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時術使い ツバキはリージョン放送 リポーターにまかせた!
IRPO隊員 アザミはリージョン放送 リポーターにまかせた!
妖魔 メイアル は 時術使い ツバキ をうしろゆびさしたみたい。
トラベラー J・Q は 死に損ない スー をうしろゆびさしたみたい。
箱入り術士 セルリアン は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
死に損ない スー は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
時術使い ツバキ は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
黒狼 フィロ は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
IRPO隊員 アザミ は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
クーロンの藪医者 ゲン は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
リージョン放送 リポーター は トラベラー J・Q をうしろゆびさしたみたい。
トラベラー J・Q は 7にんからうしろゆびさされたみたい。
死に損ない スー は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
時術使い ツバキ は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
トラベラー J・Q は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
ねぇおくさま、ききました?
あそこの死に損ない スーさんったら○○なんですって!
[...はいやがらせのうわさをながしまくった。]
IRPO隊員 アザミ は 妖魔 メイアル をまもっているよ。
あれれ、いやがらせがなかったみたい。
のこってるのは、妖魔 メイアル、箱入り術士 セルリアン、死に損ない スー、時術使い ツバキ、黒狼 フィロ、IRPO隊員 アザミ、クーロンの藪医者 ゲン、リージョン放送 リポーターの8にんだよ。
本日のランダムイベントは、
3(6)です。
1)シップ運行関係
2)術資質関係
3)特殊モンスター・メカ関係
4)強力武具関係
5)超古代文明関係
6)戦闘関係
吊襲希望者はメモにて立候補して下さい。
立候補がない場合、
本日の吊りは<<クーロンの藪医者 ゲン>>
襲撃は<<箱入り術士 セルリアン>>です。
「ラスボス戦行こうぜ!」希望もメモにて。
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
時術使い ツバキは リージョン放送 リポーターに せきにんをまるなげしたよ。
緊急速報が入ってきました。
少し前の小月竜の大発生は、親である大月竜出現の前触れであることが分かりました。
大月竜は3(6)
1:マジックキングダム 2:京 3:マンハッタン 4:テトラレッサ 5:パーミュ 6:シュライク
に出現して暴れています。
お手すきのIRPO隊員、冒険者、その他戦える方は退治に向かって下さい。
大月竜の体力は、843(1000)で、[[fortune ]]でダメージを与えられます。
なお、トドメをさした方への報酬は753255クレジットです。
―IRPO病院―
[...はTV>>0を見ている。今度は大月竜がマンハッタンにやって来るらしい。]
おお…行きたい…。
「だからダメです!」
それにしても「爆笑★エレキッズ」を倒しに行けなかったのが心残りじゃ。
「「爆笑」じゃなく「爆走」です!」
― オーンブル→IRPO ―
[影の街を少し歩き回ってみたい、という気持ちもあれど
のんびりと留まる心算も無く。
もし此処に来るまでに同行者がいたならば、
その用事を待つ時間があれば、暫く影を眺めもしただろう。
それから、経由地を経てIRPOへ。
とんでもなく人だかりができている>>6:178のに
目を回しそうになりつつも――。
職員の目に留まり、直ぐに受付手前へ案内されたのは
アザミが話を通してくれたお蔭かな、と思った>>0:289。]
あ、フィロ! ――何か話、聞けた?
[そんな受付近くに、彼>>6:179の姿を見つけ。
一度職員から離れる形で、声を掛け近寄った。]
[髪を誉められて>>6:+94、ミアは照れた]
ありがとうございます。
嬉しいです。
わたしはケヴィンさんの背中が好きですよ。大きくて、頼りがいがあって。
[恥ずかしそうに言いながら、長い髪を赤いリボンでポニーテールに結んだ]
こちらの方が動きやすいので……。
―IRPO―
[ジェイコブは無線機の修理を終え、周りに誰もいないか確認し連絡を取る…]
「ジャッカル!僕だよ!ジェイコブだよ!ジャスティスKはジャスティスQに倒された模様…。だが、ジャスティスQは現在故障中の模様…」
そうかそうか…ごくろうじゃ!引き続き調査をしておくがいい…
「はい…」
[ジェイコブは無線機の切った途端…]
「わあ!びっくりしたなあ…」
[目の前で二人の人間に遭遇した。片方は…確かケヴィンだと思うが…。]
[外界の情報は全てシャットアウトされている。だから最後の自分の発言になんと返ってきたのかは知らない]
後で聞いてみるのも、生きてるっぽいですよね。
[数多に散った暗いプログラムを見る。やはりこのプログラムも分体なのだろう。
だが、それは同時に本体へと通じる貴重な情報源
逃がしてなるものか、と。以前の自分にはなかった闘志が芽生えて。――否、それは肉親だからこその使命感だったかもしれない]
[それから、スクラップに埋まるスーを掘り出しに行こうとして、
……ぎこちない動きで瓦礫をどけるジャスティスK>>6:201を見た。
あの損傷であの作業をするのは、かなりの負担だろう。駆け寄ろうとした足はしかし、一歩先を越され。]
あー、うん。
[行動を変更。
通信機を取り出し、知り合いの知り合いくらいの薄い知人に連絡をとる。
短い呼び出し音の後、やや高めの機械音声が応答した。]
――はい、以前一度……
ええ、その、クレイン博士が、…ああ、そうです。彼が、うちのメカ関係を引き受けていたので、今、
――え、よろしいのですか?
是非、お願いします!
[通信を切り、ほうっと息を吐いた。]
『プログラム起動:剣闘マスタリー』
[ここはイメージの世界、思い描けばゲンとアザミの用いていた刀が手に添えられる]
プログラム取得、成功。
[弟にハッキングした際に得た、彼の能力。
お互い様ではあろうけれど、自分にとっては戦闘能力が飛躍的に向上している]
スー、必ず帰りますから。待っててください。
[二刀流を繰り出す。 プログラムの通りに動けばいい。教えなど必要はない。実行あるのみ]
『プログラム起動:二刀多段切り』
[でも完全に壊してはいけない。なぜなら本体の位置を突き止める必要があるから。
加減をするのは難しそうだった]
[瓦礫の除去作業に邁進する一同のほうを見、]
高名なメカ技師に連絡がとれた。
すぐにこちらに向かってくれるそうだ。
[それで全部が好転するわけではなくても、よいニュースの一つくらいはそろそろあっても、いい。
――実はそのメカ技師、本人?がメカだったりするので初対面だとちょっと驚くかもしれない。
思って、少しだけ意地の悪い笑みを浮かべた。]
アザミ?
何やってるの?職員呼んでよ。
[瓦礫を除ける手を止めず、呼びかける。
職員たちには退避するときに連絡するまで危ないから隔壁を閉じて待機と言ってあるし、この部屋の機械装置はジャスティスの無伴奏ソナタの所為で軒並みダウンしている。
通信機を持っているらしい、アザミに声を掛けた。]
[二丁流が生まれてから初めての彼女には、やはり二刀流が自然で。
電子世界であればバランスもない。命中は接近戦において遠距離戦ほど致命的ではない、近づいて切ればいい]
[数多に得た弟のプログラムを試していくうちに、さて彼女は当初の目的を達成できるほど加減をしていただろうか]
[そこで返って来たアザミの言葉を聞いて>>3]
メカ技師か。
うん。この施設含め、クレイン博士の手が入ってるところはその人に見て貰った方が良いだろうね。
[アザミの意地の悪い笑みには気付かず、素直に歓迎してみせる]
解く瞬間ですか?
[その場で試しにやってみようかと思ったが、こういうのはあんまりやると面白みがないかと考え直して]
また、後でですね。
[ふふふと笑った。
IRPO隊員じゃない、という告白には]
……ええと。
最初ケヴィンさんがそう名乗って、でも嘘で、だけど嘘っていうのが嘘なのかな、とわたしが思って。
んー、なんとなく分かりました。
つまり……これからIRPOに行ったら、ケヴィンさん捕まってしまうのですか?
─ どこか ─
[電子回路の思考上で、クレインは苦笑を洩らす]
不良品が……実にけなげに抵抗するものだ。
[突き放すようでいて、どこか慈愛のこもったような。純粋なメカではありえない、複雑な心情を乗せて]
―――そっか。
[瓦礫の撤去に、遅まきに参加していたら、お姉さんの声>>3…って、そうだ]
なんだか自己紹介してる余裕もなかったね。
わたしは、スー。ご覧のとおりのゾンビで、相棒の相棒。
よろしくよろしく。
[そんな風に言って。自己紹介も、聞いただろうか]
わぉ。それはなにより。
よかったじゃん弟くん。
いや、壊したの誰ってわたしたちだからなんかちょっとごめんねなんだけど。
体、直してもらっときなって。ね。
[アザミさんの話>>3に、そうやって、弟くんに水を向けて。相棒も、自分の体の中で、きっと今、戦っているのだろうけれど。直せる部分は直せるのならば、きっとそれがいい。
ただ、でも、ちょっと不安なのが…]
―回想・オウミ―
[ツバキの話ぶり>>6:157>>6:158には、何か他に戦うべき相手がいるのでは?
と想わされる何かがあった。
やるべきことはかなり多い。世界《混沌の海》は広いのだと、改めて思い知った。]
アレ、役に立つと、いいですね。
[そういって、笑う。願わくば、あのしょが役に立つ事を祈る。力を手に入れにいくのであろう、と思うツバキに、応援と祈りを。
あのしょは《塔》のリージョンの術の最高峰の一角。しょの中では間違いなく最高峰だ。]
んー、そう、ですね。
IRPOに戻ってから《塔》に一度行ってこようかと。
必要な気がするんですよ。
[フィロとメイアルには>>161>>162、そう答える。
買い増しなんて出来る資産があるわけではないけれど。
行くべきところがあった。《塔》のリージョンに眠る、英雄の逸話に紛れて眠る、命を張って英雄へ全てを託した男、ゾクチョウの話を。
英雄へと託された装備が今は彼の墓に眠っていると。
だから、落ちあう場所がこのリージョンだと確認してから、オウミを、発った]
>>+7
そうだな、楽しみにしとく。
[と言ってケヴィンもふっと軽く笑う。
特に何てことは無い、と言った様子で、]
あー……。そうだな。
捕まるような心当たりもあるんだよな。
(個人シップ借りたままなんだよな。
おまけにそれがあるのはラスの宮殿。)
[それはもう既に片づけられてしまったかもしれない。邪魔だとか何とか、ラス・アルゲティならそこにあることを許さない気がする。あの赤い翼の個人シップは、ケヴィンの感性では割と格好良くて気にいっていたのだが。
ラスの感性では、下品な物体、とか評されて排除されていてもおかしくはないだろう。]
んで。そこはそれで、何とかしよう、と思っていてな。
この広い世界、IRPOまで敵に回したら……って考えると面倒なんだ。
…んで、ちょっと知り合いに会いにいこうと思っていてさ。保護を頼む、っていうのとは少し違うんだ。
[と、IRPOへ来る目的を説明する。]
[まあ。とミアは口元に手を当てる。
捕まるかもしれないのに、どうしてIRPOに行くのかと。
しかし続きを聞いて]
知り合いですか?
分かりました。そうまでしてケヴィンさんが会うと言うのならば、大事な知り合いなのでしょう。
いざとなったら、姿を隠す保護のルーンが使えると思います。
心術に似たような術があるそうですが……わたしはそんなに詳しくないのですが。
――オウミ→IRPO→《塔》――
[オウミからIRPOへと戻り、そしてオウミには異常は見られなかった旨を報告。なんだかんだで冒険者たちが集まる所になっていたから、そこが感染源にならずに済んだらしいと伝えるだけでも十分だろう。
それから、一度《塔》へと戻りたい旨を告げる。
話を聴くと、やはりまだ通貨の統一や、他のリージョンの存在そのものへの疑問、種族認識の差異、そういったものが根付いていて、両方を知る私が間に立つ事が必要になっていた様だった。]
で、私が間に入る必要がある、と。
[仕方あるまい。ただ、他のリージョンの話はできても通貨体制とかは一朝一夕でできるものでなし、と流石にそこまでは辞退する。
でも、まぁ、そのおかげで塔の最下層と最上部への行き来が楽になっているだけでも、かなりありがたかった。]
――《塔》・1F――
そう言う訳で、外の世界と言うのは本当にあるんです。
[塔の1F、ベーシックタウンと呼ばれる所で、他のリージョンを見てきた、と言う話、外のリージョンにおいて、今未曾有の危機が発生していると言う話を行う。それから、他の小世界と呼ばれる場所はとばしてでも、5F、10F、15Fにある、大きな世界にこれらの話をする必要があるだろう、と言う事で、《塔》を登ってそれぞれの直ぐそばに有る街だけでもその話をする必要が有る旨を告げて、今再び《塔》を登り始めた。]
箱入り術士 セルリアンは、IRPOのロビーでキョロキョロしている。 ( B0 )
――《塔》・5F――
[海洋世界。そう呼ぶのに相応しいこの階層の世界は、扉を開ければ南国の島の様。他にも小さな島々があり、それぞれが海底へと続く洞窟で繋がっているのだが、流石にそこまで廻る時間はない。
砂浜を歩けば、タコの様なモンスターが海から飛び出してきて襲いかかってくる。が、小月竜に比べれば、なんてことは無い相手だ。]
こいつら位なら、今の私なら問題はない、か。
――ハッ!
[パンチで十分対応して、今居る島にある街へと向かって、他の世界はやっぱりあった、と言う話だけして、後は話の浸透を待つ。そして、さらに上階へと向かう。途中の小世界への扉は今回はスルー。道中のモンスターは消耗を抑える為逃げながら迂回しながら進んでいく。]
>>+10
[ミアに頷き、手を重ねる。]
ああ、その時は頼む。
……けど、今はまだ捕まることは無いと思うんだけどな。
このまま放置しておくと、そのうちバレちまう。そうなってから手を打つと、手遅れでな。
これ。
[と言って、前にもミアに見せた、偽手帳を取り出した。]
偽物なんだが……。ある意味、本物でもあるんだよ。
俺はIRPOの隊員として活動してないだけで、データベースには入っているからな。名簿を見ればちゃんと乗っている、っていう偽造手帳なんだ。
本物のIRPOなら、顔見知りでなければ偽物だ、と簡単に見破れるんだが。一般職員や一般人からはバレやしない。
今はモンスターの事件なんかでゴタついているしな……。人の入れ替わりが激しいみたいだし。
ま、変なことに付き合わせちまってごめんな。楽しい所だけ連れていってあげられたら良かったんだが……。
――《塔》・10F――
[空中世界。そう呼ばれているこの階層の世界は、乗れる雲群で形成されている。それぞれの雲をわたるには、グライダーと呼ばれる乗り物に乗って渡らなければならない。
ここには例のフレアのしょを手に入れられる店もあるのだけど――寄っている時間はないか。あそこは見つけるだけでもかなり時間を食ってしまう。
後、此処には浮遊城、空中神殿と言う2箇所の美しい名所といえる場所が存在している。ラス・アルゲティが《塔》を狙うとしたらこの階層か。それと、イリーナ自身はまだ知らないが、ウートラがもし《塔》を狙うとしてもこの階層だろう。]
っち、ここから一撃では厳しい、かな。
とびひざ・・いや、パンチで、なんとか・・!
[さて、このあたりもまだまだ、いける、けどパンチだけじゃあ、苦しい。が、パンチを多用して消耗を抑える。ここで他を使ってしまうと、次が厳しい事は、理解していた。街について、リージョンの噂を広めた所で、更に《塔》を登っていく。]
[暖かい手>>+11
慣れはしても飽きるということのない、大きな手]
前に見た手帳ですね。
偽物なのに、名前だけはある……っていうのは、つまり、悪い事に使っていたのですか?
そういえば、ケヴィンさんの昔の事って、あまり聞いていませんでしたね。
[しかしケヴィンが悔いている様子は察することができた]
大丈夫ですよ……なんとかなります。
一緒にいい方法を考えましょう。
2人なら、きっと乗り越えられます。
だって……もうすでに、たくさん、びっくりするような難題をこなしてきたじゃないですか。
2人で。
――《塔》・16F――
[都市世界。そう呼ばれているこの階層の世界は、舗装された後に壊れた道と、廃墟が広がっている。
一部では機能している街もあるから、そこへと向かわねばならないのだが、遠い。そして、《塔》のリージョンの中でも棲んでいるモンスターたちの格が違う。網の目のように広がる地下通路だと更にそれが顕著だ。たしか、扉の直ぐそばにバイクを置いていたのだけれど――っと。あった。これに乗って、ゾクチョウの墓へと向かう。]
ゾクチョウ、か。あの話、好きなんだよねぇ。
[英雄の伝説の影に埋もれた、一人の男の物語。
スーへと話した”託すという事”を学んだ話でもある>>5:64。
昔、此処は、大型の鳥のモンスターが支配していた。
その鳥のモンスターは、バラバラになっても復活する再生能力と、そして攻撃を通さないバリアを発生させる事で事実上不死と化していた。]
今、例のシックネスに接触した人を待ってるんだけど、
なかなか来なくて。
職員も探し回ってんのかな。
あとウートラについてだけど、
IRPOでも足取りが掴めてないみたいだ。
奴と連絡を取ってたって奴からのたれコミでは、
連絡は奴から渡されたカードで行ってた、ってのがあったけど。
それ以外はいまいちだな。
[そこまで説明して、な、と隣のセルリアンに同意を求めた]
個人的に、長引けば長引くほどにミアと一緒に居られて良いなーとか思ったりする(
ラス1人だけでも勝てそうにない予感びっしびししてるんだが、どうなっかなー。
DSC教われれば良いんだが。
それはお互い様ですよ。
ケヴィンさんと出会わなかったらわたし……。
いつか銀……あのひとに追い付かれて連れ戻されるか、命を奪われるかしていたと思います。
もしくは自分で命を断って……下級妖魔にでもなって、ずっと泣いていたかもしれません。
もし、運命と言うのが、フローチャートに出来るならば……わたしが今いるこの時間は、とてもとても希少で、奇跡のようなルートなのだと思います。
[頬にキスを受けると、くすくす笑って、自分も同じように返した]
[ゾクチョウとその仲間は鳥のモンスターに抵抗するも、有効な手立てを研究だけで、力が足りずに実際の手を打てずにいた。
そこへ《塔》を登ってきて訪れた英雄達と出会い、バリアを無効化する装置を完成させる為に、とある施設へと向かった。
その施設の動力源であり、バリアを無効化する装置の動力を取得する為に。
その途中に、避けえない障害があった。
殺人バリアと呼ばれるバリアでその動力が、施設の動力源そのものを動力として、自身を守っていたのだ。
ゾクチョウは英雄達に、殺人バリアへと突っ込んで、強引に突破。3層あったバリアを全て命と引き換えに破壊し、今わの際に英雄達に全てを託した。英雄達は託された物を受け取り、その生き様、託された物、そして動力を回収して、バリア無効化装置を完成させ支配者である鳥のモンスターを打ち破った。]
託すってのは、そう言う事なんだよ、命ごと託すってのは。ね?スー。
[風を切って古いバイクで駆ける。
今乗っているバイクがそのゾクチョウの乗っている物だったとは思いもせずに。]
大丈夫、髪ももう乾きましたし、荷物もほとんどありません。
行きましょうか。
[いつものように2人手をつないで、シップから降り立つ]
知り合いの方はどこに……?
