研究者 トロイは、完全に起きた。

花売り ニーナは、ようやく目を覚ました。

花売り ニーナは、田舎者 ベルトルト に声をかけた。死んでいるはずがない。だってあのベルトルトだ。

研究者 トロイは、猛虎魂 ユウキに夢で何か言っていた気がするが、忘れた。なかったことにした。

装飾工 メリルは、必死で涙を堪えている。しっかりすると決意したばかりなのだ。

猛虎魂 ユウキは、ベルトルトの尻から目を背けた。アイスソード、ラバーカップ、バァルのようなもの……全てが刺さっている

装飾工 メリルは、そう言った途端、泣き崩れた。

見習い諜報員 エメスは、装飾工 メリルにハンカチを無言で差し出した。

花売り ニーナは、泣いた。

研究者 トロイは、発言のタイミングが悪かった模様。

装飾工 メリルは、見習い諜報員 エメスからハンカチを受け取り涙を拭ったが、それでも涙は止まらない。

装飾工 メリルは、思った。頬に【無敵】とあっても死ぬときは死ぬのだと。泣ける。

花売り ニーナは、涙を拭った。

見習い諜報員 エメスは、田舎者 ベルトルトの遺体を担ぎ上げた。

研究者 トロイは、寝たい。

真魔 マリーベルは、マーガレットを頑張って持ち上げる。

装飾工 メリルは、なんとか泣きやんだ。

見習い諜報員 エメスは、彼等を埋めるのは、出来るだけ見晴らしのいい場所にしようと思った。

花売り ニーナは、転寝 オデットが転寝ではなく本当に寝入ってる可能性を考慮している。

研究者 トロイは、多分まだがんばれる。

見習い諜報員 エメスは、少し離れた小高い丘に穴を掘った。二人分の、穴だ。

研究者 トロイは、再びツンをはじけ飛ばすわけにはいかない。

見習い諜報員 エメスは、田舎者 ベルトルトを埋めながら思った。

真魔 マリーベルは、女優 マーガレットを丁重に埋めた。

研究者 トロイは、学生時代に思いを馳せている。

研究者 トロイは、返事をしない。ただの屍のようだ。

花売り ニーナは、チョコレートをもぐもぐ食べている。

見習い諜報員 エメスは、研究者 トロイの屍をこたつで弔うことにした。自室に引きずって行く。

猛虎魂 ユウキは、いそいそとこたつに潜り込んだ。

猛虎魂 ユウキは、いそいそとこたつに潜り込んだ。

猛虎魂 ユウキは、潜りすぎだ。意外と大事なことだったりするのだろうか。

見習い諜報員 エメスは、球種が無い。優秀な女房役が早急に必要だ。

花売り ニーナは、やっと言えた、と思っている。

花売り ニーナは、見習い諜報員 エメスに女房役を卒業して、球を打ち返した。

見習い諜報員 エメスは、捕手だと思っていた人がバットを持って弾丸ライナーを打ち返してきた気分だ。

真魔 マリーベルは、捕手でも攻撃時はバッターだしな、と納得した。

装飾工 メリルは、話題がそれてほっとしている

花売り ニーナは、装飾工 メリルがホッとしたのを見逃さなかった。

見習い諜報員 エメスは、こたつの温度を上げた。地味に冷え性だ。

見習い諜報員 エメスは、逃げ切れない雰囲気をひしひしと感じた。

花売り ニーナは、見習い諜報員 エメス意外な返答にちょっと驚いた。

装飾工 メリルは、興味なさそうな振りをしているが耳はダンボである

見習い諜報員 エメスは、花売り ニーナには流石にちょっと言えないな、と思った。

見習い諜報員 エメスは、大福を食べている。このまま喉に詰まらせて死んでもいいくらい恥ずかしい。

装飾工 メリルは、「先輩」って誰だろうと思った

花売り ニーナは、装飾工 メリルに気になってる人を聞き出すタイミングをうかがっている。

見習い諜報員 エメスは、花売り ニーナのアクロバット着地に絶句した。

花売り ニーナは、一瞬びくっとして鳴き声のする方を見たが、ツッコミ魔 マリーベル だった。

見習い諜報員 エメスは、真魔 マリーベルはマリーベルで凄まじい空気の読めなさだと思った。二匹の虎を自室に放ったも同然である。

花売り ニーナは、我ながら名推理かと思ったが、外したようでがっかりした。

見習い諜報員 エメスは、ちょっと泣いた。

真魔 マリーベルは、花売り ニーナの視線に気付いていない。

見習い諜報員 エメスは、とりをの鳴きまねをしている人を何とかしてほしい。

見習い諜報員 エメスは、矛先が変わったことにほっとしている。お茶をすすった。

真魔 マリーベルは、誰かの口真似をした。あまり似てはいない。

