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―個室―
[シャワーを浴びて頭にタオルを巻く。]
明日からどうなるんだろう……。まぁ、時間が分からないから『明日』が来たのかなんてわからないんだけど。
[あれからロビーのメモを確認して、既に数度、記憶を失っているんじゃないかと思った。メモにあったとおりにチケットを探してみると、『上杉絶姫』と記されたチケットが懐から出てきた。]
……ウエスギ。
[ベッドに座って声に出してみる。やっぱり自信は持てなかったけど。
あの人は私を、上杉を信じてくれたから。]
私は、上杉だ。
[直近の音声を再生すれば、聞こえてくるのは、ココミの声>>2:*6だ。
この子は二重人格者だったのだろうか?いまいち分からねえ。
俺に分かったのは、この子も被害者だってことだ。]
一族巻き込んで脱出ゲーム、もとい殺人ゲームとはねえ……。
偉い奴らの考えは分からねえな。分かりたくもねえな。
[結局、この子が言う通り、四葉一族が仕組んだことなのだろうか?このゲームは?
……問いただしたところで答えなんか教えてもらえないだろう。公に出る前に握りつぶされるニュースに違いない。
そもそも、無事に帰れるのかも分からねえ。]
……それでも俺はさ、自分の心を理解できる一番の味方は、自分自身だと思ってるぜ。なあ、ココミちゃん。
[通信機となっていたらしいお面を、俺は床に投げた。そうして片手に握っていた鉄棒も投げる。
両手をポケットに突っ込んで、壁に背中を預けてぼうっとしていた。]
[タオルを干し、ベッドに這入ろうとしたとこでふと気づいて、]
……一応。
[部屋にあった荷物からいくつかのものを取り出す。てきぱきと短時間で作業を済ませる。できたのは対侵入者用トラップ。
……と言っても枕が飛んでくるだけだが。]
…………あ。
[ここまで用意して、自分のしたことに気付く。朝感じた、枕に対する奇妙な警戒心。つまり、]
あー……。
…………ああ……。
[側頭部を手でさする。枕にしておいてよかったと思った。]
……寝よ。
―個室―
[ロビーでのひとときの後、上杉に付いて個室へと戻った。
しかし、近くの部屋には未だ死体が残っているはずで]
――――――…。
[自室へと戻ったものの、近くに“それ”が在る恐怖を
堪える為に寝床へと潜り込み、眠りに落ちる時まで
動く事は無かった。]
(大丈夫)
(だって、信じられる人――…
ううん、信じたいと思える人が近くにいるもの。)
―数時間後―
[目が覚める。
状態を起こし、目をこする。]
……。
[しばしぼーっと虚空に視線を漂わせていたが、ふっと焦点を合わせると、ベッドから降りる。
そのまま扉へ向かおうとしたところで足元のワイヤーをスリッパで踏みつける。ベッドの方向から、何かが唸りをあげて飛来する。]
……覇っ!
[振り向きざまの居合抜きで一刀両断される枕。室内に羽毛が舞い散る。]
……うん。覚えてる。
[呟いて納刀。]
[いつも手に持っていた文庫本をしっかりと持ち、部屋を出る。]
『これで君は全てを――――』
[その間にも放送は続き、間に一千万円と聞こえた気がした。
それが“どちら”にも支払われると。]
こんなの、ゲームでもなんでもないわ…。
殺人が起きているのよ、その事すらゲームだと言うの?!
どういうつもりなのか、説明して下さい!!
[声を張り上げて問いを投げ掛けるも、返る言葉はひとつ。]
『この出来事を、忘れる?忘れない?』
[問いの後、僅かに滲んだ不安の表情。
死を見た事、疑念に囚われ掛けた事、様々を如何するか?]
……私。
[続けた答えは――――]
[あの出来事から、暫く経った。
会社の仕事、繰り返されるルーティンワーク、退屈な日々。]
いーよ。
もうしばらくは退屈で、いーよ。
[休暇はどうだった、体調崩したんだって?と尋ねてくる同僚にそう答えた。
そいつは首を傾げてから、お前いったい何があったんだって聞いてくる。]
わーすれちゃったー。
[うそうそ。
忘れてなんかいない。
俺は結局、「忘れない」ことを選択した。]
[持ってきた荷物をまとめ、廊下に出る。どうやらこの建物中で同じ放送が延々と鳴り響いているようだ。]
ったく。予想はしてたけどそれをはるかに上回るレベルでロクなゲームじゃ無かったよ。記憶はとぶわ、殺人は起きるわ。
結局、あれも誰の仕業かもわかんないけどさ、それも込みで『あんたら』の狙いだったって事かな?
[壁の隅に取り付けられた監視カメラとスピーカーに目を向ける。]
[いつオマワリサンがやってくるかなと身構えてたが、来る気配もなく。
突然振り込まれていた一千万円だけが不自然な日々の象徴として残っている。
うーん、まだ使う気には慣れねえよ。]
他の参加者はどうしてるんだろうな……。
[ゲーム内で死亡した太郎やココミのことは、ニュースや新聞で探してみても見つからない。
見つからないなら追わない。深入りするのは怖い。
怖いなあ……。
今も何処かで、またあの脱出ゲームは行われているんだろうか?
仕事中、凝った脳みそをほぐそうと思ってネットサーフィン。
某掲示板で、奇妙な脱出ゲームがあるという噂を見かけた**]
あほぬかせ。
[『あいつら』の”目”と”口”を木刀の一閃でふさぐ。]
おr……私の記憶は私のもんだ。あんたらにやるもんなんか一個もねーよ。
―それから後―
「次の脱出ゲームってどこだった?行くんでしょ?」
…うん、参加するよー。
知ってる人居るかなぁ。
[脱出ゲームと名の付くものに参加し続ける村崎の姿が在った。
一千万円はすぐに適当な所に寄付して手放した。
今は少しでもあの日の手がかりになりそうなものを、
探し回る日々を送っている。]
「大丈夫?なんだか詳しい事が書いてないけど」
望むところ。
そういうのを待ってたの。
[村崎の挑戦は、続く。**]
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