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―回想・マンハッタン―
………ふふ。…強いな、ツバキさんは………
うん。きっと、大丈夫。
[屈託なく返すツバキ>>123に、そう、微笑みかける。そして、ルミナスとナガサメマチの違いについて問えば、少しの逡巡がそこにはあっただろうか。彼女が見かけたと言う知り合いの話>>126]
……それは……『生存者』……?それとも………
[そのとき、競売から帰ってきたフィロの姿が見える>>91 その姿を見て、一旦話しを打ち切り、にこやかに声を上げる]
ああ、フィロ、お帰……り?…って、え、ドゥヴァン?
待ってて、って… え…?
[その様子に戸惑いを覚えつつも。何か胸騒ぎを感じる。ツバキが同行を申し出るが――]
させると思っているのか!
[ヴァイロのすぐ後ろを並走してきたシュンバの刀がその腕を斬りつける]
───ズシャ!
[重く、しかし確かな手ごたえがシュンバの手に伝わる。]
[そこで告げられたのは、大きな危険がそこにある、と言う事実>>68。沈黙が場を支配する。
そのとき、ツバキが声を発した。>>128
本当は、恐ろしい。行きたくない。逃げ出したい。
でも、ツバキも、フィロも、行くと言うのなら。 ほうってなんて、おけない。]
………ぼくも、行くよ。
二人が行くのに、じっとなんてしていられない。
[それに。もしものことが有れば自分の『ゲート』で逃げれば良いと。この時は楽天的に考えていたのだ。]
―現在・ドゥヴァン―
[自分が閃いた剣技が酷く美しく高圧的な妖魔の攻撃を逸らし、そこにツバキが術を行使して。
…ツバキが叫ぶ。>>218 フィロが更に隙を作り>>220、フィロが自分達を追い越して先導する。>>221
それは、一つの建物へと。]
………今、行く……!
[やや、息が切れている。やはり、体力がまだ足りない。…少しだけ、技の力は身に付いた気はするが。]
ひゅこおおおおお?!
[腕の痛み>>223に、仏像は叫び声をあげた。
思わず掴んでいた物を取り落とす]
ひだあああひごどおおおおひなひぇぇぇぇ
ひごごごごつつつつつぅぅぅ
ひごごつにぃぃぃぃなろおおおおおぉぉぉぉ
[太くて渇いた喉が、何かを言った。
言いながらバカのひとつ覚えのように、シュンバに手を伸ばした]
色んなところで悲惨なことになってるけど、桃色の迷宮は平和なもんだ(
さて、どうやって出るかな。
原作的には、一旦「どちらかしか出れない」んだが。
これ、出口が空術の繋がりが深いドゥバンなんだよな……。今日出るってことは、どう考えてもラスと対峙することになるし。
後々で良いよなっていう。
[彼女は、でも、今は本当はバカではないのだ。
大きいこの体は、大きい割に賢くて、少しだけ小賢しい事が出来た。
彼女が狙っていたのは……ラーシナが連れてきた人間たち>> 208。
彼らが全員、感染しきるのを待っていたのだった。
ラーシナは気づいていただろうか。一緒に戦うはずの彼らから、支援がこないことを]
<流し受け-ディフレクト->
バカかてめぇ?そんなマヌケな攻撃なんて不意打ち以外で俺様には当たらねぇよ
[刀の背でヴァイロの手を脇にいなすとそのまま刀を返して肩口を上段から斬り下す。そうしてヴァイロも肩口をバッサリと切り裂いた…はずだった。だが次の瞬間に見えたのは即座にその傷が消えていく光景だった]
─ ドゥヴァン・支部 ─
[全力で疾走すれば2人を置いていってしまうから、そこは加減をして。
いくつかの角を曲がった先にある建物の前へと辿り着くと、そこでようやく人型へと戻った]
ここ! 早く入って!!
[術士である2人にこの距離を全力疾走は酷だったかもしれないが、妖魔から逃れるためだ、止むを得ない。
開いた扉の中へと誘導すると、2人が入ったところでフィロも入り、勢い良く扉を閉めた]
─────
[扉を閉める大きな音の後にしばし静寂が流れる]
―回想:ドゥヴァン―
[それは、幻想的で、妖艶で、死の臭いに満ちた光景だった。
そこら中を舞う蝶を注意深く避けながら、駆けて行く>>108フィロを追いかける。
そのとき、ツバキが叫んだ>>140 ……それは、糸。銀色に輝く糸がフィロを襲う。>>118]
―――ッ!!!
[そこにいたのは。この災厄とも言える惨状を引き起こした主。妖魔の君。
…過去に、自分も知っているキングダムの術士…
それは、彼の名付けに関わったとある術士の弟だったと聞く…も、戦ったと言う、存在。
強大な、力を感じる。
その姿はあまりにも美しく、恐ろしいもので。
…自分の足が、震えるのを感じた。]
[ケヴィンの様子>>+25と裏はらに、ミアの表情は青ざめて行く]
もしかして……もしかしてここは、白百合の君が抜けたと言う、
「闇の迷宮」
もし本当にそうだとしたら、だとしたら……!
[ミアは唇を震わせ、さっきまでの幸せな様子はどこへやら、指を強く握りしめた]
[尾の先に、激しい痛みが走った。血が体内を駆け巡るのを感じる。胸の中で「彼女」の存在が大きくなっていく。『たべたい、いきたい』 囁きが聞こえた。意識が半ば闇に堕ちていく。そうして、そのまま倒れ込んだ。
闇の中で幻視が訪れる。済王の古墳の光景だ。『たべたい、いきたい』――それは、「彼女」のものだけではなかった。かつての自身も持っていた感情だった。
済王の古墳に棲まう、モンスターですらない脆弱な蛇。小動物や、モンスターとの戦いに敗れ亡くなった人の死肉を『たべ』、光の射さぬ古墳の隅で本能のままに『いきて』いた記憶。
古墳に秘められた三種の神器の影響による変異体であった一匹の蛇は、生命科学研究所の所員によって捕らえられ、人造モンスターに変貌を遂げた――]
あ、あ、あ、ぅ。
たべたい、いきたい……
[すべてを思い出した。記憶を取り戻すという目的は果たされたのだ。後はもう、元に戻るだけ。『たべて』『いきる』、それだけの動物に戻る。ただそれだけのことだ]
きょおおおお!
きょおおおおおおぉぉぉぉ!
[新しく吸収した能力>>228>>231は、とても使い勝手がいい。
彼女は明るく楽しく笑った。
仏像の喉ではおぞましく不快な不協和音にしかならなかった]
[単純な攻撃、という挑発を理解できたわけではなかったが。
笑い声を止めると同時に、シュンバにむけ、ずばあ!と口から長い長い舌を槍のように突き出した]
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