情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、受信中 ギュル がやってきました。
受信中 ギュルは、村人 を希望しました。
世界観:西洋ファンタジー
此処は滅びゆく世界です。
既に各地の国や街は滅んでしまいました。
毎日少しずつ、淀んだ空から死の灰が降り注ぎます。
建物は朽ちていき、人々は病に侵され、
場合によっては魔物化することもあるでしょう。
死の灰の原因究明も行われましたが、結局はっきりしないまま。
あなたは今、小さな湖のある村に居ます。
其処は偶然か必然か、最後に生き残った集落の一つです。
周囲は深い森に囲まれています。
昔は豊かな森でしたが、今は魔物と変異植物の巣窟で、
足を踏み入れるには死を覚悟しなくてはならないでしょう。
あなたは最初から此処の村人だったのでしょうか。
それとも避難して逃げ延びてきたのでしょうか。
この事態を解決しようと奮闘した冒険者だったのかもしれません。
でも、もう手遅れです。間に合いません。
諦めるも、達観するも、無駄と知りつつ足掻くのも自由です。
さあ、最期の時を過ごしましょう。
/*
■参加者(PC)
人間、亜人、何でもどうぞ。
魔法使いも歓迎です。
■NPC
自由に登場させてかまいません。
メモに記載があると素敵だと思います。
3日目辺りまでで死亡させておくことを推奨します。
■見物人
基本的にはPCに準じます。
あなたは1日目に死んでしまいます。
死亡の理由を明記してください。
記載がない場合は魔物化したことになります。
/*
◆投票・能力の使用
ご自由にどうぞ。
困ったらメモで相談しても良いのですよ。
◆中身発言
灰、赤、青ログではご自由にどうぞ。
◆死亡
吊、襲撃、その他原因に関わらず、等しく死です。
死に方は本人様の希望に沿うか、流れで決めましょう。
◆役職
役職・編成の希望があればメモでどうぞ。
可能な限り対応します。
/*
■智狼:あなたが世界滅亡の元凶です。
もしかしたら、元凶があなたに乗り移っているだけかもしれませんが。
■人狼:あなたは世界滅亡の協力者です。
■占い師:あなたは真実の一部を知るでしょう。
■村人:あなたはこの世界の生き残りです。
/*
参加人数は6-12人の間で、ある程度集まったら開始予定です。
1,2日目のみ48時間、以降は24時間進行(コミット可)予定です。
1,2日目の延長処理は村建て人が行います。
場合によっては3日目以降の延長も検討しますが、
基本的にはなしの予定です。
エピローグは希望者が多ければ延長します。
3月中旬の終了を予定しています。
以上が用意していた文章になります。
この村はWikiなどもなく、事前参加COも行っていません。
飛び入りさんを切にお待ちしています。
その他、質問などもお気軽にどうぞ。
2人目、毒舌家 セルマ がやってきました。
毒舌家 セルマは、村人 を希望しました。
……あーあ、っと。
[洗濯物籠を小脇に抱えた女は、
三つ編みをふんと後ろへふるって空を仰いだ。
下洗いは済ませた、さっさと干してしまいたい。]
――どうせなら、青空の下で気分良くやりたいもんだねえ。
3人目、異国の少女 ポラリス がやってきました。
異国の少女 ポラリスは、人狼 を希望しました。
[空を、見上げる。以前のように澄んだ美しい空は存在せず、淀んだ色の暗い空のみ。
朝も昼も夜も、それは変わることを知らない。]
…さて、と。
[家から出る。数年ほど前に遠い異国の地から越してきた彼女の仕事は、詠みむことと――薬屋。
異国から仕入れた薬を商う。]
今日も一日、頑張りましょうか。
[そう呟き、村を歩きだした]
[特別、家事が好きなわけではなかった。
けれども、透き通った空を見なくなってどれほど経ったろう?
最後に湖で服をゆすいだのは、いつだったろう?]
…………ふん。
これだけじゃないんだ、次次。
[裏庭に渡された物干しロープへ向き直る。
湖のほとりにある彼女の家は、かろうじて反射された光を受けていた。
女は肩を何度か鳴らすと、ずんずんと物干し台へと向かった。]
4人目、歌い手 ナデージュ がやってきました。
歌い手 ナデージュは、村人 を希望しました。
[いつのころでしょうか。
わたしが舞台に立たなくなったのは。
いつのころでしょうか。
わたしが歌う事をやめたのは。]
…………。
[わたしは自分の部屋で身体を起こしました。
いい天気です。
わたしに、とっては。]
5人目、??? がやってきました。
???は、智狼 を希望しました。
[透き通る翅、粘性と硝子の間の子な一対の翅を伸ばし、
少女の形をした其れは膝つき祈りの形に手を組み合わせ、
人気のない湖の畔で目を瞑っていた。**]
6人目、中毒 カイン がやってきました。
中毒 カインは、おまかせ を希望しました。
ふーーーーーー……
[深く長く細く、煙を吐いた。
指先に支える小さな筒から齎されたものが、淀む空に吸い寄せられるように、白く棚引く。]
[少し前までは、晴れた空が大好きでした。
お勤めは夜の舞台の方が多かったけれど、
それでもたまに見るお日様は大好きでした。
けれど、今はこれくらいの暗さが丁度良いのです。
顔の左半分を隠す包帯が、あまり目立たなくなるから。
眠っている間に緩んだそれを、鏡を見ながら丁寧に巻き直します。
最後ににっこり、鏡に笑いかけました。]
7人目、彫師 ランス がやってきました。
彫師 ランスは、おまかせ を希望しました。
[湖の畔、足首までを水に浸からせ、以前の色彩が失われてしまった空を見上げる。
自慢だった、自由に空を駈けることのできた灰色の翼。
しかし今は翼は痩せて、漸く舞い上がれる程度。
長く飛ぶことは叶わない。
尤も、今のこの世界、たとえ翼があったところで、行く先などないのだが。
少し前まで棲んでいた森は、今や、魔物達の巣窟と化している。
二度と帰ることのできぬ我が家。]
8人目、占星術師 ヘロイーズ がやってきました。
占星術師 ヘロイーズは、占い師 を希望しました。
9人目、司祭 ドワイト がやってきました。
司祭 ドワイトは、おまかせ を希望しました。
10人目、小説家 エラリー がやってきました。
小説家 エラリーは、村人 を希望しました。
[木戸が軋む。
古ぼけたそれは近頃になってますます痛みがひどくなってきた。きっとこれはちらちらと舞う塵雪のせいであるのだろう。
鈍色の空は思い出したかのようにかさついた灰を降らす]
静かだ。
[窓を開いても、かつてのように喧騒は舞い込んでこない。
立地がいいというだけが売りのこの安いアパートメントから見る風景は、随分と様変わりしていた]
/*
ワタシのポラリス希望…。
(セルマ参加前に既にログを用意していたのですが……その、入って良かったのかしら、ねこすけさん……。(ある出来事で少々不安))
何はともあれ、村建てお疲れ様です。
[簡単に身嗜みを整えた後、フードのついたケープを羽織って外に出ます。
フードを目深に被ると、そっと部屋から出ました。
酒場から程近い、わたしの家です。
ほんの二年、三年程前だと、まだまだ酒場は賑わっていました。
ですが、今では昔の喧騒が嘘のように静まり返っています。
OPENの札もCLOSEの札もかかっていない酒場の扉をそっと開きました。
今日は誰か、いるのでしょうか。]
彫師 ランス は肩書きと名前を 灰色翼人 ランス に変更しました。
[何時もと何も変わらない色をした空。
それを昇った特等席から何をするでもなく見上げるのは、カインの日課だ。
それから、今口に咥えなおしたものは、無くては生きていけないと本人が断言するもの。
端を噛み締めて、足場の悪い屋根の上、恐れる事無く立ち上がる。
ボロボロの皮帽子は、焦げ茶色の草食獣の耳と角が突き出ており、まるで帽子の装飾自体であるかのように。]
[村の中を歩く。静まり返り、誰の声も聞こえない。
虚無感。一体いつぶりだろうか、こんなに寂しさを感じたのは――。]
さむい、ですね。
[心が、寒い。
そんな事を呟き村を歩きだす。誰かが声をかければ、それに応じるだろう]
[フードを落とすと、雪の様な灰がはらはらと床に落ちました。
前に見たときよりも、ずっと痩せてしまったマスターが、此方に気付きます。
私は小さくお辞儀をしました。
この酒場で歌う事がなくなってからも、マスターはとてもよくしてくれます。
お仕事がなくなった私に、お店の残ったものだとかをわけてくれます。
食料だってだんだんと減っているのでしょう。
けれどマスターは、嫌な顔一つせず、わたしに食べ物を分けてくれるのでした。
調理場へ消えたマスターの背を見やりながら、ぐるりと店内を見回します。
以前はもっと、もっと活気があったお店なのに、やはり、静かです。
わたしはカウンターの一番端の椅子に腰かけて、小さくなりながらマスターを待ちました。]
[私はお婆ちゃんと2人暮らしでした。
私のお婆ちゃんも占星術師でした。
お婆ちゃんはある日、隣村に出かけてくると言いました。
ところがお婆ちゃんは夜になっても帰ってきませんでした。
お婆ちゃんが人狼のせいで死んだなら
私は、絶対に人狼を許さない。]
[かつて小さいながらも荘厳な面持ちを保っていた教会は、
今は無残に荒れ果てていた。
掃除はかかさず行われ整然としているが、
割れた窓ガラスも崩れた壁も、もはや直す手立てがないのだ]
どうか、彼らに安らかな眠りを。
[教会の裏手には、簡易の墓地が作られていた。
世界の綻びが進むにつれ、
身寄りのない子供が村へ避難してくる機会も増えた。
孤児たちを引き取り世話をしていたが、
彼らは既に病を拗らせていることが大半で、
多くが直ぐに命を落とすこととなった]
…どうか。
[男は祈ることしかできない。無力な、人間だ]
[昔は、歌う事が大好きでした。
歌う事ができるのならば、他に何もいらないと、そう思っていました。
ですが今では、そんな歌すらもが忌わしくて仕方ありません。
ケープの合わせ目を、ぎゅっと握りしめます。
握りしめる私の指も、随分と細くなってしまった様に思います。
気のせいだと、いいのですが。
そんな不安げな私の思考を掻き消す様に、けたたましい音が調理場の方から響きました。
何枚ものお皿が割れたような。
鍋が床に落ちたような。
そんな、騒がしい音でした。]
[男にとって、このアパートメントの小さな窓は、外界とを繋ぐ数少ない手段の一つであった。
ほんの少し前までは、子どもが駆け抜け、物売りが声を張り上げ、パフォーマーが日銭を稼ぐこともあったこの通り。あまりの騒がしさに木戸を閉めきったこともあったそれは、今は雨雪ならぬ死灰を防ぐ手段となりはててしまった。
今はほら、あの晴れやかな風景とは似ても似つかぬ。まるでゴーストか、夢遊病患者のような女が独りさすらう始末>>14だ。
呟かれた言葉に感じいるように自分の身体をさする]
……寒いかな。
いや、空がこんなに灰色だから。
こんなに静かだから――
[ぶつぶつと自問する。外出をしばしば怠っている身体は鈍感だ。
感覚への共感のプロセスを確認していく有様はどこか、奇人と呼んで過言ではなかった]
11人目、研究者 トロイ がやってきました。
研究者 トロイは、おまかせ を希望しました。
…何なんだろうな。コイツは。
[灰を詰め込んだ小瓶を片手に、男はぽつりと愚痴を吐く。
…小瓶を持たない左の袖は、ひらりひらりと揺れている。]
…なんなんだろうな。俺は…
[カウンターから立ち上がり、調理場の方へと歩み寄ります。
右手に竃、左手には食器の棚。
挟まれているようにできた通路の真ん中で、マスターは倒れていました。]
………!
