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/*…よく考えたらあんなに変態じゃないからやっぱ誰にも似てないわ*/
[バロック宮殿からロマンチック街道を少し歩く]
ここは、あっちの世界………なんよね。
[道路は、アスファルトで舗装されておらず、通るのは馬車など。]
…田舎って感じ。
[そのまましばらく昔の景色を眺めながら歩く]
困ったらヒューゴ。
[景色に飽きてきた頃。馬車に乗っている人に聞く]
すみません…私みたいな東洋人を見ませんでしたか?
[その人は「トーヨージン?うーん、よくわからないね」]
あの、私みたいに、目の色が、あなたたちと違うんです。その他には…例えば、髪の色が赤い女の子とか、眼鏡をかけてる背の高い男の人とか、逆にあまり背の高くない男の子で、変な言葉を喋ってたり、スケッチブックを持ってたり…あとは、双子の男女とか。
[霧晴の生徒でいなくなった人の特徴を片っ端から聞いてみる]
[振り返ったティナに、片手を上げて合図する。
はっとした様子の彼女に僅かながら微笑みを返す]
…君もここへ。
ひとりだったのか?
皆も、無事だ。
[そばまでいって、落ち着かせるような声音で、極めて簡単な説明をする]
人名やんけ…
はい。
[微笑んで優しく声をかけてくれるヒューゴに、短く返す。皆は無事と聞かされれば]
…そうですか………
[無事とは聞かされていたが、実際にそうだとわかったので、安心する]
………
[目から溢れそうになる涙を必死に堪える。まだ泣くわけにはいかない]
あの…みんなのところへ連れてってもらってもいいですか?
どうしても、私はみんなに謝らなければいけんのです。
……ああ。
もとよりそのつもりだ。…しかし…
[何かを耐えている様子のティナを見て、視線を逸らし少し考えたあと]
…すぐに向かって大丈夫か。
落ち着く時間は、必要ないか?
[しゃがんで、ティナに視線をあわせてじっと見つめた。妹か子供を見るように。]
……わかった。
[心得たと頷き、立ち上がる。]
こっちだ。
―――二度も宿ごと移動しているとは思わなかったけれど。
[ティナを引き連れて、皆のいる宿へ――]
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