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分体ってことは。
本体がいるのだろう?
それをなんとかすれば、分体は朽ちるのではないのかな?
蜂の集団(コロニー)のように1つの目的意識を持った「複数」では無く。
「唯一の個」に統制された、端末としての「一部」なら。
例えば、メインの電源を落としたら、此処にある機器が全部止まっちゃうみたいにさ?
[まぁ、此処の施設には予備電源とかあるんだろうけどねー。
などと、自己ツッコミをしながら。ポツリ零した推論は焦るように去って行ったスーに聞こえたかどうだか解らない。
ありがとねー。
とその背中に声を掛けた。]
[と。
「退避行動を要求します」>>51
その呼びかけに自然、J・Qのほうに目をむける。]
姉弟、でいいのかな?
水入らずのとこ、お邪魔してごめんね?
でも、俺も乗りかかった船から降りる趣味は無いんだよね?
[―――あ、でも―――
―――お前たちは退避なさい。危ないから。
と部屋の中のIRPOの隊員達に勧めた。
アザミが在室していたなら彼女には特に強く言っただろう。]
――オウミ――
[水の都、そういえば海洋都市は見た事があっても水に彩られた都と言うのは見た事がなかった。少し観光したい気もしたが、漁師組合へとまずは向かう]
――済みません、この退治依頼の事なんですが?
ああ、受けようと思ったんですけど、仲間がいると有り難いなー、と。
とはいえ他のPTを組んでいる方に追加人員はやり難そうですし、ソロの方とか。
[そういって、ソロで受ける位実力に自信のある人物の情報を探る。
一人で受けた上に、報酬でなく情報を求めた人物がいる>>52と言う話を聴いた。
思わず目を丸くして―]
一人、一人で、しかも情報、ですか。
解りました、探してみます。
え?一人で大丈夫か、ですか?
まぁどうにかなると思いますよ。
[そんな訳で、その一人で受けた何者かを探しに、モンスターの群れへと向かって行った]
― オウミ ―
へえ、案外と素早いじゃない。
それでも――
[身に着けた妖魔武具で無造作に、蹴りつける。
気を失って妖魔武具に取り込まれていく小月竜の姿があった。
そのまま、次の小月竜を蹴りつけ。
或いは幻魔で切り裂いて行く。]
あたしには勝てないけれどね?
[また、次の相手を具足の蹴りで葬り去って。
とは言え、吸収した能力は回復系なのか使う事は無かったが。]
しかしまあ、かなりの数ね。
この分だと、全部片づけるのは面倒そうだわ。
[そう呟きながら、目の前の相手をまた切り裂いて行く。
ここまで一方的に葬ってもこちらに向かってくるのはモンスターの習性なのか。]
さて、大体この辺りらしいんだけれど――
[衝撃音、立ち回る音。戦いの音が聞こえてくる。
こっちか、と駆け出してみれば、見えるのは、剣舞、と言うには蹴りも混じって華麗さはやや減退している光景。
とはいえ、あの数の群れに一人では、時間もかかるし何より、話しかける切欠も必要だった。]
手はご入用で?と言いながらも少しは私も獲物が欲しい所でして――ね!
[前方に見える戦線という距離を生かして、集中。小月竜の右翼にほのおの柱を生み出しぶつけ。攻撃範囲で目標の速さを捉えんとする。討ち漏らしはあれども、ほのおそのものに包む事だけなら出来た]
強さを求める武術家 ジャッカルは、ここまでのプレイをセーブした。[ファイル1(3)] ( b0 )
へえ……
[生み出されるほのおの柱。
見ればヒューマンの女性がモンスターへと攻撃していのが見えた。]
援護に?
助かるわ!
[大した相手では無いとは言えそれなりの数である以上は面倒だった。
なら、2人の方が楽だろうと目の前のモンスターに切りつけながら声をかけた。]
[ウートラの根城の一つで。
さして興味もなさそうに、資料を一通り調べたあと。
特に何も盗らずに、その場を後にしようとする]
―ドゥヴァン・支部―
[………気を失って。短い眠り。短い夢。それは蒼き修士服を纏った術士の夢。
その眠りは、長くはなかった。それは…奥に潜む何者かが、術を発動した>>35頃だったろうか。
感じたのは、強力な、術の力。
びりびりと、精神を焦がすような。何かを、思い出させるような。
目覚める。…嫌な、予感。嫌な、感じ。]
……フィロ…………
[立ち上がって、フィロが向かった奥へと。その、手前で、気配を感じて、身を隠す。
ちらりと見えたのは、少年の姿をした『何か』。
……違う、あれは少年ではない。]
(………術士だ。それも、桁外れの……)
[それが、先程話していた>>20 >>22ウートラ本人とは知らず。しかし、その力に。冷たい汗が流れる。
そうして、聴こえて来た、声>>40。]
(時術使い……見つけた………?)
[嫌な予感が形を持つ。フィロは、操られているのだろうか。相手の欲する答えを、そのまま、告げて行く。
その中にはセルリアンの名も有り。………それを聞いた少年が何かを考える仕草を見せる。
ぞくり。
そんな、地面から蟲が這い上がるような感覚。
フィロを、その場から解放することも、行動を起こせば出来たかも知れない。
しかし、それをするには、まだ、セルリアンは……]
箱入り術士 セルリアンは、半妖 ヴァレリー にうしろゆびをさすことにしたよ。
――あー、ったく、精度甘いなぁ、私っ!
[ほのおに包んだ筈のモンスターの一部は逃れて此方にも迫ってくる。]
持ちつ持たれつ、一人だと厳しいですし――ねっ!
っつ――。
[この数を相手にダメージを受けている様子なく小月竜へ斬りつけている前方の女性に言葉を返しながらも、素早い動きで襲撃してくる小月竜の顔めがけてとびひざげりを仕掛け、時に数に対処できずに体当たりを受けてよろめきながらも、戦線を保たせ、奴らをほのおの範囲に纏らせるように位置取りに苦しむ。]
【ウートラ】
[>>+20その背に少女の高い声がかかる]
そんなに急いで帰らずとも、茶くらい飲んで行ってはどうだ?
>>+18
生きて帰れただけで大勝利、か。
[ふっ、と笑って頷いた。そうかもしれない。
しかし、それはきっと。ミアが居てくれたから。そんな気がするのだ。
強く繋いだ手は、ミアがそこにいることを感じさせる。それはケヴィンをとっても、安心させてくれていただろう。]
…ミア?
[見渡せば、幻想的な光りが浮かびあがっている。淡く光る花や、輝くクリスタル。それらはランプの代わりなのだろう。
ここもクーロンのような夜のリージョンなのかもしれない。クーロンとは違い、とても静かで、蛍火の浮かぶ花畑のようなところだったけれど。
ケヴィンも、空術の調査の関係でファシナトゥールのことは調べていた。今となっては、そのことはもう必要はないと考えていたが。
上を見れば、荘厳な城が。街の頭を抑えるようにそびえたつ。ミアの様子を見て、察する。その光景は、まるで……。]
……ここは、ファシナトゥール、なのか?
[肩越しにミアに聞きつつ、頬をかいた。]
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