[咄嗟に駆け寄りますが、こういった場合、あまり身体を揺すらない方がいいと、誰かが言っていた様に思います。
ですが、わたしには医療の知識はありません。
倒れたマスターの顔の前でひらひらと手などを振ってみますが、反応はありませんでした。
慌てて駆け出し、薄暗い空の下へ出ると辺りを見回します。
誰か、他に人がいれば良いのですが。]
[翼よりも低い高度を、屋根伝いに飛び跳ねる。
ひとまずの目的地は、薬屋。
自作煙草の材料の調達だ。
隠し味にこの辺りでは栽培されない種類の葉を混ぜるのが、カインの拘り。
店の在庫は減っているのだろうとは、この異変の中に容易に想像が付いた。
だから、二つ目の目的地は酒場。
掲示板に張り紙を出している、今日は集まりの日だ。
"有志求む。共に魔獣の蠢く森を越える方法を探そう。"
一人では到底不可能な森を越える術。
腕の立つ誰かと共に、煙草の葉の調達が目的だ。
他の誰かが、何を目的にこの誘いに乗ってくるかは判らない。
或いは誰も見向きもしない可能性もあったけれど**]
ランスさんは、湖の方でしょうか。
[濁った空を見上げる視線を、湖の方角へずらす。
彼と初めて出会ったとき、私はまだ少年だった。
翼は灰の色だったが、天使にすら見えた。
すぐにそれは良き友人へと評価を変えた。
今は。
…今でも彼は良き友人だが、
その痩せた翼を見るのは少し辛い。
森を追われることになった際、教会へ身を寄せることを提案したが、
果たして彼は何と返事をしたのだったか]
[今日も静かだ。歩いていても、なにも見つからないのだろうと諦めて自宅に戻る。
一応薬屋は開けておくが、最近は客足も少ない。]
はー、退屈ですねぇ。
[気だるげに呟いた**]
/*
あっ どうも
村設定ほいほいされたららんです。
今のところおまかせ希望です。
瓜科システムは出入りせずに役職希望変更できるのがいいよねー。
研究者 トロイは、占い師 に希望を変更しました。
[おのが淵に潜る刹那、ひときわ大きな音が鳴り響く>>16
古いアパートメントの屋根が揺れ、ぱらぱらと木屑と埃を舞い落とした。
仏頂面で頭からはたき落とすと、フケとも埃とも知れぬゴミが灰色の空を舞う。
視線を上げた時には既に彼方、僅かに見える謝罪のジェスチャーが誰何を告げていた]
やれやれ、痛み入るな。
[飛び去った先は酒場の方向だろうか。こんな状況にもなってまだ、営業しているのか否か、確かめてもいなかった。
おのれには出来ぬ身のこなしを見てか、男は猫背気味の背を伸ばした。
アパートメントよりも乾き、鈍い、響く音が無駄に大きな身体を駆け抜ける]
煮詰まってたんだ。
[必要な言い訳を呟いて、男はメモとペンをつっかけた。取材の言い訳とするらしい。無精な男は身なりを整える間もなく、薄っぺらなドアを開いた]
/*
カイン。
鹿獣人。とっさの思いつき。
帽子からケモ耳と角は浪漫。
元スカウトorレンジャー。
今は煙草臭いシューター辺り。
(SW2.0ひっぱってきた)
/*
羽繋がりでランスに設定を振りたいですね。
30年前(パッションで思い浮かんだ)、森で死んだ翼人の「マイダ」そのものの姿というのも面白そう。
役職弾かれも想定しつつ、どうなるかしら。
/*
どうせ死ぬなら煙草死したいので滅びに抗いたい、というか煙草欲しい思考。
あ、森越えるつもりはひとまず無いですよ、とは書いておく(灰にかよ)でも森探索とか楽しいかもって。
探索に出る前に死ぬのもたのs(どえむ)
まあでも、ファンタジー能力発揮したいならとか。思ったりとか。
――ん。これで終了、っと。
[空になった籠ごと腕をぶんぶん回し、腕をいっぱいに開く。
そうして、先程音がした方向を、何気なく見た。
なにかがきらりと光ったような気がしたのだ。
あまり視力が良くない女は、目をすがめる。
ぼんやりと、焦点が合う。
そこに認めた。
柔らかな金、背から伸びた透明な翅――、
佇む少女の姿を。]
[>>17見たことのない少女だった。
数秒、あるいは数十秒、それが生きているのか凝視する。
死んでいてもおかしくないような静かなたたずまい。
相手が動かぬことを確かめると、つかつかと歩み寄った。]
あんた、なにしてるんだい。
そんなとこで自殺でもするつもりなのかい?
やめとくれよ、うちで片付けようにも面倒臭いんだから。
なんでもいいけどどっか行っとくれ。
それがいやなら、そのばっちい灰を落としなよ。
別嬪さんが台無しだろ?
[少女の浮世離れした様にはどことなく相容れないものを感じたが、だからといって臆した風を見せるのは嫌いだ。
胸を張って、話し掛けた。]
しろい――
[呆然と呟く。世界が白いのは灰のせいか、太陽の下の曇り空だからか。薄暗い部屋から抜けだしたのならば、ある意味必然とも言えた]
――?
[視界が奇妙な斑点で幾許か遮られていることに気がつく。軽く頭を振ってみるものの、斑点が消えることはない。
不意に気がついてか、メガネを外す。先の木屑や埃がメガネに積もっていたことに気がついたのだ。
太い人差し指をきゅ、とスライドさせてメガネを透かす。
今度は皮脂がレンズに付いてしまった。
男は憮然として着衣の裾でレンズを拭った]
[何かあるのか、という問いに、何度も何度も頷きます。
彼は酒場の中へと入ってはくれましたが、カウンターの向こうにある調理場までは見えないようです。
その姿の横を抜け、カウンターの中へと入りました。
調理場の入口に立ち、手招きをします。
きっとカウンターの近くまで来れば、荒れた調理場の中が。
そしてそこに倒れるマスターの姿が見えるでしょう。
改めて見れば、ひどい荒れようです。
倒れる時に巻き込んでしまったのでしょうか、割れた皿の破片が、入口の近くまで飛んでいました。]
[唐突に、教会の表の方で楽しそうな声が聞こえた。
それから何処かに駆けだす足音。
声の主に、心当たりは一つしかない]
――――…ギュル?
[慌てて其方へ向かうが、既にもぬけの殻]
ギュルスタン!
[彼も孤児の一人だった。
とても気の付く優しい子だったが、
数日前より病の"兆候"を見せ始めていたのだ。
傘とローブを抱えて、自分は外套をひっかけただけの恰好で、
寂れた村通りを駆け出した]
[受けた印象は淡いのに、瞳は暗い色をしている。
少女の雰囲気を己の中で訂正した。]
あー、あたし……あたしはねぇ……。
[刹那、呆気にとられた。
ふんわりしているのか、暗いのか、それとも灰の影響がもう重なってしまったのか。
どうとも取れるが、自分から声を掛けておいて話に詰まる。]
……っあー、いいから!
ここにいても汚れるだけ! ほら来なさい!
[少女がいきなり倒れてしまいそうな予感もした。
自分が灰に冒されるような気もした。
だから籠を脇に抱え直して、少女の袖を掴む。]
あたしはセルマ。セルマさんでいいよ。
うち、そこだから。
茶ぁしばくくらい、いいだろ?
[一度振り返ったが、答えを受け取る前に少女の手を引っ張った。]
……はっ、ぜえ、はぁ。 老いたな。
[少し走れば、たちどころに息が切れる。
かつて戦禍で肺を痛めた為でもあるのだが、
この淀んだ空気と灰も悪さをしているに違いあるまい。
それでも駆け続けていると、前方に人の姿。
外出しているのを見るのは久方ぶりな気もする]
エラリー君、か?
[ややふらつきながら、彼の背に声をかけた]
[奥で手招きしている彼女>>34のほうへ行きつつ、
もしかしたら声が出ないのか、とか考えて…
全て吹っ飛んだ。
・・・皿の破片などが飛び散っているという事は、
最悪見えていないだけでどこかから出血していることも有り得る。
いや、そもそもこの人は『まだ生きている』のか?
思考の渦に飲み込まれかけ首を振る。]
…とりあえず、まず静止から確認すんぞ。
場合によっちゃ、破片とかが無い場所へ移さないと…
[…息をしていないなら人工呼吸が居るし、
脈が止まって居れば下手すりゃもう手遅れだ。
屈んで右手で脈を取り、鼻と口の前に左手を…
持っていこうとして、左袖が揺れる。
そうだ。左の腕は既に無い。
両腕があるかのような己の行動に溜息を吐き、
右手で呼吸と体温を確かめようとした。]
12人目、手紙狂い パース がやってきました。
手紙狂い パースは、おまかせ を希望しました。
[ふらりと、辺りを見回す。人気が少なく、随分と小さな声、遠くの音まで拾えてしまう気がする。
空気がふるえる音、灰が降る音、灰が、積もる音。
それすらも聞こえてしまうような気がして――何をばかな、と男は苦く笑った。
不意に、自分の行動を振り返る]
――何かを確かめようと歩くことは、離魂症患者に似ている。
[雑多な紙切れに乱雑な文字を穿つ。先の女の姿は、何かこの光景を確かめようとしていたのかも知れなかった――
>>40 不意にかけられた誰何の声。自分の名前でなかったら気づけたか、どうか。息を切らす壮年の男を振り返り]
やあ お久しぶりです
[長らく声もまともに出していなかったせいか、想像以上に掠れた己の声に、司祭が切れた息をどこにやったのかと問うのも忘れて、呆然としてしまった]
/*
阪神ファンとか関西弁入るとか
おばさん呼ばわりすると麺棒で殴られるとか
そういう設定も考えたけどシリアスだろうから灰に埋める。
なんだい?
