人狼物語(瓜科国)


1079 【突発RP村】やがて、世界は闇に沈む【飛び入り歓迎】


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歌い手 ナデージュ

[どうして、スーさんは涙を流すのでしょうか。
どうして、そんな声で懇願するのでしょうか。

わたしが笑っていないから、スーさんを不安がらせているのでしょうか。

スーさんの声が、だんだんと遠ざかっていきます。
大丈夫、と、不安そうなスーさんに告げる為に首を横に振ると、
しゃりしゃりと、首元で粉のようなものが擦れ落ちる音がしました。

大丈夫です。
わたしは、大丈夫です。

わたしはこのまま失われてしまうのでしょう。
味覚が消えた様に、今、聴覚が消えゆく様に。
だんだんと、灰と変わり、消えてゆくのでしょう。

けれど、スーさんが、スーさんの温もりが傍にあるなら。]

( 85 ) 2013/03/11(月) 23:24:09

毒舌家 セルマ

[羽があれば、家まですぐに飛んで帰れたかもしれない。
数時間前に「羽が欲しい」と思ったことを撤回する。]

羽がなくて、良かった。

[足の、腕の、あらゆる節々が痛む。
自分の終わりが近いことも、分かっていた。
色々ありすぎて、一日だけで疲れ切ってしまって。

破れた傘の間から、鈍い光が差し込んでくる。
灰が降りかかるのはもうこの際気にしないでおく。]

( 86 ) 2013/03/11(月) 23:24:22

歌い手 ナデージュ

[わたしは手を伸ばします。
スーさんの身体を抱きしめます。
暖かさを感じられるうちに、めいっぱい、力を籠めて抱きしめます。

大丈夫だから。
泣かないで、笑って。
わたしのために、笑って。

わたしのお願いはそれだけです。
それだけにしては、とても酷い、我儘だとおもいます。

こんな、愚かな我儘を抱く事を、神様は許してくださいますでしょうか。]

( 87 ) 2013/03/11(月) 23:25:08

歌い手 ナデージュ

[いっしょにいさせて。]



[最後に聞こえたのは、そんな言葉。
頷き返すことができたかどうか。

“わたし”はもう、“わたし”には感じられない。

そうして、頬笑みも、涙も、全て纏めて灰になる。
真っ白な、細かな細かな欠片になる。

灰化の進行の切欠は、支えであった神の消失か。


無にしてはあまりに重く。

有にしてはあまりに儚く。]

( 88 ) 2013/03/11(月) 23:26:18

歌い手 ナデージュ

[そしてわたしは、大きく口を開きます。]

[胸一杯に息を吸い込んで。]












[ねむるせかいへのこもりうた。**]

( 89 ) 2013/03/11(月) 23:26:35

毒舌家 セルマ

[――さあ、もう未練はないかい?

あたしの最後はどんな服で決めようか。
どんな言葉を口にしようか。

神様や何やらに祝福されなくても、大丈夫。
今までだってそうだったのだから。
それを最後だけ神頼みなんて、癪じゃないかい。]

( 90 ) 2013/03/11(月) 23:26:49

毒舌家 セルマ

ああ、他の子達は。
……どうしているんだろうね。

[生き残っているであろう数名の顔がよぎる。
どうか、後悔だけはしないように。
神を信じない女にとって、それが、精一杯の祈り。]

――ただ、幸せに思えるといいね。

あたしも負けないけど。

[ひとりごちて、笑う。
いつものからかうような笑みを。]

( 91 ) 2013/03/11(月) 23:29:43

毒舌家 セルマ


――あたしの見る世界は、輝いていたかな?

[光なんて随分長いこと、見ないと思っていたけど。
誰かに肯定されても、否定されたとしても。
きっとこれで良かったのだ、とだけ感じる。]

幸せ――だったかな。

( 92 ) 2013/03/11(月) 23:32:51

人造妖精 エステル

─何時か何処かの蒼穹─

[既に神は疲れ果て絶望の中、諦めを選ぼうとしていた。]

 (♪) (♪♪) (♪)

[神の選んだ世界。
秩序と再生のある世界。
神が苦痛と苦悩を持とうと、
星は唄い、世界を癒しに導く。]

 『どうか。』

 『どうか世界から、かなしいものが、なくなりますように。』

[声を聞いたのはそんな時。
殆どは'かみさま'に向けられて、
星には向けられてなど居なかったけれど。]

( 93 ) 2013/03/11(月) 23:33:32

人造妖精 エステル


   (♪)

[心からの願いは、
そっと叶うように。
*星精は祈り続ける。*]

( 94 ) 2013/03/11(月) 23:33:47

毒舌家 セルマ

[落ちかかる灰を、羽と見紛う。

先程見たような赤黒い羽ではなくて、
いつか幸せな頃に、くすぐったさと安心とを得た、記憶の中の白い羽。

黄色のブラウスを、繕ってでも着よう。
あたたかいアップルティを、もう一度だけ飲もう。

机の奥にしまった懐かしい写真を見ながら、灰に埋まっていこう。]

( 95 ) 2013/03/11(月) 23:36:40

毒舌家 セルマ

[さあ、


あたしの家まで、あと少し。


誰もいなくて、寂しくて、
それでもあたしの数年間が詰まった家。]

( 96 ) 2013/03/11(月) 23:39:18

毒舌家 セルマ

――――ね。
アンタ、待ちくたびれたんじゃないかい。

[囁くように、亡き人へ呟く。]

寒く、なかったかい。

[大丈夫だよ、と。
少しだけ泣きそうになりながら、最後に笑った。]

( 97 ) 2013/03/11(月) 23:41:36

毒舌家 セルマ



[それは女が夢見た、最後の世界。**]

( 98 ) 2013/03/11(月) 23:42:55

がらくた屋さん スー

[歌が、聞こえる。
抱きしめてくれたひとが、目の前で灰と変わってから、ずっと、ずっと。

それを単なる記憶の再生とは思わず。
耳元で歌いかけられているように、感じていた。

だって、さいごに息を吸い込む音が聞こえたのだから。
身体が灰になっても、こころはそばに、いっしょにいて、
歌っているに違いないのだ。

だから]

…♪

[穏やかな笑みを浮かべて、同じメロディを口ずさむ]

( 99 ) 2013/03/12(火) 00:16:18

がらくた屋さん スー

[――かさり。
ふいに上着のポケットの中で、何かが、音をたてた。

灰と、傷口から滲み出る赤で斑に染まった手でそれを取り出す]

…おてがみ?
こんなの、さっきまでなかったのに。

ぼくのうわぎのポケット。…つながってたっけ。

[くるり、と丸められ赤いひもでまとめられた紙。
広げて、文字を目で追う。
空の青にも似た色のインクで書かれた、愛を伝える言葉]

( 100 ) 2013/03/12(火) 00:17:03

がらくた屋さん スー

すき、です。

すき、……です。

[淡々と文字を読むだけだった声にしだいに感情が混じる。
未練という名の]

ナデージュさん。
ぼくは、あなたを――


[ああでも、この闇に呑まれたのなら、
同じところにいけるだろうか。

もしもいけたのなら、
*真っ先に伝えようと思った*]

( 101 ) 2013/03/12(火) 00:18:09

司祭 ドワイト、すりおろし器で林檎をすりおろし始めた。しゃーこしゃーこ。

( A25 ) 2013/03/12(火) 00:32:56

人造妖精 エステル、司祭 ドワイトの結果を信頼の目で見た。マッスル。

( A26 ) 2013/03/12(火) 00:43:37

毒舌家 セルマ、にお辞儀をした。

( A27 ) 2013/03/12(火) 00:58:28


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