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[取っ手を回転させて、積もった傘の灰を散らす。子どものような仕草。
けれど、水が跳ねて困る人間すら、今はいない。
歩くたびに、砂利を踏みしめる音がする]
(やはり)
[ある種の確信を得て、男は思索に耽溺する。
普段から張り付いた仏頂面は、あまり動かない。
こうして歩いていても、足場は乾いている。
死の灰は国を崩し、街を侵し、建物を朽ち、人々を病魔に誘い、魔物へと変え、水を毒に浸す。
けれど。
湖は枯れたわけではない。
嶺は泰然とそこにあり、森は今も息づいている。
悪くしたくらく望めぬ視野の先、それでもそれは確信できる純然たる事実である]
…しさいさま。
[近付く人影に向ける視線はどこか訝しげなもの。>>101
目線が合ってもそれは変わらず、傘をささずフード付きのローブに身を包んだ姿を、
上から下までじっと眺めてから口を開く]
ううん。ようじ。
しさいさまになにか、きかなきゃいけないきがする。
[今や薬を買うことではなくそのことを思考が占めていた。
平坦な表情のまま黙り込んでいたが、
誘いの言葉に反応したように身体が空腹を訴え、僅かに目を丸くする羽目になる]
そういえば。ごはんまだだった。
いいの? つくりすぎたの、たべて。
…はいいろのつばさ。
ぼくはいそがしいの。
[近付いてきた、もう一つの人影を、きっと見上げて応える。>>103
実際は帰ったら寝るだけのつもりなのだけれど、
ランスの前ではなぜかこうして、生意気な態度ばかり取ってしまう。
壊れ始める前から、変わらずに]
おはな。
…そっか。それでうらにわをみにいくんだ。
[ランスの真似をして、足元の灰を左右に払う。
満足げな表情で足を止めるまでそれは続き、]
…じゃあ、はやく、いこ。
おなか、すいたし。
[灰をゆるく蹴り集めてできた、小さな、小さな山を残し、
緩慢な動作で裏庭へと歩きだした]
[この世界の滅亡が神に齎されたものだと、誰が知るだろう。
世界を見詰め、世界を愛し、世界を護り、世界を慈しんだ。
その結果、神は。
世界を見放し、世界を憎み、世界に疲れ、世界から心を離した。]
ウマシカそろって駆ければ軽いものだろ?
とは言え、多少は準備をした方が良いかな。
自宅へ弓を取りにいっても?
[カウンターにグラスと、ポケットからコインを数枚並べて立ち上がる。
花でも置きたいところだったが、生憎生花は持ち合わせていなかった。]
[男はかつて、その確信を元にした小説を書いたことがある。
――人々が灰を避けて地下に逃げる話。
欺瞞の希望と夢に彩られた作品。
性に合わないものを男は書いた。
時代は蜘蛛の糸を求めていた。縋り付ける藁。
数々の問題に目を瞑って、それでも男は身を削って夢想した。
畢竟―― 人はいつまでも地下に籠り続けることなど出来はしない。
周囲もいずれ魔に包まれる。
なれば、そう、吹けば飛ぶ希望を作ったのは誤りであったと、証明するだけだった]
[自らも存在理由を失った神は死を選び、偶然見つけた"抜け殻"に、己のすべてを閉じ込めた。
あっけなく死ぬ、ちっぽけな生命体のひとつ。
"抜け殻"の記憶と共に、行動しながら。
世界の最期と共に、消えるべく。]
――――…?
[スーに訝しげな視線を向けられれば、
不思議そうな表情を浮かべた。
ただ、相手が再度口を開くまで、じっと見守って]
…用事か。私に聞きたいことかい。
なんだろう。
[一緒に、うーん、と考え始めた。
傘をささない男の肩には、いつもより早く灰が積もる。
その何処かのんびりとしたやりとりは、
空腹を示す相手によって終わりを告げた]
勿論だよ。
残ってしまっても勿体ないし、
食べてもらえるなら私は、嬉しい。
[相手には食欲がまだ残っているようだ。
其れが嬉しくて、少しだけ笑った]
/*
すべての滅びの原因は、世界を見守っていた神様が世界を見放したため。としました。
いいよね?ここまでやっちゃってもいいのよね?
そわり
/*
多分、神様は、
何度も何度も、護って、育てて、壊れては直してた。
でもある日、気付く。
そこまでして、護るものなの?って。
それに、疲れたんだ。
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