[ここには一度来たが、結局発着場から出ずに次のシップに乗った。
その時の事を思い出すと、なんてつまらない事に一生懸命だったのだろう、と思う。
あの時の自分は、ケヴィンを侮っていたし、愛というものの力についても良く知らなかったのだ……]
うーむ……。
「指名が少ないラスボス候補を倒しても良い」っていうルール採用で、地上に歪みが出ている気がする。
こいつと戦いたい! orこいつに敗北したい!が、ラスボス指名の醍醐味だと思っていたのだが、「シックネスと戦うのはいいけど、ウートラ/ラスと戦えなくなるのは嫌だから、急いでとりあえず倒す」……っていうのはちょっと違う気がするのだよね。
ラスボス戦多数決でシックネスを倒した!でも、ウートラ/ラスは残っている!俺たちの冒険はまだまだこれからだ!
……的なイメージだったのだけど。
ラスボスとは何か?
というと、「種族、思想、利害を越えて協力し合わないと倒せない敵」なのだよね。
だから、他にラスボスを持っている人をどうやって説得するか?が腕のみせどころだと思う。
では、真のラスボスとは何か?というと、
「前述はもちろん、すでに戦う力/意思を失った人すら引きこまないと倒せない敵」なのだよ。
それを考えると、ラスボス戦→ラスかウートラ、
真のラスボス戦→シックネス
でいいような気も。
厳しくしすぎなのかな……。
ん〜〜〜〜どうすれば皆のやりたい事を組み取って、なおかつ、ルールとして明確にできるのだろう?
とりあえず、私が寝た方がいいことは間違いないww
3時ですwww
[そんな会話をしている中、IRPO職員が俄かに騒がしくなる]
「緊急!
マンハッタンにて大月竜出現、現在都市被害率6(20)%。
応援要請だ、ジャスティスはどこだ!?」
「さっきから打診してるんだが連絡が取れない。
仕方ない、手が開いてる隊員を向かわせて───」
……大月竜って、マジか。
小月竜の大発生って、もしかしてこの前触れ?
[漏れ聞こえて来る話にぽつりと言葉を漏らす。
被害が出て居ると言うのが気になるが、今は優先したいこともあり、退治に行こうとは言い出さない]
ジャスティスと連絡が取れないってのも変な話だな。
何かあったのか?
[彼が暴走していたなどと想像出来るはずも無く。
目的の人物が現れるのを、セルリアン達と共に待ち続けた**]
――IRPO。
>>+15
[何故だか、IRPO内がとても騒がしい気がする。
それはジャスティスシリーズの一件が一因にあるのだが、ケヴィンには分からなかった。その場の空気から感じられることは、"それどころではない"といった所だ。ケヴィンの一件など、些細なことなのだろう。
各地で暴れるモンスターの件といい、ネルソンで暴れている妖魔といい、IRPOは人手という人手が本当に足りていないらしい。
これは暫く判明することはないかもしれない。]
そうだな。ちょっとその辺で聞いてくしかないな。
>>+2
……ええと、すまない。
[と話しかけると、予想以上に驚かれてしまう。壁に話しかけていたように見えたが、気のせいだろうか。]
ああ、驚かせちまったか?
ジャッカル、という人を探してるんだが。
さっき、ジャッカル!って言ってたよな?
どこにいるか知ってるか?
[そして、見えてくるのは、墓。
そのゾクチョウが英雄達に託し、”かみさま”を倒した後、その墓に返し、
そして、今尚、その墓に眠る、鉢巻。命そのものを、ゾクチョウの全てを託したその鉢巻は、並大抵どころか、今自分がつけているサークレットや、竜の鱗の兜、それらを凌ぐほどの防具として使われていたと聞き及んでいる。
墓を掘り返すのは、心が痛む行為だったけれど、今こそ必要なのだと思っていたから]
ゾクチョウ。ご先祖様よ。今一度、アンタの力を借りたい。必要としているんだ。だから、借りてくよ。起こしちゃったら、すまない、ね。
[掘り起こした墓から、今尚あの時のままだろう鉢巻を手にとって、拝む。そして、つけていたサークレットを、外し、気合を入れて――背後に気配を感じる。夢か、幻か。どちらでもない。鉢巻が、自ら動いて背後に浮かぶ人の姿。その額に収まる]
[自分には解った。その人物こそ、ゾクチョウなのだ。死して世代が過ぎ去って尚、全てを託した鉢巻に宿っている。
来いよ、根性見せてみろ。そう言っている様に見えた。]
――オス。
[自然と、そう口に出ていた。
ゾクチョウは、ほのおの術なんて意にも介さなかった。とびひざげりも受け止められた。
それから、ゾクチョウと、素手で殴りあった。
強い。強い。強い。そんなへっぴり腰じゃきかねえぞ、そう言われている様だった。
殴り飛ばされた。口の中を切った。こんなもんでへばるならこいつはやれねえな。そう、口では言わずとも態度で言われていた。]
[拳から力が抜ける。けど、気力で立った。
逃げる訳には行かなかった。引く訳には行かなかった。
ただパンチを受けられて、パンチで殴り返される。
顔はあざだらけで、足もふらつく。
どうした?そこまでか?と言われている様だった。]
は、はは……やっぱ凄いね。やっぱ、それでこそだわ。
[けど、その生き様を受け継ぐんなら、この程度で倒れる訳には行かない。動けるんだから。
体力の限界、傷の限界、そこまで迫っていた。]
[全力を持って踏み込み、ただまっすぐに打つべき相手を見据え、気合を込めて、後を考えずに腰を捻り、自分の全てをその拳に打ち込む。]
ああ、全てを乗せるってのは、こう言う事か。
[ゾクチョウは、笑っている様に見えた。
自分も笑っていた。全部突き抜けた、全部吹っ切れた。そんな笑みだ。]
名前なんて、どうだって、いいか。受け取ってください。
[最後の一発。拳が壊れたっていい、何も考えずに振りぬく。その一撃は、この世界で言われている都市伝説に近いなにか。
約100発に1発だけ、パンチがすさまじい威力になる事があると言う。それは、ラスト一発と決めた一発を振りぬいた時に起こる事がある、と言われていた。
通称――
[はじめて来るIRPOの人の多さに圧倒され、ケヴィンの後ろに隠れるようにして進む。
種族の多さは、クーロンに似ている。しかしもう少し整頓され、治安もいいようだ。
やがて、ケヴィンがひとりの人に話しかけて……]**
>ミア
説明調な俺に合わせてくれて、その辺りが申し訳ないなーとか思いつつだったりするんだぜ。
中途半端にこうなりましたーってのがイヤだから、説明要素入れちまうんだが。
もうちっと短くすべきだよなー。
眠い時はつい長めになりがちだから、気をつけねーと。
[気付けば、ゾクチョウの姿は無かった。
突き出した手には、ゾクチョウの鉢巻が握られていた。
けど、幻だとも、思わなかった。殴られた痛みは本物だったし、そして何より、受け継いだ、繋いだ実感があったからだ。]
――――有り難うございます、ゾクチョウ。
[墓を埋めなおして、手を合わせ。サークレットを外して、鉢巻をゆっくりと、そしてしっかりと巻く。
暫く休んで、回復した後――IRPOへと戻って行った――**]
― シュライク:生命科学研究所・跡地 ―
[オウミで話を聞いていた場所。
狂った科学者の作り出した研究所に来ていた。
かつては多くの研究員が居たと思われる場所が既に朽ち果てており。
それでも、此処に巣食う多くの魔物は残っていた。
通常よりも、強めに“調整”されていたのであろうそのもの達と戦いながら奥を目指していく。]
─ ネルソン ─
……生きている
[気が付くと瓦礫の山となった酒場で倒れていた。覚えているのはカウンターを受け意識を失う直前のあの妖魔の笑み。
全身に走る激痛に耐え立ち上がる。刀は折れプロテクターも法衣もボロボロだった]
見逃されたのか…僕は。
[傷の痛みよりも情けをかけられたその屈辱で胸が張り裂けそうになる]
っくそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
−IRPO本部廊下−
んー…とー…。
つまりアレだ。シックネスなんとかしなきゃだ。
相棒は相棒でがんばってんだから。わたしはわたしでがんばるぞ。っとな。うんうん。よしよし。分かりやすい。
[歩きながら考える。シックネスをなんとかする。そんで、生きて帰ってくる。そんで、相棒とまた一緒に旅をするんだ。絶対絶対絶対だ。うん、目指すところとしては、分かりやすい。
そこに至る道のりは、たぶん複雑怪奇に困難を極めるだろうけど。
目指すところが分かってんならがんばれる。なんたって、生きてんだから]
…そのためにはー…えーとー…
やっぱり。強いヒトに手伝ってもらう、かな。
[―――勝算、って言っていいのか分からないけれど。シックネスをなんとかする方法自体は、思いつかないでもない。
ヒントは、相棒と弟くんが教えてくれた。それと、少し癪だけど、途中で逃げたあんちくしょうも。
ただ、それでもやっぱり、そこに至るまでが大変だ。どうしたって人の手が居る。イリーナに頼んだことでもあるけど。
信頼できる、強いヒトを。探さないと]
…でも、アレだね。後始末もきちんとしないと。
[それは、博士の研究室の話。現実の研究室での戦いに加わっていたのは途中までだけど、そこで行われた戦闘はひとつのものだ。
もちろん後片付けだって、自分が無関係って訳には行かない。
早いとこ人手を探して、自分も戻らないと]
えーとー…
[向こうから走ってくる職員のヒトが居る。あのヒトはやめとこう。走って、ってことはきっと忙しいんだろうし。
誰か他に、ちょうどよく暇そうにしてるヒトはー…いないな。なんだ、人手不足なのかIRPO。
…まぁ。シックネスのこと思えば仕方ないか。とか。他の懸案事項…例えば、いまだ捕まらない凶悪な指名手配犯とか。物見遊山かなんかしらないけど、あっちこっちに出没する最上級妖魔とか。摩天楼の街に現れた大型モンスターとか。その辺の事情は、まだ、ぜんぜん知らないのだけれど]
…ん?おわっ!?ちょちょちょ、なに!?
わたし悪いことしてねーですよ!?
[実際は、施設内での戦闘行為(研究室でのアレ)だの、詐欺まがいの説得(ラーシナを見送ったときのアレ)だの、『悪いこと』っぽいボーダーラインはいくつか踏んづけてたけど。
そんなこと口走っちゃったのは、さっき忙しそうに走ってるからってスルーしようとした職員さんが、こっちにすごい勢いで向かってきたから]
うぇっ?私に話があるってヒト?
はぁ。うん。分かった。行くよ。行きます。
あ、代わりって訳じゃないけどー…
[研究室に居るだろうふたり…あるいはもう、どこか、動いてるかもしれないけれど。ゲンとアザミの二人にそのことを伝えてくれるように言伝る。
できればついでに、研究室の後片付けも。
相棒が、わたしのことを守って欲しいって、お願いしてくれたから。あんまりひとりでふらついて、心配でもかけちゃったら申し訳ない]
【技師 ナカジマ】
いやいやいや、俺も頑張ったのよ!?
シップの中にシップがあるんだからこりゃ空母だってすぐわかったし!
天窓でもあってそこが開く仕組みになってるんだろうって!
で、まあ、その……うん。
[技師としての鑑定眼と、相棒メカの解析能力でそれを知っていたことは事実だったが、小型シップの修理に成功した有頂天の勢いに任せぶっ壊したとは到底言えない。何とか取り繕うように心がけるが、やがて諦めたように、壁を破壊した事実を伝えた。保身のため、運ぶためにやむを得ず、との言い訳を付け足して]
【技師 ナカジマ】
いやフィロって誰!?
っつかなんでラーシナたちが来たこと知ってんの!?
[投げられる質問 >>6:+67 は少年にとって理解不能だった。混乱しつつ記憶を辿る。あのときジョーンズはその場にいただろうか? ラーシナ、スー、J・Q、ジャッカル。ラーシナから聞かされた小型シップの関係者を指折り数える。記憶に間違いはないはずだ。フィロとは一体誰だろう?]
……え、あ、うん。
そのオーパーツを探せばいいのね?
相棒、メモ。
[思考回路はショート寸前。理解はもう、諦めた。ジョーンズから聞かされた「ガラクタ」の特徴を相棒メカに記憶するよう指示し、ジョーンズの背中を見送った]
……学者先生の考えることはわからん。
なあ相棒?
[呆然としたまま相棒メカに相槌を求めるが、メカはただ無言だった]
― IRPO・医務室 ―
[巨像ヴァイロに憑依したシックネスとの戦で闘、唯一無事だった調査隊員によってIRPOへと運ばれてから、どれだけの時間が過ぎただろうか。その間、ラーシナはずっと眠り続けていた。戦いによって受けた傷は治療され、スーに分け与えられたワクチンによって感染も防げていたはずだった。それでも目を醒ますことはなく、昏睡状態にあった。
有能なIRPO職員は診察と治療の最中に、一見は下級妖魔であるラミアに見えるこの者が妖魔ともモンスターとも付かぬ存在であることに気付いただろうか]
/*
うあー!うわー!いくらなんでもこれはダメだろわがまま過ぎんだろわたし。
ダメだ今なに言っても言い訳になる気しかしねぇ。
…責任は。どんな展開になっても最大限精一杯熱くするようにがんばることでとろう。
そんでエピで焼き土下座でもなんでもする!
― ??? ―
[闇の中で音が聞こえる。複数の音が重なり合い、絡み合った、雑音にも似た音だ。人やモンスターや小動物の足音、呼吸音、鳴き声や会話。蛇に身体を締め上げられ、断末魔の悲鳴を上げるネズミの声。壁伝いに鎮魂の勾玉に近付こうとする蛇を威嚇する骸骨騎士の怒号。古墳で暮らしていた頃の記憶が、走馬灯のように鼓膜に響く]
「イイモン見せてやるぜ」
[闇が集まり、人の影を模った。雑音じみた音の群れの中で、人の声がはっきりと聞こえた。この声の主は、誰だっただろうか? 次第に影の数は三つに増え、漆黒の刀を振るい、やがて霧散した]
「***ナ!」
[霧散した闇が、再び人の形を模し、叫び声を上げた。何かを呼んでいるような声色だった。闇色の細い布――包帯のようなものを身体からはためかせながら、影がゆらゆらと揺れる。この声の主も、一体誰だっただろう?]
―ジャスティスKの内部?―
――…
[言葉にさえ、文字にさえならない「姉」の感情が伝わるだろうか。
ジャスティスKの中にいる彼女はほんのわずかな欠片だろう、それこそ思考も活動も出来ずに「そこにある」だけだろう。
そうであってももし、彼女の感情が伝わるのであればそれは、姉弟故だったのだろうか]
「***ナぁっ!!」
[影が再び叫びを上げた。しきりに何かを呼んでいる。声は不思議な揺らぎを帯びて、はっきりとその単語を聞き取ることができない。影は何と叫んでいるのだろうか。判らない。影はおぼろげに千切れ、六つの人影に変わる]
「――ナ」
[身体に布を纏った影。曲線ではなく角張った輪郭を持つ影。屈強な体格の影。背の高い青年の影。少年の影。少年に寄り添う影。六つの人影もまた、先ほどの影と同じ言葉を口にしていた。これは、名前だ。誰かの名前を呼んでいる。影が溶け出し、再び世界が闇に包まれる中で、その名前だけが響き続けていた。*]
─ IRPO本部・待合室 ─
[しばらくして1人のモンスターが声をかけてくる>>29]
アンタがシックネスと接触した人?
[見たところは不死族系モンスター、けれど肌が通常より青っぽい。
イリーナが、ワクチンには副作用があると言っていたが、こう言うことなんだろうか]
シックネスに関しては大方聞いたんだけどさ、
もうちょっと詳しいこと聞きたくて。
取り急ぎ聞きたいのは、シックネスにも弱点はあるのか、かな。
有効打があるなら、それを用意するに越したことはないし。
あ、俺フィロってんだ、よろしく。
[聞きたいことを先に口にして、後から気付いて名乗りをする。
そこまでを口にして、一旦相手の返答を待った]
お、全員と絡みにいくのも出来そうだな。
過去編のネタも複数考えてあるから、誰とでも絡めるようにはしてあるんだよな。未消化のまま終わりそうな複線設定も多いけど。話は作ってあっても、出す必要が無ければ出さなくて良いんだよな。
進行上、ドラマ的になるなら出した方が良い。
フィロとセルリアンは特に設定ないけど。まぁ普通に話せば絡めそうだし?タイミングが無かっただけでな。
私的に、ミアとこれだけ仲良くなったのはコアタイムが近いってのもあるよなー。
言葉をかわしやすい。回想とかになりにくい。
ってのは、こっちとしてもやりやすくてさ。
【ラス・アルゲティ】
─ コルネフォーロスへ戻るシップ ─
[純白の帆船型をした、優美なシップ内。
ラスはふかふかのソファに、脚を組んでゆったりと身を任せていた。
従者が持ってきたカップを手にして、一口を含む。
爽やかな酸味のある、香り高い紅茶]
あれを持っておいで。
[相変わらず代名詞すぎる指示に、しかし従者は応えて一振りの刀>>1:98を持ってきた。
古代のシップで発見された名刀だ。……ラスが、発掘者からどのような手段で入手したかは言うまでもない]
[ラスは、自分の金髪を一本抜くと、銀三日月の銘をもつ刀の鍔と鞘へ幾重にも巻き、抜けない様に封印を施した。
そして]
……先ほどの青年>>25の居場所を突き止めて、それを渡して伝えなさい。
力が欲しくないか、と。
僕に従うならば、その刀への封印を解いてあげる。
それを使って、誰かと戦うのも……あるいは、それでもなお僕へ歯向かうというのなら、それも許してあげよう。最も、何度でも叩きのめすけれどね。
[ラスは自分の思いつきにくすくす笑った]
従順な下僕もいいけれど、たまにはこういうの面白い。
話を聞かず、刀を受け取らないようなら、それはそれで構わない。
持って帰っておいで。それは別の者にやるとしよう。*
― IRPO本部 ―
[フィロ>>14とセルリアンに小さく笑んで手を振るも、
尋ね人が来ないことや、ウートラの捜査状況の話>>15に
フィロと同じように眉を下げた。
本当に“化けて”姿を眩ませてるのか、と思いつつ。]
カード……っていうと、タロット?
