赤面症 メイは、園丁 マシュー秀兵衛さま　お手紙ありがとうございます。

赤面症 メイは、園丁 マシュー「あの、困ります。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「こんな時に矢文はだめだと思います。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「それに、わたし、勝てません。買いかぶりすぎだと思います。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「失望させてしまったなら、すいません……。　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバートえっ

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「な、なに……なにこれ……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「秀兵衛さま」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「お手紙、改めて拝見させていただきました」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「できるだけ冷静にお返事を書いているつもりですが、やっぱりドキドキしています。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「正直なところ、達筆すぎてほとんど判読できません」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「でもニンジャからの果たし状なんて、初めてで……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「わたし、死ぬんですか？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「やっぱりこの村には、他にもニンジャがいるんですか？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「怖いです……どうしていいか、わかりません……。　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「し、しりません……その、でも、全然しらないわけじゃなくて、あの……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「ただ、話に聞いていただけで……初めてのことで……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「でも、その……ど、どうしてですか」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わたし、ヤギさんになにかしましたか……？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「秀兵衛さま」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「九文字目、拝読しました。正直、まだドキドキしています。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「すみません、気が付かなくて。ニンジャなら密書には暗号を使いますよね……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「でも、あの、へんなことを聞いてしまうかもしれないんですけど、どうしてですか？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「ニンジャの里には、きれいなくのいちがいっぱいいるって聞いてます。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「わたし、こんなだし、なにもできないし、くのいちには勝てないって、それくらいわかります。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「この村でくのいちに近いのは、たぶんメリッサさんか、あとリリアだと思うんです。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「だから、びっくりしています。どうして、わたしなんですか……？　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「そ、そんな……わ、わたし、なにもしてない……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わたし、こんなだし、なにもできないのに……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「なんで……楽園ってなに……触れるって、どうするの……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「秀兵衛さま」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「お返事遅くてごめんなさい、ちゃんとした返事はまた書きます。でも、とりいそぎ。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「おやすみなさい。　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「……つ、伝わってないわけじゃ、ないよ……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「回りくどいのは、あの、わたし、リリアみたいに賢くないから……わからないかもしれないけど……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「頑張ってわかろうとしてる、つもり……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「……なにいってるんだろ、ごめんなさい……急だったから、びっくりして……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わ、わたし、どうしたらいいですか……？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「秀兵衛さま」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「お返事ありがとうございます。お手紙、とても嬉しいです。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「直接話すとどうしても緊張してしまいますけど、でも手紙なら本当の自分が出せるような気がするので……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「もしかしたら、そのせいで幻滅されてしまうかもしれませんし、それが少し怖いんですけど、」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「でも、そんなことを言っていたらなにも話せなくなってしまうので、頑張ります。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「くのいちは……見た感じ、メリッサさんはくのいちに近いと思うんですけど、」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「リリアも優秀なので、あり得ると思います。どうするかは……ちょっと、わからないです。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「あ、でも、リリアはお姫様かもしれないですね。賢いからぴったりだと思います。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「いま、真夜中です。さっきあんなことがあったせいか、へんな時間に目が覚めてしまいました」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「なぜかわたしのベッドにリリアがいたので、こっそり抜け出してお返事を書いています。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「なんとなく悪いことをしている気分で、リリアには悪いけど、ちょっとドキドキします。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「思いつくままに書いていたら、ちょっと長くなってしまいました。読みにくかったらごめんなさい。　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「でも、わたし、お金ないし……できることも、きっと、ちょっとしか……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「だから、け、結婚は……ちゃんとできるかどうか、自信ない、です」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「困ったことは、いっぱいあるけど……わ、わたし、こんなだから……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「なんでもできるリリアとちがって、なにもできないから、いつも困ってる……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「びっくりしちゃったのは、あの、ごめんなさい……でも、まだ、びっくりしてます……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「秀兵衛さま」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「お手紙ありがとうございます。平気なふりをしていますけど、結構恥ずかしいです。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「わたしは、こんななので、姫君なんて感じじゃないから、ちょっと恐縮です。照れます。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「本当にお姫様だったら、と考えることもたまにありますけど、向いてないというか、贅沢ですよね。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「お姫様って、どういうことをするものなんでしょう？　しっかりした人のイメージがありますけど……」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「ニンジャは、お姫様に、なにをしますか？　やっぱり守ったりするんでしょうか？」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「わたしは平凡な人間で、ニンジャのひとと話すのも初めてで、全然なにもできないけれど、」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「いつまでもこんなままじゃだめだし、なにかできたらいいなって思ってます。」

赤面症 メイは、園丁 マシュー「相変わらず、とりとめもなくてすみません。　メイ」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「芭蕉ってひと、聞いたことあります……ニンジャ、ですよね……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「もしかして、ヤギさんもニンジャなんですか……？　仮面の男の人っていうのも、そうなんですか？」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わたし、しってます……ニンジャって、すごいって……なんでもできるって……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わたし、ニンジャじゃないし、こんなだから、なにもできなくて、」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「それはきっと、ヤギさんの言う通り、難しいことなんてできない、と、思います……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「でも……村に人狼がいて、ニンジャもいて、こんな状況だから……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「わたし、本当になにもできませんか……？　やっぱり、ヤギさんも、そう思いますか……？」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「秘密は、言いにくいのは、ヤギさんの言う通りだけど、でも、」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「そういうのって……言った方が、いいんですか？　それとも、言わない方がいいんですか？」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「それとも、ニンジャだから、本当はもう知ってるんですか？　わたし、わかりません……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「そ、そうですか……ギター、弾けるんですね……すごい……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「秘密は……話す準備は、できているかどうか、あの、わかりません……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「でも、あの、『自分は弱いから』って、そう本人が言うから……わたしも弱くて、なにもできないから、」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「表では言っちゃだめだっていわれたけど、でも、表じゃないから……大丈夫だと、思う……」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「あの、へんなことを言うかもしれませんけど、リリアが、その、やっぱりすごくて、」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「いまもこうして話をまとめて、みんなの役に立ってて、わたしはなにもできないけど、」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「でも……こういう、あの、秘密を教えたら……わたし、役に立ちますか？」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「みんなや、わたしの相方の人や、それと……あの、ヤギさんは、うれしいですか？」

赤面症 メイは、さすらいのドリーマー ロバート「おしえて、ください」