ほら、早く屋根のあるとこに入らないと灰が降るだろ。
[まともにかち合った視線は感情がいくらか覗けるようで、どこか安心しながらも少女を引っ張ることは忘れなかった。]
セルマ、セルマサン。
オセワ、お世話になります。
ワタシ あたし 私 ハ
私の名前は・・・・・・
[胸を張っていた女性は、
この滅びゆく世界の中で逞しく見える部類だろうか。
名前を暫定でセルマが付けようとするのか、それとも自ら名乗るかは、この後のセルマ次第だった。]
[ぱりぱりと、皿の破片を踏むと、靴底の下で割れた音がします。
彼がマスターの傍らに屈むのを、程近い場所で見ていました。
揺れた彼の左の袖は、この距離から見ても空っぽだということがわかります。
右の腕はちゃんと袖に通しているということは、やはり、"無い"のでしょうか。]
………
[思えば、随分とマスターも痩せてしまいました。
既に結構なお年でしたから、ご老体にこの死の灰はさぞかし堪えたでしょう。
それなのに、わたしが店に来ればいつも、優しく声をかけてくれました。
そんなマスターも、いなくなってしまうのでしょうか。
わたしはそっと、彼の横顔を伺い見ます。]
/*
せっかく世界滅びる系ならNPCころしまくりでもいいかなとおもったけど
どうせみんな死ぬならこくりまくって死のうかなと思って
実らない多角桃をめざす!!!!
えっと パースは2(6)(偶:にんげん 奇:にんげんとちゃうねん
/*
ハーイねくらでええええええええっすすうううううう
今回なかみテンションはぐぐっと押さえて参りましょう
ねんれい・・・2(25)
しんちょう・・・132(180)
…………?
[ようやく話し出した少女に向き直る。
尋ねることをいくつか思い出したが、灰を厭う女は長く立ち止まることを選ばない。]
あんた、記憶がないとかそんなんかい?
いや、名前はひとまず置いとくとして――
うちにアップルティがあるからさ。
それ飲んだら、少しは気も紛れるだろ。
[名前を言おうとした少女が言いよどんだことが気がかりだったが、好んで灰にうたれることもないだろう。
見知らぬ少女との会話も面白そうではある。]
さ、こっち。
[木製のドアを開いて、少女を促した。
軋む音も、どこか楽しげに聞こえた。]
/*
それはまじでやばい
ていうか西洋ファンタジーだからせっかくだしひにんげんアクセントつけよう
うーーーーーーん〜〜〜〜〜〜〜(悩
…すまない、邪魔をしてしまった、かい。
[振り返る彼が何かを書き留めていたことに気づき、謝罪する。
そして改めて青年の姿を見やり、
漸く整ってきた息を今度はため息に変えた。
何処か困ったような表情を浮かべつつ、近づいていく]
いけないよ。灰の降る中、そんな無防備な格好では。
[ぽん、と黒い傘を開いて彼にさしかける。
彼の頭に積もる灰を払う姿は、
まるで子供に対するそれと同じ]
わかるよ。声。
また籠り切りだったのだろう。
食事はとっていたのかい。
[顔を合わせる度のお節介な台詞は、
少々鬱陶しがられていたとしても止められない性分だった]
[茫洋とした眼差しと朝暮時の様な菫色は未だ変わらないまま。]
………。
[こくり。
質問に答えた訳ではなかったが、無言で頷いた。
柔らかな木の軋みとセルマの声、見ず知らずの少女を迎え入れる様子はこの世界でどう映っただろう。]
[………呼吸は、小さいがしている。
体温は、やや低下気味。
首筋に手を当て脈を測れば、非常に弱いが脈拍は正常で…]
…うん、少なくとも「今は」死んで無い。
ただし、回復するかどうかは正直厳しいぞ。
呼吸も脈も弱いし、体温も低下気味。
出来れば、気道を確保してベッドに寝かせたいとこなんだが…
[片や、男ではあるが片腕が肩から無い。
片や、力強そうには見えないお嬢さん。
…ベッドへ運ぶどころか、持ち上げる事から厳しそうだ。]
…せめて、もうちょい人が居りゃぁなぁ・・・
[好きです。
好きです。好きです。愛しています。
小さな羊皮紙の上に綴られる蒼い愛の言葉。
はあ、と熱い溜め息をついて、握っていたペンを
ペン立てに戻す。
その紙をくるりと小さく丸めると赤いひもでまとめて、もう一枚、手のひら二つ分の大きさの羊皮紙を取り出した。]
がらくた屋さん スー が見物しにやってきました。
がらくた屋さん スーは、見物人 を希望しました。
[形あるものはおしなべて壊れていく、
そんな世界で、また一つ壊れるものがあった。
穴が開いてぼろぼろになった傘を見つめ、はぁ、と溜め息をついて。
部屋の片隅、がらくたがうず高く積まれている一角に、傘を放り投げた]
[灰の積もった少女の髪や服は、
家に入る前に処理されたかもしれない。
或いは、招き入れられてから処理されたろうか。]
…………?
[笑いの気配を感じたのか少しだけ不思議そうな貌を見せて、引っ張られた椅子に、数秒の間を開けて促されながら座った。**]
[死んでいない、と、その一言が聞こえただけで、
身体の緊張が解けたのが自分でもわかりました。
けれど、回復の見込みがあまりないことが分かれば、その不安も顔に滲んでしまうのでしょうか。
けれど、そんな事は言ってられません。
早くマスターを、どこかに寝かせてあげないと。
こんな、灰の積もりやすい床に寝ていたら、治るものも治らなくなってしまいます。
人がいないのも確かです。
痩せたとはいえマスターは男性ですし、わたしはお世辞にも体格の良い方ではありませんから。
きゅっと唇を引き結び、掌を彼の顔の前に出します。
ここにいて、というサインのつもりでしたが、伝わったでしょうか。
彼の反応を待たずにわたしはその場を離れると、また、店の前に出ました。]
ありゃ…
[静止するように掌を出し、
外へと出て行った彼女を見て一つ溜息をつく。
呼びに行ったのは、医者か人手か。
どちらにしろ、自分にできる事は…]
…破片、片付けとくか。
[足元の皿の破片を、危なくないように避けておくぐらいでした。
・・服かけようにも、片腕じゃ切るのも脱ぐのも手間ですし。]
ああ、いえ……
[答えにもならぬ相槌で言葉を濁す。差された傘、伸ばされた手に気持ち頭を下げてされるがままとなる。表情が暗くなったのは影が出来たからか、それとも]
メシは、食ってます。干し肉ばっかですけど。
[いつか、口に含むと長く残るし腹にもたまるし味もしみるのだ、と語ったような記憶があったが、あれは誰が相手だったろうか。誰彼構わずであったのかもしれないが。朴訥としてうまく要領の得ない会話ではあるが、まだ迷惑そうな様子は見せていない。払われた頭、外に出てまだ間もないことであったが、幾許か灰が積もっていた。この速度は路面と、髪の上とでは違うものなのだろうか――と、思う間に、男は我関せずと再びメガネを拭った]
うまいすよ、干し肉。
ああ―― そういえばそろそろ買い置きも切れるか?
[どこかズレた様子で頷きつつ、自分の都合で勝手に会話をすっ飛ばした。そのまま男は、我関せずと自分の会話の道筋を歩んでいく]
まだ店、やってますかね?
[開店時間のことではなく――衒いなく。未だ社会生活に勤しむ先達に問いかけた]
……ああ。
[再びペンを握ると、もう一度蒼いインクをつけて、目の前の羊皮紙を見下ろす。
「あなたのことを愛しています。」
かりかりとペン先を踊らせ、短い愛の言葉を蒼く刻む。
そうしてペン立てにペンを戻し、まずは縦に三つ折り、それを横に三つ折り。シーリングワックスで封をする。
近頃は羊皮紙が手に入りずらくて、大量に買いだめして置いたといっても、心もとない。
その手紙二つを持つと、キャスケットを目深に被って自室を出た。]
[どうやら彼はマスターの傍にいてくれるようでした。
左の腕は無いようでしたが、それでもわたしよりはずっと頼りになる筈です。
店に誰かが来ても、きっと彼ならわたしよりも円滑に応対してくれるでしょう。
わたしは、店から少し離れて人を探すことにしました。
店の前で人を待つよりも、此方から探しに行った方が確実なように思えたからです。]
[窓から外を眺める。退屈だ。
やはり、退屈は慣れない。というよりも、彼女は慣れる術を知らないのだ。]
……。
[そのまま、客を待つかもしれないし、来ないと思えば「出かけています」の張り紙をして外に再びでたかもしれない**]
食べているなら、良い。
エラリー君の話は面白いし説得力がある。
嗚呼、干し肉があんなにも良いものだと思ったのは、
君の言葉を聞いてからだったよ。
[ほ、と安堵したのもつかの間、
眼鏡を拭うエラリーのしぐさにむっと眉を寄せた]
こら、だから、灰に触れてはいけないと。
[言いながら、傘を青年へと押し付けた。
書き物の邪魔になるかもしれないが、お構いなしだ]
店は、―――…東の肉屋はもう閉じたよ。
酒場はまだ開いていたな。
少し分けて貰えるかもしれない。
[まさかマスターが倒れているなどとは、知る由もなく]
/*
智狼をとれたら、
ランス宛:マイダ
ポラリス宛:ポラリスをねえさん呼び
赤ログ:ワタシ
辺りで突つきたいなと。この体はポラリス縁故で、マイダは地中か何処かに埋葬された肉体の記憶を得てにしたら突つけるかしら。
ん。別に役職とれなくても出来そう?
[其処まで言って一度辺りを見渡してから、再度彼を見つめた]
そうだ、エラリー君、
ギュルスタンを見なかったかい?