[何かあったっけ、と、少し考え込んだところで
聞こえてきた職員の話し声>>17に振り向いて。
それから再び、その場のふたりに顔を向けた。]
前触れっていうのは、そうかも、ね。
ジャスティスも。確か博士が殺されたって
ニュースは聞いたけれど――。
[それでも連絡が取れないこと自体が異常だろう、と
二つ重なった異変に戸惑った。
シックネスの件もあるが故に、足は動かない。]
そういえばミアはカナリアのイメージなんだけど、その中でも鳴きローラーっていう種類なのです。
見た目はあまり良くないけど、歌声は歌自慢のカナリヤ一族でも抜群。
[ケヴィンらしき人物>>+17にジェイコブは…]
「あの…ジャッカルの事かい?(聞かれたらダメだったのに…)
ジャッカルは病院で治療中だけど、面会謝絶はできないよ。僕の方から連絡できるけど…」
[どうしても入りって会いたいと言われたらこう返事するだろう。]
「う〜ん。困ったな〜。わかったよ。
もし着いたら「新聞記者のジェイコブから誘い。合言葉は「私が町長です」」と受付に言ってね。
ただし、戦うとか病院抜け出すとかは言わないでね。ジャッカルはついやっちゃう人物から。」
[...に苦笑いな形でジェイコブは教える。そしてふと振り向き。]
「また会いそうな気がするから、最後に僕は新聞記者のジェイコブ。本名NJ256。
こう見えても治療と修理は得意けど、まだまだかな?」
[と、後を去る。**]
[ここにいると、様々な情報が入ってくる。
特に、ドゥヴァンでのラスの「狩り」は、タイミング的にミアたちにも遠因があるのではないかと思われ、胸が痛んだ。
それに化け物術士ウートラ、謎の新モンスターシックネス。
世界は危機に満ちている。
それらを聞いていると、ケヴィンが強くなりたいと焦る気持ちも分かる気がした]
わたしには、何が出来るのでしょうか……。
>>+30
面会謝絶、か。
何とかして会えないもんかな?
(しかし、病院で治療中?
俺との戦いではそこまでの大怪我じゃなかったよな。一体、何に挑んだんだ?)
[聞けば、何となく不自然な会話で合言葉の話をしてもらうだろう。合言葉、か。
何か違和感のある人物だったが、IRPOの職員にはモンスターから喋らない妖魔まで、様々な種族が入り乱れている。この人物もきっと、そんな一人なのだろうと納得しつつ。]
ん、どっかで会ったらよろしくな。
[と言って、手を振った。]
ミア、大体聞けたよ。
>>+31
……ミア?
[その呟きは、聞こえていなかったけれど。何となく、ぎゅうと手を握った。]
[暖かい手に握られると、ケヴィンの顔を見上げ、そしてぽふっとその肩に頭を持たせかけた。
今はあげている髪のポニーのしっぽが揺れて]
今日はなんだか、治療中の人に縁がありますね。
[物思いにふけりながらも聞こえていた単語を思い出して、そう言った]
お花でも買っていきましょうか。
それとも男の方?ならお菓子の方がいいでしょうか?
[その様子が、何となくミアが寂しそうに見えたからだろう。
優しめの声をかけるが、しかしそのことには触れないでおく。]
>>+33
そうだな。
…どこもかしこも、大変みたいだ。
[中を歩きながら周りを見てみれば、怪我をしながらも忙しそうに働く職員もいる。
包帯でグルグルの怪我人?や、何かのガラクタを運ぶ人、変わった格好の術師らしき人、黒い狼のような少年、あるいは研究者らしき人も。
世界に起きているのは、一つの事件だけではないのだろう。そしてそれらはきっと、何かが解決しても終わりが無いのだ。
ミアの提案には、そうだな、と頷いて。]
花、ってガラじゃないな。熊みたいな大男だよ。
そうだな、ちょっと寄ってみようぜ。
何か良いものがあるかもしれないな。
表.ラッキーコイン
の形をしたチョコレート。
食べると素早くなり、さらには元気になって集中力も上がる嬉しいお菓子。
裏.アンラッキーコイン
食べるとおなかを壊し、体力が下がるコインチョコ。
本来、モンスターにぶつける為の攻撃用アイテム。
吸収されやすいようにチョコレートが含まれている。
[[coin ]]
うん。フィロにツバキ、だね。わたしはスーっていうのさ。よろしくよろしく。
[セルリアンってお兄さんも自己紹介してくれたんなら、そちらにも頷いて。
こちらも自己紹介を返す。
ナガサメマチから来た>>34。詳細を。弱点を訪ねにきたのだという言葉>>30は、本気でシックネスを倒そうっていう、その意思を確かめるのに十分だった。倒す気がないなら、弱点なんか気にしない。逃げれば済むんだから。気にするのは相手の使ってくる能力が先だろう。
この人たちはきっと、信用できる]
弱点って意味なら、一番は熱、かな。炎。アイツが一番痛がってたし、わたしも実際きつかった―――ああ、感染させて逆に食ってやる手もないじゃないけどね?
渡るにはやばすぎる橋だからあんまオススメしない。
えーと、ちょっと待ってね。考えながら喋るから。変なこと言うかもしれない。
…熱で、倒せる。それは間違いないけど。やばいのは…
[ワクチンって形で感染者を増やして。相棒と、弟くんと、自分と。それぞれの体の中を渡り歩いたから分かる。
アイツの。シックネスの能力は、精神を渡って体を移動できる。だから]
やばいのは、分体をどんだけ倒したってあいつに逃げられたらおしまいってこと、かな。
感染者を全員しばき回るってわけにゃいかないし…。
[だから。あいつを本当に倒す。根っこをどうにかするにはどうすればいい?]
…考えられる方法は二つ。ひとつは、分体をやっつけてまわって、アイツの退路を断つこと。ほんとのほんとの本体に追い込むこと。
それからもうひとつ。
―――アイツの本体を、説得すること。
[いつか、ラーシナに、アイツのことを可哀想だって言って。そのときからずっと、考えていたこと]
アイツさ。いきたい。たべたい。あいしたい。って。そう言ってたんだよ。むしろ、それしか言わなかった。
感染したときにさ。あー…っと、そのときのことはあんま聞かないで。たぶん参考にならないから。
[なんせ、さっき言ったとおり、渡る橋としちゃやばすぎる]
とにかく。いきたい。たべたい。あいしたい。って。だから、ひとつになるんだって。それが、あいつの行動理由。
…おかしいんだよね。生きたい、食べたい、で、ひとつになるのは分かる。外敵を食ってひとつになっちゃえば生き残れるから。でも、愛したいってのは…いや、ひとつになるっていう、その理由としちゃ、分からないでもない、話、なんだけどね。
[だって実際、自分だって同意しそうになったのだ。そこで踏みとどまれたのは、ひとつになりたいんじゃなくて。一緒に居たいんだって、そう思えたのは、ラーシナや、おっちゃんのおかげで、そしてなにより、相棒のおかげだった]
…寂しいんだと思う。“わたし”と“あなた”がひとつになったら、“わたししか”居なくなっちゃうから。それで、また、“あなた”を探して、ひとつになろうとして。その繰り返し。
やり方が、間違ってる。
寂しくて、愛したいなら、ひとつにならなくていい。一緒に居ればいいんだって、教えてやれば。アイツはひとつにならなくてもよくなる。同化する必要がなくなる。
感染者は増えなくなって、アイツもはっぴー。
…それで済む話かってのは、わたしじゃ決められないけどさ。
[なにしろ目の前に居るのは、ナガサメマチの女性。故郷を襲われたその人だ。その心情を図ることは、たぶんできない。たとえ、自分の故郷がシックネスによって滅ぼされたスーだとしても。
それはあくまで、間接的なものに過ぎないんだから]
わたしは、アイツを説得しようと思う。本体を探そうと思う。
でも、どっちみち、アイツの精神を抑えるのが一番の近道だと思う。
だから、これはあくまで方法の提案。
アイツの精神を抑えるってんならわたしと一緒に来て欲しい。精神に干渉する方法はわたしが確保する。ってか、もう見つけてある。
分体を片っ端から潰してくって方法をとるなら、IRPOに頼むほうが近道、かな…なんせ人手と組織力が違う。
[と、ここまでは方向性の説明。次はその手段だ]
分体を潰してくなら話は簡単。手間は超かかるけどね。
あいつが出たリージョン回って、一番つえーヤツ潰してくのさ。ソイツが分体。
…アイツの本体んとこ行くんなら…
[…何処だ?一つ一つ襲撃されたリージョン回って、全部のリージョンの中で、一番つえーヤツ。そう考えるのが順当だ。
…でも、本当にそうか?アイツは、まず真っ先に生きたいって言っちゃうようなヤツだぞ?そんな、すぐ見つかるようなとこに本体置いとくか?]
…元を辿る?感染経路を辿って。襲撃されたリージョンを遡って。アイツの移動手段は…
[まず、シップだ。感染者を伝って、シップで拡散する。でもおかしい。それじゃ説明できない。
なんだろう。そうだ。ナガサメマチ。そこに住んでた人たちは、消えたんだ。死亡じゃなく、失踪。
じゃあ何処に?シップを使って拡散?リージョン丸々全員分の感染者が、数日の内に全員シップに乗って?]
空術?
[魔術のゲートとは考えにくい。アレはそんな大規模なもんじゃないし、そんなことができるほど、たぶんシックネスは器用じゃない。となればと、思い付きを口にする。
リージョンを作ることだってできるっていう術なら。その資質を持ったものが食われていたら。
あの資質は特殊なものだ。シックネスがいくら退化したってそこに残ったかもしれない。でも、弱い。
推測を後押しするものは何もないし、分かったところで、シックネスの本体っていう正解にはたどり着けない。
何かないか。なにか。
考えろ考えろ考えろ。相棒とまた会うんだ。そしたら世界を回るんだ。そのためだったらなんだってする。今は、頭を、回せ。今こそひらめけ!(腐って)灰色の頭脳!]
…なーんか、足りないんだよなぁー…
[そう簡単に、ひらめくわきゃなかった。
呟いて、同席者からそらした目線が、ふと待合室につけられたテレビに向いた。映っていたのは。大月竜出現の知らせ]
………つき?
[まて。いま、なにか。]
…まった。待った待った。ちょっと待って。今考えまとめるから。
[大月竜。親であると見られる竜が、子供であると見られる小月竜を追って。オウミに現れた竜を、追って。マンハッタンに。なんだそりゃ。
全然別のリージョンだぞ。シップに乗る知性もなさそうな竜が、どうやって?]
月、ってのはあくまで仮に、だけど。
…他のリージョンと地続きになりえるリージョンが、あるのかもしれない。
何処のリージョンでも夜になれば見える、月、みたいに。
[月。見えてはいるのに、誰もたどり着いたって話は聞かない場所。
仮に、あくまで仮にだ]
…推測。あくまで推測だよ?
あの竜たちは、なんで出てきた?なんで今になって。
故郷を何かに追い立てられたってことは、考えられない?
[いや待て。なに言ってんだわたしは。暴論が過ぎるぞ。推理っていうには穴だらけすぎる上に、それが判ったからってなんになる。仮に《月》って名づけたその場所に、たどり着く方法なんて、今の世の中には…今の世の中には…
…じゃあ、例えば、超古代には?]
……推測が多すぎる。
けど。わたしなら、もしかしたら。近くまで行けば、分かるかも、知れない、から。
だから。
[待て。なにを言おうとしてんだわたしは。]
―――だから、わたしは、目指してみたいと思う。
[そこを。《月》を]
…ついてきて欲しいなんていえるようなもんじゃない、から、判断は任せるよ。
やり方だって、分体潰してく方法がある。
[でも、もしも、こんなあほなわたしの考えに付き合ってくれるって言うんなら]
もしも、もしも頼めるんなら、手伝って欲しい。
アイツ、すげー分からず屋だから。
横っ面ひっぱたいてでも言うこと聞かせなきゃいけないし、横っ面ひっぱたくには、たぶん、わたしだけじゃ力が足りない。
[それでも。断られたら退くつもりだ。アイツとの戦いはなにより精神の勝負になるから、無理強いしてついてきてもらったらその方が危ない。
そのことは、あとで、ゲンとアザミにも伝えておこう。
分体を叩いて回る方法と、平行して進めることができればそれがなにより確実なのだし。さて、返答やいかに]
――売店。職員の昼食やら対モンスター用の何かのアイテムが色々と売られている。
腐った肉にフラッシュボム。これらは流石に見舞いの品としてはどうだろう、と避けておく。
表.ラッキーコイン
コインの形をしたチョコレート。
食べると一時的に素早くなり、さらには元気になって集中力も上がる嬉しいお菓子。
裏.アンラッキーコイン
食べるとおなかを壊し、力か体力が下がるコインチョコ。本来、モンスターにぶつける為の攻撃用アイテム。吸収されやすいようにチョコレートが含まれているらしい。
これにするか。
[そう言って、ケヴィンは適当に+表+のコインチョコを手に取った。]
−IRPO生体研究部門−
どーもー。安全なワクチンいただきに参りましたー。
[フィロやツバキ、それにセルリアンや、あとから来たならイリーナも。どんな判断をしたかはともかくとして、シックネスに立ち向かうんならワクチンが要る。
できれば副作用がないほうがいいってんで、そういえばゲンさんが頼んでたなってことで、やってきました生体研究部]
ふむふむ。試作はできたけど、これは量産に回さないといけない貴重なものだと。
得体の知れぬ輩にゃ渡せないと。ふむふむふむふむ。
[ひとまず納得した振りして時間を稼ぐ。『得体の知れぬやからには』ってことは、少しだったら他にまわす程度の余裕があるってことだ。おーけー任せろ]
実は、わたしってばジャスティスとは協力する関係でさ。
おーっと誤解されちゃったかな?わたしのほうが協力する側だろうって?うんうん、まぁ、そう思われちゃうのは仕方ないかなー。
[ま、わたしが協力させた側だけどね]
なんなら確認とってもらってもいいよ?Kくん本人にさ。
『スーっていう協力者がいるか?』って。
[しれっと、質問の内容を誘導して。たぶん、彼は今治療中だ。連絡はすぐについて、答えはすぐに出るだろう]
はいはい、Kくんは今治療で忙しいんだからそこまでにして。
分かってもらえたでしょ?
そんでさ。正義のために、そのワクチンがどーしても必要なのさ。
ほら、調べりゃ分かったと思うけど、それってメカにも有効でしょ?
ジャスティスが感染したら、やばいからさ。
…あとは、分かるね?
大丈夫。全部欲しいって訳じゃない。量産するのに必要な分はとっといてもらって構わないんだ。
だから、先にちょこっと出来上がった余裕の分だけだからさ。
…それ。ちょうだい?
[はい、まいどありー。まぁ、誤解させるようなことは言っちゃったかな?でも、嘘は言ってないよ。てへぺろ。
安全なワクチンの試作品をいくらかもらって。確かめて。
なるほど。それは、体に入ったシックネスを、カウンターで『食べる』ことに特化したものであるらしい。
自分から派生した者ではあるはずだけど、精神を移動させられるほどの強い繋がりを感じない。
だから、選択の時だ]
分体を叩いて回るなら、こいつ使って。
わたしと一緒に本体んとこ行くなら、私が直接噛む。
副作用は、なるべく出ないように気をつけるよ。
[感染させるのは、いくらか経験をつんで、多少はうまくやれる…かも知れない]
さぁ、どっちにする?**
[IRPOの売店にあったお菓子は4(6)]
1:芋けんぴ
2:芋チップス
3:スウィート芋
4:サ・ポテツ・マンハッタンの新作芋ケーキ
5:高級芋ようかん
6:むしろ芋
[1(3)コ購入して、受付へ向かう]
/*
そして月絡みで原作設定に抵触してないか超不安。
…原作未プレイなんだってばよー!
…だが、少なくとも、月はあるはずだ。月の名を持つ技とか敵とかあるし。いるし。
【ジャスティスK】
─ 研究所 ─
[ジャスティスKはメカだ。だから誤魔化しや不正は出来ない。
記憶データをさかのぼり、分析し、自分がどう間違え、どう行動したのかを認識し、悔いた]
[アザミが呼んだメカ技師>>3に応急手当てを受ける。
悪意あるプログラムの削除。デフラグ。情報の統合と整頓。
そうして、大幅に空いたディスク領域に残ったのは]
姉さん。
[姉であるジャスティスQのデータ。
仮に自分のコアにつないで、その保護を図る。1つのコアを2つの人格で共有。聞いたことはないが、不可能とは思えなかった。
正義に不可能はない、と。
目の前で実証した人が居るのだから]
[ジャスティスKは、沈黙した姉のボディを見る。
外見からはただの壊れたメカにしか見えないが、その内部電子世界では、悪意あるプログラム本体との死闘が行われているはずだった。
今の彼女には、いかなるコード、いかなるリンクもつなぐ事は出来ない。そうした瞬間、悪意あるプログラムは増殖し、外の世界のメカを再び侵食するだろうから]
[救いは、先ほど電子世界で再会した時に、ジャスティスKが所持していた戦闘プログラムの大半をコピーして渡す事が出来たこと。
それはきっと、彼女の戦いに役立つはずだ]
[彼女はきっと帰ってくる。
だから……、それまでに彼女のボディだけでも直しておかなければ]
[ジャスティスはメカ技師に、自分より先に彼女の修理を頼んだ。
IRPO隊員として、自分の活躍を見てきたアザミ。それでも、道を外した自分と戦おうとしたほどの彼女が呼んだ技師ならば、信頼できるだろう]
リージョン放送 リポーターは、クーロンの藪医者 ゲン にうしろゆびをさすことにしたよ。
リージョン放送 リポーターは、箱入り術士 セルリアン をおそっちゃうことにしたよ。
今ふと思いついたんだが、これ。
ジョーンズが古代シップを修理したら、月くらいいけるんじゃなかろうか。
……いや、でもあれか。
墓下→地上はまずいな。
しかも、ウートラスには、シックネスを倒す動機はないし……。
>昔のスクウェアソフトはよく月まで〜
とっさに思いついたのは「ルドラの秘宝」なんだ。
もう20年以上たつけど、あれは良作だったなあ。
他にもあった気がするけど、出てこない……。
FF8は行った気がする。
―少し前・IRPO―
[オウミで食事を取った後、オーンブルへ向かうツバキを見送って、一路IRPOへ。
受付の行列にフィロが並び、用件>>6:179を告げてくる。
それから数刻。到着したツバキ>>1を迎えて、さらに待つ。
ウートラについての情報に>>15同意を求められれば曖昧に頷く。
カードで、行う……
思うところがあり、フィロにある質問をしようとした所で、IRPO職員達が騒然となり、>>17口に出そうとした質問は飲み込まれた。]
大月竜だって…?
……マンハッタン、大丈夫なのかな……?
[モンスターによる都市の被害と聞くと、何か居ても立っても居られないような気持ちになるが。今は目的の人物を待つのが先だ。そのまま、逸る心を抑えて、フィロ達と待ち続ける。]**
超古代に、シックネスを残して月からやって来たシップ。
シックネスはずっと帰りを待ってる内に退化……
しかしこれだとすると、今になって戻ってきたのはなぜ?
そうか。
きっかけはツバキがナガサメマチを出たことかもしれない。
シックネスの時間が動き出した。
だから最初にナガサメマチへ向かった。
─ IRPO本部・待合室 ─
[ツバキがナガサメマチ出身>>34であると聞けば、フィロの紅い瞳は驚いたように円くなる。
けれどそれでようやく、シックネス討伐に加わるつもりで居た理由を知ることが出来た。
一度瞳を瞬くと、ツバキに向けていた視線をスー>>35へと戻す]
熱、炎が弱点、か。
じゃあ熱属性の能力を吸収して……
でもこれから朱雀倒すとなると骨だなぁ。
難易度下げたとしてもヘルハウンドか。
……感染させて逆に食う?
