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[キールの「ラキアはエリクの部屋にお泊りするといい」の言葉に笑って]
あー、うん……話、聞きたいし。
無理して話して欲しくはないけど、興味あるのも事実だから。
──夜話に、付き合って来るね。
[そしてエリクの後を追って食堂を後に、*客室Bに向かった*]
んむ。実は今日は指令が来てないのだ。
どうせボクが落ち込むだろうから、その感情の冷却期間ってことなんだろう。
なんだかこのままみんなで滑り台降りていって、ことが解決するなんて・・・ないよね。
・・・そんな試験あったら見てみたいや。
/*
あ、なんか流れ的に今日も普通の神隠しで良いみたいだ。さっきのごたごたで色々と誤解させてたら申し訳無い。
*/
今のうちに誰かを監禁しておくことは、悪いことじゃないんだろうね。
ユーラスさんが滑り降りる際に、見送りに来た誰かが一緒にいなくなる・・・あり得ない話じゃないのだ。いいチャンスなのだ。
もちろん、自分の手を汚さずに、なんてことは考えていないけど。
手を貸してもらえるの、かな?
[ベアトリーチェの顔色を伺うように]
[キールの問いに、にぃ、と笑みを浮かべ]
ふふん、もちろんだ。それで、具体的な計画はあるのか? あたしにして欲しい事は何だ。
そうだね。具体的な計画は、今のところない。
ターゲットも決まっていないしね。
いなくなっても不自然でない人物なら、誰でも構わない。
きっとみんな娯楽室に集まるだろうから。
みんなが娯楽室に集まる時間に、そこへ向かう途中で拉致の方が楽かな。
成る程……。
ああ、そういえばレイは離れ小屋まで運ばずに滑り台で手を抜いたようだな?
今回はそちらに人が集まるからそれは無理という事になるな。
ふん、良いだろう。やってきた中から、隙が多くて攫うのが楽そうな所を狙って、あたしが拉致する。おそらくリュミエールあたりだろうな。
あたしがターゲットの気を失わせて山小屋に運び込む間、お前は周囲を見張っていろ。あたしが攫う現場に人が来ないよう誘導するんだ。
そして、そのまま皆と一緒にユーラスを見送れ。
……これで良いか?
んむ。リュミエールか。
レイさんが行方不明になったし、この際、同室のリュミエールを監禁してリッカさんに疑いを向けるのも可能だろうか。いや、メイアルがいる限りは難しいかな。
んむ。見張りなら問題ないのだ。しかし一人で山小屋までターゲットを運ぶのは大変なのではないか?
はん、細身の女一人くらいなら問題は無い。
ああ、そうだ。山小屋の鍵はあるか?
[ウィルは鍵は隠していると言っていたな……だが、キールも同じ物を持っているのだろう。そう考える。]
さて、そうと決まれば、行くか。
―廊下―
[――その後、...は特に邪魔が入らなければ、歩くリュミエールの背後から首筋にとんっ、と手刀を落とし、一見軽く触れるだけに見えるそれは、あっさりとリュミエールの意識を刈り取るだろう。
その動きに無駄は無く、このような作業が馴染んでいる事を示す。]
/なか/
サイフェス狩人でリュミエール護衛なんて美味しい展開もあり得るのだネ。
最終的な襲撃描写は明日の方が安全なのだ。
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