見習い諜報員 エメスは、無言でお茶を飲み干し、麦酒をジョッキに開けた。

見習い諜報員 エメスは、装飾工 メリルのスレッスレの発言に腰を浮かした。「ｶﾞﾀｯ」

真魔 マリーベルは、女は怖いなーと思っている。

装飾工 メリルは、どうしたらいいのかわからず困っている。助けを求めるようにマリーベルのほうを見る

見習い諜報員 エメスは、装飾工 メリルのカップにお茶を注いだ。

装飾工 メリルは、見習い諜報員 エメスからいただいたお茶を一気に飲み干した。喉がからからである。

花売り ニーナは、真魔 マリーベルをじっと見つめた。

真魔 マリーベルは、本気でわかっていなかったようだ。

花売り ニーナは、真魔 マリーベルに頷いた。

装飾工 メリルは、話がそれてホッとしている

花売り ニーナは、二又の矛を持っている。

見習い諜報員 エメスは、花売り ニーナさんパネェっすと思った。あたりめの袋を開ける。

真魔 マリーベルは、装飾工 メリルの方を見た。

真魔 マリーベルは、それからニーナ、エメスの順に視線を動かす。

装飾工 メリルは、真魔 マリーベルに見られて固まった。

花売り ニーナは、流石に予想外の展開だったようだ。

花売り ニーナは、ぼそっとつぶやいた。もしかしたら酔っているかもしれない。

花売り ニーナは、目がすわっている。

真魔 マリーベルは、かつて、自らの力を分け与えた一人の人間を思い出した。

見習い諜報員 エメスは、花売り ニーナを見て（これアカンやつや）と思った。

装飾工 メリルは、花売り ニーナの目力に押されて、どんどん声が小さくなっていく。花売りニーナが怖い

花売り ニーナは、装飾工 メリルに微笑んだ。はっきりと笑うのはわりと珍しい。

見習い諜報員 エメスは、これはガールズトークではないと悟った。ニーナによる一方的な虐殺だ。

装飾工 メリルは、見習い諜報員 エメスと真魔 マリーベルに目で助けを求めた。

見習い諜報員 エメスは、装飾工 メリルいい笑顔で親指を立てた。

真魔 マリーベルは、無理矢理だ。

装飾工 メリルは、藁をもつかむ気持ちである。

花売り ニーナは、突然テーブルに頭突きをお見舞いした。

花売り ニーナは、酔い潰れた。

装飾工 メリルは、花売り ニーナがテーブルに頭突きをする音にビクッとなった。

真魔 マリーベルは、珍しく安堵の溜め息をついた。

見習い諜報員 エメスは、ビクッとした。

真魔 マリーベルは、「自分のためにもな」と付け加えた。

見習い諜報員 エメスは、花売り ニーナに毛布をかけた。

真魔 マリーベルは、唐突に真似る。

真魔 マリーベルは、嘘だ。

見習い諜報員 エメスは、聞こえない。何も聞こえないのだ。

見習い諜報員 エメスは、こたつに横になって寝た。

真魔 マリーベルは、装飾工 メリルに目線を送り、自分の小屋へと戻った。

装飾工 メリルは、真魔 マリーベルのあとについて部屋を出た

転寝 オデットは、土下座、いや、土下寝している。申し訳なさで顔が上げられないのだ。

猛虎魂 ユウキは、起きた。暑い。隣に研究者の屍が見えた気がしたが、死んでしまったものは仕方がないのでそっとしておいた。

猛虎魂 ユウキは、起きた。暑い。隣に研究者の屍が見えた気がしたが、死んでしまったものは仕方がないのでそっとしておいた。

猛虎魂 ユウキは、（これが「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる」ちゅうやつやな。そしてまた誤爆してもうたアカン）

猛虎魂 ユウキは、一応、研究者 トロイに手を合わせて祈った。あとなんとなくつついたり鼻をつまんでみたりして遊んだ。

猛虎魂 ユウキは、が起きないので風呂に行くことにした。今日は暖かいしちょっとだけ沸かせばいいだろう。

猛虎魂 ユウキは、きょろきょろ周囲を警戒しながら風呂に向かった。

花売り ニーナは、目を覚ました。

花売り ニーナは、また寝た。

研究者 トロイは、寝苦しさに目を覚ました。

研究者 トロイは、再び屍となった。

見習い諜報員 エメスは、寝違えた。こたつの中で四人分の足がしっちゃかめっちゃかに交差している。

見習い諜報員 エメスは、こたつから脱出を試みている。だが足が抜けない。

見習い諜報員 エメスは、勘違いしていた。今こたつに居るのは三人だった。