もしかして、接触して無事だったってのは。
[スーが零した言葉にフィロの紅い瞳が再び瞬いた。
感染する前に吸収する。
理屈は分かるが、そうそう上手く行くものでも無いだろう。
自分に出来るかどうかを考えたけれど、首を捻ってしまいそうだった]
[考えながら喋る、と言うのに頷いて、スーが紡ぎ出す言葉に耳を傾ける]
感染者全員をしばき回るのは厳しいぜ。
それやるなら人数集めて大々的にやらねーと。
[紡がれる言葉>>36に時折自分の考えを挟んだりして。
二つ挙げられた方法のうちの一つに、フィロは訝しげな表情をした]
………本体を説得?
それしか言わない相手に説得が効くのか?
要はそれしか考えてないってことだろ。
そいつがどう感じてるかは、
接触したアンタしか分かんねーんだろうけど…。
[フィロの表情は理解出来ないといったもの。
どうしてそう考えたかの理由>>37>>38を聞いても、共感と納得には至れなかった]
俺としては、今後も起きないように完全に討伐したいところだよ。
奴のせいで犠牲になった人は少なくない。
むしろ多いくらいだ。
俺も、ツバキも、失ったものがある。
[フィロがシックネスによって失ったものがあることを語るのはこれが初めて。
決して2つのリージョンが被害にあったから立ち上がるなんていう、善意で行動してるのではない]
だけど、どちらを選ぶにしても本体を探し出さなきゃならない。
分体ばっか倒しても仕方が無い。
だから、俺はアンタと一緒に本体を捜しに行くよ。
アンタが奴の精神を抑えたいと言うならそうすれば良い。
成功したなら、そこで俺は手を引いてやる。
でも、もし奴が応じないなら。
[それから再び、スーは考えを口にしながら思考を進めていく。
途中零れた空術の言葉>>40には怪訝そうに眉根を寄せたけれど、続く声>>41にはいきなり何を言ってるんだと言うような表情で瞳を瞬かせた]
地続きになり得るリージョンなんて聞いたことないぞ?
……いやでも、今まで表に出てないなら知らなくても当然か。
[疑問を口にして直後、自答するように言葉を紡ぐ。
推測だと前提して疑問を紡いでいくスー>>42に向けるのは困惑の色]
聞かれても分っかんねーっつの。
つまり、大月竜が追い出された場所が地続きのリージョンで、
そこにシックネスが居るんじゃないか、ってことか?
都合良すぎやしねぇか、それ。
[理屈は分かるが裏づけが無さすぎる。
スーの推論にフィロは安易に同意を向けられずに居た]
目指すってもな…。
でも、シックネスを感知出来るのは確かに接触───
感染しかけたアンタだけかもしんねぇ。
さっきも言ったように、応じない場合はぶっ倒す前提なら、
俺はついてってやるよ。
[考えに同意はあまり出来ないが。
恐らくは、スーについて行った方が効率が良い。
分体を潰して追い詰めて、疲労した状態でシックネスに挑むよりは、きっと。
だから、フィロはスーの願いに是を返した。
これはフィロ自身の判断だから、セルリアン達に同行を求めはしない。
彼ら自身については、当然彼らに判断を任せる]
ところで……先ずどこに向かうかは検討がついてるのか?
調べる必要があるってなら、
ちょっくらマンハッタン行ってこようと思うんだけど。
流石にあれ、放置出来ねーし。
[鍛錬がてら、大月竜を倒しに行くとその場に居る者達に告げた**]
――病室にて。
よう、ジャッカル。
[と言って、手を挙げながら入ってくる。
ミアには見舞いの品を置いてもらいながら。
前回会った時は、ミアのことでのもやもやがあって、半ば八つ当たり的にジャッカルにそれをぶつけてしまった。
ミアには照れ臭くて、その辺りの経緯を話してなかったが。ケヴィンなりにジャッカルに敬意を払っていることは、伝わるだろうか。]
……あんたがズタボロとは、随分な相手とやりあったようじゃねぇか。何に挑んだんだ?
─ ??? ─
……傲慢不遜だったのは僕の方だった、そう言いたいのか。
[細く美しい金の糸。しかし決してほどけず切れず。刀の封印を破ることを許さない]
『力が欲しくないか。あの方に従うならば、その刀への封印は解かれる。』
[半妖の従者に刀を渡され、拒むことも頷くこともできず。ただ刀を受け取った。
──ギリッ
奥歯が音を立てる]
許さない……あの妖魔だけは絶対に許さない。
[だが今の自分では力が足りないことは理解している。いや理解させられた。ならばどうする?]
―IRPO・スーとの接触―
[暫くして。シックネスと接触したという者>>29が現れる。その姿は、自分が通信で『視た』者に似ていて、それでいてどこか違う]
……君が、シックネスと接触して、無事だったヒト?
僕はセルリアン。マジックキングダムを出て来た術士だ。宜しく。
[そう、先ずは挨拶を。弱点について聞けば、]
熱……か。…うー、陽術の資質にしておけば……なあ。
ぼくの術では…インプロージョンぐらいか。
[しかし、威力ではやや劣る。昔の自分に会うことができるなら陽術にしておけ!と言ったのに、などと考えながら、無意識に視線は時術を持つツバキに向かう。…ツバキは怪訝に思ったかも知れない]
─ 少し前・京・コーヤ別院 ─
……トキサダ。
[微かな呼吸の音だけが聞こえる。よく確かめなければ死体と見まごうほど静かに身動き一つせず。薬師の話では外傷は背中の打ち身ぐらいで大したことはないという。ならばやはり明王を使った反動だろう。]
お山のことなんか何年も放っておいた癖に。
(……僕のことも)
そうやっていつも君は簡単に事を成してしまう。
(……僕にはできないことを)
シンエイの体は回収したよ……『雪』を使ったんだね。
安心して、さっきほかの皆と共に荼毘に付したよ。
[汚染されたシンエイの遺体を取り戻すのにIRPOとは少々やりあった。もっとちゃんとしてくれればあんな手間なんか要らなかったのに、と憎まれ口を叩きそうになる]
─ 少し前・京・コーヤ別院 ─
眠っている君なら……こうしてそばに居られるのに。
(……昔みたいに)
[そっと手を伸ばそうとする。しかし触れようとした瞬間、差しこんだ日差しが月下美人の鞘に反射してトキワの目入る。]
──ッ
[触るな、お前にその資格はない。そう月下美人が言っている。そんな気がした。]
……また来るよ。
[その100年前。とあるリージョンが壊滅したとき。かの人物は、その『大元』を叩きに行った。
それが、災厄を潰すには、本当に必要なことなのだろう。
しかし。]
…かと言って。
分体による被害を、そのままにはしておけない。
確かに本体を叩けば分体も止まる。でも、それまでの間。分体が活動をしない保障なんてどこにもない。
なら、僕は、分体による被害を食い止めたい。…また、どこかのリージョンが、壊滅してしまわないように。
[その呟きには、強い意志が宿っていた]
[そう。考えながら歩いていたら、研究所に着いていた。だから、その問い>>46に、そう答えたのだ]
……ワクチン、ありがとう。
無駄にはしない。力にして見せる。
[そして、思い出したようにスーに声をかける。自分の推測が正しいなら……]
あの、さ。
スー、ここでゲン、って人に会わなかった?居場所、解る?
もし会えるんなら、ちょっと呼んでもらえない…かな?
『セルリアンが呼んでた』って言えば解るはずだから。
[そう、『通信相手』について尋ねる。彼はシックネスとの接触者に会った、と言っていた。そして、IRPOのデータベース、とも。
スーはどんな反応を見せただろうか。]**
[自分が来たのは、スーが話している間ではなく、セルリアンやフィロが反応を返している時>>54>>55>>56>>57>>63>>64だった。
話の内容を吟味すれば、本体にいくか分体を叩きにいくか。
そういう話であることと、様々なリージョンに地続きの場所があると言う説だった。
が、だ。引っかかった事が気にかかる>>6:85。]
例の奴とシックネスが接触した場合、どうなるか、って事もあるか。
[セルリアンの言葉に頷ける所があるのは事実だった。ただ、だ。]
地続きのリージョンがあるなら、そこから漏れ出るのを防げば、分体の活動って止められるんじゃないかな?つまり。
[イリーナはボードか何かに白いチョークで書き込んでいく。
リージョン
↑
リージョン←シックネス本体のリージョン→リージョン
↓
リージョン ]
こんな風に経路があると思うんだけど、その経路を塞げば、どうなるんでしょうね。
ただ、本能のままに動くのか、それとも、個が分離して別のシックネスとして活動しだすのか、元の人格を取り戻すのか。
何れにせよ、シックネス本体からの制御を離れるんじゃないでしょうか?
そもそも、リージョン単位の距離で術等の術なく、操作が行えている事に疑問を抱くべきだったんですよ。
これがリージョンが地続きでない場合”どうやって”シックネスは思考を分離せずにひとつになろうとできるのか。
[仮説に仮説を重ねる。
ただ、本体の性質。それがどうやって移動しているのか?
そもそも精神を同一化させ続ける仕組みが不明瞭だった
吸収した相手の影響をそれなりに受けても良いのでは無いだろうか?
逆説。地続きのリージョンは恐らく存在する。そこを経由して精神を同一化しているのだろうという事だ。]
[以上の説を提示した上で告げる。]
私は――地続きのリージョンを発見後、地続きのリージョンから、他のリージョンへ繋がる道の封鎖も考えるべきだと思います。
[もし、スーが改めて本体の説得をしたい旨を告げれば
『一つのリージョンへのを一時的に閉鎖する事で、別個体のシックネスが生まれる可能性がある』事を押す。また、説得の別の条件提示としても、『共存出来ないのであれば、本体を封鎖されたリージョンへ移住させ、別個体となったシックネスと暮らさせる』案があるのではないか、とアイデアだけは出しておいた。]
[イリーナの仮説を聞きながら、考える。
シックネスが本体と思考を分離せずにいることについては、ゲンが以前話してくれた仮説>>5:66を思い出しながら]
………その点については、まだ、解らない。
統率は、リージョンを離れていても出来るのかも知れない。別個体が生まれるかどうかについては、解らない。ただ………やっぱり、『本体』はいるんじゃないかな。
それと、その……『封鎖』については。『封鎖』というより………『封印』になるんじゃないかな。大掛かりな術式を使った。
………シックネス本体の無力化を行わない封印は、ぼくは、反対だ。そこは、スー達の働き次第、なんだけど。
[『封印』はいずれ破られるもの。その思いが、ほんの少し、セルリアンの語調を厳しくした。イリーナにはひとこと、きつい言い方になっちゃってごめんね、と謝って。
他の者の考えにも耳を傾ける]**
時術使い ツバキは、リージョン放送 リポーター にうしろゆびをさすことにしたよ。
/*
ナガサメ失踪事件は自分でもこれシップだけで消失不可じゃね……?って思っていたので、何か捏造してもいいものか悩んでいたのだけれど
スーさんが見事に出し切っていて超びっくりしました。すげぇ……っ!
よし、便乗して没ネタリヴァイヴァしてくる。
/*
キャラグラ、国史学園のカグヤにうっかりしかけて、やめて、ツバキちゃんにしたのだけれど。(時術設定と組み合わせると別作品ネタになるため)
これならカグヤでも良かったかとかちょっと思ってしまったな……(
/*
リージョン間経路を封じたところで、精神が繋がってるのは防げないと思うけどな。
中の人はイリーナに言い返せるが、キャラが言い返せんwwww
有線無線の喩えで行けばいけるかな。
イリーナの考え方だと、
物理的に本体と分体が繋がってるってことにならねぇ?
だとしたら本体の居場所が直ぐ分かって楽だけどよ。
もし経路封鎖しても何も起こらなかったらやり損だよな。
つーかもしそうだったら、誰かもう見つけてんじゃねーの、本体。
でも本体見つけたって話は聞かねぇ。
つまり物理的には繋がってねーんじゃねぇの。
[難しい話は理解出来ないが、フィロは直感的にイリーナの仮説はおかしいと思ったらしい]
なぁスー、その辺のこと、何か分かんねぇ?
[シックネスの精神に触れたスーなら何か分からないかと、紅い瞳をスーに向けた]
>>69
これいいな。
「マジックキングダムの術士」は、絶対に封鎖案には賛成しない。出来ない。
セルリは未熟かもしれないけど、ちゃんとキングダムの魂を持ったキングダムッ子だね。
妖魔 メイアルは、リージョン放送 リポーター にうしろゆびをさすことにしたよ。
【技師 ナカジマ】
― シュライク・中島製作所 ―
失せ物っつったら、まずはIRPOだよなあ?
行くぜ相棒――って、ダメだダメだ、やっぱお前は待機で。
[ジョーンズから依頼された「ガラクタ」捜索を行うに当たって、まず閃いたのは警察機関であるIRPOへの伝達だった。相棒メカを伴って会社を出ようとするが、ふと立ち止まりそれを制す。中島製作所に代々伝わる素体へ改良に改良を重ねた結果、あまりよろしくないプログラムも積んであるのだった。メカ隊員によるスキャニングくらいは当然されるだろう。相棒メカをホームに置き、単身IRPOへと向かうことにした]
【技師 ナカジマ】
― IRPO・受付 ―
[荘厳な建物は気圧されるには十分で、少年の普段の言動からすれば違反を犯しているではないにせよ警察機関に対して緊張するのも仕方のないことだった。入り口前で何度か深呼吸をし、やがて意を決したようにその扉をくぐる]
すいませーん、遺失物……じゃないか、誰かが持ってるっぽいし。
ていうか俺のじゃないし。
えーとこの場合なんて言うんだ?
……その、探し物の、依頼で。
[受付嬢に歩み寄り、目的を伝えようとするが、うまい言葉が見つからずしどろもどろにそう告げた。しばしお待ちを、の言葉の後、受付前をうろうろしていると担当者がやってきた。携帯端末を取り出し、相棒メカからダウンロードした「ガラクタ」の特徴を伝え、持ち主の捜索と仲介を依頼した。本部は今シックネス対策に追われている状況だからあまり期待はしないように、と返されながらも、身分証明の手続きに向かう]
―IRPO病院―
[ジェイコブ>>+2との連絡を終え…]
J・Q…。すまぬ…。
[小さくぼやく。しばらく安静していると、看護婦が入ってくる。]
「ジャッカル様、ジェイコブさんがお見舞いに来ましたけど…」
うむ!通すがいい。
[すると、ケヴィンともう一人の女性が入って来た。女性は見た目外見ともに美しく、正直言うとあの看護婦といい勝負である。]
「ジャッカル様、くれぐれも病院から抜け出す様な事はしないで下さい…。」
おお!クーロンで麦茶を飲んでいた人じゃな!
[これはやはりなのか?わざとなのか?どっちかは分からないだろう。]
【技師 ナカジマ】
[身分証明の最中で、少年がラーシナの関係者であることに気付いた担当者から、ラーシナの現状について聞かされる。シックネスと戦闘し、一命を取り留めたものの昏睡状態にあるらしい。そんな状況にあったとは知らなかった。暫し呆然とした後、はっとして担当者に医務室に通すよう詰め寄る。落ち着くよう制されながら、医務室へと案内される。寝台に所狭しげに横たわったラーシナの姿がそこにはあった]
……ラーシナ?
返事をしろよ、おーい。
[静まり返った室内で、弱い呼吸音がいやに耳に残る。ラーシナに寄り添い、名前を呼んだ]
[ケヴィン>>+38から見舞い品を置いて貰う。新作の芋ケーキと言うものらしい。
それを食べながら、話を聞くと…]
???
あの時が始めて会ったはずじゃが…。
[最初の時のケヴィンはまだ「謎の覆面男」と認識してるらしい。今度はボロボロについて聞くと…]
なあに、ジャスティスシリーズに挑んだだけじゃ。ジャスティスばかり頼っちゃダメと言う事。
そして、ジャスティスにワシら人間の恐ろしさを教えようとしただけじゃ。
結果、ワシは生き恥を晒すのみじゃ!ハハハ、いつになれば名誉を取り戻せるか…。
[若干豪快気味に話す]
― ??? ―
[闇の中で何者かの名前だけがこだましていた。自分は死んだのだろう。ならば静かに眠らせてほしかった。そう思い耳を塞ごうとしたとき、不意に声が大きくなる]
「ラーシナ」
[初めてはっきりと単語を聞き取ることができた。ラーシナ。無意識にその単語を呟く。瞬間、闇がぐるぐると回転を始め、様々な光景を模った。シュライク、クーロン、パーミュ、京、コーヤ。眠っているはずなのに眩暈を覚えた。ラーシナ。もう一度、その呪文のような言葉を口にする。闇がぼやけ、白味を帯びていく]
― IRPO・医務室 ―
……ラー、シ、ナ。
[瞼を伏せたままの状態で、そう呟いた。幻視の世界で闇が光へと変化していく。寝台の傍らに寄り添う何者かが、その言葉に反応して大きな声を発した。「ラーシナ!」 ――これは、名前だ。自分に与えられた、自分だけの、大切な名前。わたしはラーシナ。なぜこんな大事なことを忘れてしまっていたのだろう。瞼を開く。幻視の世界が撹拌され、揺らぎ、やがて現実世界へと繋がった]
[自分はどうなったのか、ここはどこなのか、を認識する前に、傍らにいた人物に抱きすくめられた。ナカジマだった。ナカジマはその体勢のまま口早に、経緯を説明する。ただ茫然とその言葉を聞いていた。記憶がうまくリンクしない。意識は覚醒しているのに、どこかあやふやだった。ナカジマは「医者を呼んでくる、野暮用があるから片が付いたらまた来る」と言い残して慌ただしく医務室を去っていた。その瞳が潤んでいたことに気付く余裕は、まだなかった]
分かってる。知ってるよ。アイツの犠牲者は、今に始まったことじゃない。そりゃあもう昔っから居るってね。知ってるさ。
[なんせ、自分もその一員だから。なんて。言わない。だって、言ったからどうだってんだ。だから、『君たちの気持ちはよく分かる。だからそこを曲げて協力して欲しい』って?
まさか。
そんなの、無理やり食べてひとつにして、死んでるみたいにしちゃうアイツと一緒だ。ぜんぜん生きてるっぽくない。
ヒトの辛さなんて分かってあげられない。できるとするなら、相棒や、ラーシナにしたみたいに、分からないまんまでも支えようって手を伸ばすか―――]
だから、フィロがどうしたいってのも、ツバキがどうしたいってのも、止めないよ。
わたしがやるのは、アイツの本体を見つけ出して、その精神に繋げること。
そっから先は、それぞれの思ったように。
[言い切る前に、答えは出てた>>53]
―――いいね。目的は別。でも、途中までのやり方は一緒だ。だからせいぜい、利用し合おうぜ。お互いさ。
[できるとするなら。こうやって、お互いの辛さなんて知らないフリで、並んで立つくらいだ]
うんうん。こういうのもなかなかに『生きてる』って感じだね。
嫌いじゃないよ。
[それから、話題は《月》に移る。フィロの指摘>>54>>55はなかなかに的確だ。
そこを、セルリアン>>63とイリーナ>>66>>67が、それぞれにフォローしてくれる]
うん、ふたりともありがと。
いや、わたしも思いつきで言ってたからさ。そういう風にいろいろ言ってもらえるのってありがたい。
そうだなー…あとは。
まぁ、月ってのは呼び方の問題で。アイツが隠れてるとしたら、きっとそういうリージョンで。
わたしだったら、たぶん感覚的に察知できる、ってのと、そこへ行く足は何とかできる、っていう、そのくらいかな。わたしから言えることは。
[…言えるとするなら。実は、わたし自身、あんまり信用してないのだ。自分のこの、腐れた灰色の脳みそを。
ただ、そこにアレだけのひらめきがあったってことは。それはもしかしたら、自分の中に残った、アイツのひとかけらが、なにかを思い出したのかもしれないっていう、そんな程度]
んー…どうだろ。
[イリーナの仮説>>68と、それに続くセルリアン>>69とフィロ>>70の疑問]
わたしもあんま理屈で分かってるわけじゃないかんねー。
ほら、自分の手に、今血が通ってますよーって考えながら、心臓動かさないじゃん?
