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[寺とも神社とも違うその建物の入り口
悔い改めよ、と記された掲示。
以前来たときには気づかなかったものも多い]
…。
懺悔しろとでも
[そう言う聖杯の示しなのか。
苦笑とともに階段を上がり、
開こうと扉を前にしたところで
内側から外へと開いた扉に少し驚いたような顔になる。
老女の姿をまじ、と眺めてのちに頭を下げた]
…少なくとも待ち合わせではないので
[問題ないと示すように顔をあげて
開いた扉の老女の声に異論は唱えなかった。
教会は、中立地帯だと知っている]
そう……私も待ち合わせる相手はいないの。
……実は、私ね、昨夜自分の英霊を失ったところなの。
それで、途方に暮れてたってわけ。
もしかすると、あなたも同じ立場なのかしら?
もし、マスターがいなくて、まだこの戦いを続ける意志があるのなら、私と組まない?
[マスターがいないと言うのは推測ではあるが、自信はあった。
だが、その意気消沈している雰囲気から、英霊自身の心が折れてしまっている可能性もある。
紬は問いかけて、相手の答えを待った。]
あの振る舞いが事件にならぬとは、当世は堅苦しいのか寛大なのかわからぬな。
図書館? ふむ?
[また耳慣れぬ言葉だなと思いつつも、理解しきる前にタクシーに乗り込んでいた。しばらくからくり馬車が走るのち、眼前に大きな建物が現れる]
― 東ブロック/図書館 ―
[二人はちょうど開館時間頃に図書館に辿り着いた。館内はまだ誰も来ておらず、貸し切りのような気分を与える。辺り一面が書物に覆われた景色というのは初めて見るもので、思わず目的を忘れてしまうほど驚いた]
これだけの蔵書をびた一文支払うことなく手に取れるとは、げにおそろしき時代よの。
[感心することしきり]
…。
[ちら、と視線が揺れた。
魔術師だったらしい老女の声を聞く。
口をつぐんだまま、少し瞑目する]
…渡りに船とは、よくいったものだ
[少し疲労の滲む声だった]
何としてでも聖杯にたどり着く必要があるんだが
吾を繋ぎ止めておくための鎖が切れて
困っていたところだ。
実に、都合がいい。
[何一つ言葉も感情も隠すことなく、
英霊は老女を見る。
その申し出に乗ると、示すごとく]
そう、良かった。
私も昼間とは言え、帰り道が怖かったところなの。
こんな、お婆ちゃんでしょう?
強面の英霊や魔術師が来たら、一発でのされちゃうものね。
[そう言って、わずかに笑った後、小さく呪文を唱えた。
令呪が瞬き、英霊と紬の間に繋がりを作り出す。]
道すがら、お互いの事を色々話すとして、まずはあなたのお名前をうかがって良いかしら?
私の名は玉繭紬、以前はアサシンのマスターだったわ。
[老女の施す呪いは切れた糸の端を繋ぐ。
朝日に繋がっていた頃とは系統の違う魔力に
魔術師の性格は現れるものとかんじながら]
紬。
なるほど、まさに糸を結ぶにはふさわしい。
[納得するような顔の後、
訪ねる声に返すのはいくらかの苦笑と]
…。
吾は、───徳川家康。
アーチャーとして、配されている。
[苦い、声**]
……そうさな。
[ふと思い立ち、遙水を置いてゆらゆらと歩き回る。「歴史」と札を付けられた書物の棚を一つ一つ眺め回し、いくつか手に取った。そしてぺらぺらと頁をめくるも、目当てのものは見つからず]
我が身内のこと、わからぬか。
[と、ついこぼす。まあ、無理もあるまい。自分自身がさほど有名でもなんでもなく、しかもその嫁や娘となっては、余程のことが無い限り無名の人物でしかない。
見つからぬという事は、むしろ「余程のこと」が起きなかったという事でもあり、そう考えれば安堵するところでもある]
ほう。
[次々に読み進めるうちに、一首の狂歌が目に止まった。彼の死後に誰ともなく詠われたらしいそれは、当時の流行り歌とされていて]
『今の浮世は結構づくし 森の武蔵に池田が無くば 諸国諸大名は長袴』
くく、我が武功を詠い上げよと思うておったら、よもや恐怖を滑稽に詠い上げておるとはな。さてもさても、愉快なるべし。
[実際に、彼の「恐ろしさ」を伝える逸話は数多い。彼の死後、味方だったはずの秀吉が大層喜んだなどというものすらある。秀吉だけではなく]
はてこれは……?
