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えーっと、これだけ全部下さいな!
[選んだ物を店員さんに指し示す。
必要ならば大声で話かける。
その代金を支払う。]
鳥さん、それでは頼むよ!
[鳥さんはあっという間に全部翼の中に吸い込ませた。>>+19]
す、すごいね。
こんなに入れても重くないの?
[と聞けば鳥さんはこう答えた>>+20。
今度はこちらの目もきらきらさせている。 ]
………。
[セレスは、珈琲を淹れた。
はちみつレモンとは違い、甘くなく、黒く濃く苦く、脳を覚醒させる飲み物。甘く、甘くするには砂糖を入れれば良いが、それでは単体の珈琲の味を濁してしまう。]
[ジュストの前に、そっと珈琲を置いた。葉っぱの上に、黄海松茶◆が一色入った珈琲カップが置かれる。]
ソラオと私から奢る。
君はもっと知るといいのよ。
(昔、私が色んな世界を知ったように。)
[ソラオが何時も飲む、苦い珈琲。それをジュストに差し出して。好奇心は誰かを殺してしまうことはあるかもしれない。けれど、好奇心を持つこと自体はきっと……。]
[そういえば、先ほどから聞き覚えのある声が聞こえる。
アリスちゃんとバートンだ。]
おーい!アリスちゃーん!バートーン!
ボクはここにいるよ!
聞こえてないのかな?
おーい。
[いくら呼びかけても反応してくれない。
これは一体・・・。]
[果物屋を出て、]
これからどうしよう?
カフェに戻ろうか?
それとも、まだ行きたいところがあれば一緒に行くよ。
[こちらの体力はなんとかなりそう。]
そうでありやすね、この先に大きな木があるんでありやす。
そこになってる木の実を取りに行きやしょうか。
[この間見つけた時はそりゃあ嬉しくて]
不思議な木でありやしてね、一体何の実なのかよく分からないんでありやす。
しかもなんと、1つの木に違った果物がなっているんでありやす!
[興奮したようにまた早口で語る]
そうだ、シャノさんにも報告しないと。
シャノさん聞こえますか?
こちらオノン。
無事に果物屋さんでたくさん食料を手にいれたよ。
[買ったもの>>+18を伝える。]
楽しみに待っててね。セレスさんやカフェにいるみんなによろしく。
[そういえば、鳥さんは不思議な木の実があるらしいと話していたっけ。>>+24]
じゃあ、今度はそこにいってみようかな。
アルコルさんはどう?
[アルコルさんの意思に任せよう。]
[シャノさんにもう一度伝える。]
それから、鳥さんが不思議な木の実を見つけたらしいので、これから鳥さんに付いていきます。
………。
晴れていても、虹は見られるのっ。
大きな人がつくった虹を生み出す機械に蒸気を詰めれば。
だから、危ないだけじゃなくて、……。
[その独り言めいた言葉は窓際にとどまらず店内に響く。
大きな人達は決して残酷なだけじゃない……ということを伝えたかったのだけれど、
上手くいった気はあまり、しない]
[2人の反応を見て]
じゃあ、決まりでありやすね。
[遠くに立ち上る湯気に目をやる]
あそこで急に風向きが変わってるでありやしょ?
その風に乗って行った先でありやすよ。
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