[一応、そんな風に前置きしつつ]
…でも、まぁ、アイツに、ひとつの意識があるのは間違いない。感染したとき聞こえた声は、ひとつだった。ばかでっかかったけど。
[感覚を辿りながら、推測を加える]
もしかして分離できたとして、感染者や分体が勝手に動くってセンは薄いんじゃないかなぁ。
アイツは、とにかく『わたしとひとつにしよう』ってヤツだから。
取り込まれた時点で『アイツの一部』なんだよ。
手首から先が千切れたら、フツーは勝手に動かないじゃん?
わたしみたいなのは別として。
…戻るんなら、いいんだけどね。
―電子世界:J・Q―
…緊急事態。目標ロスト。
[人間的にいえば「やってしまった」と頭を抱えていたようなものだろうか。
全弾発射>>+28により暗いプログラムは文字通り消し飛んでしまった。
これではこのプログラムの源――恐らくは父だろうとJ・Qは推測していた――に到達することができない]
…?
[ふと、己の内部にわずかだがデータが、否、想いが流れ込む>>47
自分を守らんとする、強く、大きく、優しい想いにただ震えるばかりで]
――大丈夫、私は ここにいますよ。
[届くかはわからないが、安心してくれるようにと、はっきりと言葉にした。
あぁ、早く戻らないとあの子は心配してしまうだろうか。
泣き虫でやんちゃな友達はまたぐずぐずと泣くのだろうか。]
[今言おうとしてるのは、あんまり想像したくない事態ではある。けど]
…なにしろ、アイツが感染するってことは、異物が混ざるってことだから。
たぶん、接続が切れたら、異物が体の中に残ったまんま、ほったらかしだよ。
感染が進んでるほどやばいんじゃないかな。
[と。ここまでが、『仮に接続を斬ることができるとしたら』の話]
物理的、距離的な話かー…それこそ、どうだろね。
わたしが相棒と弟くんに感染したときの感じからして、直接接触の必要がないってのは間違いないけど。
リージョンごとに区切るのはありかも。
分体が置かれるのって、リージョンごとだし。
多少影響を弱めることができるんじゃないかって、程度には効果があるかも。ってとこかな。
完全にってのは難しいと思う。リージョン挟んでも、ある程度は繋がってたから。
[IRPOに居ながら、コーヤのラーシナのことが、ほんの少し、ほんの一瞬だけど、伝わってきた。と、これら全部、仮定の話ではあるんだけど…]
あー、わたしのほうに来るんだったら物理的にひっぱたくの諦めて。
さっきもちらっと言ったけど、分体ってそのリージョンで一番つえーヤツなんだよ。
その本体んとこ向かおうってんだからさ。
たぶん、からだとしては世界一強いやつがそこに居る。
[言ってて怖くなってきた]
ふへへ。でもさ。説得って言ったから話し合いみたいなの想像してんのかもしれないけど。
覚悟しときなよ。いや、フィロだったら安心しなよ、とか楽しみにしときな、かな?
[なんせ、シックネスをぶっ倒す、叩く。そう言い切っちゃうやつだ。でも、フィロがそういうやつだからこそ、連れて行くのも安心できる]
わたしが言う説得ってのはさ。
結局んとこつまり、精神同士のドツき合いだよ。
[つまり、そういうことだった。その結果、殴り倒すか、分からせるか。フィロと自分の違いは、そのくらいだ]
−時間軸戻って−
シュライクの中島製作所ってとこにさ。
シップを預けてあんのさ。
うん。フィロがマンハッタン行くってことなら、シップ受け取ってから迎えに行くよ。
連絡はー…
[…なんかしら言いくるめて、IRPOから通信機借りればいいかな]
うん、そんな感じで。
― 生命科学研究所 ―
[目の前のモンスターを妖魔の剣に取り込む。
その力を感じながら次なる敵を探して歩く。
その合間に、落ちていた銃火器を拾い上げた。
彼女自身は銃火器を使う心算は無いが。
もしもイリーナが再びオウミに来るのであれば渡して使えばいいだろうと。
そして彼女はさらに奥へと歩んでいく。
闇の中に人の残留思念を感じ取りながら。
その果てに、何があるのか――]
これは……?
[大型の試験管に浮かぶ薔薇。
それを興味深そうに見上げる。
元の主が居なくなった今となっても、薔薇は妖魔の力を求めているのだろうか。
メイアルの妖力に反応した見据え。
こちらへと蔦が伸びてくるがそれは幻魔で横薙ぎにしてしまって。]
人の夢……か。
[随分と、色んな相手に会って来た。
ファシナトゥールには妖魔と、妖魔に惹かれて辿り着いたヒューマンしか居なかった。
それに比べると、ファシナトゥールを一度出てからの日々は新鮮だった様に思うのだった。]
―ちょっと前―
[ゲンの事を問えば、彼の特徴を告げる答えが返ってくる。>>81
実際に彼から言葉では聞いていない。姿も見ていない。しかし、繋いだ『きずな』を手繰れば、不思議と、同一人物だという確信が持てて]
そう、そのゲンさん。
どこか飄々としてて、でも、不思議と頼りになる、ゲンさん。
あ、連れて行ってもらえるのか。じゃあ…お願いしようかな。
宜しくね、スー。
[セルリアンとフィロ>>69>>70の話も最もだ。リージョン喰らいと言えるレベルな以上、封鎖では心もとない。
物理的に繋がっているのなら、すでに発見報告があってもおかしくは無い
確かに、そうだ。で、それに対応したスーの回答も考えると、だ。]
物理的と言うよりは、概念的に繋がっていると考えた方が良さそうな感じ、ですかね。距離と言う概念があるから、リージョン間での繋がりが弱まっているだけで。
そうなると、確かに色々厳しいですか、ね。
[んでは、私の意見はこれ位、と下がる。それから、以前スーから受け取っていたクレジットやら、ガラクタを返しておこう。]
んじゃ、スー、とりあえずこれは今から色々やるんでしょ?やりたい事、やるべき事。だから、一端、返す。シュライクに行くっていうんなら自分で渡したほうがいいだろうし、ね。
[さて、後考えるのは、自分がどうしたいか、だ。私は――]
そういえば、明日コミットする場合、延長してからコミしたら爆発的にエピ伸びる気がする……。
だが、そんなにいらないような気もするんだけどなー。
正直、普通に今日リポ吊りでも行けるような気がするんだけど。
[ケヴィン>>+48の質問に対し…]
勿論、この肉体じゃよ。
別のジャスティスを受け止めた時、「この重さなら勝てるかも」と思ったから挑んだのじゃ。
そこで100年前の当時には無かった技を披露した。それが「もず落とし」。空気投げから発展したワシの技じゃ。
近々、京で流行るじゃろう。じゃがお主のあの技を超えられなかったけどな。
あと、「ヘッドバッド」。腕や足が使えなかったら頭を使え!そんな技じゃな。
[地味に京の未来を予知する形で説明する。]
−IRPO・生体研前−
ん。それじゃあ、いったん別れる前にいっとこうか。
離れてる間、何処であいつに出くわすか分かったもんじゃなし。
[本体のところへ行くと決めたフィロ>>56に、告げる]
さーて、そんじゃ何処がいい?
好きなとこに予防接種してあげるよ。
最初ちくっとするけど。痛いのは最初だけだからさ。
何処にするかは、選ばせてあげよう。
[告げて。フィロの返答を待って、そこへ噛み付く]
『―――。―――。―――』
(ん。慣れてきたってこと、かな…)
[ラーシナに噛み付いたとき、暴れるようだった衝動が、今は聞き慣れたみたいにおとなしい。それだけ馴染んだってことなんだろうか。
これなら、副作用もたぶん、それなりに抑えられるはず…そう思いながら、体液を注入し終えて。口を離した]
[ああ、そうか。私の答えなんて決まっていた。いや、”私達”か。
目の前にいるのは姿は違えど、場面は違えど、やっぱり、英雄達だ。
ならさ、ゾクチョウ――やる事は決まってる、そうだろう?
「私達は」『俺達は』
「『英雄を、無事に、決戦の場まで、連れてってやるのが役目《ケジメ》ってもんだろうがよ!』」]
――――行くよ、私も。本体の方へ。
[だって、本体なんだ。
ならさ。どれだけの分体が、端末がいると思ってるんだ?
ひとりで寂しいならさ、形だけでもたくさんいるんだろうさ。
送り届けてやるのが、私達のやるべき事だ。]
気付かせるってもなぁ…。
意思の疎通が出来るとは思えねーんだが。
[フィロは最初から説得を諦めているのだが、スーはそうじゃない。
元々潰そうと思っていた相手を助けようというのだ。
直ぐにはそちらに考えが向かわない]
まぁでも、そこに行くまでは同じだからな。
[利用し合おうと言うスーにゆるく口端を持ち上げた]
[スーの牙がフィロの腕に緩やかに突き刺さる。
吸われるのではなく、注入される感覚。
どんな反応が起きるのかと緊張していたが、思ったほど衝撃等は無かった。
ただ、何かがぐるぐると身体の中へと巡っていく感覚が微かにある]
……終わり?
…うん、特にこれと言って違和感はねーかな。
[煩い感じはしない。
身体的な変化も、瞳がより色濃い紅に変わったくらいか]
んじゃちょっと行って来るな。
[そう皆に告げて、フィロはマンハッタンを目指すべくシップ発着場へと。
他にも向かう者が居るなら、共に移動することになるだろう]
ん。んじゃありがたく。
[イリーナからクレジットとガラクタを受け取ったのは、いつだったか>>87]
じゃあ、わたしもこれ。返しとくよ。
ありがと。助かった。
[告げて、チェーンソーを返す。現実に使ったのは、一回だけだけど。それがなかったらどうなっていたことか]
そう言うってことは、イリーナも、やりたいこととやるべきことがあると見たね。
だったら、これはイリーナが持っといた方がいいんじゃない?
[その予想は、たぶん外れてないんじゃなかろうか]
わたしの方はだいじょうぶさ。
なんたって、かみ殺しの武器は、ここにある。
[とんとん。自分の胸を叩いて示す。これから向かうのは、精神同士のしばき合いだ。胸の中に、そのイメージがちゃんとあればそれでいい。
それは、わたしにとっては、かみ殺しじゃなくて相棒を助ける役に立ったっていう、そっちの方がずっとずっと誇らしいけど。
イリーナには、そっちの方が、通りやすいと思うから]
…とか。ちょっとかっこつけすぎた自分を黒歴史扱いして恥ずかしくなるのも『生きてる』っぽい。
ああ、でもねイリーナ。
一個訂正。
わたしは、やるべきだから、行くんじゃないよ。
[それは、イリーナに、託し、託されるちょっと前に、決めたこと]
わたしはね。生きてる。だから、生きてるっぽいことしに行くのさ。
[例えばそれは、やばいことになりそうな相棒のそばについてることだったり、相棒と一緒に旅する世界を、守りに行くことだったり、可哀想なアイツをなんかしてやることだったり。
だってそれって、『生きてる』っぽいじゃないか]
あー、噛む場所?そう、だねぇ。
[「『そんなの、決まってる。』」
友達《ダチ》に刻んで貰うんだ。当然]
拳。拳によろしく。
[当然こうに、決まってる]
降魔士 トキワは、はかまいりにいくことにしたよ。
―クライン博士の研究所―
やれやれ。お前も随分ボロッちくなっちゃって。
[自分の横でせっせと瓦礫の片づけをしているKにむけ一言。
そして、くすと笑う。]
まぁ、でも。
正義の味方はちょっとくらいボロッちくても良いと思うよ?
だって、その方が等身大で。
身近に感じられるでしょ。
[―――ひとりっきりはだめだねぇ、足踏みばっかして進めないよ。
―――あとさー、女って強いよねー。いや、ほら、お前の姉さんもなかなかのもの…
他愛の無い話を彼に振り続けながら]
だからさ。
お前の姉さんは今大変だけど。女の子だもの、ちゃんと戻ってくるよ。
それ迄にお前も胸張れるくらい成長しなくちゃね。
妖魔 メイアルは、コミットボタンを「ポチっとな!」
『色んなヤツと知り合って、それを糧に前に進もう』
お前も…
…俺もさぁ。
[ちら、と。昔馴染みの銀の頭を見やって、苦笑。
その笑みを隠すようにポンと、Kの硬い背を叩いた]
[スーから>>94チェーンソーを返してもらう。これで――百人力だ。
ゾクチョウと共に有る。そして、英雄とも共に有る。何も恐れるものなんか、有りはしない。]
ああ、ありがと、スー。
[精神の殴り合いってんなら、確かに道具はいりやしない。心にあればそれでいい。けど。ああ、やっぱり、スーは、スーだ。>>95]
なら、スー、一言だけ言っちゃる。自分のした事を思い出して恥ずかしくなる、なんてのは――
”全部やり遂げてからやればいいんだ”
恥ずかしがってちゃ、心なんて届かないんだからさ。
[これは、英雄に送る言葉じゃないな、むしろ友達《ダチ》に送る言葉だ。で、そういえば行くからには噛まれないと、か。]
あー、噛む場所?そう、だねぇ。
[「『そんなの、決まってる。』」
友達《ダチ》に刻んで貰うんだ。当然]
拳。拳によろしく。
[当然こうに、決まってる]
─ ??? ─
──WARNING!
───WARNING!
────WARNING!
警告、警告、システム内にウイルスの侵入を感知
セキュリティレベル3 シャドウシステム作動
データをロードします...対象データ クーロン 剣士 シュンバ
データのロードを完了しました...
NO FUTURE ──────
/*
本体行きにしようかとも思ったけれど流石に人数が多くなりそうな気配が。
でも小ひばりの歌を生かすなら本体行き、なんだよ、なぁ。
そろそろ表で意向を示さねばと思えども。
上手く返答が纏めきれない……ううう。
”塔の” イリーナは、はかまいりにいくことにしたよ。
”塔の” イリーナは、はかまいりにいくのをやめたよ。
/*
ゾクのはちまきを村建てさんが解っていたら、イリーナしか残れない状況で足止めシチュ作ってくれるかもしれない。
○すべて(属性攻撃、ステ異常攻撃無効、物理攻撃は通る)だし。
― IRPO・待合室 ―
スーさん、ね。えっと……宜しく。
[と、彼女(……?)から伝えられたシックネスの弱点>>35に瞬く。]
熱源になる術は、今アタシの手元にあるわ。
といっても、使えば消耗する本なんだけれど。
その本の研究ができれば――…いや、実際に使いこなしても、
自分でも、何か身に付けられるかもしれないし。
[逆に喰う、なんて話には軽く眉を寄せつつ、何も言わず。
少なくともヒューマンの身には縁の無い業だろうと。
それから、「本体」への対処について、スー>>36から
二つの路を示されたのだけれど]
そう、ね。 …―――って、えっ?
[説得、と。スーは確かにそう言った。]
[スーが語るシックネスの行動理由と、思いの内容>>37>>38。
ツバキはそれに頷かず、理解する素振りを見せなかった。
――理解したくなかった、という方が正しいだろう。]
アナタって――…
まるでシックネスの友達みたいね。
[「分からず屋」などと聞いて、まるで身内にでも使うような
言い回しをするものだ、と思った故。
スーに向ける瞳が険しくなるのが自分でも判る。]
言っておくけれど、アタシは絶対にヤツを許さない。
故郷を奪ったヤツを、許せる訳がない。
―――――…。
[フィロ>>52もまた、「失った」と口にした。
それにはぱちりと瞬いたが、直ぐに納得できた。
あの時の真面目な様子>>5:147も、それ故だったのだと。
けれど、他人事で無い故に、安易な慰めの言葉も無く。]
─ IRPO・病室 ─
いいえ、「熊のような男の人」なら、お腹一杯になるようなものがいいかとおもって。>>+37
[合言葉を言って困っているケヴィンを見て、後ろでくすくす笑っていた]
ジェイコブさんは、どこの町長なのでしょうね。
[ケヴィンとジャッカルの話は横で聞いていたが、良く分からなかったので、男性陣からちょっと離れて看護婦さんと話を弾ませた]
「杯」って便利な秘術なのですね。
「解放のルーン」はすでにある状態異常は治せませんから……
[ここでツバキは、様々な言葉を飲み込んで。
ややあってから、端的な返答のみを口にした。]
ごめん。
どちらに向かうか、少しだけ、悩ませて。
─ 電子世界 ─
[J・Qの前に姿を現したのは見知らぬ人間。京風の服に手には刀。]
俺はクーロン最強の剣士シュンバ様だ。
出来損ないのメカごとき切り刻んで粉微塵にしてやるよ。
かかってこい!
[人に干渉するのは苦手だ。
ずーっと、昔に。
走って走って走って空回りして。
思ってたのは自分だけ。誰もそんなこと望んでいなかったのだと。
そんな、思いをして。
剣を抜くことを、止めた。
人と、深く関わることを止めた。
適度に心配して。適切な手当して。適当にマトモな治療費。
「対価を頂戴?」
それで感謝されるなら、求められるなら。
そんないいことってないじゃない?
それでも、そんな風にKに声を掛けてしまったのは。
きっと、Kが酷く悔いて、苦しんでいるのが分かってしまったから。>>47]
正体不明、ヒューマン…否定、「ありえない」
警告します。ここは貴方のような未知のプログラムが入ってきていい場所ではありません。
ただちに――
[しかしシュンバと名乗った男は有無を言わさず刀を抜くだろう。本物の。
あれに切られれば流石に、この世界であれば「完全に死んでしまうか」]
…戦闘回避、不可能。
[刀を再び思い描く。ジャスティスKをひるませた、あの二人の刀を]
――排除、開始!!
[負けるわけにはいかないのだと、そして自分は出来そこないなんかではない。
友達も、弟も、仲間も見つけた、「生きてきた」メカなのだ]
─ →マンハッタン ─
さて、と。
後も詰まってるし、さくっと行くかな。
[IRPOで話し合いをしている間に、マンハッタンの都市被害率は6+4(20)%に上がっていた。
早々に獣型へと転じると、背の翼を大きく羽ばたかせ、大月竜へと迫っていく]
よ っと!
[そのまま飛べば大月竜へと激突と言うところで翼の向きを変え、身体に捻りを入れて錐揉み回転すると、そこから発生した衝撃波を大月竜へと放ち、ぶつからないように上方へと抜けた。
初撃の手応えを確認するため、上空へと留まり大月竜を見下ろす。
ダメージは27ほどか]
『プログラム:剣闘マスタリー、起動』
[技はあいにくと一つしかないが、人間では出来ない正確な太刀筋。
それが二本となれば、さて]
二刀多段切り、起動!
