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― 東/隠岐工房 ―
[昔の事を思い出していた。生前だから、遥かに昔の話だ。
それはまた、いつでも思い返せる事。]
[今日も、朝から店の前に出て朝の霞を肺腑の奥まで深く吸い込み、人通りのまばらな朝を満喫していた。
時代が変わっても、太陽の光だけは何も変わらない。]
……おはようございます、スフレ殿。
お二人とも傷の具合はもうよろしいので?治りに差し障りがあるようなら私、一応金丹は調合しておきましたが…
[小さな巾着に入った黒い丸薬を差し出して、尋ねる。車に、縛った本を積みこんでいるのが見えた。]
ところで、今日は何処か配達でも?
私、今日こそは先日の舩坂殿のラーメン屋にお邪魔する事を考えているのですが……
お手伝いいたしましょうか?
[昨日は何だかんだで、さんざんな一日だった。歯がゆくもあるほどに]
投票を委任します。
キャスター 張良(子房)は、安部 御門 に投票を委任しました。
― 東/隠岐工房 ―
[軽トラックの準備を終えて中へ戻ってくると、この数日でよく合わせる顔と遭遇した。]
おはようリョーさん。
ミコトの方は、穴が貫通したわけやないからな。内容物が漏れてたら、もう一回霊薬を創らなあかんかったけど……。
ありがとう。
[差し出された巾着。それを受け取る。
誰かが近くにいるということ。朝の挨拶を交わすということ。
誰かの顔に馴染むということ。
少しばかりの笑みを零した。]
風呂に入ると浸みるからな……普段は痛みなんて慣れとるし別にええけど、早く治るに越したことはないやろ。うん。ありがとう。
[張良の顔を見る。
舩坂の名前。今現在に存在するはずのない命。
それは目の前の彼女とて変わりは無い。]
そっか。
願望器の戦の途中やもんね。
[いつも通りの日常を始めようとしていた自分。
いつも通りだった日々の夢が薄れさせていた、昨夜の記憶。]
私の仕事は別に時間が決められてるわけやないしな。
やらなあかんことがあるんやったら、ええよ。
先にそっち寄って行こ。
ほしたら、乗ってー。
[張良を、軽トラックの助手席に手招きする。
―― 強い瞳を思い出す。死を前に、吐き出した彼の意思《コエ》。
運転席に乗り込む前、少し、空に張り付く陽の色を見上げた。]
― 東/隠岐工房 ―
そうですか。差し障りがないようなら、それは良かった。
[ふっと表情を緩め、巾着を手渡す。彼女が笑うのは、なんとなく珍しいというか、ただ単にあまり見ないというだけのものではないような気がした。]
……そう言えば、あれだけの傷の割に、さほど応えてはいないようですね。私も驚きました。あのぐらいの負傷、珍しくもないのですか。
[言いながら、彼女の顔を見る。掴みどころのない人物ではあるが、聖なる杯にかけるという願いはやはり本物なのだろうか。]
……ええ、そうですね。それでは少し遠めですが、西の方までお願いできますか。
[言われる通り、軽トラックの助手席に乗り込んで、座席に座る。シートベルトを締めると、馬は勿論、四頭立ての馬車よりも随分と安定していそうな乗り心地だった]
いえ、申し訳ないですね。
私が現れなければ、貴女もいつも通り仕事ができたでしょうに……
[彼女はどのくらい今まで昨夜のような負傷を追っているのだろう。あれは、慣れている。あえて問いはしなかったが、この人物が、ただの古本屋、古物商とは思えなかった]
……舩坂殿の主が商う店屋、か。
[彼の事については一応少し調べて、スフレからも聞いてみたけれど、知れば知るほど人間業とは思えなかった。
しかも、それほど伝説的な人物がつい先日まで、この時代に現存していたのだという。]
あの項羽ですら死んだ後は生き返ったりしなかったのに……
まああちらは死ぬまでが大変でしたが……
[ぽつりと呟く。あれこそが天意を受けた人間というものだろう。あれら数多の英雄、大聖に比べれば、自分等はただの人間に毛が生えた程度にすぎない。
最初の召喚からいい、そもそも呼びだされた事が何かの非常な運命の気まぐれではあったのだ。
そうして、運転席に座ってハンドルを握るスフレの姿を、また見つめた。]
[歴史のコーナーにいるかなと思って足を向ければ、確かにそこにいた]
調べ物は終わったわ。
たいして収穫があったわけじゃないけど。
そろそろお腹もすいたし。
今日はちゃんとお昼ご飯食べたいのよね。
[ランサーを見上げ言うと、図書館の外の方へ歩き出す。
ここの近くにもカフェはあったけど]
−制杯軒−
おはようございますであります大将殿!!
[元気よく返事をして店に出るが、どことなく引っかかっているもやもやは以前払えていない。
今日も作務衣とエプロンという格好で、店内を掃除するがいつもより手際が悪い。
最も、元から手際は悪いのだが]
―西区:商店街付近―
昨日は迷惑をかけたな。ごめん。
ん?剣舞?ああ、ありがとう。
あれは我が民に伝わる―――
[ポンヤウンペは小学生や近所の人たちに
なんだかんだと話しかけられていた。
ウィルフの咄嗟のフォローにより、
一応「見せものだった」という認識になっているらしい。
素直に答える少年が
喋り過ぎないようにウィルフが引っ張る。]
ん?ああ、そうか
確か、このあたりだと言っていたか?