突然教会を飛び出してしまってね。
…心配、なんだ。
[それはギュルスタンの身の心配でもあり、
彼が魔物化した場合の他の村民への心配でも、あった]
…なんで。いつも。
がんばってるのに。
[魔法の紋様。
強化の力を持つそれをいくら念入りに描いても、
降ってくる灰に触れ続けた先からどんどんと壊れていく。
遺された書物を元に改良を繰り返しても繰り返しても結果は同じで。
いつしか紋様を描かれ灰に晒され、壊れたものの成れの果てばかりが、
売れない在庫品のごとくたまるようになってしまった。
ここが、元はそれなりに繁盛したマジックアイテムの販売処だとは、
思えなくなってしまうくらいに]
酒場――ああ。
そういえばケモノが跳んでいくのを見かけましたね。
[下顎の辺りを掻きながら自らの作品への評価を立て板に水と受け流し、獣人に対する俗語を扱って先のことに触れる。
押し付けられた傘をのろのろと肩を軸に回転させる。酒場への一歩を踏もうとした所で歩みを止めて]
おっ……、
……、司祭さまは傘なくて平気すか?
[何かを言いよどみ、ローブ姿の司祭を指して、そう尋ねた]
ギュルスタン――……
ギュル――
[問われた言葉を思い返して、教会にそんな孤児がいただろうか、どうだろうか。そんなことを思い出す。
そう広くない村の中、各々の名前は認識しているはずだが――男のふだんの生活が垣間見える]
いや、見てないすね。
こっち、きましたか?
気づくと思うんですけど――ああ、出るときにすれ違ったかなぁ。
[要領を得ない回答、ともあれ、男に心当たりはないようだ]
/*
というわけで連戦に狂い咲くをえなかったあかつき@Akatsuki-smです。前村ではマリーベルやってますた
すでに透けたひとがふたり……
[アパートメントを出て、空を見上げる。
いつ頃からだっただろう。戻ってくる鳩が減ったのは。
減り続けているのは。
ポケットに手紙をぎゅっと押し込んで、酒場へとその足を向けた。]
獣――…。
[その言葉に脳裏を巡らせるのはまだ無事でいる獣人の村民。
何にせよ現状において誰かが活動しているという報告は、
それだけで良い知らせと言えるだろう。
素直に傘を受け取った青年の姿に満足しつつ、
それでも何処か不安そうに見守る眼差しを向けていたが]
…………?
嗚呼、私は大丈夫。じきに戻るしね。
若い君の身体の方が大切だ。
そうだな、それでも仮に出不精の君の気が向いたら、
教会に傘を返しに来ると良い。
たまには温かい食事でもご馳走しよう。
簡素な物しか、用意はできないと思うが…。
[ふと―
かつて、マジックアイテムを取り揃えていた店、今はがらくたの山積みの店の前を通りかかって、そちらへ足を向けることに。
こんこん、とノック。少し待って、こん、とたたきながらドアに手を伸ばす。
鍵は空いていたから、そっと中を覗き見て]
スー?
[友人の様子に首を傾げた。**]
[ギュルスタンに関しては彼は知らないようだ。
問の返事に「ありがとう」と返したところで、
此方へ向かってくる女性に気づいた]
――――…君は、酒場の。ナデージュさん?
[ただならぬ様子に息をのむ]
[向かう先は教会。
借りの住処。
魔物に襲われ森を追われ、傷付いた羽と足を庇いながらも、どうにか村に辿り着いたあの日。
湖の畔に倒れていた自分を、真っ先に見つけ、保護してくれたのは、その教会に住むドワイドだった。
初めて出会った時、ドワイドは、まだ幼さを覗かせる少年だった。
今では立派な司祭であり───それ以上に、良き友である。]
ただいま。
[教会に身を寄せないかと提案され>>25、少し悩んだが、他に行くアテもなく、その厚意に甘えることにした。
暫くはどうしても「お邪魔します」だの「こんにちは」だの言ってしまっていたが、最近は、漸く「ただいま」と言えるようになっていた。]
[フードを被るのを忘れてしまったせいで、上を見ようとすると頭に降り積もった灰が目に入ってしまいそうになります。
そのせいで、彼らの顔を見る事ができなかったのですが。
だから、聞いたことのあるドワイトさんの声が聞こえると、少しだけ安心しました。
両の手を伸ばして、彼らの袖を掴むと、くい、と酒場の方へ軽く引きました。
灰が目に入らないように、顔は伏せがちにしたままです。
瞳だけを少しばかり上にあげて、彼らの顔をじいっと見ました。]
[扉の前で、髪と羽を払えば、灰がもうもうと落ちた。
羽も、髪も灰色なため、あまり目立たないのだが、やはり、かなり被ってしまっていたようだ。]
……っ。
まだこんなに……。
[教会の中に、なるべく灰を入れぬよう、羽は特に念入りに払う。
払っている間に、灰色の羽根がまた4(4)枚、抜け落ちた。]
[突然の事態に驚き、
灰を被る彼女の身を案じることまで気が回らないまま]
―――――…?
[しかし袖を引かれれば、少し冷静さを取り戻す]
何か、あったんだね。
[念を押す様に繰り返し彼女を見つめる。
袖を引かれた方向を確認すれば、彼女となじみの深い場所]
酒場、となると。主人か客の誰かか…。
分かった、行ってみよう。
危険があるようなら、君はどうか安全な場所へ。
[もしも魔物に襲われるような惨事であれば、
彼女を現場に戻らせるわけにはいかず。
そういいつつエラリーを見やれば、かの青年はどんな表情をしているか。いずれにせよ、男は酒場へ例のごとく息を切らしながら向かうだろう**]
[止める間もなく、ドワイトさんは走り出してしまいました>>78。
彼の袖を握っていた手だけが、虚しくそこに残っています。
けれど、酒場に用があるということは伝わっていたようで、わたしは少し安心しました。
それから、何か、と、問いかけた彼>>76に向き直ります。
彼の問いかけに応える術を、わたしは今、持ち合わせていません。
もう一度、軽く彼の袖を引くと、先を行くように酒場への道を歩みます。
手は、三歩進んだあたりで袖から離れてしまいました。
数歩進んでは彼の方を振り返ります。
また数歩進んでは、彼の方を振り返ります。
そんな仕草を繰り返して尚、彼がわたしの後をついてきてくれないならば、
わたしは諦めて、早歩きで酒場へと向かうでしょう。]
[灰を落としきった事を確認し、扉をくぐり、中を見回す。]
───ドワイド?
[その姿は見えなかった。
小さな溜息をひとつついてから、キッチンへ向かい、水を1杯飲んだ。
痩せた羽で空を飛ぶのは、体力をかなり消耗する。
友が戻るまで、疲れた身を少しばかり休めようと、長椅子に身を横たえれば、疲労からか、程なく浅い眠りへと落ちた**]
/*
さて。
どうもコンバンハ、北狼さんですよ!!ヽ(゚∀゚*)ノ
正直、リアルさんがかなりアレコレ危険なんだ、けど!
設定見た瞬間、ネタ思いついちゃったんだもんよー!
霧雨使いたかったんだもんよーーー!!
はふん。
[袖を引き数歩、また数歩と酒場への道半ば、こちらを見る女に何かを求めるように司祭のほうを見た。
する間に女はまた数歩距離を稼いでいる。
何かがあった――その言葉に表情を固くし、何かを求めようとして――
司祭の言葉に動きを止める。呆れたのか、諦めたのか。軽く息をつき、求めるようにこちらに表情を向ける女のほうへと舵を向けた]
なんか、お呼びみたいなんでいってきます。
司祭さまは子ども、探さなきゃなんないんでしょ?
[言って、女のそれとは大きく違ったコンパスで、その後を追いかけた]
[追い抜かれてしまいました。]
……、
[置いて行かれてしまいました。
わたしもあれくらいの体力が欲しいです。
ふるふると首を振り、頭の灰を軽く落とすと、フードを被って歩きだします。
やっぱり、走る事はできません。
足は動くのでしょうが、もしそれで息が切れてしまったら。
熱い空気が、咽喉を行き来するとしたら。
わたしはそっと、細い指で自分の首元に触れました。
もう、深呼吸することすらできない咽喉が、忌わしくてなりません。
首元に触れた指で、ケープの合わせ目をまた、握ります。
走る事はできませんが、少しでも早く、歩く努力はできる筈です。**]
…嗚呼、来てくれたか。
君が一緒だと心強い。私一人ではどうもな。
[追いついてきたエラリーに苦笑を向けて]
そのギュルが酒場にいないとも限らないからね。
最近、不安定なようなんだ。
[それでも見つからなければ、
友人の手も借りて探さねばなるまいか。
空からならば探し人には最適だろうが、
彼の負担を思えばあまり頼むのも気が進まない。
そんなことを思案しつつ。
かなり後方となってしまったナデージュの苦悩に気づかぬままに**]
[然程急いでいたわけでもないのに女を差してしまった。
一歩二歩三歩。
もたもたと追いかけてくる女の様子をじっと見て、懐から取り出したペンでもってメモを刻み込んだ]
『――歩幅。体格比のみならず疾病の都合に拠る』
[当然と言えば当然の事柄も、男にとっては必要な情報だったようだ。追いついた先相も変わらず、司祭の言葉に大きく表情を崩さない。こと、心動かされることでもなかったようだ。子どもの顔をよく知らないためか、別れて探すことに協力する、などということは言い出さなかった]
[司祭の言葉に応え二度三度、歩いては振り向きを繰り返し、やがて業を煮やせば急ぎかどうか、問いかけただろう。
女を補助するか、分かれて先に男手二人のいずれかが先に向うか。どのように解決するかは、解釈の分かれるところであるが**]
/*
皆さま、お集まりいただきありがとうございます。
無事に目標人数に達しましたので、
A)3月3日25時(3月4日1時)
B)3月4日25時(3月5日1時)
のいずれかの開始を予定しています。
特に見物人の方は1日目開始時に墓落ちになるので、
そちらの希望を可能な限り優先するつもりです。
開始日に関して、
宜しければメモでご意見いただけると嬉しいです。
なお、もしも途中で抜ける人がいても、
6人以上いればそのまま開始する予定です。
/*
わかった
先祖帰りでしっぽをはやそう(ぽん
なんの先祖帰りかと考えてまっさきにでたのが猿だった
つっかっもうぜ!!!!どらごんb−る!!!!!!!
もしくはあれだ ケンタウロスだケンタウロス いやそれはムリがあるかもう
/*
性別どうすっか4(6)(偶:3(6)偶女
ねんれい……42(100)
しんちょう……29(100)+81(100)
/*
身長だからさ??おかしいよね??
