1079 【突発RP村】やがて、世界は闇に沈む【飛び入り歓迎】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
全て表示
[黒い血を取り入れたせいか、神が死んだ世界のせいか、先祖の細胞を起こしたせいか、急速に灰化が進む。
しゃらりとゆれるしっぽも灰色だ。
そうして村についてから、壊れかけの友を探した。
探したいから探すのだ。
見つけたなら、彼を背に乗せて駆けてやろう。
約束を守りたいから守るのだ。
そうして……]
スー。
私のこと、覚えてるかい……?
[右手が矢筒の矢へと伸びる。
包帯で隠れていないその目を見つめながら。
その目を、矢は、
*殺したいから、殺すのだ*]
( -224 ) 2013/03/11(月) 21:57:59
[幼いエラリーは身体の大きいだけの男だった。
ウドの大木だった。
鈍く、機微に疎い男には取り柄がない。
多少の恵まれた体格、力自慢程度は、獣人や魔法の存在するこの世界でのアドバンテージなど、無きに等しかった。
己の無力感と、絶望を共にする日々。
自然、男の向く先は己の裡、物言わぬ文字へと向かっていった。
男にはそれしかなかった。
辛うじて手を伸ばした先に残った文字の世界。
それを並べ立てることで認められたのは、恵まれたことであったのだろう。
少なくとも男はそう受け取った。
そしてやがて 男は気がついた。
自分は、己を切り売りしなければ文字を紡げないことに]
( 65 ) 2013/03/11(月) 21:58:50
/*
発狂ルート。
ifルートだから灰になげ。スーたんころしちゃうよ!
( -225 ) 2013/03/11(月) 21:59:17
( -226 ) 2013/03/11(月) 21:59:33
[二十幾年の年月を生きてきた。
卑小な身である彼も、常にどん底を生きてきたわけではない。
苦しみも、喜びも、かなしみも、楽しみも、痛みも、快楽も。
様々な思い出をもって、ここに生きている。
そして、彼にとって。
作家として生きていくことは――
思い出をねじ切っていくことだった]
( 66 ) 2013/03/11(月) 22:03:43
( -227 ) 2013/03/11(月) 22:04:06
/*
>>-217 星さん
あれは自分のためでも他人のためでもあるから
繰り返し謝るほど重要とは思わないんだよなあ
直接返さなきゃいけないなんてルールもないんだし
( -228 ) 2013/03/11(月) 22:04:36
/*
(はさんじゃったときって、自分が一番はずかしいよね
(挟まれた方は気にしないことがおおいのに
( -229 ) 2013/03/11(月) 22:05:24
/*
>>-228 うまさん
了解したわ。じゃあ、ぐぬぬしとく><。
こっちも踏み込んで良いか少し悩んでたのよね。
拉致ったマイダ=荷物だと確定過ぎる?と思って曖昧にしているうちに、このZAMAだったのが惜しかったなあ。
今回はこのままで置いておくけれど、次こそはなのよ。
( -230 ) 2013/03/11(月) 22:14:22
[創作家は時として既存の文物から、絵画から――様々なものをインプットして、己の懐で纏めてアウトプットする。
外から取り込んだものを全て糧にして、そして新しいものを作る――
そうすることの出来る作家もいる。
けれど、エラリーにはそんな才能は存在していなかった。
男にとって創作とは、幾つかの思い出を面白おかしく脚色し、加工し、分解し、ねじ切り、そして、産み出すこと。
それを含む作業であった。
生きるためにはものを書かなければならない。
けれどそれは、多分に己を削る業であった。
物を書くたびに己の何処かが削れて、欠けて、消えていく。
灰のようにボロボロになって溶けていく。
そんな実感が男にあった。
世界が滅びへ向かっていることが分かったとき男の胸中に生まれたものは、なんだったろうか――
世界と己と、どちらが先に欠けてなくなってしまうのか、そんな疑問すら覚えた]
( 67 ) 2013/03/11(月) 22:15:44
/*
>>-230 星さん
いちおう灰色さんちのお庭で、パースのと似てるキャスケットは発見しておいたので、拉致ったマイダをパースじゃなくとも「手紙狂いの誰か」が運んだ方向にはできるようにしてた
ただしこのキャスケットはふつーの市販品(世界滅亡につきSALE中!)の可能性も……!wow!
( -231 ) 2013/03/11(月) 22:22:40
[男が己の裡に向かう間に、少しずつ、少しずつ滅びは拡大していく。
自ら命を絶つ者がいた。
絶望に怯えて曖昧になってしまう者がいた。
暴動を起こし、残虐に走る者もいた。
そんな中で、いつか男は気がついた。
滅びているのは、生き物と、それに類するものだけではないかと。>>1:114
徐々に魔物は増え、病に倒れるものが増え、少しずつヒトは、ヒトの残したものは消えていく。
そしてある日、男は大きなスコップを買った]
( 68 ) 2013/03/11(月) 22:27:00
/*
>>-231うまさん
そうそう、そうかなー…?とは思ってたんですが、
一歩が踏み出せなかったのですよね。
キャスケットを落として行ったら、手紙狂いの誰かというのはグレイフェザー族にバレそうだし、確定させても良いのかなー…でも、ランスのマイダ失踪後の過去にも影響するし、と、今のパースとランスの関係にも関わって来そうな懸念があったのかもしれません。
(当時は、もやもや、で止まってましたが言語化してみるとこんなの出てきた。)
でもそんなのぶっちしてやれば良かった(苦笑)
SALE品ルートも、ちょっと素敵かも。
( -232 ) 2013/03/11(月) 22:30:34
[夜闇に紛れて、穴を掘る。
なるべく深い方がいい、灰が届くかもしれない。
男の部屋に山とあった本は、保管用の木箱に包まれて。
少しずつ、少しずつ、土の中に埋葬された。
子どもの浅知恵だと思った。
構わなかった。
摩耗する自分、摩耗する世界。
滅びは避けられない。
いつかこの本が、この文字が。
いつか誰かに、何かに届くように]
( 69 ) 2013/03/11(月) 22:34:09
[祈りは届かない。
ここは神の死んだ世界なのだから――]
( 70 ) 2013/03/11(月) 22:36:05
/*
ってことで終了ですー。
こんな感じでした!
>>-219
カップルになるには時間が足りなかったかなー
( -233 ) 2013/03/11(月) 22:37:42
/*
>>-231 ☆さん
ふむふむ。
時間軸の振り方でも変わると思うけど、ランスといさかいがあったと仮定して
「私じゃないよ怒んないでよ、その荷物の行方探してみるよ」で丸くおさめる方法もあるかなあ、っと思いましたよ。
おさまるかなあ?しらにゃい♡
( -234 ) 2013/03/11(月) 22:42:52
/*
わー。エラリーさん、お疲れ様です!
長文大作だ。
ちょっと、最後に行った行動にほろりと来ました。
( -235 ) 2013/03/11(月) 22:43:27
[エラリーは。
セルマの後を追わないのだろうか。
思いはしても、口に出すことはしない。
ただ静かに、ひとときだけエラリーに視線を向け。
すぐにまた緩やかに戻す。
世界は間もなく幕を閉じる。
その責の一端を、己が───この、紅い翼が担っている。
ならばせめて。
せめて、ひとりでも多くのものが、望む形で、最期を迎えられたなら]
( 71 ) 2013/03/11(月) 22:43:48
/*
おつかれさまー!
ある意味エラリー自身の墓だなあと感じた
素敵だ
( -236 ) 2013/03/11(月) 22:44:30
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る