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[…は扉を開けて入ってきた。寒さで少し震えているように見える]
こんばんは皆さん。外は寒い…だが、おかげでだいぶ落ち着いたよ。
[イチコの存在に気づくと]
良かった、生きていらしたのですか。
それにしてもバルドさんが見当たらないな…
…で、バルドが…消えた、のか。
正直…あの翠色の瞳を見て、疑わしくはあったから…イチコの言う事は、信じられるのかもしれない、な。
とすると、クレインが…。
[ぶつぶつと呟く。
目は、シェリーへと。]
ねぇ、シェリー。
今日は「愛が」って言わないんだね…?
馬鹿になんか、してないよ…!
するわけないじゃないか。
…シェリー、聞こえてたら答えて。
心の声でもいいから…!!!
/中/
んで。
求婚者周りとか憑狼周りとか見てきたけど。
とりあえず、現状は3人とも恋人でないと証明できてるわけか。
あと、シェリーが恋人でないことも。
もしシェリーが誰かかから求婚されてたら、明日マスターが宿替えをしたら、相手も死ぬだな。
…もしかして。
『シェリー』がヴァリーに愛をささやいていたのかもしれません。
ヴァリーは女性だから、愛を受け入れてなかった。
だとしたら、厄介です。
[寒い手を息で暖めながら、カウンターの方へ進み]
マスター。ホットコーヒーをお願いします。
…
[ほどなくして差し出されたコーヒーに、砂糖をスプーン5杯入れると、それをおいしそうに飲み始める]
…(ぱちぱち)…
[…は両掌で頭を覆い、ここで話された過去の情報を頭にインプットしている]
[翠色の瞳、という言葉を聞いて]
そういえば、テープを聞いてもよく分からなかったんスけど…イチコさんがバルドさんを調べたのは、バルドさんの目の色が変わったからって言ってましたね。
それが本当なら…ああ、でも。バルドさんが憑依型、って場合だと……。
[悩みながら、ぶつぶつといろんな可能性を呟く]
[ヴァリーに指摘され、はっとする]
…あ。
そうよ、ね。
昨日、クレインにも言われたばかりなのに…どうかしてた。
愛、でなんとかしなくちゃ。なんとか…。
[そこまで言って顔を伏せる]
[そういえば…ヴァリーの性格上、他意があるわけないな、と思い直す]
シェリー…
せめて、ジャスティンの奴くらい、気付いてやれよー!
[まだ入れ替わって間もないのに、無茶な思念をとばしてみた]
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