ランダムだしに無茶があるか
ねんれいドワイトさんとおんなじになっちった
この村に住んで10(42)ねんくらい
性別……とりあえずぼかしとこう うん
[ちゃんとわたしの意図したように、彼らは酒場へと向かってくれるのでしょうか。
追い抜かれてしまったわたしは、進行方向を行く彼らの背を、見る形になります。
そんな中、眼鏡の彼は幾度かわたしの方を振り返っていました。
勿論、自分の足がとても遅いと言う事は自覚しています。
ですので、もしかしたら彼に心配を――或いは苛立ちを感じさせているようならば、本当に申し訳ないことです。
ですが、時間は経っていくものです。
先程は息のあったマスターですが、わたしが到着した時には手遅れになっている可能性も否めません。
これで彼が振り返って幾度になるでしょうか、わたしは手を上げ、片方の掌を彼らに向けます。
それから人差し指を一本立てれば、真っ直ぐに進行方向を指さしました。
あぁ、手話が使えたら、と、今更ながらにもどかしく思います。
ですが、彼らにその手話が伝わらなければどうにもならないことにも気付きました。
世の中というのは、なかなかに不便です。**]
[蒼い一対の翅は一見飛べる様には見えない。
妖精の翅に似ている捩じれた粘性のある硝子細工の様だった。
けれど、根元から翼で言えば羽根でなく羽毛にあたる
突き出た幾らかの蒼穹色の突起も含め、
触れればしなやかな柔らかさがあった。]
???は、おまかせ に希望を変更しました。
???は、人狼 に希望を変更しました。
[柔らかいちりとりのような道具で、少女と自分にかかった灰を大まかに払った。
手ぬぐいを渡して、女は自分の身体をぬぐう。
少女がそれにならうことを期待して。]
座っといで。
湯ならすぐ沸くから。
[相手がそれに従うかどうか見届けずに台所へ向かった。
数分ののち、トレイにカップをふたつ載せた女がテーブルへ戻ってくる。]
ほら、言ってた茶だよ。
ミルクはないけど砂糖はあるから好きに入れるといいさ。
[数秒ほどストレートのアップルティの香りを楽しんでから、ぐいっと一口飲む。
酒でも流し込むかのような飲みっぷりであった。]
あー、アンタ、背中のほら、翅。
……背もたれが痛くないかい?
その辺に座布団あるから、痛かったら好きに使っとくれよ。
あたしゃ、気が利かないからさ。
[しばし、押し黙る。
それは気まずさからきたものではなく、自分が茶を飲むための時間。
二口のあと、ちらと少女を見た。]
そう、別に話したくなきゃいいけど、さ。
どっから来たんだい、アンタ。
何も知らないまま連れて来といてなんだけどね。
[柔らかい道具が髪や服を撫でていく。
手ぬぐいを渡されればセルマに準じる。
顔を手ぬぐいに埋めて灰を綺麗に拭い、
ふっと顔をあげるとセルマが台所に入る所だった。]
…………、
[無言で肌を粗方拭い終えた頃に、再びセルマが戻って来た。
トレイから少し甘い香りのするお茶の湯気が立ち昇っている。
家の中はとても静かだけれど、緊張感のある沈黙ではなかった。]
[ぱちぱち。
差し出されたアップルティの湯気が睫毛を濡らし、
少女は数度、重たげに瞬いた。
両手でカップを包み込み、ふぅふぅと息を吹きかける。
その前で、セルマは豪快に一口紅茶を飲んでいただろう。]
…………、。
[座布団をと言われれば周囲をキョロキョロ見回して、
誰かの手作りにも見えた座布団を背中に当てた。
痛いからという訳ではなく促されての行動だったが、
根元は座布団が緩衝材になって椅子に凭れても傷まなかったろう。]
ふぅ
[再び椅子に落ち着くと、紅茶を吹いて一口啜る。
林檎の匂いと紅茶の渋みが舌の上に広がっていった。]
…………甘い。
[それでも、砂糖を掬い数回入れて混ぜただろうか。
少女の頬に赤みが差し始めた。]
ワタシ ハ、空から来ました。
それに、私は多分森から・・・・・・
[それから湖の畔に来たのかまでは言わなかったけれど。]
時々、目の前に浮かぶのは、
───灰色の羽根。
………セルマサン、………。
[セルマに向ける眼差しは茫洋として、
セルマから掛けられる言葉がなければ言の葉は零れない。]
…どうした?
[エラリーが後ろをしきりに振り返ることに漸く気付けば、
男もつられるように背後を見やる。
すると思っていたよりもずっと遠くに、女性の姿]
嗚呼、彼女も。
[彼女も身体を患っていることを思い出した。
助けに戻ろうか思案するより前に、
"先に行け"と訴えているであろう仕草が目に入る。
"了解した"と彼女に見えるように大きく手を振って]
先に酒場へ行こう。
此処からそんなに離れた場所ではない。
[傍らのエラリーへ小さくそう告げて、駆ける]
[そして。
自分の身体が壊れてもなお、がんばることをやめていない。
自分の中の欠けた部分を満たすだけではなく、
他者にとっても需要があると信じて]
…たりてるかな。
火は。
[火の力を持つ紋様は、
大規模な爆発も、煙草の先をほの赤く染める小さな火種も生み出せる。
無論生み出したいものに応じて大きさや精密さを調整しなければならないけれど。
火を、必要としていそうな者の顔を思い浮かべる。
灰色に覆われ鮮明さを欠いてはいるが、帽子から突き出た角は鮮明に浮かび上がる]
……。
[僅か、安堵。
その時だった。ドアを叩く音が聞こえたのは>>72]
[ほどなくして辿り着いた酒場は、外観はいつも通りに見えた。
情けなく息を切らしつつも、そのまま中へと]
――――…ま、マスター?
誰か、いるかい。
………おねえさん?
[ちょい、と首を傾げてから、苦笑。
歳の離れた友人のことを、壊れ始める前は名前で呼んでいたけれど、
今は知り合って間もない頃のように“おねえさん”と――そう呼んでいる。
性別がどちらなのか迷いに迷った末の選択。
間違っていたとしても、しばらくの間は面白がってそう呼び続けていたものだ]
また、こわれちゃった。
[穴のあいた傘を指差してから、]
…はいる?
[室内を、ぐるりと見回す。
必然的に、数少ない壊れたものも目に入る。
机と椅子、机の上のお手製呪符入りの小瓶、それから――
古めかしいけれどよく手入れされている釣竿。
帰ってこない両親の忘れ形見として、
店と共に壊さないように扱っている数少ないもの]
/*
地上にいたらとっても赤れそうだったなこいつ……まあおまかせ希望にしただろうけd
ナカノヒトとしては???さんが墓下行っちゃうのはもったいない
屍食鬼化ONだから寂しくないしな!
[キャスケットを脱いで、降り積もった灰を振り落とす。しっぽをしゃらしゃらと揺らした。
穴のあいた傘を指差すスーを見ながら再びキャスケットを被り直し]
こわれちゃったね。
[創作主が壊れているなら創作物が壊れているのも道理だとは思いながら。]
少し、邪魔しようかな。
だがなあ、これから酒場に行こうかなと思っていたんだよ。
今日は集まる日だったから。確か。多分。
[そう言いながらスーの方へと歩み寄り、そのちいさな頭に手を伸ばし]
私は、君の包帯を巻き直す権利を得られるかな?
こわれてることは粗末にして良い理由になるのかな。したくはないかな。
[口を笑みの形にゆがめて、ずいぶん幼さが目立つようになってしまった哀れな友人を見つめた。**]
/*
みなさん、回答ありがとうございました。
それでは特に問題がない限り、
(A)の3月3日25時(3月4日1時)開始にしようと思います。
エピローグ延長に関してご指摘ありがとうございます。
勘違いをしていたようです…。
基本的には元の方針(24時間更新+村建てによる延長)で、
エピローグは延長できなくても良いかなと考えています。
というわけで、みなさま宜しくお願いいたします。
[>>104聞き慣れた声が聞こえると、カインに背中を向けたまま薬棚を物色しつつ]
開いてますよ。
その声はカインですよね?
[と返答して、ガサゴソと棚を漁る。
薬の他にも、死んだ人間を弔う際に使う防腐剤などが棚には溢れていた。]
少し待ってくださいね、今薬探しますから。
適当に座っててください。あ、お茶飲みますか?
[あれー?なんて言いながら、カインにそう言った]
そうそう、俺俺。
[適当に背中に返事をしながら、店の中。
煙草の短さに気づき、指先で摘み、懐から取り出した小さな缶ケースへ押し付け、仕舞う。]
あ、お構いなく?
でもサービスってんなら貰っちゃう。
[お茶に誘われると調子の良い返事をしながら、手近の木製の椅子を軋ませた。
色々なものに溢れる薬棚へと視線を移し、自然な動作で懐に手を入れて。
茶を貰うんだった、と取り出しかけた煙草入れを指先で押し込む。]
……あ、あったあった。
[薬を手に取ると、それがカインの要求した薬であることを確認して独りでに頷く。
お茶を用意して、カインのところに運び]
はい、どうぞ。カモミール、平気でしたよね?
後、これが薬です。
[薬を手渡して、自身も対面するように椅子に座る。]
まだ生きてくれてたのですね。
最近、姿を見なかったから心配でしたよ。
[カインにそう言いながら、足元にいた赤い目の黒猫を抱き上げた]
おう、それそれ。
[この薬屋でしか手に入らない種類の煙草の材料を目に、にかりと笑う。]
カモミールヘーキ。
お、サンキュ。
[貰ったハーブの香りの湯気と注文品の両方に礼をし、対面に座る彼女より先に、暖かなカップに口をつけた。]
俺は死なんよ、コレ以外で死にたくないんだ。
[受け取った荷物を、カップを持たない側の手で振って見せる。
灰の影響で身体に全くガタが来ていないわけではないが、とりあえずすぐにあの世へと、とまでは悪くは無い。]
ん? 何だ、心配してくれたのか、可愛い奴だな!
[前に店に来たのはいつだったかと、前回の煙草の材料を調達した日を思い出す。
それほど前ではない気がしたが、年上だとは全く思っていない相手へと、妹をからかう様な冗談で返した。
お茶をもう一口飲んでから、黒猫を抱く彼女に逆に問う。]
ポーラは、元気?
[>>109カインの様子には少し呆れたような様子を見せた。
確かに死に方は自由だが、何だか呆れてしまうような死に方を選ぶものだ。
何か言おうとした瞬間、>>109可愛い奴だと言われ]
か、からかわないでくださいよ……もう。
[恥ずかしそうにそう返し、元気かという問いには苦笑しながら]
まぁ、まだ死なないと思える程度には元気ですよ。
[呆れを見せる彼女の反応こそが普通だと、カイン自身分かっている。
年甲斐も無く、拗ねる子供のように唇を一瞬尖らせて見せてから、すぐに笑みを浮かべた。]
からかってるつもりは無いんだけど、信用無いなー俺。
[感情豊かに返してくれる店員に軽口を叩いてから、ハーブのお茶を飲み干した。
カップを置くと、彼女の抱いた黒猫の喉を鳴らそうと腕を伸ばす。]
元気か、それは良かった。
……もしもの時は、無理はすんなよ。
キツイ時は、店、閉めてもいいんだから。
[軽口を叩くカインにまた苦笑する。全く、いつ会っても変わらない男だ。
…世界に絶望して、人が変わらないだけましだが。]
…心配してくれてるんですか?
