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[暫し、目を閉じ。沈思黙考。そんな様子に見えたが。やがて静かに口を開いた。]
ツバキさん。
奴が、ウートラが、ここに来る。
アザミさんが襲われて。ツバキさんのところに案内しなければ殺すと。
だから逃げろ、とゲンさんが言っていた。
――でも。
『奴に強烈な不意打ちを』それが本音だ、とも、言ってた。
……『ゲート』を開く準備はできてる。ツバキさんは、どうしたい。
[自分も、本音は、ここで奴を迎え討ちたい。だが、私情で彼女を危険に晒すことはできない。だから、ただ、問う。その意志を確かめるように。]
多分、残された時間は少ないから。その中で、今出せる結論でいい。……ツバキさんは、どうしたい?
−IRPO本部通路−
ぁ……っ
[走り出したはいいけれど、そのタイミングも遅れたなら足の速さも段違い。
ゲンさんはじきに見えなくなって、それでも何とか足を急がせて。
たぶんこっちの方に行ったと思うんだけど…と、半ば勘で進む道すがらだった。
ゲンさん>>17と、それからアザミさんを捕まえたじいさん>>15に出くわしたのは]
なんっ
[声を出そうとして。そのために吸い込んだ息が、ひゅぅっとおとにもならずに押し出された。
目を合わせただけで。このヒトは、本気で斬るっていう、それがなにより直感できたからだ]
……
[一瞬だけ、押し黙る。斬られるのは怖くない。…ってのは嘘だ。死にたくなんてない。
でも、できることもできないまんま引き下がるのだってイヤだった。そんなんじゃ、死んでるみたいなもんだ。
でも。
押し黙ったのは、その葛藤があったから]
…っだよもー、おっかないなぁ!
[すれ違って、十分離れてから、聞こえよがしに声を張り上げた。できるだけ、チンピラが悔し紛れに負け惜しみを言ってるみたいに。
それだってあながち間違いじゃなかったから、そういう風に言うのは簡単だ]
本部の中にあんなおっかないヒト通すなんて、IRPOはなにやってんだろうね!文句言ってやんないと!
[そうやって、『負け惜しみ』を言って。走り出す。すぐ近くの、職員が詰めている場所へ。その誤魔化しは真に受けられなくたっていい。誤魔化されなくていい。
『IRPOに話は通しとくよ』って、それが伝われば、それで。
…あの目は。斬るぞ、っていうのと同時に。自分がやるぞって決心というか、覚悟というか、そういうのが見えたから。
だから、手は出さないし、出させない。そんなのに巻き込まれたら、職員さんだって可哀想だ]
―――そう言うわけだからさ。
あっちの方は、あんまりヒトが行かないようにして。でも、騒ぎが収まったらすぐに行けるように、救護の準備は、できるだけしといて欲しいなって。
うん。それだけ。
あー…っと、ちょっと待った。伝言もお願いしたいなー、なんて。
[余計なおせっかい?上等。
できることもやらずに死んだみたいな後悔したくないって、こりゃわたしのわがままだ。恨みたかったら恨めばいい。でも]
『こいつは貸しだって、わたしは勝手に思ってるから。
絶対取り立てに戻ってくるから覚悟しといて』って。スーからだって。
うん、そういうことで、よろしく。
[それは、約束みたいなもの。伝わるとしたら、向こうが片付いてからだから、その約束に意味があるのか分からない。でも、こういうのってたぶん、気持ちの問題]
ネタだけは沢山あるんだが……。
実際使うかどうか。
盛り上がる方向性を持つ展開にする為の複線張り(ラスボスを倒した後の対シュンバ戦の想定とか。)とか、張ってみてはいるが。
回収出来なかったら、ちょい気まずいんだよな。
こんなわがまま言っちゃうのも『生きてる』って感じでしょ?
[もしかして恨まれるんなら、それで恨まれて生きるのも。なかなかに生きてるっぽい。そんなこと急に聞かされた職員さんは困っただろうけど]
それじゃ。頼んだからね。
[言い残して、別のルートを辿り研究室へ]
だからさ、弟くん。
君はまずちゃんとからだを治して。
そんでみんなを守ってやってくれたまえよ。
なにしろそれが、『正義』っぽい。
[でも、ゲンさんとアザミさんの邪魔はしちゃダメだよって付け加える。斬られちゃうぞ?たぶんほんとに]
でも、わたしは生きてるからわがままなのさ。
だから、特に、相棒のことはよろしくね、なんて。ひいきしたようなことだって言っちゃうぜ?