[慣れぬであろう電子世界で、シュンバはどう動くか]
【ジャスティスK】
─ クライン博士の研究所 ─
[ゲンの言葉>>96を静かに聞く]
傷一つなく、孤高であるべしと、私は考えていました。
その言葉は、検討すべき情報だと思います。
[真面目にひとつひとつ返事をしながら、片づけを進める……]*
>>+49
[その返答に、肩を落とすと。]
そう、か……。
(ジャッカルもまた、シュンバと同じか。自己の研さん、絶え間ない訓練。行きつく先は自分なりの戦い方、ってわけだ。
簡単に強くなろう、ってのが都合が良すぎるのかもしれねぇな。)
[と考え、頷いた。]
ありがとな、ジャッカル。
……あんたにゃ、ほんと感謝しているよ。
今度、元気になったらまた手合せしようぜ。そん時には、全力で、な。
>>+51
ミア、お待たせ。
[看護婦さんとミアが話しているのを見て、会釈をする。ケヴィンも活力のルーンで手当てを受けたことがあったっけな、と思いだしつつ。]
─ 電子世界 ─
[風景が無機質な電子世界からどこかの山野を思わせる森へと変貌する]
──データロード 完了 ゲッカビジン
『ディフレクト』
[キン!とこれが電子の世界であることなど感じさせないような剣と刀のぶつかりあう甲高い音。一刀を防ぎ、一刀をかわすが…僅かに赤いモノが舞う。]
やるじゃねぇか…。
次はこっちからいくぜ"お嬢ちゃん"
[揺らぎのある歩行から一転して神速の踏み込み『無拍子』による攻撃]
かわせるか!でくの坊!
―生体研前―
私だけの言葉じゃないんだけどね。
[少なくとも、私だけじゃあ、言えなかった。ゾクチョウのお陰だ。]
ん、あいよ。――よろしく。
[痛みも、なんて事はなく。拳に刻まれた傷跡は勲章のようだった。
自分の中を何かが駆け巡っていくのがわかる。
変わったのは、緑色の目が、緋色へと染まった位か。
後は――ちょっとばかり、拳に何かがあると思う程度。]
じゃあ、行かれますか。
[そういって、向かうのは、フィロ達と共にマンハッタンへ]
[せっせと研究所の後始末をしていれば。
アザミの呼んだメカ技師がひょこひょこと、どこかユーモラスな動きで現れただろう。>>47
よもやメカ本人が技師だとは思わず。
てっきり、付き添いのメカだと思って。]
――技師さんは…
[言いかけた、視線の先にアザミの一層深くなる笑み(>>3)
持ち前の勘働きがそれ以上言葉を紡ぐことを思いとどまらせ。
「初めまして。ジャスティスK、そしてそちらの方も。
クレイン博士の代わりに来たよ。
彼の代わりになるかは未だ未知数だけどね。
あ。直ぐに修理に取り掛かるから安心してね?」
その言葉から、そのメカが当の技師だと知り。
思わずアザミを睨んだのだった]
―マンハッタン―
おまたせ――っと。
[フィロが空中から、初撃を加えていた。こちらはまぁ、まだ距離が有る。
と、なれば、フィロを援護すべく、ほのおの柱を大月竜の足元からそびえさせる。]
ったく、まずはここから、って所か――
[最悪、大月竜を如何にかする前に地続きのリージョンへ行かなければならなくなるかもしれない、か。まずは初撃の手応え次第だけれど数値で言えば5と言った所だった。]
[ハッキングか、もしくは無理やり「引きずられたか」
いずれにせよここはもう自分の中ではない]
ありがたいですね。
[自分は帰らないといけないのだ。だから傷つけるわけにはいかない。体も、心も。
この場であれば遠慮はいらない]
[>>+57、二本の剣からの連撃をことごとくかわす「自称最強の剣士」…一閃は導けたようだったが]
あの人たちも強かった、そう、貴方と同等か、また――
[思い返している最中、自らを貫いてくる一点の切っ先。
回避不可能]
…自分は、避ける必要などないのです。
[その声は聞こえたか。左手の掌をシュンバの方に向けて、その点にあえて自らの腕を「貫かせた」]
わ、 った っと!
[翼からの衝撃波は大月竜に襲い掛かったものの、鱗が硬いのかなんなのか、あまり衝撃を受けたようには見えなかった。
代わりに大月竜の大きな羽ばたきで滞空中の気流を乱され、フィロは態勢を崩して高度を下げる]
だったら───
[落ちる身体はそのままに。
大月竜の頭上に落ちる勢いで爪を突き刺そうと両前足を下方へと向けた。
爪がかかればそこを起点に更に身体がするように位置調整して、引っかくような形にする。
態勢はあまり良くないが、98くらいのダメージは与えられるはず]
−回想・待合室−
んー…そうかな?どうだろ。
そんなこと言われたの初めてだ。
[ツバキからの評価>>102。身内のようだというなら、確かにそうだ。
吸収して。アイツの一部を自分の一部にして。今は、敵意ってよりは哀れみの方が強くなってる。
ツバキにはきっと理解されない。分かってたことだ]
うん、知ってる。
君の許せないってのももっともだ。ぶっ倒そうって言ったとしても、止める気なんかないよ。
フィロにも言ったけどね。
[故郷を。その言葉に、思うところがないわけじゃない。ないけど。
やり方が違う。目的が違う。それなら、それで、構わない]
わたしは方法を提供するってだけだよ。
もちろん、わたしの力不足は分かってるから、手伝ってくれるならありがたいのは間違いないけど、ね。
[と、ここまでは前置き]
[鋼の ――電子世界であるが、よくできたものだ―― 腕はいくら切れ味の鋭い刀とはいえ完全に貫かれるほど軟ではなく
ゆっくりと、ハイぺリオンの銃口へと変わる]
かわせますか? 人間。
[負傷はしたであろうが、暴発くらいはできるはず。
J・Qの左腕に刀を埋め込んだままのシュンバは、発射されたか、もしくは暴発したであろうその一撃をどうしたか]
許せないやつを許せなんて言われて、無理やり許したみたいにするのなんて、ぜんぜん生きてるっぽくない。
許せないなら許せないなりに生きるのが生きてるっぽい。
けど、わたしは違う。
許す許さないって話じゃなくて、アイツをどうにかしたいってだけ。止められるんなら、この際手段はなんだっていい。
でも、わたしはこうしたいってやり方があるから、わたしはわたしの生きたいように生きる。
ツバキは、ツバキの生きたいように生きなよ。
きっとそれが、『生きてる』っぽい。
[だから、まだ決めないという>>103ならそれでもいい。
ただ、マンハッタンかシュライクへ。向かうときまで決まらなかったら、道中の用心も兼ねて、念のため安全ワクチンの方を渡してはおいただろうけど]
お話終わりましたか。
[ケヴィン>>+56を振りかえって、にこりと笑って]
ケヴィンさん、「でぃーえすしー」ってなんですか?
看護婦さんがお話してくれました。
[ケヴィン>>+56に褒められたが、...は何がなんだかさっぱりだった。]
何の事かよくわからないが…もう帰るのかい?
今からでも…いや、元気になれば引き受けよう!ハハハ!
[ケヴィンを見送り、看護婦と入れ替わる。
看護婦は「外見では負けてるがルーンの話は楽しかった」との模様だが、...は外見はどっちも良い勝負だったらしい…]
─ 電子世界 ─
チぃぃ!
[誘いとわかっていても剣を突き入れる。ここで身を翻せばそれこそ致命的な傷になる]
いい覚悟だ!!腕一本もらうぜ!!!
──ザンッ!
[突き入れた刀……気合いと共にそのまま平薙ぎにして外へ振りぬく!]
ハッ!
時術使い ツバキは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
【ジェイコブ】
−IRPO・生体研前−
[ジェイコブの任務はまだ終わってない。スーについて調べる事にした。]
話は終ったそうだね…。任務と取材を影ながらさせて置くよ。
[そのままいつもの様に隠密しながら、スー一行の様子を見に行こうとした。]
っち、火に強いタイプか!
[なら、距離をつめて、出来るだけつめて、駆け寄る速度そのままに飛び込む。今の所大月竜は近いフィロの方を攻撃している様だ。
なら、その隙に懐まで飛び込んで、そのどてっぱらに――]
悪いけど、ここで立ち止まってられる程、暇じゃない。
[ひざを思いっきり食らわせてやる。後の反撃は痛そうだが、代わりに52位のダメージは与えられたか]
プログラム起動――多段切り!!
[右腕だけの、ジャスティスKに比べれば荒い醜い攻撃だっだろう。
届くことはかなったのだろうか]
─ 電子世界 ─
なんてぇ反応速度だ……化け物め。
[右腕がプスプスと焦げ付き黒と赤の混じった酷い有様であった。ハイペリオンの銃口を斬り裂くことで直撃を免れたとはいえかなりのダメージであることは否めない。しかしその手にはしっかりとゲッカビジンが握られたまま。]
─データロード 心術 コッキ
オン…ソンバ…ニソンバ…ウン…バザラ…ウン…ハッタ
[呪文と共に腕の傷が癒えていく]
まずはあんたが一本ってとこだな。
[落下の際、大月竜の足元からほのおが立ち上るのが見えた。
それに大月竜が気を取られたのか、フィロの爪はしっかりと相手に突き刺さり。
態勢の悪さの割に大きなダメージを与えられたようだ]
イリーナ良いタイミング!
[離れた位置に居るイリーナ>>110に声をかけながら、地面に着地すると身体を捻って闇の尾を振り被る。
単純な胴を薙ぐ動作。
上手いこと大きなダメージを与えられれば(60以上)、その勢いで捕縛も出来るのだが、果たして]
イリーナ、頭引っ込めろ!!
[近接して大月竜に膝を食らわせたイリーナに再び声をかける。
分割なく振るった尾は59のダメージを与えつつ、大月竜の胴に巻きつこうとした]
―回想―
あ、
[名乗られ>>6、少し申し訳ない気持ちになる。
ジャスティスKとの戦闘より前、ゲンとシックネスやワクチンの話をしていたときに、実は一方的に名前は把握していた。]
私はヘッジホッグ。見ての通り、IRPOの隊員だ。
その……お疲れ様。
[とりあえず、そんなふうに自分も名乗っただろう。]
─ 電子世界 ─
……思い切りがよすぎるだろ
[ちぎった左腕に少々驚きの表情を浮かべ]
─データロード フウセツソクイヅケ
[刀が冷気をまとう]
電磁なら受けれないと思ったか!
[そのまま多段斬りに合わせるように刀を走らせる]
──バチッッッ!!!!!
― IRPO・医務室 ―
[ナカジマに呼ばれてやってきた医師の診察を受ける。少なくとも重篤な状態には陥っていないらしい。念のため安静にするよう指示され、そぞろな意識のままそれに頷く。次第に、徐々に、糸を紡ぐように記憶が繋がってきた。コーヤで見た最後の光景を思い出す。青年が果敢に巨像へと剣を振るう姿だ]
……あ、ぅ。
[彼はどうなっただろうかと医師に尋ねようと思った。しかし声はくぐもり、明確な音節にならない。医師はそれに気付かず、医務室を立ち去った]
でんじゃらす……?
[ケヴィンと同じ方向に首を傾げて]
看護婦さんが言うには、ジャッカルさんは、じゃすてぃすけーというメカに殴られてるところを救出されたそうです。
そのじゃすてぃすけーもとても傷だらけだったそうで。
素手であれだけのダメージを与えるには、でぃーえすしーでも使ったのではないか、って噂になってるんですって。
――ん?
[偉そうに(主観)指示してくるゲン>>4にお前がやれ、と反射で言い返しかけて、ブラックアウトした周囲の機器類に]
………。
[言葉を失う。
自分の通信機が無事だったことに心から感謝しつつ、職員の一人に連絡を入れた。]
─ 電子世界 ─
うおっとあぶねぇ!
[弾けた電磁が目くらましとなり、蹴りに対応するのが遅れた。おっとっと、数歩よろけたのち態勢を整える]
いやぁ驚きの連続だね。
メカってのはもっとこうスマートな戦いかただと思ってたのに…ずいぶんと人間臭いじゃねぇか、お嬢ちゃんよ。
[刀の背で自分の肩をポンポンと叩き]
こいよ、まだ何かあるんだろ?
―→研究所―
[スーに連れられて、しばらく歩けば。その部屋は、瓦礫で埋め尽くされていた。その惨状に、しばし呆然とする。
その中に立つのは、銀髪の女性と、見慣れない二足歩行のメカと、それを修理しに来たらしいメカ、そして――]
ゲンさん、ですか?
[それは、すぐにわかった。何を言うべきか、すぐにはわからなかったが。]
………セルリアン、です。
[やや緊張して、自分の名を告げた。]
[バチン!と尾が大月竜の胴を叩き付ける音が響く。
けれどタイミングを外し、胴に巻きつけるのは失敗してしまった]
くそっ
………っとおあああ!?
[舌打ちしながら一旦距離を取ろうと思った矢先。
いつかのように尾を捕らえられ、大きな反動をつけた上でぶん投げられてしまう。
お陰でイリーナの言葉>>117通りに離れることは出来たが、投げられた勢いのまま背中を大きく地面に打ちつけてしまった]
ぐあっ!
…ちっくしょお、あんにゃろ!
[身を捩って跳ね起きると、<マジカルヒール>を発動させてから翼を大きく羽ばたかせる。
尻尾を捕まれるのはドゥヴァンでのことを思い出してしまい、異様に悔しさが込み上げてくるのだった]
せい やっ!
[大月竜の近くにはまだ霧らしきものが残っている。
離れろと言われたくらいなのだから、今は近付くべきではないと判断して。
再び尾を振り長く伸ばして、今度は大月竜の足元を狙った。
払うことが出来れば(70以上)転倒も狙えるだろう一撃は14のダメージを齎す]
― シュライク・シップ発着所 ―
[戻ってきた時に一番に感じたのは違和感。
どこか華やかな雰囲気が普段よりもしていたのだった。]
「お疲れ様、メイアル」
[迎えに来たのは寵姫の一人だった。
白百合の君の言葉を伝えに来た彼女曰く。
もう、十分だ。
密命を最初に下した時とは随分と状況が変わったのだからと。]
[彼女は伝言を続ける。
銀翅の君はまだ放っておいて構わないし。
シックネス討伐にまでメイアルが付き合う必要は無いと言っていたと。]
……異存は無いわ。
あの方がそう決めたのなら。
[シップに乗り込むと。
心の中で、対妖魔の君で共闘を約束した面々に少しだけ罪悪感を覚えたのか、声を掛けた。]
一箇所、寄って欲しい所があるわ。
― オウミ ―
[その地に立ち寄ると、手紙を預けることにした。
この前の4人が来たら見せて欲しいと。]
『事情が変わったので、私は共には戦えなくなった。
いつかどこかで会う事もあるだろう。
その時、敵でない事を祈る――』
[手紙を預け、シップに戻ると声を掛けられた。
随分と雰囲気が変わったと。]
――そうかもね。
けど多分、本質は変わらないわ。
あたしはファシナトゥール黒騎士団の騎士。
― まだ幾らか前・IRPO本部 ―
[スー>>112>>113の言葉に、ツバキの顔色は変わらない。
「いきてる」、という言葉を小さく繰り返した時は
ほんの少しだけ目を伏せたのだけれど。
それ以上は、何も、言わなかった。
そして、スーの仮説>>40>>41――《月》の可能性。
それに対する三人のそれぞれの見解。
何かを思い出すように目を閉じつつも、この時は何も言わなかった。
ただ、イリーナの封鎖案には、首を横に振る。
セルリアン>>69が述べた、本体の無力化、という言葉に
丁度頷きながら。
それでも未だ、結論は、出していない。
戻るんなら。或いは――残ったまんま、だったら。
そんなスー>>77>>78の言葉に、はっきりと俯いて。]
箱入り術士 セルリアンは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
?
……?
[良く分からなかったけど、何か役に立ったらしい>>+74]
ケヴィンさんが喜んでくれたなら、良かったです。
[撫でる手にくすぐったそうにして笑った]
わたしも少し、オリジナルの術を考案してみたくなったんです。
機会があったら、試してみますね。
浅ぇ!
戦いってのは常に命を狙うもんだぜ!
そんなんじゃ牽制にもなりゃしねぇよ!
[向かったのは前、多少の火傷など構わず火炎を突っ切り上段から袈裟懸けに切り伏せる]
−回想・研究室−
うん。お互いにね。お疲れ様、と…それから、ありがとう。
[相棒と一緒に、がんばってくれて。自分が御礼を言うことじゃないのかも知れないけど、だって、言いたいのだ。
もちろん、ゲンさんにも]
…でも、あれ?ヘッジホッグ?
アザミさんって呼ばれてなかった?
うん、そっちの方が短いし呼びやすいし。
アザミさんでいい?
[ゲンさんは確かに、そう呼んでた気がするのだけれども]
−今・クレイン博士の研究室−
ごめん、すっかり遅くなりました。
[今後のいろんなことを決めていたとはいえ、伝言を頼んであったとはいえ、戻るのがすっかり遅くなってしまった。
セルリアンと一緒に部屋へ入って。
瓦礫が残っているよう>>119だったから、いまさらながらにその片づけを手伝って。
セルリアンの自己紹介を聞きながら、瓦礫を動かす。
話が一段落したのは、いつくらいだったろう]
そろそろいいかな?
うん、シックネスどうにかしようって話でさ。
さっき、セルリアンと、他にも3人。話して。
これからどうするかって、決めたからさ。
ゲンさんとアザミさんにも聞いといてほしいなって。
[告げて、語りだす。
ふたりの返答がどんなものであっても、それを受け入れるつもりで]
…――神威クラッシュ!!
[明確な思考を持たず、ただ「本能」のままにプログラムを起動した。
それは奇しくもシュンバの技と同じ特徴――己の声明を、メカの場合はデータを、著しく損なう捨て身の技]
[攻撃がシュンバに当たったかは定かではないが、J・Qの「意識」はプログラムを起動した段階で途切れた]
[>>119
いつの間にか出て行ったと思って居たスーが帰って来たと思ったら、見知らぬ少年を伴って居て。
部外者をこう簡単にほいほい入れちゃって良いものかねぇ。と
自分がその部外者なことを棚に上げてそう思う。
―――ゲンさんですか?
問いかけの声は聞いたことのない、けれどよく知った響き。
直ぐに誰だか解ったけれど、実は臆病な自分はズルいからにこりと笑みを返して、彼の言葉を待つ。
―――セルリアンです。と名乗る、彼。]
うん、初めましてかな。改めて宜しく。
[左手を出しかけて、その手が止まる。
一瞬の躊躇いの後、思い切って右手を差し出した]
― もう暫くだけ前 ―
[それからツバキは、マンハッタンにもシュライクにも
行く旨は示さなかった。]
( ―――…今の気持ちじゃ、ちゃんと戦えない )
[かといって、他に行ける先も無く。
半ば沈んだ心地で、一先ずスーとセルリアンが向かう
研究室へと、足を向けて居た。
ゲン、と。そう言われていた人>>65>>81>>88。
セルリアンの言葉から『通信相手』だと察せられて。
飄々としていて、頼りになる――そう言われた人のことに
心が向いたのも、きっとあった。
けれど足取りは遅く、スーやセルリアンより遅くに、
研究室へと続く扉を潜る。]
リージョン放送 リポーターは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
リージョン放送 リポーターは、IRPO隊員 アザミ をおそっちゃうことにしたよ。
くそ、やりやがる――!