ふふ、ありがとうございます。私は、薬をまだ必要としてる方の為にも……易々閉められませんしね。
だから、大丈夫ですよ。
[黒猫はカインに喉を撫でられ、ゴロゴロと喉を鳴らした]
/*
そーだよそれで「いや馬はまずい」ってケンタウロス案ぼつろうとしたのになんでもーーーーーーとりあたまめーーーーーーーーーー
いや、うーん。
なんつーか……
まあいいか。
[何かを言いかけて、自分でも何を言うつもりだったのか分からずに、口を閉じた。
心配、していないわけではない。
店が開いていることはカインには有難すぎる。
反して混じる気持ちは複雑で、喉を鳴らす黒猫に目を細めてから指を離した。
前のめり気味になっていた姿勢を戻す。]
この猫、ポーラの飼い猫だっけ? 名前は?
[>>114何かを言いかけたカインに不思議そうに首を傾げるも追及するような姿勢は見せない。
世界中を探せばまだあるのかもしれないが、この村に残っている薬屋はもう自分の店だけだ。
そのこともあり、休業など考えられはしなかった。]
その子ですか?
……そういえば、名前はつけてないですね。
よければ、何か考えてくれませんか?
[今日の薬のお代はそれで構いませんから、と付け足してカインにそう頼んでみる。]
[真面目というか何と言うか。
不思議そうにしたポラリスを見やり、苦笑に近い顔になった。
口寂しさに煙草入れを取り出して、咥えはするが非喫煙者の手前、火は付けず。]
名前……俺が?
お代代わりって太っ腹だなあ。
そんじゃ、気合入れて決めさせてもらうかーあ?
にゃーん? 君はどんにゃにゃまえがいいのかにゃーん?
[猫語になりながら、もう一度前屈み。
黒い猫の赤い瞳を覗き込む。]
[次は苦笑を浮かべて、火は付いていない煙草を銜えただけのカイン>>116に首を傾げる。]
カインは常連さんですしね。私じゃ、良い名前はきっと思いつきませんから。
[覗き込まれた猫は、「にゃあ」と小さく鳴く。
血のように赤い目はカインをじっと見つめ、動かない]
[ぴこぴこと火の無い煙草を揺らし、考え込むこと75秒。
じっと大人しくこちらを見る黒猫の瞳の色を見つめ返しながら、ぽつりと呟く。]
ナヴィガトリア。
……ナヴィ、はどうかな。
[飼い主と性別も聞きそびれたお猫様、両者が気に入ってくれるかどうかは、さて。]
……君、は。
[あまり聞きなれない声に息をのむが、
彼に害意がないことは十分感じ取れた]
嗚呼、残念ながら私は医者ではない。
簡単な処置くらいなら出来るだろうが。
怪我人かい。
[そして最後にできるのは、看取ることだけ。
もう何度繰り返してきたかわからない。
嫌な予感を覚えつつも、手招く方へと近づいて行った]
/*
ちなみにナヴィガトリアとは、ポラリス(北極星的な意味)の別名っぽい。
ガーネットと迷った。
でもガーネットじゃ長いかなーとか思って止めた。
ナヴィ、ですか?
[カインの呟くように提案された名前をこちらも確認するように呟いて]
ナヴィ、……ナヴィ。
うんっ、良い名前ですね!この子の名前、ナヴィにしましょうか。
[気に入ったらしく、自分のことのようにぱっと顔を明るくして黒猫に問いかけるように目を向ける。
黒猫は気に入った、というように首を小さく頷かせた]
気に入って貰えたんなら、気合入れて考えた甲斐があった。
[一人と一匹の悪くない雰囲気に笑うと、咥え煙草がぴこり、上を向いた。]
あまり長居しても何だし、そろそろお暇しようかね。
[もう残っていないカップを飲むふりをする。
彼女の視線が黒猫に向かう隙に、代金を乾いたその中へ、音のならぬよう滑らせてから席を立つ。]
茶ぁ、ごちそーさん。
また来るよ。
[来たのは、どうやら人手のほうだったらしい。
起こさないと怪我の有無は分からないのだけれど…]
いや、多分怪我人じゃなくて病人だ。
起こせないんで怪我の有無は分からないが、
少なくとも見える範囲には外傷は見当たらない。
[カウンターのすぐ近くまで行けば、座り込んで右手を挙げている隻腕の男が見えるだろう。
最も、その前に調理場で倒れているマスターが見えるかもしれないが。]
[この村に医療の心得がある者が、後どれ程いるのか。
自分だって碌な知識がある訳ではない。
ただ、前任の司祭の手当てを見よう見まねで行ううちに、
多少は慣れて手が動くようにはなった。
…けれど、それでも、大半は"手遅れ"なのだ]
ナデージュさんが、異変を知らせてくれたんだ。
[カウンターへ近づきながら、自分を落ち着かせるように呟く。
日を追うにつれて、増えていく死の数。
物資不足は分かっていたが、
それでも出来る限りは敬意をもって弔ってきた。
今ではすっかり異国の娘の薬屋の常連だ。
死人の為に貴重な薬を求める自分の姿は、
彼女にはどう映っているのだろう]
[そして男の目がとらえたのは、
此方へ声をかける青年と、倒れ伏す酒屋の主人の姿]
――――――…マスター、嗚呼。
[緩く目を見開くと、調理場の方へ足を向ける。
そっと抱き起せば、酷く浅い呼吸が感じ取れた]
君が見ていてくれたのか。
…ありがとう。
[目の前の青年に礼を告げる。
そのとき漸く、彼が隻腕であることに気がついた。
だが、今は触れず]
奥の部屋にベッドがあった筈だ。其処まで運ぼう。
エラリー君、手を貸してくれるか。
[助けを借りつつ、酒屋の主人を安全な場所へ]
せいぞんせんりゃく……?
あと、せいりせいとんは、だいじ。
だとおもう。
[感情こもらぬ口調でそう呟くも、
本人がどうでもいい、といっているのを聞けば、素直に頷いた>>100]
うん。
パースって、よぶ。
[そうして告げる。
覚えていられる限りは続く、決め事を]
[苦笑が、深まる。>>101
相手の内心知らず、“こわれちゃった”ことに同意が得られたことを素直に嬉しがる]
さかば、いくんだ?
つかれたから、ぼくはおるすばんでいいや。
…あ、でも――、
[歩み寄るパースを見上げながら、背後、小瓶のある辺りをちょいと指差して、
そのまま言うべき言葉をなくしてぼんやりと立ちつくす。
――あの呪符は何のために作ったもの、だったか]
……。
[頭に置かれた手の感触と言葉が、空白に染み、
目を細めて二、三度頷いた]
そまつにするのは、だめ。
こわれたものも、なおせば。
…また、つかえるようになる。
/*
あそっか ナヴィガトリアってナビゲーターの語源?
などと思いつつながめつつ
皆に告白しまくるキャラでもなくなってきたというか
むらのふいんき的にしないほうがいいかなとか思いつつ
また別の機会にやろう……
/*
ナカノヒトにはわかるこれはえすい香り……! >>101
実際、ある意味壊れてなければできない所業をやってるつもり
[それから呼び止められなければ、薬屋を後に。
常連であるもう一つの店、何でも屋へと向かおうと、さほど離れていない距離を、灰色の空の下歩き出す。]
もしかして、前倒しで作ってくれたの?
ありがとう、スー。恩にきるよ……
……。
ははあ、どうして作ったのか忘れたんだね。
私はあの小瓶が欲しいな。いいかい?
