
研究者 シルビア が参加しました。
研究者 シルビアは、狂信者 を希望しました。
─ 屍の街のどこかで ─
く、 くく く 来ぅるなぁぁぁぁ〜〜ッ!!
[噂のシェルターの近くまで来ている筈だったのに。
その正確な場所を聞く前に、道で会った古風な兵士は、
5分ほど前に「向こう側」に加わってしまった。]
[ビルの壁に寄りかかっているのは、白衣姿の女。
迫る屍を、ショットガンでがむしゃらに撃ち抜く。
大きな銃声が数発、周囲に轟いた。]
助けてぇぇぇ!! だ だ 誰かぁッ……!
[出せるだけの大きな悲鳴で、人を呼ぼうと。]
―ちょっと前―
……エルンストも、私の部下だ。槍をよく遣ったよ。
[あの副官がどこにいるかなど、自分が一番知りたい。
薄笑いを浮かべたような男の表情に、嫌悪感を隠さずに。
そうして、話し始めた男の言葉に、眉を顰める。
次元、生命。概念、知識としてはある程度、理解はできる。
領主として知識階級に位置する以上、教養のひとつとして、偉大な前史文明の残した学問は修めている。
が、だからといって、それは生活とはなんの係わり合いもないものだった。この世界に来るまでは、という但し書きが付いたけれど]
――すまんな、私は気が急いている。
部下が戻っているかもしれんのだ、貴様の長広舌に付き合っている暇はない。
[途中で、もういいと話を遮って。
けれど、最後の呟きは、風にのって届いていた]
……、びーるす、だと?
しかし、そのような準備があるなら、どうしてここまで――、
[ヴァルターは大分焦燥しきった顔である。>>93
この様子だと副官達はすでにゾンビにやられてしまったのかもしれない。]
奇妙な男?
生存者を見つけたのか・・・?
どこにいる。
[傍らにいなければどこで見つけたのか尋ねるだろう。]
すぐと言うわけではない。
まだこのあたりに生存者がいるかもしれなと分かった以上、生存者を探すのを優先したい。
だが、このままここにいてもこちらがジリ貧になるだけだ。
強力なゾンビだと・・・。
[これは来るべき時が来たのかもしれない**]
[ そして別の通りには襲われかけている女性の姿。
彼には未だ何が起こっているのか、敵が誰であるのか理解しきってはいなかったが、響くショットガンの音が届いたと同時、双眸を開いて襲われかけている女性の元へと駆け出し始めた。]
[………と、その時。]
ぁ
[大きな銃声の代わりに、カチン、という音。
それは、非常に認めたくない事実ではあるが。
全ての銃弾を撃ち出してしまった事を意味する。]
ちょ ぅ、嘘でしょ………!?
―ちょっと前:更に―
……、……?
[轟く雷鳴のような音が、どこかから反響した。
この世界の人間が好んで用いる、銃という武器の音だ。
小さい金属の弾――なんという貴重品だ!――を、矢の何倍も速く撃ち出すらしいのだが。
部下ともども、皆で持つようにと勧められたことがあったが、試してみて、結局は辞退した。
人間を"殺す"にはいいのだろうが、人間サイズの肉塊を"壊す"なら、慣れた剣や槍のが向いている。そう判断したのだった]
……騒がしい武器だ。
[砦周辺の哨戒に出ている連中の誰かだろうかと、そう判断していた]
[神父を喚び出した者の話しでは、そのウイルスに感染すれば個体差はあるが数時間から数日の内に人間ではなくなり食欲と攻撃衝動に取り付かれた感染者へと変貌する。人間を人間たらしめている理性と記憶は失われ、「人の形をした凶暴な獣」と化してしまうという。
感染者は常に飢餓状態であり新鮮な血肉を求めて非感染者を襲う。さらに中には特殊な感染者も居る様だった。同じ感染者の肉を食らっては、通常の人間では有り得ない筋肉を備えていた。
彼の身体の下にはその代謝の速さに対応する為に人間には無い器官が造られていたのだろうと神父は想像をする。>>46
神父がヴァルターと呼ばれる領主の男と対面する前である。>>51
男を視界に入れた時には原型を留めていた筈だった。
ヴァルターと別れた後だっただろうか、次に男と会った時には彼は既に人間とは呼べない姿をしていた。>>88]
[もはや化け物そのものといって言い風貌であったが神父は瞬きひとつさえしなかった。
男の口から吐き出される廃棄物にも顔を背ける事は無く、淡々と答える。]
生きてる人間ですか。
ええ、見ましたよ。さっき、会ったばかりですから。
[生きている人間は何処かと聞いている。男の風貌から助けに行くつもりである等の発想は抱けないだろう。その姿を見た人間がどの様な反応を起こすのかは容易に想像がついた。
神父はヴァルターが歩いて行った方向へと指で示した。指した先には避難した者が集まるシェルターへと続いている。*]
─ 屍の街のどこかで ─
[ コンバットナイフの代わりに、MP(多目的)ライフルを手に持つ。考えるよりも早く、視界に自動的に電子的標的マーキングがされ、ライフルから銃弾が発射された。
弾切れか表情の硬い女性へ伏せろという警告もなかった。
標的であった動く屍の頭が爆ぜる。]
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ま、まずいな……
ジムゾンさんの文、目がとぅるっとぅる滑る。
読むんだシルビア!頑張って読むんだ…!
えーと……うーん……
どうも喚びだすって物言いが悪魔系人外に見えますね。
[ざり、ざり。 ……ぼたり。
ときおり腹部から赤黒い臓物を垂れ流しながら。
身体朽ちゆく屍共は、徐々に女との距離を詰める。
──もう、ショットガンに弾は残っていない。]
う、うわ ぁ ぁ ……ッ!
[傍にあったコンクリート片を拾っては投げ、
瓦礫となったビルの壁に懸命に這い上がって。
辛うじて食いつかれるのを免れている、そんな状態。]
やめっ… わわ 私なんてッ た 食べても
ぜったい美味しくないですってばぁ〜〜!!
[聴く耳など、とうに腐り落ちているのだが。
懇願するように、死体へと大声で叫ぶ。]
[ まだ女性と距離はあっただろう。
動く屍が倒れてもライフルは女性に向けたままでいる。
視界の中では、標的として女性の姿が光で囲まれた状態だった。*]
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