[その書物に記されていたのは、徳川家康が関ヶ原合戦で言ったとされる言葉だった。厳しい戦況のなか家臣を叱咤激励するために「鬼武蔵のいる戦よりは心やすかろう」と言ったという]
三河殿がそのような事を漏らすとは。はて、俺はそこまであの御仁に「買われて」おったかな?
[色々思い返すもわからず、誰か別の人物の逸話が混じったのかもしれぬ、と考えて本を閉じた。事実がねじれて伝わる事はよくあることだ]
[紬はアーチャーの言葉に少し驚く。
英霊の名は、日本ではあまりにも有名なものだったからだ。]
……まあ、権現様に会えるなんて光栄だわ。
私、日光東照宮には何度か行った事があるのよ。
では、まずは我が家にご案内するわ。
古め日本家屋だけど、あなたには馴染み深いかもね。
[そう言うと、紬は教会の外へと歩き出した。**]
寛大って言うか、そうそう事件にするような事でもないって事よ。
大道芸なら別にニュースにならないし。
そ、図書館。本が一杯あるところね。
[言って、タクシーに乗り込めば図書館まではすぐだ。
開館して間もない時間で司書以外の人は少ない。
古い新聞をまとめてあるコーナーまでいくと、当時の記事を調べ始めた]
そうそう、そういう所なの図書館って。
持ち帰るには身分証明書出して借りなきゃいけないし、市民じゃないから借りていけないけど。
本を傷つけないなら、好きな本を見てて構わないわよ?
[70年前当時の新聞は残っている。
もちろん、当たり障りのない記事しか載っていない。
不発弾が爆発したらしい事。
まだ何発かの不発弾が残っているらしい事も、書かれていた。
見たい記事は、それとは別の、遼往市に関する記事。
もちろんそうそう有力に情報が得られるとは思ってないけれど。
70年前、爆発事故の後か前か知らないけど、聖杯戦争が行われた事。
なら、その余波が新聞に現れていてもおかしくないのだから]
お悔やみ……。
[当時の市長の娘が亡くなった事が短く書かれていた。写真もない。
幾つか聖杯戦争に関連すると思う記事は見つけたけれど、それ以上にその記事が気になってしまった理由は、わからない]
霜月、半葉……。うん、わかんない。
[考えてもわからない事はひとまず頭の隅に置いておく。死因も書かれていなかったから、聖杯戦争に巻き込まれたかどうかも、よくわからないのだし]
市長の娘なのかー。
←まだネタバレ読んでない
←ネタバレ読まずに Wiki 編集するのちょっと怖かった
←壊しても気付かないから
←いや読めよお前
←せっかくだから読まずに過ごすぜ!
―中央区→西へ向かう―
[朝のニュースは、
特に大きな事件を知らせはしなかった。
フナサカヒロシという名について調べるのには、ウィルフの所持する端末が役に立った。
ポンヤウンペは、まじまじと見つめては梟のように首をかしげて見ているばかりであったが]
――――つい先日亡くなったばかりなのか。
[ポンヤウンペはぽつりと呟く。
英霊の時間感覚でなくともそうなろう。
船坂弘――――“生きている英霊”“不死身の分隊長”。共同編集可能な百科事典に、神話のような文字が並ぶ。]
こんな勇士が
近き世にいたなんてな。
兄上も驚くぞ。
[どこか嬉しそうに言う。
公園にて邂逅した偉丈夫については、なかなかこれというものが見つからない。調べるのにもあいたころ、昨日決めた予定通りに西へと向かう事となった。
件の“らーめん”である]
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