[地面に伏せたままほのおを大月竜の尻に文字通り火を付けてやった、
笑ってやる。そして、立ち上がり様に、アッパーをかます。
足元が丈夫だとしても、伸び上がるようなアッパーは足の間を強襲する。81位は食らわせることができたか。]
こっちは、大丈夫、フィロこそ無茶はしすぎないで、よ!
─ 電子世界 ─
……!
(ああ、こりゃ避けらんねぇわ)
[一瞬浮かんだ勝利を確信した笑みは、その形を変えずに敗北の確信へと変わる]
……あんたの勝ちだ"お嬢ちゃん"
─データ シュンバをアンロードします
─フィールドをアンロードします
─プログラム・神威クラッシュを強制停止します
─セキュリティ…シス…テムを停…止し……ます
[少しの躊躇のあとに差し出された右手を、>>129親しみを込めて、握り返す]
………はじめまして。
こちらこそ、改めてよろしくお願いします。
[にっこりと、笑って、そう返す。そして。スーの声>>128が上がるのを聞けば]
……そうだ。『シックネス』の情報、ありがとうございました。
スーの言うとおり。これから、ぼくたちはあいつを、止めに行きます。……それぞれの、やり方で。
ゲンさんは……どうされますか?
[ほんの少し。この人が一緒に来てくれたら心強いのではないか、と思った。でも、それは、自分が決めることではない。『チャンネル』が繋がった縁があるとは言え。その縁だけで、巻き込むわけにもいかない。
その表情は、ひどく複雑そうに見えただろう]
―研究所―
…………。
[唐突に入ってきた青年>>119は、大人しそうな風情で。そしてその予想を裏切らない、硬い口調で名乗った。]
………『ハイドビハインド』
[するりと、ゲンの背後に回り込み]
…裏町の藪医者が、あんな素直そうな子とどういう知り合いだ?
[ドスのきいた声で囁く。]
分かっています。
だって、わたしがいた方がケヴィンさんは強くなれるんでしょう?
だから、きっとわたしがいなくなったら困ります。そうでしょう?
[ごく自然に言って]
そういう風に必要として貰える事が、嬉しくて、幸せですから。
[そして、通り過ぎて行った医師の方を、不思議そうに見た]
[――が。
その後に続いて入ってきた人>>133に気が付くと、一瞬驚き――]
――ツバキ、無事だったか!
[ふわりと笑って駆け寄った。]
−回想・待合室−
[ツバキの俯き>>125。理由は予想がついた。言うべきか否か、迷ったのはちょっとだけだ]
ツバキ。
ナガサメマチが襲撃されたのって、まだ何日も前じゃないよね?
[それはきっと辛いことだろうけど。確かめる。大事なことだ]
だったら。ツバキがそう信じられるんなら。奪い返すことは、できる。
[向かうのはシックネスの本体。ナガサメマチのヒトたちが失踪したなら、近くにいる可能性は高い]
すごくすごく難しいことだけど。
アイツの中には、アイツとひとつになって、きっとみんな居る。
[それは、例えば自分が体の中にシックネスや、花を宿しているようなものだ。吸収して、手足のように使っているけれど。自分の一部として、紛れもなく『そこにある』]
わたしがするのは、精神を繋げること。シックネスの中に飛び込むこと。
奪い返して、引っ張り出せるかもしれないとしたら、ツバキだけだ。
[数日なら、まだ、体の変質もそこまでじゃないだろうし、精神も、形が残っているかも知れない]
向かう先は、精神の中。
絶対、絶対だって信じられるなら、絶対、何とかなる。
[言ってみても、それはきっととてもとても難しいことだ。でも、『きっと』や『思う』は使わない。それはきっと、『絶対』を鈍らせる]
シックネスの友達みたいなわたしの言うことを信じる必要はないよ。
でも、ツバキが絶対って信じられるなら、試すチャンスはある。
/*
言うべきか否か。迷う。でも、タイミングとしちゃアレだし。ご都合っぽさがどうにもわたし自身気になるし。
ひとまず封印だ。
言えるタイミングがあるとしたら―――突入後?とか、かな
――どうした?
[こちらを見て俯いたツバキ>>133にゆるく首を傾げる。]
あのときに比べて、ずいぶん強く――技量の話だけじゃないぞ?――なったようなのに、そんな顔をしていたら台無しだろう。
[何かあったのか?と重ねて問うた。]
[>>134]
うん。シックネスの情報の件は気にしないで。お互い様だし。
今後の事だけど…。
今、ちょっとしたこと…安全なワクチンの生成についてお願いした職員さんと話してたんだけど。
俺の塒の、クーロンでも「シックネス」騒ぎがあったらしい。
一応大事なかったとは聞いてるけど。
それを黙ってはいられないよね。
で。ワクチンは順次増産に入ってくれるって言うから。
シックネスの通過しただろう経路にそれを配布したらどうかなって相談してさ。
で。もう発生しちゃっためんどくさいのを叩いて歩こうかなって。
ほら、「弱いものを護る」のも正義の味方のお仕事だし。
[――で、そんな顔して、どうしたの?
折角の『かわいい』顔が台無しだよ?
と、いろいろ見透かしたような顔で、言う]
死に損ない スーは、黒狼 フィロ を吸血ことにしたよ。
─ 京・コーヤ別院 ─
──ゴンッ!
いってぇっ!!!!
[柱に背中を預け珍しく本を読んでいたのだが、いつの間にか寝てしまい床に頭を打ち付けてしまったようだ]
くぅ…いっつぅ…。
しっかし、俺様が負けるなんてなんつー夢だ!
夢とはいえなんかすげぇ悔しいぞ!!
酒だ!酒!!飲まねぇとやってられねぇよ!!
[読んでいた雑誌を蹴飛ばすと酒を探しに厨房に向かう。しばらくして「えーまたですかー」と聞こえてくる声。コーヤの別院は平和を取り戻しつつあった。]
『IRPO通信Vol12 必見!平和を守るジャスティスシリーズの全て』
― クーロン・東の時計塔前広場 ―
[数箇所のリージョンでフラグを立てた後、再度クーロンに戻り紙に情報を書き連ねながらぶつぶつと思索を展開する]
>>+22ナカジマ少年はラーシナ、スー、J・Q、ジャッカルの4人が小型シップの修理を頼みに来たと言っていたな。
小型シップの修理を頼みに来たってことは、その道程で『ガラクタ』を発見した可能性が高い。
ならばこの4人のうち誰かが所持したままなのか……。
ラーシナは違う。
スーとJ・Qも確かそれぞれがガラクタを見つけたルートだと、ナカジマに渡していたはずだ。
ってなるとジャッカルってーのか。
初めて聞く名前か……。
まずはジャッカルってのを探し出さなきゃいけないか……。
まだこの4人は一緒に行動してるのかな?
くっ!
[突き立てた牙は2・3度尾を振られると外れてしまう。
一度尾の傍から離れると、それまで居た場所に太い尾が上から叩きつけられた]
っぶねぇー。
なら……これならどうだっ!
[今度は牙ではなく、両前足の爪を以て大月竜の背へと斬りかかる。
地を蹴って飛び上がると、大月竜の翼の根元辺りに爪を食い込ませた。
そのまま下へと引き裂いて、62のダメージを与える]
―回想―
……何のことだ?
君の相棒はヘッジホッグと呼んでいただろう?
[にこり、とスー>>127のやや青ざめた顔を覗き込むようにしながら問い返す。
その笑顔が与える威圧感がどれくらいのものだったかは、スー次第というやつだ。]
―回想終了―
[研究室へ向かう途中、セルリアンに声を掛けられたものの
ただ緩く首を横に振るだけで。
それから、ゲンと呼ばれた男とアザミに、
先程の自分たちへと同じように、スーが語る様。
ゲンとセルリアンが手を取る姿を。
色無い面持ちのまま、静かに聞いていた。
アザミの姿がゲンの「後ろ」にあった>>135のには
術の発動の瞬間を見落として居た為に
然程驚く様も見せなかったのだが――。]
アザミ、 ……、
[笑みを向けて駆け寄るその人>>136の気配に。
立ち止まったまま、俯いたまま、息を呑んで。
思わず瞳に涙が滲んできて――けれど、零さじと堪えた。]
うん。なんとか、無事だったわ。
色々あった、けれど。
[大月竜は尾を振りフィロを引き剥がしながらも、再度のブレスで霧を払う。
クラウダのしょだけを使うのもバランスが悪いと判断して、地面にたたきつけられた際にしょを交換する。]
っつ。っちったぁ、頭を冷やせ!
[冷気を司るしょ、ツバキにフレアのしょがだめなら、と渡す予定だったブリザドのしょを使い、大月竜の頭部を凍らせんとする――98の凍傷がはいるか]
>>+82
[その返事に、安心して頷いた。
…が、俺がいなくなったら、ミアは?とも考えてしまう。ミアは、きっと本当にずっと一緒だと信じて疑わないだろうと思う。
しかし、と。
ケヴィンの中で、ミアのことが好き過ぎて心配になる気持ちもまた、少しあるのだった。
絶対に、どこであっても負けられない。
そんな風に思う気持ちは、ミアあってのものだ。]
きっとミアがいなけりゃ俺は強くなろう、なんて思わなかったよ。ただ、一緒に居たい。
その為に……強くなりたいな。
(ずっと、一緒に居られる……力を。)
[と、そこへ。>>+83
何かが、倒れ込む音がする。]
ん……、あれ、まずいんじゃないか?
[中を見れば、何かが倒れ込んでいる。
先ほどの医師はどこかへ行ってしまったようだし、とミアの方を見た。]
[>>135
アザミのドスの効いた声が背中に刺さる。
声に殺傷能力があったら大層痛いだろう、そんな声。
けれど、へらりと笑いながら。]
え?
ナンパされたんだよ、俺が。
[アザミを益々怒らせると分かっていて、それでも思わず言ってしまう。]
クーロンの藪医者 ゲンは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
IRPO隊員 アザミは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
黒狼 フィロは、妖魔 メイアル にうしろゆびをさすことにしたよ。
[お互い様と言われれば、>>140首を軽く傾げて]
……ぼく、お世話になりっぱなしだったような気がするんですが……でも、ゲンさんがそう言うなら。
[そして続く言葉には驚きの声を漏らし]
クーロンで……?!
[大事なかった、と聞けば、少し肩の力を抜くが。もしあのクーロンをルミナスのようにシックネスが呑み込んでいたら、と想像すると、それだけで身震いがした。
もう発生したものを叩く、と聞けば頷いて]
…ぼくも、そうしようと考えてました。……分体とは言え、発生したものを放っておけば、ルミナスやナガサメマチのようになってしまう。…コーヤでも、甚大な被害が出た、って、さっき聞きました。それを、見過ごすわけには行かない………もう、廃墟は、作らせません。
[そう、強い決意のこもった瞳で言う。
モンスターのせいで、壊れてしまったリージョンのことを思う。………それによって、どれだけの悲しみが生まれるのかも。
『正義の味方』という言葉には目を瞬かせて、少し意外そうに]
……ゲンさん、正義の味方だったんですか?
[と言った。]
なるほど、冷気に弱い?
[よし、と気合を入れて、もう一撃。
ブリザドのしょ程度なら貴重品ですらない。
文字がしょから離れて消えていくが、それをまるで気にする事なく、大月竜の首を狙って冷気を解き放つ。フィロに当たらなければいいのだけれど。43の凍傷となったか。]
これで、仕舞いだっ!
[ケヴィンの一途さが眩しくて、優しさが嬉しい]
でも、ケヴィンさんもあまり無茶しないでくださいね。
いつもいつも、強すぎる敵と戦っていたら……いつか、何かの間違いがあってはいけませんから。
貴方がいなくなったら……わたし……。
[ちょっと表情を陰らせた所に]
あっ……
大丈夫ですか?
[倒れた人に気づいて、勝手に病室に入りこんだ。
モンスター?下級妖魔?の傍に膝をついた]
[ゲンのふざけた返答>>145を聞き、それでも一応反射的にセルリアンを見てしまう。
ちなみに、かなりきつい目つきだった。]
[アザミ>>139の問い掛けに、直ぐには顔を上げなかった。
見られてしまった、と判りつつも――。
強くなったよう、という言葉にも、はっきりとは頷けぬまま。]
何だか……逆に弱くなっちゃった、かな。
[口許に浮かぶのは苦い笑い。
重ねられた問いに、暫く間を置いて、漸く呟いた。]
迷い、っていうのかしら。
もし、シックネスと戦う時に、
ナガサメマチのみんなとも、会っちゃったら。
アタシは戦えるのかな、って。
[感染者。本体と分体。
そうした情報を得た時から、何処かで考えていた筈で。
けれど、やはり何処かで見ないフリをし続けていたこと。]
[ゲンとアザミのやり取り>>145は、どこか微笑ましい気持ちで見ていたが、アザミのきつい視線>>149が向けられるとびっくうう!となる。
大丈夫、あの妖魔とやりあった時に比べたら全然怖くない。そう思いながらも、その声はかすかに震えて]
えっと、その、ぼくが術で、その……テレパシーみたいな奴なんですけど。
声をかけたんです。それで、偶々繋がった相手がゲンさんで………
[しどろもどろ、と言った調子である]
[返事なんて待たずに話しかける。こうやって話してみると、相棒と似てるな、とか思いつつ。
思い出して。治療受けてる相棒が横目に見えて。じわっとなりそうになって。
瓦礫に目を戻す]
凹んでるのは、正義なのかな?とかね。
気にしてみたらいいんじゃないかな。
[それは、スーにとって『生きてる』っぽいってこと。
きっと、彼にとっては同じ意味を持つこと。基準の基準]
弟くんは正義の味方なんだろ?
だったら、正義っぽいことしようぜ?
[そんな話をしながら、手を動かす。たまに重いの持つとすっぽ抜けたりするんだけど。腕が。]
【ウートラ】
─IRPO─
こんにちは。
こちらに、ツバキという女性は尋ねてきませんでしたか?
髪が長くて、衣服は……、特徴は……
[柔和な顔立ちの青年が、受付嬢に聞く。
きちんとした身なりで、IRPOのバッジをつけている]
ふむ。
そちらで見かけたと。
ありがとうございます。
[愛想よく礼を言い、青年は中へ進んで行く。
何処から見ても立派なIRPO隊員だが……目だけがどこまでも暗く冷たい]
[大月竜の動きが鈍って、ゆっくりと倒れこんでくる。おい、まて。こちとらまだ倒れてるんだ。
荷物を握って逃げるしか――ない]
ぬ、ぬぁあああ!
[こんな所で落ちてたまるか。まだ送り届ける役目は終わってねえんだぞ。誰か敵を押さえ込む役割とかなら兎も角、やられた敵の下敷きなんて――
危機一髪、危うく下敷きになる所だった。]
色々>>143、か。
……そうやって言ってしまうと短いがなあ。
[体感は凄いだろう?と苦笑して。続く、弱音とも聞こえる声には、]
それは、…弱くなったんじゃない。
強くなったから、自分が弱いと気づいたんだ。
あのときの、……初めてあったときのツバキは多分、そんなこと>>150考えもしないでいたよ。
……それはぎりぎりまで迷っていいことだと思う。
ここは、ナガサメマチの人たちがツバキを傷つけて喜ぶと思うのか?今の状態を喜んでいると思うのか?
とか、説得するところなのかもしれないがな。
[『正義の味方か』と問われれば。>>147]
ううん?
今から、成ってみようかと思って。
[やっぱり変かな?と困ったように笑って。]
格好つけて一席ぶっちゃったからね。
ちょっとくらい人生の先輩として見本らしい見本見せないと。
[ねえ?と。
まだ、傍らに居るだろうジャスティスKに]
それにしても。
チャンネル?だっけが繋がったのは割と自然な出来事だったのかもね。
考えてたこと一緒だったんだ。
[何度も、頷いて]
[軽く、首を振って自分の前言を否定する。]
それは、結局のところ、ツバキにしか決められない、ツバキにしか背負えないことだ。
迷って、――あなたが出した答えなら、それがどんな答えであれ、私は肯定するよ。
私に言えるのは、これくらいだ。
[そして、いつもながら偉そうですまないな。と。]
……そうか。あの、そんなに怯えなくてもいいんだぞ。
[震えているようにも見えるセルリアン>>152にちょっとすまなく思った。]
ああ。うん。でも。
やっぱり正義の味方って自称しちゃうのは。
気恥ずかしくて、くすぐったいね。
[はにかむように響く声は、素直なことば。]
っと、あ。
忘れねーうちに、っと。
[鼻先を倒れた大月竜へと向けて、きちんとそれに身体を向け直す。
キラキラと光の粒になり始めたそれらに対し大きく口を開くと、吸い込むようにして光の粒を食らった]
ん、く。 よし。
……ふはー、やっと終わったー。
[四肢を地面につけ、その場でお座りをして後足で耳の後ろを掻く]
降魔士 トキワは、はかまいりにいくのをやめたよ。
大丈夫、なんとかなった。
[少し息を切らせるけれど、それでも、なんとかセーフ。アレの誤作動もしてない様だし。うん、カウントダウンの音も聞こえない。]
とりあえず、お疲れ――っと。
[で、ここからどうする、地続きリージョンを探すにしても、スーが居ないとな、と辺りを見回して]
それだ。今アザミさんがいいこと言った。
[言い出しかかったのと似たようなことを、アザミさんが言ってくれた>>161。今だーっとばかり、口を挟む]
言ったよね。私が繋ぐのは、精神。
やるって決めるのが、一番大事。
例えばさ。『アイツからマチのヒトを取り返す!』でもいいんだよ?
[口にして。やべ。口挟んだのはまずかったか。と、そ知らぬふりで回れ右。
なお、笑顔は向けられたけど、ダメとは言われてないのでアザミさんはアザミさんです。
相棒だって、他のヒトがJQって呼ぼうがジャスティスQって呼ぼうが、相棒は相棒だし]
…シックネスの友達っぽい私の言うことは信じなくていいけどさ。
ツバキが絶対だ!って信じられる自分の答えを信じたらいいんじゃない?
[だって、絶対だって思うのが大事だ。あいつとの勝負は、気持ちの勝負だから]
【ジャスティスK】
─ クレイン研究所 ─
[片付けは大体済んだようだ。
これなら、また研究所として使用できるだろう。
次の主人が誰になるかは、まだ決まっていないが。
……そんな時に、話しかけられて、しかもその理由が理由で>>153]
私は、第三者視点で観察した時に、そんなに元気がないでしょうか?
[ジャスティスKにとって黙っているのは苦痛ではない。
だから、黙って片付けていたことに意味はなかったはず、なのだけど]
ところで。
[おもむろにツバキの全身をまじまじと見て。]
どうやら、銃技に手を出したようだな?
