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こ・・・これは・・・・この瓶は・・・
何故か飲みたくなります。
記憶を失ってからウォッカを飲みたいと思った事は無かったのに…
不思議な事があるのですね。
リディヤ君、その瓶をお借りしても良いですかな?
おぉ、ありがとうございます。
この瓶を肌身離さずに持っていたのですか・・・
大変でしたね。
ベルーガ・ウォッカ クラシック
綺麗な瓶ですね…
[と瓶を上に持ち上げ光に当てようとした時
1:足を滑らせ頭を床に強打した
2:手を滑らせ瓶が頭に落下した
3:瓶がキラリと光った }
伝説のコサックダンサーがロシアにいると聞いた。
彼の元で修行をして最高のコサックダンサーになってみせる。
きっと帰って来るから。
そして君とリディヤを幸せにしてみせる!!
だから・・・
今だけ許してくれ。
これを僕だと思って…
[ベルーガ・ウォッカ クラシックの瓶をマリアンヌに手渡し家を飛び出した]
(回想終了??)
そうだ・・・私は・・・私の名前は・・・
『ドワイト・コサック』
思い出しました、全部。
コサックダンスの修行は物凄く辛いものでした。
でもマリアンヌやリディヤを置いて来た私にはもう最高のコサックダンサーになるまで諦める訳にはいかなかった…
やっと・・・やっとコサックダンスで食べていける様になったので、マリアンヌやリディヤに見てもらいたいと故郷に戻ろうとした時・・・・
物凄い勢いで走って来る巨漢な女性ばかりのマラソン集団に巻き込まれ、はね飛ばされ、なぎ倒され・・・崖から転がり落ち川に流され・・・・
そこからどうやってここまで来たのか覚えていません。
誰かに助けられた様な気がするのですが、記憶はあいまいです。
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