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[教会裏手にある墓が、ここまで数を増やしたのは、最近になってからのこと。
ランスも何度か、孤児の埋葬を手伝った。
中には、それなりに親しくなっていた子もいた。
今はもう、花すら供えてやれぬ墓。
出来ることといえば、時折、灰を払ってやるくらい。]
そうだな。
たしか、おれはこの辺に植えたはずだ。
[色彩を失った灰色の庭、その一角を指差して。]
どうした?
[何かに気付いた風なドワイトに、つられるようにして同じ方を振り返る。]
スー。
なんだ、そんなところにいないで、中へ入ってくれば良かったのに。
[友に続いて歩み寄り、屈まず、立ったままで声をかける。]
……おれとドワイトで、前に庭に花を植えた。
今年もそろそろ芽が出ていないか、これから見に行くところだ。
[グレイフェザーは長寿であり、また短命でもある。
成人してからの期間が長く、もし天寿を全うすることができたなら、人間の倍は生きることができる。
だが多くの者が、若くして命を落とす。
原因は、病や怪我の治癒力の低さ。
たとえば、人間であれば3日も眠れば治るような風邪が、彼らにとっては重病なのである。
ランスも、過去に何度か、病で命を落としかけた。
特に───あれは、何年前だったろう。
流行り病で、生死の境を1週間ほど彷徨った。
わざわざ森まで来てくれた医者も、もう駄目だろうと匙を投げた。
自分でも、もう駄目だろうと思っていた。
だが、ランスは奇跡的に回復した。]
[会話の合間に、のんびりと紫煙を吐き、グラスを傾ける。
ちらりとナデージュへと視線を向ければ、彼女の表情は先ほどよりも明るくなったかに思えた。
窓の外の灰さえなければ、ただただ、緩やかな時間でしかない**]
/*
いま思ったんだけど文盲て郵便はこべるかな
ダイジョーブ
ファンタジー、ファンタジー。
相手がはっきりしない郵便物はさすがに断るだろうし!!!
[トロイの住処であった北にも通信仲間はいたが、噂が流れ始める少し前にやりとりが途絶えたきりだった。
最期に届いた手紙。
そんな手紙が今、己の部屋の隅に積み上げられていた。
それらの手紙は総じて宛名がなく
開けば同じ文字ばかりが刻まれる。]
[”手紙狂い”たちは、郵便屋で扱えない手紙を運ぶのが仕事だ。
その手紙は、往々にして多くの秘密を孕んでいる。
だからこそ、知らない方が都合がいいから、教えられていないことがある。
預かった手紙はまず、各地の仲間に届き、彼を仲介としてその手紙の宛名を持つ者へと届けられる。
けれどもし、届けようのない宛名の無い手紙が届いたら。
送り先である"手紙狂い”へ、
送り主である”手紙狂い”からの、最期を告げる印。
刻まれる言葉は、世界で一番美しいと教えられた、それだけ。]
/*
メモ履歴みてわらってた
カインさんそんなにきになるかい??え??^^
まあ偶然……と言うよりうっかり……かな?(めそらし
[お菓子なんて見たのは何時ぶりでしょう。
酒場にはこういった子供向けのものは置いていませんでしたし、
教会のお菓子は子供のもの、わたしが手に取れるものではありません。
だから、少しだけ、新鮮な気持ちでした。
わたしは立ち上がり、ケープを羽織ります。
両の人差し指を胸元で十字にクロスさせると、ぺこりと頭を下げました。
教会に行ってきます、と、そういう意味のつもりなのですが。
マスターを、きちんと弔ってあげなくてはなりません。
わたしの半端な鎮魂歌では、きっと、駄目だから。
ケープのフードを被れば、わたしは酒場から外に出ます。
からん、からん、と、鐘の音が鳴り響きました。**]
[庭を指さす友人を一瞥して、暫しの穏やかな沈黙]
―――――…、薄紅。
何か思い入れのある色なのかい。
[弱くそよぐ風は、まだ冷たさを残している]
…いや、何となく、そんな風に思っただけさ。
[会話は長くは続かず、スーの元へ向かうこととなる]
[ちらちらと灰が舞う。
絶え間なく降っているようにみえる灰は、なぜか支障が出るほど積もることもない。ただ、積もった先を巻き込んで、崩れ、風に飛んで消えていく。
毒でも含まれているのか、生き物に触れ、沈殿すればやがて]
――。
[手に持っている傘が軋んだ。どうやら長く立ち止まっていたらしい。傘――借り物を腐らせてしまう訳にはいかない。雨具も、今となっては殆ど消耗品だ。
灰色に覆われた空から、時刻を推察するのは難しい。詮なきこと、と男は首を振る]
とりあえず――傘だ。
[自室のあるアパートメントに、足を向けた]
[教会は何かと物入りである。
昔、まだ世界が彩りを保っていた頃、
村にある魔法道具屋にはよくお世話になったものだ。
男が村にやってきたのが二十数年前。
前司祭より最初に与えられた仕事が、
この道具屋へのお使いだった。
スーが物心つくころには、すっかり唯の常連になっていた。
何せ買い込む量が多いので、
毎週手押し車を押して店へやってきて、
商品を大量に積んで帰っていくのが慣習だった。
運ぶのを手伝ってもらったこともあるかもしれない。
今でも毎週、店には欠かさず顔を出す。
けれど手押し車の音が響くことはない。
閑散とした教会に物は多くは必要がなく、
そもそも当の手押し車も随分前に壊れてしまった]
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