[首を傾げて尋ねて、小瓶を己のポケットにしまうつもりで手に取る。]
[弱り切った酒場の主人を寝台に寝かせて。
…だけど、出来るのはそれだけだった。
か細い呼吸は今にも止まりそうだ。
酒場の主人の手を握り、頬を濡らした布で拭うが、
ほとんど反応はなかった]
(――――――…死の前兆の呼吸をしている)
[救う方法など分からないままに、
余計な知識ばかりが経験で身についてしまった。
男の瞳に映るのは、悲しみと諦めの色]
あなたも、先にいってしまうのか。
[思わず零れた小さな声。
それがあまりに不用意であることに気づき、目を伏せた]
生死確認した後は、ホントに見てただけだけどな。
[…何かしようにも片腕じゃ、辺りの掃除が関の山。]
体温が若干下がってるから、毛布をかけとくと良いと思うぞ。
意識が無い以上、なるべく体力の消耗は抑えたいし。
/*
う、うわぁぁぁぁぁぁ!!! >>128
回すつもりの死亡シーンが汲まれたみたいで嬉しいやらあなたはエスパーかやら
おかげで色々深まったよありがとうありがとう
[スーの頭を撫でてから、サスペンダーで止められたズボンのポケットに手を伸ばして新品の包帯とハンカチを取り出す。]
壊れたものを直せば、使えるようになるよね。
この私のポケットだって、君が穴あけを繕ってくれたんだよ。
忘れてたって良いさ。何度だって言うからね。
だって、君ったら、ついでに変な呪符をつないで、このポケットを私の部屋のちいさな棚とつなげてしまったんだもの。
[ふふ、と笑いながらスーの汚れた包帯をといて、ふわふわとハンカチで汚れた箇所をぬぐってから白い包帯を巻いていく。
古い童謡をハミングしながら、しっぽを揺らした。]
[大きく手を振るドワイトさんの姿に、わたしは大きな動作で頷き返します。
あの仕草で伝わったようです、よかったです。
だからといって、安心はできないのですが。
足の速度は緩めません。
あまり遠くまで来ていないので、数度の曲がり角を曲がればもう、そこは見慣れた景色でした。
わたしの家の扉を少しすぎた頃(酒場までは、もうほんの少しだけを歩きます)、
建物と建物の間で何かが動いた気がしました。
至る所で、枝や屋根に積もった灰が落ちたりしているのですが、どうもそういうわけではないようです。
私は足を止めて、じっと路地裏の向こうを見つめます。
紙屑やがらくたが積まれた路地裏ですが、誰か、いるように思いました。]
[がらくたの中に埋まるようにしているその姿は、大人の姿よりも幾分か小柄に見えます。
このご時世ですので、あまり大きな体格の人も見なくなりましたが。
その誰かに声をかけることはできなかったので、わたしは大きく地面を踏み鳴らしました。
一歩、大きく踏み出します。
また一歩、大きく踏み出します。
わたしはここにいます、今貴方に近づこうとしています。
そんなアピールだったのですが、伝わっているでしょうか。
歩く度に、その姿はびくり、びくりと反応していたので、音が聞こえないわけではなさそうでした。]
見てただけしかしてないんだが、な。
[治療することも、助け起こす事も出来なかった。
ただ、見て生きていることを確認しただけで。
…それだけしかして居ない身には、礼の言葉は痛かった。]
・・・体温の低下を抑えて、
気道を確保すれば最低限の延命にはなる。
最も、それ以上の対処は医者頼みだが。
[諦めたような言葉に対して、静かに己の思考を告げて。
…実行したとしても、結局「延命」でしかないのだが。]
[何歩歩いた頃でしょう。
その姿の側まで来れば、わたしはその誰かさんの体にかかっていた、古い新聞紙を取り払いました。
わたしを見上げるその姿は、子供でした。
ひどく怯えているようにも見えます。
ですが口の端はふるふると震え、笑いを堪えているようにも見えます。]
「ナデージュさん」
[たしかにその子供は言いました。
わたしが歌をうたわなくなってから自発的に向かうのは、酒場か教会くらいのものです。
ということは、恐らく教会の子供でしょう。
教会で少しばかり手伝いをした時に、見かけた覚えがあります。]
[彼は小さな声で途切れ途切れに話します。
もうすぐ届くのだと。
もうすぐ自分はそれに飲まれるのだと。
飲まれる事は怖くない、寧ろ楽しみですらあると。
けれど、そのせいで誰かを傷つけたくないと。
だいたい、そんなような事を口にしていたでしょうか。
わたしはといえば、何と返していいかわからずに、そっとケープを脱いで、その体にかけてあげる事しかできませんでした。
そっとその傍に跪きます。
片方の手のひらをそっと、うずくまり、震える姿に差し伸べます。
わたしの手を取ってくれたその右手は、既にニンゲンの肌ではありませんでした。]
[わたしはその手を引き立ち上がります。
きっとこの子ももう先は長くないのでしょう。
わたしたちを襲う魔物と化して、ニンゲンの姿とは遠ざかって。
それがとても、悲しかったです。
繋いだ掌は震えていました。
だからわたしはそっと握り返しました。
ひとまずは酒場まで行こうと、わたしと彼とで路地裏を出ます。
マスターの事も、心配です。]
???は、おまかせ に希望を変更しました。
一番寂しいのは誰にも顧みられないことさ。
…少なくとも私は、そう思っている。
[相手の呟きにかけた言葉は、慰めではなく本心だった。
そして、諦めを口にしてしまった己に対する彼の声に、
はっとして顔をあげる]
そう。 …そうだね。
フロアにある毛布を持って来よう。
彼女が到着するまでは、せめて。
[ナデージュのことを娘のようだと語っていた、
マスターの笑顔を思い返す。
気道を確保するために軽く顎を持ち上げ固定し、
身体を温める為の作業をこなす。
その最中、隻腕の青年へ、ぽつりぽつりと語りかけた]
[暫く歩けば酒場に着きます。
ドアに取り付けられた古いベルが、来客を告げるようにからんからん、と、錆びた音を響かせました。
わたしよりも先に着いているだろう二人は、そして先にマスターを見ていてくれたあの人はどこにいたでしょうか。
わたしは客席に彼を座らせると、掌を彼に向けてここにいるように、と、合図しました。]
君と話をするのは、…はじめて、だったかな。
灰の研究をしていたと、聞いている。
小さな村だ。外に出かければ、色んな話が耳に届くのさ。
私はこの村の司祭のドワイト。
マスターの傍にいてくれて、ありがとう。
―――…昔、とても世話になった人なんだ。
……………。
[視線はしばし青年へ注がれ、やがて病人の方へ戻る]
…君に、あとで聞いてみたいことがある。
もしも覚えていたらで、構わないのだけど。
[最後の言葉と同時に、からんと酒場の鐘が響いた]
[教会の長椅子に横たわっての、浅い眠りの中、今は亡き、仲間達の夢を見た。
灰色翼人──グレイフェザーは、寿命こそ人間の2倍程あるが、病や怪我にはとても弱く、天寿を全うできるものはそう多くはなかった。
そこにきての、この、死の灰。
多くの同胞が、羽を蝕まれ、倒れ、死んだ。
ランスがここまで生き長らえていられたのは、もとより、多くの時間を、この村で過ごしていたからかもしれない。]
このまえ、ここで、ねてた。
だいじょうぶ、おぼえてる。
……パースが、おこしてくれたんだよね。
[不鮮明な灰色の記憶の中では、
顔よりも身につけているものや、普通の人間にはない身体的特徴の方が、
はっきりと浮かんでいることが多い。
今も、倒れる自分を見下ろすキャスケットと目の前のそれを一致させて、
思い出す。断片を。>>128
しかし結局小瓶の中の呪符のことは思い出せず、]
…いいよ。
ばくはつするのと、むらにもどれるのと、あと……。
[小瓶を欲しい、というパースに頷く。>>129
お手製呪符の効果を並べ始めるもやがて言い淀み、包帯の上から頭を抱えていたが]
たしか、ふつうのかみに、かいてあるはず。
なにがはいってるか。
[パースの手の中におさまった小瓶を――正確にはその中の“ふつうのかみ”を指差して告げる。
壊れ始めていてもその辺りはまだ抜かりなかった]
[鐘の音を聞けば、ナデージュが到着したのかと思い、
すぐに酒場の表の方へと顔を出した。
其処には予想通り彼女の姿と、そして]
ギュル…!
[歪な笑顔を浮かべる少年の姿は酷く小さく見えた。
安堵と悲しさに胸を詰まらせつつ、
我を忘れたようにギュルの元へかけた]
見つけてきて、くれたのかい。
ありがとう。…嗚呼、ありがとう。
[それから、一度息をついてナデージュを見つめ直し]
マスターは今、奥の部屋に。
[努めて優しく告げるその声は、僅かに震えていた]
───……。
[暫くして身を起こすと、目元には、涙が滲んでいた。
袖口で涙を拭いながら、少し慌てたように周囲を見回し、そこにドワイドの姿がないことを確認すると、小さく、安堵の息を漏らす。
けれど次に沸き上がってくるのは、不安。]
まだ、帰っていないのか。
[窓の外を見れば、灰は今日も、静かに降り募っている。
こんな中、彼はまた、誰かの世話を焼いて、村を駆け回っているのだろうか。]
――わ。
[新品の包帯を見て、表情が緩む。>>131
真っ白なそれはどこか雪を思い出させて、好きなのだ]
ふうん……ね、じゃあ。
ポケットの中から、たなにはいってるもの。でてくるの?
[パース曰く、ポケットをなおした話はこれで何度目からしいけれど、
忘れているスーにとっては、訊くのも、こうして問うのも、初めて。
かつては“変な呪符”も作れたことすら忘れたまま、
いつしか、ハミングに合わせて揺れているように見える馬の尻尾に、視線を奪われていた]
[店の奥の方からでてきたドワイトさんに、小さく頭を下げます。
そういえば、ケープは彼に貸していたのでした。
頭につもった灰がはらはらと落ちます。
ギュルと名前を呼ばれた彼は、どうやら教会から逃げ出して来たようでした。
きっと彼自身、魔物へと変化する予兆を感じているのでしょう。
だから教会から離れたのだとしたら、もしかしたらドワイトさんと会わせるのはあまり良くなかったのかもしれません。
わたしは少しだけ、彼の表情を伺い見ました。
奥の部屋にという言葉に、わたしはまた頭を下げます。
教会を出たわたしが歌を仕事にし始めてから、何度も通ったお店です。
建物の構造くらい、わかっています。
ギュルくんの事も心配ですけれど、彼の事はドワイトさんに任せることにしました。
テーブルとテーブルの間を抜け、カウンターの奥へ。
その先の扉を、そっと、ノックします。]
……はぁ。
やっぱり出がらしじゃない茶は美味しいもんだねぇ。
[飲み干したカップをかたんと置いた。]
いるかい、おかわり?
あ、持ってくるから座ってな。
[女はつとテーブルから離れると、いくらか渋くなったであろう茶の入った急須を持ってきた。
もう片方の手に、貴重品となった牛の乳。]
……ほら。牛乳。
良かったら入れなよ。
もう、滅多なことじゃ飲めないだろうしさ。
― →元マジックアイテム屋 ―
[歩き、咥えたままだった煙草に漸く紅が灯る。
持ち歩く小さな札は、残り数が心許なく。
それを売っている店の持ち主が、恐らく今日も開けている筈の扉に手をかけた。]
スー、いるか?
[色々なものが乱雑に整頓されて、積み上げられた店内。
何か強い思いを込めてか、休もうとしない顔馴染みの名を呼んだ。]
おっと、先客か。
[巻き直されたばかりの包帯姿と共にあるキャスケット。
彼の用事が終わるまで、店内でも物色してみようか。]
…………。
[こくり。
カップを両手で持ったままセルマに頷いた。]
………………。
[差し出された牛乳を見る眼差しは揺れて。
また、こくり。
新たに注がれた琥珀色の液体に乳色が注がれ、斑な模様を描いた。]
森にでも入れば、牛乳みたいな果汁もあるんだけどさ。
あんまり自分のために危険な目に遭うってのもね。
ふん、まあただの愚痴さ。
[二杯目の茶を注ぐと、少女をしっかりと見つめる。]
聞かせとくれよ。
差し支えなきゃ、アンタのことをさ。
[酒場には開店情報を示す札もかかっていない。最後にここを訪れたのはいつだったろうか。原稿を上げた際に連れられたような記憶もある。彼方の昔、あの時は背景に歌が流れていたような。あの時は慣れぬ場所がとても広く感じた。
暗めの照明、カウベルの音。変わりはないはずなのに、世相を反映してか、酒場の中が窮屈に見える]
――、
[無機質な目で、隻腕の男と臥した店主を見つめる。司祭の言葉に従い、奥へ運ぶ手助けをした。
二人の体格差から、抱えるバランスを崩しそうになる。
司祭が店主を介護するのも、鐘の音に呼ばれ表に出て行くのも、茫洋とした目に鈍い光を湛えて眺め続けた。
時折思い出したかのように、ただ手前のメモ、文字に向き合う]
…俺は、トロイ。
まぁ、何してたかは…ご存じみたいですね。
[己の事を知られていたことに苦笑して、
自分の無関心さにちょっと呆れる。
…外をふらふら歩きはしても、
人の事を気にするなんて滅多に無かったのだから。]
…俺でよければ、いくらでも。
ただし、御望みの知識があるとは限りませんが。
[返事を返したその声は、表へと行く背中へと。]
セルマサン、………。
[ほぅっとした貌で言の葉を零す。]
ワタシノナマエは………エステル。
でも、他にも名前が思い浮かぶの。
灰色の羽根と一緒に、───「マイダ」って。
[少しの間、沈黙が落ちた。]
[声を失っていたとしても、
よく気の付くナデージュは教会で子供たちに慕われていた。
そんな彼女だからこそ、
ギュルを連れてくることができたのだろうか]
――――――…ありがとう。
[再度礼を告げる司祭は何処か寂しげな笑顔を浮かべ、
半魔となった少年は困ったような嬉しそうな顔をしていた。
彼女が通り過ぎていけば、ふわりと灰が舞う。
それを案ずる台詞すら今は相応しいとは思えず、ただ]
祈っています。
[何に、とも、何を、とも言えず。
彼らに少しでも幸せをと、心中で付け足した]
[話が途切れたならば、その合間に。
女はしゃあしゃあと口を挟む。
気後れした方がしゃべりにくいだろう、と考えて。]
エステルと、羽がマイダ?
