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……。あずけていたもの。
[言葉は虚ろに。
手を伸ばそうとして、瞬いたように消えては現れる体に気付く。
目を瞑る。閉じた目の裏には何も映らない。
自分の知る声が聞こえる。自分を知る声が聞こえる。
言うべき言葉は多々ある。その全てより先に、吐いて出たのは
…………――――、
……、返さな、あかんかな。
[顔を伏せる。今の表情が見えないように。]
・・・・・・小生と共に過ごした時間など、スフレ殿のこれからの時間を考えれば、まさに刹那。
それは、すがるべき過去ではない。
これからを、生きろ。
[そして、布の中に隠れていた手を、スフレに向かい差し出す]
[刹那を積み重ねた先に、得られるものがある。
そうして生きてきた女にとっては、耳に痛い話。]
舩坂は、……ずるいな。
……もう私は、舩坂のこと、知ってしもたのに。
[知ってしまえば、先を得る為の糧とする。
そうして生きてきた女にとっては、当然の別離。
―― けれど、知ってしまったのは、もっと別のこと。]
[闇に生きる自分でも、共に戦ってくれる誰かがいると、そう信じられた時間。触れ合うこともなく、張良との時間のように、穏やかな刻限を過ごしたわけでもないけれど、きっとそれは――。]
舩坂は、ずるい。
……ずるいわ、ほんまに。
[――今。彼の声を聞いてしまったから。
懐に入っていた手榴弾を、自分の心臓の上から、引き離す。
もう二度とは還らない鼓動を、射しだされた手へ、伸ばした。]
はい。
返すわ。舩坂。
うっかり爆発させたりしたら、あかんで。
[上げた顔は、年甲斐もなく。
上手く笑えない、それでも笑おうと努める、歪な笑顔。
声だけはせめてと、あの頃のようにあれと張り詰めた。]
射しだされた手。
略して射手座。彼はサジタリウスのサーヴァント……!
えっこれそういう流れなの?
[真顔。]
・・・・・・
[黙って其れを受け取り、スフレに向かって頷く]
間に合った、な。
小生に与えられた時間は尽きた。
[舩坂の身体が、次第に薄れていく]
貴殿と過ごした時間は良き時間であった。
また、いつか会おう。
約束だ。
[舩坂は、二度と会えない事を知っている。
だからこそスフレとまた約束を交わした。
ヴラジーミルとエストラゴンのように、ゴドーを待つ事によって生の意味を見出す事が出来るならと]
そっか。
[空間に溶けていく彼の姿から、目は離さない。
どれだけ惨めな表情でも、まだ笑えていると信じたい。]
私も。あんたとおる時は、寂しくなかったよ。
また会えたらええな。……また、会おう、な。
……やくそく。
[何の意味の無い言葉を交わす。
役に立つかも分からない時間を積み重ねる。
―― それでもこうして、彼は生きて、自分は生きている。
どれだけ擦り切れて、ひび割れて、惨めであっても。]
…………、
[自分のやりたいことが分かったんだと。
今はその途中だけれど――と、告げようとして、閉じる。
消え行く彼に託すべきは、偽りの約束よりも、もっと意味の無いもの。消え行くべきもの。いずれ死滅していく、いつかの山間のように。]
舩坂。
……私、名前。
隠岐命って、いうんや。
[最期の時に。とびきりに意味の無い告白を。
彼の時間の終わりと共に葬られる名前を、教えた。]
アーチャーこそサジタリウスだと思うのよね……
形的に。
ってむーさんが起きていることにちょっと驚いたわ…。
せっついてないのに…!
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