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[笑む口元は苦痛に歪む。]
―――――― …。
[小さく呟いた言葉は音にならず。
そのまま身体から力が抜けていった。
開いたままの瞳はもはや光をなくし。
虚ろに空を向いていた。]
[頑なに解けなかった指が、解ける瞬間は訪れる。
強張った指が少し奇妙に歪み、
それから首筋に触れて指先に拍を感じるか、どうか]
…何が、よかった、だ。
[開いたままの瞼を伏せてやる。動かない。
抱えあげてなお、嫌がる気配もない。
懐から転げ落ちた印籠は黒漆に金の葵。
炎の中に転げ落ちて、燻って薬の匂いと共に焼けてゆく]
意識のない身体は、重いと言っただろうに。
…戯けが。
[礎のごく前に降ろし見下ろす。
滲んだ視界は今はなく]
───吾が聖杯を得るのを見て、精々口惜しがるがいい。
[舞い上がった灰が白い花の積もるように炎に踊る。
数刻もしないうちに、そこには
白い鷹も、家康と呼ばれた男の姿の影もなかった**]
『ねぇ、お兄ちゃん。』
『死んだら、私たちって何処に行くのかな?』
『怖いけど、怖くないよ。』
『おじいちゃんもいるし、それに――――。』
『お兄ちゃんとお別れしても心は一緒だもんね。』
それは違う、違う――――。
ずっと、心は1人だった、寂しくて、寂しくて。
ただ、一緒にいたかっただけなのに。
[――――――――――。]
[忘れられることが怖いと言った女。
全てを覚えておくと言った女。
どんなに大事にしたって、両手から零れ落ちていくのに。
全部を手に入れてどうするのだろうか。
その答えを得ることはもはやないが。
少なくとも、愛おしい妹に出会うことはもう2度とないのだから。]
[炎が踊る家屋の周辺は、昼のように明るかった。
その光に包まれるかのように少年は眠る。
胸に抱く遺影は育ての親のもの。
傍らには愛おしい妹の碑。
それぞれは仮初の入れ物でしかなくても。
少年にとってはとても意味があるものであった。
1人ではない――――――という証明だったから。
全て燃え尽くすまでの光は途絶えることなく**]
[そして――――――…
父親がいたら、もしかしたらこんなだったのかもしれない、なんて。
そんな風に少し思ったなんて――――――。]
――――――――…。
[馬鹿だな、なんて――――自分で自嘲して。]
よかった、ってのは嘘じゃない――――。
うるさかったってのもホントだけどね――――。
[もう届かない声――――――。
意識はそのまま光に溶けて。
溺れて――――――沈む。]
ああ、そういえば二騎目が落ちたんだったかな?
急に負荷がかかったんで、取り戻せてないのか。
[帽子を被りなおして、
静かに佇むだけの物に語りかける]
ま、いいさ。
明日明後日には元に戻ってるだろ。
一時的なシステムダウンみたいなものだし。
[特に問題もないように
気だるげにそう言い捨てる]
さて、そろそろお客さんが来るかもしれないし。
俺は戻るとするよ。
精々エラーを起こさないように、な。
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