よくわかんないけど、どっちも名前でいいんじゃないのかね。
好きな方を選べばいいさ。
[軽く肩をすくめて、また紅茶を一口。]
ああ、美味しい。
どうでもいいようなこの一杯のために残る人生謳歌してもいいくらいさ。
[少女のカップが空になるのを待って、急須を傾けようと思った。
沈黙は苦ではない。
だが、少女にとってはどうだろう。
話しにくいなら、自分が間を持たせよう。
何となくそんな風に考えていた。]
………したぎいれ。
[それは忘れた方がいいものである気がした。直感的に。>>156
優しく頭をはたかれる感触に我に返り、
ついで懐かしい香りを含む外気に触れて扉の方を見た>>149]
いるよ。
………“いつもの”? カイン。
[彼が買い求める火種の呪符のことを、そう呼んでいたのを思い出して、
ゆるり、と首を傾げてみせた]
そう…そうね…、きっと羽根がマイダ……なのかしら。
[さっぱりした物言いに安堵する様に眸を伏せ。]
今はその名前だけ………。
どうしてここに居るのか、
曖昧なの………憶えているようで、憶えていない。
朧げに浮かぶのは、
魔法陣……人……少女……灰色の羽根……。
蒼穹……と、降り積もる灰……。
[はらはら墜ちる言の葉を飲むように、カップに口接ける。]
??? は肩書きと名前を 人造妖精 エステル に変更しました。
[臥した店主の息はか細く、いかにもこの先は長くなさそうだった。生気が、命が刻々と失われていく。
このまま衰弱してしまうのか、それとも魔物と化して――何れにしても人間としての死は逃れられそうもない。
そしてそれは――この世界ではもう、物珍しいものでもなかった]
――何か言い残すことはありますか。
[聊爾にそんな言葉を吐いた。
微かに、荒い呼吸が静止したような気配を感じる。息を呑んだのか、それとも――]
―――…ともかく教会へ戻ろう。
随分外にいたんだろう。
こんなに、冷えて。
[借りていたケープを脱がせ、
丁寧に灰を払って酒場の椅子に掛けた。
代わりに持ってきていた外套をギュルへ着せて]
すまない、この子を教会へ連れて帰ってくる。
[既に魔と化した少年の手をそっと握った。
ナデージュの邪魔をせぬよう、
エラリーとトロイに静かに告げて、酒場を後にする]
私の事はエステルと呼んで下さい。
[茫洋とした眼差しから幾分か柔らかさを帯びた。
話しかけられれば応じる雰囲気があるだろうか。
少女も沈黙が苦ではない様子だった。
ゆっくりとアップルミルクティーを飲み干し、ことりとカップを置く。]
/*
人 造 妖 精
キャーステキー!!
妖精になったのが最近の話なら、こっちが振ろうとしてた縁故は採用されない方向だったかな。
いや、彼女のような翅を持つ存在を見た、という方向にすれば
スーじゃなくて両親がね!
[ノックに返事はあったでしょうか。
わたしはそっと、扉を開きます。
寝台に横たわったマスターは、静かに眠っている様にも見えました。
その傍に立つ二人の姿が見えれば、私は頭を下げます。
一歩一歩、寝台の近くに歩む度に、床板がきいきいと音を立てました。
マスターの体調はどうなのでしょうか。
わたしはそっと、二人の顔を、そしてマスターの顔を伺い見ます。]
/*
しかし妖精さん赤希望でそれ通ると、おちおち眠れない予感が……
(もったいないと思った理由のひとつ)
いや、いや、がんばる、よ?
[はらはらと死の灰が舞う中、
司祭と少年は手を繋いだまま歩く。
外套を着せられた少年とは裏腹に、司祭は無防備な格好だ。
少年は困ったように司祭を見上げるが、
司祭はただ笑っているだけだった]
…仕方がない。
スーが直してくれたとっておきの最後の傘は、
今は別の友人の元にあるんだ。
[冗談めかして告げて、握る手に少し力を込める]
ギュル、ギュルスタン。
君がどんな思いで、教会を抜け出したのか。
私にはきっと分かるんだ。
それなのに、探してしまう。
許してくれとは言えない。ただ、…
ああ、エステル。よろしく。
あたしゃ羽がないから分からないけど、名前があることもあるだろうさ。
――そんで、こっちには知り合いとかいないのかい?
その様子からすると、ないんだろうね。
心当たりがないんだったら、その辺、聞いて回りでもする?
あたしも洗濯終わったしね、暇だから。
[あくびをひとつ。
軋んだ身体には、気付かない振りをして。]
異国の少女 ポラリス が村を出て行きました。
[暫く、降り続く灰を見るともなしに、窓の外を見つめていると、ドワイドが、見知らぬ少年の手を引いて、帰ってくるのが見えた。
緩く、窓越しに手を振ってから、迎えに出るため扉の方へ移動する。]
わかった。
…もってくる。
[カインに頷いて、一時店の奥へと向かう。>>163
棚には綺麗とは言えない字で呪符の種類が記された紙が、あちこちに貼り付けられている。
その文字を頼りに、カインお目当ての火種の呪符を、]
……。
[8(10)枚取り出した。
果たしてそれはいつもの量とぴったりだったか]
[記憶の中の灰色の羽根はエステルの翅とは、
全く似ても似つかなかったけれど、セルマに小さく頷く。]
はい。
ここへは初めて来ました。
………、セルマサン。
[申し出に、眼差しを留めて。]
……………。
[こくん。
言葉の代わりに頷いた。]
[その最中、聞こえた言葉>>167に眉を僅かひそめ、
また包帯の上から顔を覆った]
…もり。
いくの?
こわいばしょ……なのに。
―――…ランス、もう戻ってきていたか。
[見慣れた教会の窓から見える人影。
彼の無事な姿にほっとして、自然と笑みが零れる。
空いている方の手で手を振り返してから、扉の方へ]
ただいま。
君を出迎えるつもりが、今日は逆になってしまったね。
[少し離れた場所で灰を払いつつ、肩を竦めた]
がらくた屋さん スーは、おまかせ に希望を変更しました。
がらくた屋さん スー は、12人目として参加することにしました。
[眉根を寄せてこちらを見上げるナデージュの表情は、どこか恨めしげに見えた。
ティーンではない大人の女性がやる仕草にも見えず、大きなギャップがあるようにも見えるが、とりあえず物言いがあることには気がついたようで]
なに?
帰って続きを書かなくちゃいけないんだが、ああ――
[それも束の間。眠りに落ちた店主を見て、徒労に満ちた様子で肩を竦めた]
この様子じゃ食べ物を分けて貰えそうにないな。
きみ、他に心当たりはないかい?
/*
なんで私はいつもコミカルな方向にもってきたがるんだろうね?もう中身おさえようとしたのにね?いつものことですねすいませんシリアル陣営CO
/*
ポラリス様、事情了解しました。
報告ありがとうございます。
此処まで参加していただきありがとうございました。
またの機会にご一緒しましょう。
ヘロイーズ様の反応がないのは、少し心配でもあります。
もしも動きに困っているのであれば、
村建ては全力で協力するのですが…。
ヘロイーズ様はもし確認していましたら、
メモでも構わないので反応を頂けると嬉しいです。
おかえり。
[あと何度、ただいまを、おかえりを言えるのだろう。
笑顔で友を出迎えながら微かに思えば、僅かではあるが、表情にも滲み出てしまったかもしれない。]
……?
その子は?
[ふと視線を向けたのは、手を繋いでいる少年。]
手紙狂い パースは、占い師 に希望を変更しました。
村の設定が変更されました。
[この人は何を言っているのだろうと、わたしは思いました。
気付いた時には片方の掌を振り上げて、彼の頬を打とうとしていました。
腕を上げるまでの動作はとてもゆっくりでしたでしょうし、もしかしたら彼にはかわす事ができたかもしれません。
ですが、わたしがそれ程までに、激しい怒りを彼に感じたのも確かなのです。]
でていって。
[壊れた咽喉から、声を出します。
それは大男が無理矢理に出した裏声のような響きだったでしょう。
ちゃんと声として、言葉として、彼に届いたのかもわかりません。
久々に発したその一言は、思ったよりも身体に響いた様です。
片方の目で彼を睨みつけながら、わたしは激しく咳き込みます。
喉の奥から、血の味がしました。]
通信屋としては、というか、手紙狂いとしてはね。
森のどこかでたどり着けずに迷子になっている可愛い可哀想な手紙がいやしないかと不安で仕方なくてね。
[スーが手で顔を覆った様子>>175に、少し焦ったように]
大丈夫!私の足は馬並みだから、何かあってもすぐに逃げられる。
……悪い、君の前で話すことではなかったかな。
[そう付け加える。
あの様子、やはり森で何かあったのだろうかと疑問に思うが、それを問いはしない。
カイン>>177には、声を潜めてささやくように]
君は行かないかい?煙草、足りるの?
[酒場に掲示物があることは知らないが、そう問い返してみた。]
/*
ご意見ありがとうございました。
個人的には可能な限り待ちたいのと、
折角参加してくださったので一緒に楽しみたいので、
このまま予定通り開始しようと思います。
また、その代り突然死あり設定に変更しました。
どうしても困ったときの為の対処です。
ヘロイーズ様は表でもメモでも構わないので、
これを見ましたらひとまず何か反応を貰えると嬉しいです。
(杞憂で単に忙しいだけでしたら、重ねてすみません)
では、皆様宜しくお願いします。
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