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[部屋に戻ると、再びチップの支配が緩くなる。崩れ落ちるようにベッドに倒れこむ。
もしかすると、チップの支配は肉体に過度の負担をかけるのかも知れない。そのため、一人になると緩めるようになっているのかもしれない。
ベッドの中で、一人涙を流している。
自分が自分でなくなっていく恐怖に震えている]
もう…いや…
[一通り泣きじゃくると、頭が少し冷えたらしい。
落ち着いて状況を考える…が、しかしどうしようもないことに気がつく。多分、告発なんてできようもない]
ボク、どうなっちゃうんだろう…ボクには自由はないけれど、その間の事は覚えている…だからこそ、余計に悲しいんだけど…
[2人の宇宙人の事を思い出す。ボクを支配する2人の宇宙人。
特に、先生の顔をしたあいつ。先生が見せた事もないような、にやりとした表情で、ボクを見る…
先生じゃない、のに…]
[肉体の疲れが、だんだん眠気を催してくる。
そこへ、マスタークレインの思念が飛び込んできた]
「んじゃ、おやすみ。」
[寝るときにおやすみなんていわれたのは、何時ぶりだろうか。
眠気に襲われつつ、返事を返す]
[うとうとしつつ]
Yes,My master.
マスタークレイン、わざわざありがとうございます。
マスタールシアのお返事も確認しますが、問題なければこのままでいこうと思います。
おやすみなんていわれて寝るの、何時振りだろう…おやすみなさいませ…マスタークレイン…
[ゆっくりと*目を閉じた*]
[思考がゆっくりと眠りに沈んでいく。
眠りの淵にあった思考は、チップの強制御下になかったことに、気がついていない。
少しだけ幸せな気分で、眠りに落ちた]
/中/
独り言RPとかやりすぎでしょうかね?
いやね、正直すごくやりたいことがやりやすい環境なのですよ、今。
元々「最初は嫌々従ってるのに、段々自分の意思で壊れる子供」やりたかったんですよね…
この子を壊すには、どうしたらいいか。自分の意思ですべてをささげるようにするにはどうするか。
親の設定ができてきた所で、「寂しさ」がキーにできるかなと思ってた矢先に…
正直>>*88は神のタイミングだと思う…
ありがとうございます、クレイン。
[二階から男が隠す素振りもなく大あくびをしながら下りて来た]
くぁー…
腹減った…親父〜なんかくいもん!
[いつものように、店内全体を見渡せる隅のテーブル席へどかりと座る]
[程なくマスターが運んできたコーヒー片手に、モーニングメニューらしきサラダやトーストをたいらげ始めた]
いまんとこ変な追加事件はないかね〜?
[朝から働かせてしまった背中を眺めながら、ぼんやりと呟いた]
[ふらり。]
[欠伸を噛み殺しながら階下へ。]
マスター、ホットサンドとホットのブラックコーヒー。
ん?
[マスターが、ピットの直筆メモを取り出した。
調査先指定の話らしい。]
ふうん。
ボクはその案に反対。
彼の正体に関わらず、一人の判断で決めるというのはあまり。
自称捜査官のやり方に任せるよ。判断基準も情報になりうるからね。
[言伝を終えた後、朝食をさっさと食べて再び二階へ*上がっていった。*]
おはよう…。
マスター、カフェオレとハムトーストもらえるかな。
[入り口に置いてある新聞を広げながら、カウンターの椅子に座る。
インクの匂いがした。
と、カウンターに置かれたメモに気がついた]
…ん?
そうだな…。
「確か、機械で調べる事で消滅する宇宙人がいる…アステネス星人?
2人が同じタイミングで調べる事で消えても、2人のどちらが正しい調査を行ったのか分からない為、2人が同時に同じ人を調べるのだけは、反対…で、後は監察官だという彼に任せるのはやぶさかではない、私は監察等出来ないから」と。
ただ…この町に居た人達が、よそ者である彼や私を信じられるのかは分からないけれど、ね…。
[端でコーヒーを見るスティーブを一度見やると、メモの下に右上がりの細い神経質な文字を書いた紙とペンを置いた。]
[カウンターのメモにコメントするヴァリーに視線を向け、憔悴した顔に首を傾げる]
どうした?徹夜で調査してたんか?
色男が台無しじゃねーか
[軽い調子でニヤリと笑いかけた]
余所者、って話なら俺も余所もんだし…良く知ってる奴がいるかっつーとそうでもねーなぁ…
[スティーブの言葉に振り向いて]
色男…じゃないよ。
あれ、君も余所者なのかい?
てっきりこの町の住人だと思っていたよ。
徹夜で色々調べてたよ。
後で纏めを、掲示板にでも貼ることにするね。
[付箋を沢山貼り付けたノートを開きながら、でてきた熱いカフェオレに口をつけた。]
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