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[感想の部分で、ミアは息を整えた。
背後にある金のハープは、弾き手もいないのに、勝手に天上の調べを奏でている。
ちらりとラスの様子をうかがって、ミアは後悔した。
ラスが歌に興味を示しておらず、まだ指輪を眺めていたからだ]
……ッ空の遠くにこだまする
悲しい風の鳴き声の
[半音の半音、出だしが遅れた。
ミアは、白い手で胸元を押さえた]
??? がやってきたよ。
???は、おまかせ になれるよういのったよ。
― 回想:一週間前のとあるリージョン ―
[その地に当代の“保有者”が住むことを知る者はごく僅か。
長生を誇る妖魔の君でさえ、知らぬ者が居てもおかしくない。
代替わりがあったのはここ十数年の間とも言われるが
それさえも定かに知る者が居るかどうかは疑わしい。
まさかそんな稀代の術の保有者が、その日その時、
年甲斐も無くわがままを連ねる姿を誰が想像しただろう。]
――それは承服できかねます。
幾ら外のリージョンに出たいと言われましても。
『時術使いに小さなリージョンで平穏な暮らしを与えること』
『時術使いの所在をそのリージョン外に知らせないこと』
この二つが、“先代”を知るあの方との誓い。
そして術者たる貴女の持つ術の研究が、俺の望みですから。
[時術使いとしてそのヒューマンを知る、数少ないそのひとりは
肩を竦めてみせながら、どうしたものかと思案していた。**]
― →オウミ ―
[水の都、オウミへとシップに乗って降り立っていた。
赤や紫の薔薇で飾られたシップは明らかに妖魔の好んで使うそれと周囲の者にも分かるだろう。
最も、メイアルの姿を一目見れば彼女をヒューマンやモンスターとは思うまいが。]
ふうん、綺麗なところじゃない。
人にしては良い趣味ね。
[ふと、水路を見やる。
そこに花びらが散っていた……
メイアルはその花びらを暫くは眺めているのだった**]
─ そして今:クーロンシップ発着場 ─
[飛び立つシップの風が、ミアの長い金髪とスカートを揺らした。
片手で乱れた髪を抑え、ミアはポーチを抱きしめた。
ポーチの中にはクレジットが少しと、ラスの宝物庫から持ちだした宝石がいくつかと、あの……あの金の指輪が入っている]
[コルネフォーロスからは、あまりにもあっけなく出る事が出来た。
それはそうだ。ラスは、コレクションに無粋な手錠などをかけたりしていない。
なぜなら……。そんな形あるもので縛らなくとも、この心と魂は、どうしようもなく彼に魅了されているのだから]
[彼は追ってくるだろうか。
追ってきて……くれるだろうか?
追ってくるとしたら、それはミアをだろうか。それとも、この指輪だろうか]
[ミアには分からなかった]
村の設定が変更されました。
??? はきゅうようをおもいだしたみたい。(またきてね!)
時術使い ツバキ がやってきたよ。
時術使い ツバキは、おまかせ になれるよういのったよ。
― 回想:一週間前、リージョン「ナガサメマチ」 ―
聞き飽きたわよ、そのセリフ!
アタシだって、裏の里山とレンガ通りだけじゃ飽きちゃうわ!
そ・れ・に――。
パトロール隊の活躍を間近に見てみたいの!
あー、アタシも入りたいなぁ。この力だって、きっと――。
[ニュースの時間を過ぎた白黒テレビからは、
リージョン相互警邏機構IRPO――をモデルにした
警察組織の刑事が活躍するドラマの再放送が流れていた。]
「貴女にも、時術を世に出すことの危険性は理解できる筈です。
先代よりさらに昔、百年の昔に居た時術の主は、
自らの時を止めてまでその術を封印していたと言います」
何よ、無茶苦茶強すぎて危険だって言うなら、
危険じゃないように使えばいいだけでしょ?
アタシは悪党なんかとは違うんだから。
[ふふりと胸を張る術士を前に。
猫ともヒューマンとも付かぬ容姿の下級妖魔は目を伏せた。]
「ツバキ様。
貴方をナガサメマチの外に出したくないのは、
時術そのものの性質ゆえだけでなく――」
タイム――
「 なっ、ツバキさ …… 」
リープ!
[時の流れが、刈り取られる。
監視者たるその妖魔の動きが、ぴたりと止まる――。]
それじゃ、追い掛けてこないでよ、シェリアク!
[行動を封じるその術の効く時間は決して長くは無い。
抜け出すための僅かな時間を稼いだ術士は、
古風なバックパックを背に、屋敷を颯爽と後にした。]
― 現在:オウミの宿屋 ―
[そんな出奔から一週間ほどたった頃。
借りていた部屋の一つから、澄んだ湖をひとり眺めていた。
蒼い遠景の中に、発着場に降り立つ赤色や紫色も見える。
格こそ違えど、その色彩に思い出される姿はひとりの妖魔。]
シェリアク、アタシのこと探し回っているかしら。
あんなシップには、乗って来ては――ないわよね。
[隠れ住んでいた身であるツバキはシェリアクと異なり、
正式な住民としてリージョンの台帳に記載されていない。
そのこともあり、彼が自分の捜索願いを出すことは
無い筈だとツバキは考えていた。]
……悪いこと、しちゃったな。
[ふっと冷静になって、そうひとりごちたところで。
点けっぱなしにしていたテレビからのレポーターの声に、
ツバキは顔を上げた。]
――――― 何、これ 。
[スクリーンの向こう側。
見知ったレンガ通りに、IRPOの制服を纏う人々、人ならぬ隊員。
そこに居るべき住人の姿は全く見られない。
――ナガサメマチの住人の消失。未知のモンスターの可能性。
淡々と告げられる事件の報せを、ツバキは呆然と眺めていた。**]
―過去・???―
プログラム起動…展開。
目標、前方擬似モンスター。射撃。
[両腕を銃に変形させ、弾を放つも命中せず。あまつさえバランスを崩し倒れる。
テストと称されている課題を一向にこなせず、研究者の顔が曇っていくのはわかっていた。しかしだからといって何か出来るわけでもなく。
奇跡など起こせる体ではない。それが彼女の限界だった]
「やはり無理か」
[呆れた様な声がメモリに刻まれる。耳をふさぐということは彼女には出来ない。]
「失敗は次につなげれば良い。」
[研究者達は再び出来の良い"弟"に向かう。
彼女のコアはその様子にどこか喜びに似た感情を宿していた。]
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