[ラーメン屋が近いのだ。]
芳しくなかったか。
[遙水が現れたが、成果は余りなかったように見える。となると、うまく痕跡を消しているのか]
腕の良い掃除屋でもおったかな。
[そう独り言を漏らす]
文献に頼れぬのであれば、人に尋ねるほかあるまい。長老と思しき者はおらぬかな。俺の時代には、まず物事は年寄りに尋ねたものだったが。
[当世とでは文化も風習もまるで違い、からくりの類も進みすぎるほどに進んでいる。自分の頃の「当たり前」がどこまで通じるやら]
飯か。乳臭い汁物は気に入らなかったとみえる。
[くくくと笑って、図書館を出た]
― 運転中 ―
……あんまり、人に見せるようなもんでもないけどな。
それに、人につけられた傷いうんはよく覚えてられる。
[独特のエンジン音を響かせながら、東のビル街から、西へ向かう。
道の広い公園付近や、住宅街のある南ではなく
北の、これと言って利も景色も少ない道を経由していく。]
傷のこともそうやけど……別に、リョーさんのことが恨めしいとか、どうこうて思うたことないよ。そもそもの発端はおとんが私んちにあんな召喚陣あるて教えよらへんかったことやし……。
[張良の言葉を聞きながら、自分は自分で考えを回す。]
[幾つかの信号を超えれば、背中の痒みが小さくなっていく。
どうやら、店のある地区に、また誰かがいたらしい。]
…………。
願望器て、どんなんなんやろな。
[現代に生き返り、使役されてまで望む数多英雄。
そして、昨日の青年が見せた、強い陽の光と、言葉。
―― あれは死を覚悟した命のもの。
―― あれは、願望を抱きながらも滅びを良しとした斜陽の声。
死の際に瀕しながらも願うその果てに、願望器はある。]
そんなにすごいもんなんやろか。
[彼がそうまでして望んだもの。
英雄と呼ばれる人類が望むもの。
―― 少し見てみたいと、女は思った。
―― 手にすれば知れるのだろうかと、女は思った。]
―車内―
[トラックに乗りながら、言葉少なに窓の外を眺め続ける。
そびえたつビル群は、確かに一つ一つ取れば阿房宮の威容には敵わないものの、それほどのものが当たり前のように存在している。やはり隔世の感だった。]
……そうですか、あの魔法陣は貴女の父祖が拵えたものだったか。
貴女方魔術師は、究極の智を求めて、代々にわたって秘跡を刻んでいくものと聞きましたが、貴女もそのような一族の者だったか。
昨夜の青年も、そうだったのでしょうか。
[結局戦いこそしなかったが、アーチャーと対峙していたのでその最期の言葉はスフレづてでしか聞いていない。]
……不可能を可能とするほどの願望機なら、大道にまで至っているはず。人智を越えているのは道理でしょう。
それを命をとしてまで望む目的があるかどうかは、勿論人それぞれですが。
[信号が青になる。ビルを越え、自然の多い北の方を越えながら、トラックは西へと向かっている。]
ラーメン屋といっていましたが、この辺りでしょうか?
それにしてもこの戦中に店を開いているとはよほどの豪傑か、あるいは……
[何か、2つほど英霊の気配らしきを感じて、そろそろだろうかと口にする。
舩坂ほどの男を召喚する主だ、前者かな、とちらと思った。]
長老ねぇ……。最近個人情報保護とかでそうそう教えてくれないし。役所に聞いても図書館でとか言われそうだし。
……別に、ラーメンが食べたくないわけじゃないわよ。
美味しかったし。
でも、毎日行くってのもどうかと思うじゃない。
むーさんは、何か食べたいものある?
現代のもので何か気になってるとかないの?
[図書館を出て、タクシー乗り場のある役所前まで歩く事にした]
―制杯軒―
……うん、居るな。居る。
[少年と青年はふたり、
制杯軒の前に立っていた。
>>49 「おはようございますであります!」
と、聞き覚えのある声が
よく響いてきた。]
かれは、働いているのか?
[真顔でした]
[まあ、店をやっているなら
入ればよかろう、と歩を進める背中で、]
――ウィルフ、近くにいる。
[フナサカのほかにもう一つ――ウィルフからすればふたつ――気配が近づいてきているのだ。]
[魔術とは歴史であり、知の研鑽でもある。
確かに、ここまで続いた神秘の業を一つに纏め、結果を出すということは、愉悦でもあるのだろう。彼女とて、別の理由もあれど、結果的にはそれを"叶えたい"とも思っていた。]
……あの子が完成すればの話やけどな……。
[今ここにある全てを使って、ここに無い命を誕生させる。
命を奪う以外に何もない自分が、ここにはなかった新しい可能性を誕生させられるなら、それは得難い奇跡なのかもしれない。
―― そんなものは、未来永劫完成しないと分かっていても。]
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