[その言葉をどう受け取るのかは、弟くんの決めることだ]
そんじゃ、いってくる。
[拳を作らせて、こつっと拳同士をぶつける、また会おうぜの挨拶。
今はまだ反応のない相棒にも、していく。
よっし。この感触があれば、きっとまた戻ってこれる。
ううん。きっとじゃない。絶対だ。なんせ正義の味方ふたり分なんだから。
絶対、絶対だ。戻ってくる。また旅する。絶対の、絶対だ]
[ツバキは、どうしただろう。決めかねていただろうか。あるいはアザミを気にかけていたろうか、あるいはなにか…例えば、さっきの爺さんの心当たりでもあって、残ることに決めただろうか。
一緒に行くにせよ、残るにせよ。それを止める理由は何処にもない。
ただ、行きたいけれど、残らなくちゃならないってんなら直接噛んでから出かけていこう。
距離が離れるから繋げるのは難しいけれど。
ツバキが信じて疑わなければ、繋げることだって、できるかも知れないから]
ネタ帳inIRPO
・IRPOには未だにドクター黒木が捕まっている。
面会し、パワーUPフラグを貰う。
→セルフで黒木を回すことになるので没。
ミアを楽しませられない。
ジャッカルと面会した時と似たような感じで、ミアをただ待たせてしまう形にしてしまうのは俺もイヤなんだよな。
ミアと一緒に居る以上は、ミアがちゃんと関われるような展開に持っていきたい。
・ジャスティスKにダイブをする。
仮想空間バトル。
→これをやるのは、ラス・アルゲティにミアが捕まったりした場合だな。
ミアの提案で「ジャスティスKに接触出来れば、あるいは強くなるヒントが手に入るかもしれない。」というフラグが立ったから。
それと、ラスとミアだけの絡み合い、とか面白くなりそうでな。
トウテツパターンの複線回収もしやすそうだし。
あっはは、それ良いね。
どこに行くか決めとかないとな。
[ぱーっと食べに行こうと言われて>>18、黒狼がかぱりと大口を開けた。
正面から見れば笑っているようにも見えるはず。
カニも良いけど、他にも上手いものどっかにねーかな、なんて考えていると、イリーナが更に言葉を続けてきた]
うん、精神の殴り合い。
スーとも話したけど、俺は俺の思う通りに動くよ。
当然折れるのが間違ってると思ったら俺は俺を押し通すし、
それ以外の選択肢が良いと思えば、そっちを選ぶ。
大丈夫、中途半端にはしない。
[頷いて、四肢に力を込めて伏せの状態から立ち上がる。
身震いすると人型へと戻り、改めてイリーナに笑って見せた]
・IRPOに一時的に入隊。
話の展開的に、「〜〜で分体を倒してこい。」という話の展開にできるが、没になった。
IRPOでやることが無かったらこれを入れようと思ってたな。
−シュライク・中島製作所−
こっちの十字型のボタンで機首の上下左右の操舵して、×ボタンが加速、□で減速、○が情報切り替えと決定で、△ボタンはサイドメニューの展開ね。
ふむふむ、なるほどなるほど。さすがナカジマの技術はリージョンいち。
[あとは、右手奥側のボタンでハッチの開閉して、左手奥側のボタンがセキュリティのオンオフ。中央右側のボタンが自動操縦の設定で、中央左側が緊急脱出っと。複雑なのだろうシップの操作を、両手にすっぽり収まるサイズに収めるとは、さすがナカジマ]
この、ど真ん中のボタンは?
…はぁ。重力震…わーぷ?
[唐突に専門用語が並んでちんぷんかんぷんだけど、要するに超すげえ移動方法らしい。
魔術とか陰術とか空術とかの理論を学んでたら理解できたんだろうか。
でも、これで《月》に行ける可能性は、ぐっと強まった]
ん。分かった。ありがとね。
[整備してくれたこと。それから、伝えてくれたいろんな情報。
ナカジマさん本人には、会えなかったけど。
ラーシナに会いに行ってくれてる。なら、きっと、大丈夫だよね。ラーシナ]
ラーシナが元気になったらさ。ラーシナも、また一緒に旅しようぜって。言っといてくれるかな。
なんせトモダチだから。黙って置いてったら怒られる。
[それになにより、また一緒に旅がしたいのだ。ラーシナとも。もちろん、おっちゃんとも。相棒と、一緒に。だから、その気持ちをしっかり、言い残す]
…ん?ガラクタ?ああ、確かに持ってるけど…えー…誰それ知らない。
うん、まぁ、判断はお任せします。
[なにやらガラクタを欲しがってるヒトが居るとか。渡すの自体はかまわないけど…
…構わないよね?おっちゃん。ラーシナ。
でも、悪用でもされたら癪だ。そいつがいいヒトっぽいのかどうなのか、判断は預けた技師さんに任せる]
『それじゃ発進するよー』
[外部へ音声を届けるスピーカーから声を発し、発進準備を整えてもらう。
小型な上に高性能。リージョンの中の空だって自由に飛びまわっちゃうのだ。こりゃいいもん拾った。見つけたラーシナはいい仕事しました]
『3、2、1…発射ぁっ!!』
[んん?間違ったかな?まぁ、シップ動かすのなんか初めてなんだから大目に見てよ。
盛大にジェットを噴かす…なんてこともなく。
不思議な力で浮かび上がった超古代のシップは、一路仲間の待つマンハッタンへ!]
【ウートラ】
話が早くて助かるな。
わざわざ詰らない怪我をする必要は、お互いにないだろう、なあ?
[適当な場所だけを言い、まず女の奪回を優先すると思ったが、連れて行く?
ウートラの脳裏に疑問がよぎったが]
ふん、成程。
下らん自己犠牲か。
……付き合ってやろう。
[自分が囮に、女からウートラを引き離す作戦と合点して、唇を舐めた。
良かろう。
ウートラは女をそこに残し、いつでも男の背に攻撃用の術を放てるようにしながら、それに着いていく]
ウートラの顔ってどんなだったかな、とプロ見に行ったら、
シュンバとケヴィンとメイアルの中身が同じ説とか必死に考えていた過去の私がいた。
ないわー、ないないわー(汗
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