銃は何を使っている?
[確認させてもらえたなら、ふむと少し考え込む。]
武器庫に今は誰も使っていない、これより性能のいい銃があったはずだ。……ツバキに合うとは限らないが、一度試してみないか?
[返ってきたのは、肯定か否定か。
…いずれにせよ、がたがきた自分のカタナの代わりを探すためにも、武器庫に向かった。]
【ジャスティスK】
貴方はジャスティスQの相棒だったそうですね。
今、「正義」と3度言いました。
それはつまり、ジャスティスQと「正義」について、あるいは私のことについて話をしていたからだと推測します。
教えて下さい。
姉さんは、貴方とどんな話をしたのですか?
[変かな、と笑うゲンに>>159、]
………そんなことないです。
そんなことないですよ。
ゲンさんなら、なれます。恰好いい、『正義の味方』に。
[それは、自然な思いだった。自然にそれを信じられた。術の『きずな』が繋げた相手だったから、かもしれない。]
……ふふ。どうやら、そうみたいですね。
[考えてること一緒、と言われれば、どこかくすぐったそうに、笑って。]
ところで?
[アザミと話しているツバキに目を向けて]
ウートラに狙われてるって言ってたのはそっちの髪の長いお嬢さんかな?
[以前、そんな話を聞いたことを思い出して、セルリアンに尋ねた。]
[アザミ>>158の言葉にはっとする。]
そう、なのかな。
……ちゃんと成長できたから、こんな風に、 迷えるの、かな。
[以前の自分ならば、何も迷わずに
無鉄砲に戦いに行ってしまいがちだ、とは思えた。
初めてアザミと出会った時、いきなりIRPO隊員に
なると言い出したのだって、きっとそう。
と、彼女が紡いだ「説得」の問いに。
この場でも少しだけ、思い巡らせながら――。]
そうね、迷ってみる。
何時までも踏み止まってる訳にはいかないけれど。
それでも――ちゃんと迷って、自分で答えを出すわ。
[そうアザミ>>161に答えてから、漸く顔を上げれば、
堪えきれて居なかった涙が頬を伝い始めていた。
それでも口角は、くっと笑みの形に上げて]
[はにかむような『声』が聞こえて。思わず目を細める。]
いいと思いますよ。ぼくは。
…かっこいいです。
[飾らない言葉で。呟くように。答えた。]
―IRPO本部・廊下―
……ベヒーモスがあったのは昨日確認したが……リーサルドラグーンは誰か持ち出していたか?
まあ、それならそれで力づくで回収、もとい頼んで戻してもらえばいいんだが。
[実は、ラボの一件で今月88(100)]件目の始末書を書く羽目になったため、わりともう何も怖くない状態である。
銃使いの同僚にとってはただの災難でしかないが。
こつん、こつんと足音が廊下に響く。]
んー。まぁ。
なんかちょっとこう、俯き加減?
[感覚的な話し>>167。むしろ、瓦礫の片づけをしていれば、前かがみになることが多いのは当たり前なのだけど。
あるいは、接続が少し残ってて、そこから補正が入ってそういう風に見えたのかも]
お。それ聞いちゃう?
いいよいいよ。いくらでも話すよ。
出会い編ルミナス編シップ編そのほか諸々取り揃えてるよ。
何処から話す?
[問われて>>169返す、嬉しそうな声。だって自慢の相棒なのだ。話すのは嬉しい]
…あー、でも、あんまり長居もできるわけじゃないし。
シュライク行きのシップの出発時刻までね。
[それまでには、きっと、この研究室で交わされるそれぞれの会話も、一段落はしているだろう]
あと墓場的な意見として、墓落ちするとボスに挑めなくなる、戦闘不能になる、ってのが長期に及ぶと少しやりにくいな。
俺的にはミアがいるからネタには困らないんだが、ミアがいなかったケースは?って考えるとな。
意思回復のロールは建てられるが……。
その後、が問題点だと思う。
/*
ああ、もうちょっとしっかりツバキと喋りたかった……しかし手と判断が遅いので仕方ない。
村建ても立て込んですまん!
辛いようなら、スターライトヒールをかけましょうか?
[先に断るのは、もし不死族系モンスターだったなら、逆に苦しめてしまうから。
コーヤ、という言葉には注意を引かれ、シュンバは元気だというケヴィンの言葉にうなづいた。
そう、ひとの胸に触るくらい元気で]
[ゲンに、ウートラのことで尋ねられれば>>171、手のひらに少し汗がにじむのを感じた。]
……………そうです。
[彼ならば信頼できる。だから、そう答えた。
ただ。さっきフィロに尋ねそびれたこと>>49。いやな、予感。
あの日見たもの。フィロと見知らぬ少年。ウートラは連絡にカードを使う。もしかしたら、あの時。
今、これからシックネスを倒そうという、この時に、話していいものだろうか。ツバキの顔を、見る]
……シュンバ。
そう。いきている。
……よかった。
ラーシナ、安心、できる。
あり、がとう。
[男性から聞いた青年の名前に何度か瞬きした後、胸に刻み込むようにその名を唱える。記憶に残る彼の姿を、その名前で塗り替えた。彼もまた一命を取り留めたことを聞くと安堵の息を漏らす。枷が外れたかのように、身体が僅かに軽くなるのを感じた。生きていればまた会うこともできるかもしれない。二人に礼の言葉を呟いて、静かに頭を下げた]
【ウートラ】
―IRPO本部・廊下―
[隊員のバッジをつけた青年は、向こうから歩いてきた女性>>174に愛想の良い笑いを向ける]
やあ、久しぶり。
このあたりで、「ツバキ」さんという民間人女性を見なかった?
伝言を預かって、こちらの方へ向かったと聞いて探しているのだけど……。
[続く事件に、本部の人の出入りは激しい。
だから、かけられた声>>180に、その姿が見慣れぬことにもとくに疑問も抱かずに返事を返す。]
伝言なら私が伝えておこう。なんだ?
[相手を疑って、ではなく。今のツバキにあまり知らない人を合わせたくなかった。]
ラーシナ、話、上手ちがう、もともと。
……すこし、お願い。
[女性の心配げな様子に、この口調は元来のものであることを伝えつつ、スターライトヒールの提案に対して控えめに頷いた。意識を醒ましたばかりで、思うように身体が動かないのは事実だった]
[と、それまで塞いでしまっていたこともあって、
セルリアンとゲンの方に意識が向いたのは、
丁度ゲンの視線を受け、ウートラの名前を
聞き拾った時>>171だった。]
―――えっと、アナタがその。
『通信相手』さんのゲンさん、なのよね。
そっか。アタシのこと、伝えててくれたんだ。
[セルリアンの方に小さく笑みを向け、
彼の是を裏付けるように、頷いた>>179。
IRPOという場所故に、ウートラの目も無いだろう、と。
――というのは、油断、だったのだが。]
ちょっと、時術の資質で、狙われちゃってて。
それもあって、IRPOには来たんだけれど――。
でも其れよりは先ず、シックネスの方を
何とかしなきゃ、ね。
【ウートラ】
[愛想の良い笑みの中、一瞬、酷薄な冷笑が混ざる。
……すぐに元に戻して]
ああ、良かった。
やっと彼女を知っている人に会えた。
さすがにこの人数では、漏れ聞こえる音だけでは、場所が特定できなくてな。
[それから、伝言を伝えておこうという言葉には困った顔を作って]
なかなか、他には聞かせられない事情で……、どうしても本人にと頼まれているのだけど。
君は彼女の事情をどのくらい知っているのかな。
【ウートラ】
[愛想の良い笑みの中、一瞬、酷薄な冷笑が混ざる。
……すぐに元に戻して]
ああ、良かった。
やっと彼女を知っている人に会えた。
さすがにこの人数では、漏れ聞こえる音だけでは、場所が特定できなくてな。
[それから、伝言を伝えておこうという言葉には困った顔を作って]
なかなか、他には聞かせられない事情でな……、どうしても本人にと頼まれているのだが。
そういう君は、彼女の事情をどのくらい知っているのだ?
[>>179
どこか親近感を覚える和装姿。
淑女と呼ぶべき年の様ではあるが妙にあぶなっかしいといか、幼いような様の雰囲気を女性をちらと見遣る。
アザミがせっせと世話を焼いている様が何か微笑ましい。]
「シックネス」の問題が解決しても、ウートラが消える訳じゃないからね。
IRPOでも指名手配されてるって話だけど…。
[―――当てにならないからさ。と言うのはアザミに気を使って言葉に出さず。伝える。]
彼女の身の振り方もちょっと考えないとね。
まぁ、まずは。目の前の問題でしょ?
[そう言いながら、部屋を出るアザミの背中を目で追う]
[女性には、ミアを前にして緊張する様子がない。>>+94
下級妖魔のへりくだった態度は良く見ていたから、ではモンスターなのかな、とミアは思いつつ]
<スターライトヒール!>
[柔らかな星の光をそそいだ]
貴女もコーヤでこの怪我を?
コーヤに元から住んでるのは、人間だけだって聞きましたから……助けに行ったのですね。
とても勇敢だと思います。
気のせいだと良いんですけどね。
[フィロが見回しても何もないのであれば、きっと気のせいだ。
だから、ゆっくりと休息を取る]
ま、物理耐性はないんですけどね。
[だからこそゾクチョウと殴り合いになったのだ。
笑って、頷いた]
……さっきから、『君』だのなんの言って私の名前を呼ばないのは失礼じゃないか?
[――冷笑を感覚だけが拾って、急に背がぞくりと冷えた。
その理由は探せないまま、問いに問いを返して>>185きた男に、さらに質問する。]
私は、ナガサメマチの件については報告書をあげたぞ。
隊員なら閲覧できるはずだが。…ツバキのことを探しているのに、それを調べていないのか?
[うっすらと声に疑念が滲んでいるのが伝わったか。]
……シックネスは倒さなきゃならない。これは間違いない。
でも。ウートラも、倒さなきゃならない………否。倒す。
[ゲンの『ウートラが消えるわけじゃない、>>186との言葉に頷いて、言葉を紡ぐ。いやにハッキリとした、その言葉に、ツバキは何か違和感を持っただろうか]
【ウートラ】
そういう君こそ、我の名を呼ばないだろうに。
久しぶり過ぎて忘れてしまったか?
[もちろん、会ったことなどない。
しかし、「久しぶり」と有効的に挨拶されて、「誰ですか?」とはなかなか言えない物だとウートラは思っていた]
つまりあの報告書に乗っている程度の事しか知らない、ということだな。
ならば、やはり伝言は聞かせられない。
これは彼女の貴重な能力に関することなのだ。
[むろん、ウートラに報告書を閲覧する権限などない。あてずっぽうだ。
IRPO隊員を操る事が出来れば、聞きだす事も可能だろうが、やはり警察組織。いつぞやのモンスターのようにはうまくいかなかった]
ああ、もし何か心配なら一緒に行けばいいだろう。
[>>184]
そう。俺がセルリアンの『通信相手』だよ。
[ツバキの問いかけには頷き1つ。
「時術の資質」を持つという話には流石に驚いた顔をして]
秘匿術士に逢えるなんてね。
狙われる、理由としては実に納得、かな。
[術を嗜む者なら一度は聞いたことがある秘匿術士。
とはいえ。それは神話伝説レヴェルの話で]
うん…実際あえるなんてね。
[自分に再認識をさせるためと言うように。同じ言葉をもう一度。
そして、まじまじと見つめた]
久しぶりも何も、直接面識はないだろう。
[きっぱりとした口調で言い返す。]
第一、どこにでもいそうなお前と違って、男の制服を着たワカツ系の女隊員などというものはな、IRPOでも私一人なんだ。
――さあ、私の名を呼んでみろ。
呼べなければ、不審者と判断するぞ!
[宣言したときには、すでにカタナに手をかけている。]
[漸く周りに意識を向けられるようになって、
人型のメカと話すスー>>175の方を向く。
長居もできるわけじゃ、の言葉を聞き拾いつつ――。]
うん。アイツのことだって、必ず倒すわ。
アタシや、アタシを護ってくれた――くれる人たちの為にも。
[ウートラの件でふたり話していたこと>>186>>189に、
小さく頷き――セルリアンの方を見た。
ふっと思考に過ったのは、あの時感じた焦燥>>5:95。]
………セルリアン、何か、あったの?
[倒す、と。
秘匿術士、という訳でも無さそうな彼が示す意志に、
違和感のような、不思議さというか、そんなものを覚えて。]
【ジャスティスK】
─ クレイン研究所 ─
[>>175ゾンビの話は、無駄が多く無節操で無秩序だった。
しかし、それにリンクに保管されていた姉のデータを照らし合わせると、彼らの旅、戦い、そして絆が伝わってきて]
そうですか。
話を聞いてとても楽しかったです。
私も、「相棒」が欲しいと思うようになりました。
[鋼鉄の頭部パーツの中、かすかにこぼれたそれは、笑顔のようなものだったのかもしれない]
【ウートラ】
[愛想の良い顔を、困り顔にして、青年は降参のポーズの様に両手を上げた]
失礼した。
からかいすぎたな。
エナジーチェーン。
[ごく通常の会話の続きのように、魔術を繰り出した。痛みを与えて締めつける魔術の鎖。
……心術の呪縛、陰術のシャドウネットと、同じように麻痺させる術はあるのに、それを選んだのは悪意に他ならない]
なんでジャスティスK動かしにくくなったかなー。
壊れてる時の方が楽しかったね!
やはり、今のKは敗者だからかな?
いや、あれかな。
敗北した後の事を考えてなかったからかな。
死しかないはずだったのに、うっかり第二巻が始まっちゃって戸惑っている。
主役を下りたはずだったのにと。
そう、でも、それぞれの人生の主役はやめられないんだよね。負けても、カッコ悪くても。
Kはそれを初めて知った。
[ツバキの疑問>>194にはっとして。………そして、躊躇いがちに、口を開いた。]
……言い出すタイミングが、中々なかったのと。不安を与えたくなかったのと、で、黙ってたけど。
ドゥヴァンの、建物の、奥で。
……見たんだ。
フィロと話してた。フィロを、操って、………聞き出してたんだ。時術使いのことを。その、名前を。
……あれは、きっと、ウートラ、だった。
[吐き出すように、そこまで言って……聞いた。アザミの鋭い声>>193を]
お、嬉しいこと言ってくれるじゃん。
でも、わたしの相棒は相棒だかんね。残念でしたー。
弟くんは弟くんの相棒見つけなよ。
弟くんもさ。忙しいのかもしんないけど。でも、あっちこっち行くんでしょ?
見つかる見つかる。たぶんきっとめいびー。
[気のせいかもしれないけど、弟くんが笑ったみたいな気がして>>195。それを、なかなかに嬉しく思う。それはなかなかに『生きてる』っぽいことだからだ]
…あれ。わたし、倒されんの?
え。いや。ちょっといろいろ待って欲しいかなー?
[だってツバキがこっちの方見た後アイツを倒すとか言うのだ>>194。
弟くん相手に相棒自慢してた身としては、『アイツ』が誰を指すのかなんてわからない]
[『通信相手』だ、と頷いたゲン>>191。
そんな彼の驚く顔も無理は無いと思い、苦笑い一つ。
まじまじと見つめる視線には、流石に
少しだけどきりとして目を逸らしもしたのだけれど。]
外に出たのも、一週間くらい前が初めてで――、
[と、ゲンから名を呼ばれないことに、
其処までは『通信』で伝わっていないのかと思う。]
アタシはツバキ、っていうの。
ゲンさん……も、何だか、
ナガサメマチの人みたいな名前ね。
それとも、京の人かしら?なんて。
[そんなツバキもまさか、今は無きワカツと縁のある人と
こうして普通に顔を合わせているとは思わずに。]
ッ!
[尋ねずに斬り付けるべきだった、と数瞬前の自分の行動を悔やむ。
悲鳴を咄嗟に噛み殺せたので、少しはマシだが]
(こんなところで悲鳴をあげたら、)
[ツバキが逃げてくれればいいが、駆けつけてでもきたらただの鴨葱だ。]
くぅ……。
[かろうじで動く指先で、押すのは通信機のボタン。
一番最近登録した相手(ツバキに貸与したときにしたので)に通信を一方的に送る。]
――ツバキを狙う魔術師がIRPOに来ている!気をつけろ!
[『ここにきている』と言わなかったのは、少しでもツバキの居場所に確信をもたれなければ、と考えて。]
[>>199
少し困ったように笑って。]
ワカツ、だよ。
今はもうない…
[そこまで言いかけたところに電子音。
そして、アザミの声>>200]
二人とも、そこに居ろ。
様子を見てくる!!
[一目散にアザミの元へ]
【ウートラ】
ほう、小癪なことをしてくれる。
[大きな手を伸ばして、通信機を取り上げた。
通話をOFFにすると、そのまま鎖を引いて押し倒す]
ツバキの居場所を言え。
さもければ……、
[どうしてやろうかと、男装の娘を見下ろして、柔らかな髪を掴んだ]
もっと男らしくしてやろうか。
[笑い混じりに唱えるのは、秘術「剣」]
ミアを退屈させちまってねーかなーと言うのが目下の悩み。
俺の馬鹿野郎ー。
ミアを楽しませるのが生きがいなんだが、ついストーリーとか周りと絡むこと、とか考えててウボアー。
ラスと戦いたがってるのは、その辺が理由だったりする。
誰より、ミアを楽しませたいんだよなー。
複線は作ってあるけど。
使う場面がこなけりゃ意味がねー。
[鳴り響いた電子音と、弾かれるように出て行ったゲン>>201に、異常事態が起こったことを知る。虫の知らせ。予感めいたものがあった。声を潜めて、ツバキに告げる]
……じっとしてた方がいい。………できるだけ、静かに。
[そして、目を閉じ、祈る。アザミさん、どうか無事で、と]
[不安は抱えつつも、一先ずこの場の誤解を解くために。
スーに、先ほど伝えきれなかった>>176話を。
声を潜めたのはその内容の為では無く、外に自分の声を洩らさぬ為。]
アナタを倒したいんじゃなくて、
ちょっと、話したいことがあったの。
アナタがさっき言っていた、
《月》とか、地続きとかの話だけれど。
“神隠し”。そんな伝承が、ナガサメマチにはあるの。
神社の裏や、裏の山奥に無闇に立ち入ったら、
アヤカシやモノノケに攫われてしまうよ――って。
[「アヤカシ」「モノノケ」は、それぞれ妖魔とモンスターのこと。
詰りナガサメマチのヒューマンの多数派によって、それら種族に
根も葉もない疑いが掛けられていたということだが。]
アタシも実際、そんな経験が無かった訳じゃ無い。
小さい頃のことだったし、シェリアクに怒られたこと以外
あまりよく覚えていないんだけれど。
――本当に、神社の裏にでも、別のリージョンに繋がる道が
あるのかも、しれないわ。
[未だ自分自身では行先の結論は出せていなかったが、
これだけは、伝えよう、という気持ちになっていた。]
[いや、確かにその声は告げていた。魔術師と……魔術師?]
魔術……………………マジック、キングダム…………?
[顔が険しくなる。すぐにでも飛び出したい衝動を抑えて。今は、ツバキのそばにいなければ。]
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