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智狼をとれたら、
ランス宛:マイダ
ポラリス宛:ポラリスをねえさん呼び
赤ログ:ワタシ
辺りで突つきたいなと。この体はポラリス縁故で、マイダは地中か何処かに埋葬された肉体の記憶を得てにしたら突つけるかしら。
ん。別に役職とれなくても出来そう?
[其処まで言って一度辺りを見渡してから、再度彼を見つめた]
そうだ、エラリー君、
ギュルスタンを見なかったかい?
突然教会を飛び出してしまってね。
…心配、なんだ。
[それはギュルスタンの身の心配でもあり、
彼が魔物化した場合の他の村民への心配でも、あった]
…なんで。いつも。
がんばってるのに。
[魔法の紋様。
強化の力を持つそれをいくら念入りに描いても、
降ってくる灰に触れ続けた先からどんどんと壊れていく。
遺された書物を元に改良を繰り返しても繰り返しても結果は同じで。
いつしか紋様を描かれ灰に晒され、壊れたものの成れの果てばかりが、
売れない在庫品のごとくたまるようになってしまった。
ここが、元はそれなりに繁盛したマジックアイテムの販売処だとは、
思えなくなってしまうくらいに]
酒場――ああ。
そういえばケモノが跳んでいくのを見かけましたね。
[下顎の辺りを掻きながら自らの作品への評価を立て板に水と受け流し、獣人に対する俗語を扱って先のことに触れる。
押し付けられた傘をのろのろと肩を軸に回転させる。酒場への一歩を踏もうとした所で歩みを止めて]
おっ……、
……、司祭さまは傘なくて平気すか?
[何かを言いよどみ、ローブ姿の司祭を指して、そう尋ねた]
ギュルスタン――……
ギュル――
[問われた言葉を思い返して、教会にそんな孤児がいただろうか、どうだろうか。そんなことを思い出す。
そう広くない村の中、各々の名前は認識しているはずだが――男のふだんの生活が垣間見える]
いや、見てないすね。
こっち、きましたか?
気づくと思うんですけど――ああ、出るときにすれ違ったかなぁ。
[要領を得ない回答、ともあれ、男に心当たりはないようだ]
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というわけで連戦に狂い咲くをえなかったあかつき@Akatsuki-smです。前村ではマリーベルやってますた
すでに透けたひとがふたり……
[アパートメントを出て、空を見上げる。
いつ頃からだっただろう。戻ってくる鳩が減ったのは。
減り続けているのは。
ポケットに手紙をぎゅっと押し込んで、酒場へとその足を向けた。]
獣――…。
[その言葉に脳裏を巡らせるのはまだ無事でいる獣人の村民。
何にせよ現状において誰かが活動しているという報告は、
それだけで良い知らせと言えるだろう。
素直に傘を受け取った青年の姿に満足しつつ、
それでも何処か不安そうに見守る眼差しを向けていたが]
…………?
嗚呼、私は大丈夫。じきに戻るしね。
若い君の身体の方が大切だ。
そうだな、それでも仮に出不精の君の気が向いたら、
教会に傘を返しに来ると良い。
たまには温かい食事でもご馳走しよう。
簡素な物しか、用意はできないと思うが…。
[ふと―
かつて、マジックアイテムを取り揃えていた店、今はがらくたの山積みの店の前を通りかかって、そちらへ足を向けることに。
こんこん、とノック。少し待って、こん、とたたきながらドアに手を伸ばす。
鍵は空いていたから、そっと中を覗き見て]
スー?
[友人の様子に首を傾げた。**]
[ギュルスタンに関しては彼は知らないようだ。
問の返事に「ありがとう」と返したところで、
此方へ向かってくる女性に気づいた]
――――…君は、酒場の。ナデージュさん?
[ただならぬ様子に息をのむ]
[向かう先は教会。
借りの住処。
魔物に襲われ森を追われ、傷付いた羽と足を庇いながらも、どうにか村に辿り着いたあの日。
湖の畔に倒れていた自分を、真っ先に見つけ、保護してくれたのは、その教会に住むドワイドだった。
初めて出会った時、ドワイドは、まだ幼さを覗かせる少年だった。
今では立派な司祭であり───それ以上に、良き友である。]
ただいま。
[教会に身を寄せないかと提案され>>25、少し悩んだが、他に行くアテもなく、その厚意に甘えることにした。
暫くはどうしても「お邪魔します」だの「こんにちは」だの言ってしまっていたが、最近は、漸く「ただいま」と言えるようになっていた。]
[フードを被るのを忘れてしまったせいで、上を見ようとすると頭に降り積もった灰が目に入ってしまいそうになります。
そのせいで、彼らの顔を見る事ができなかったのですが。
だから、聞いたことのあるドワイトさんの声が聞こえると、少しだけ安心しました。
両の手を伸ばして、彼らの袖を掴むと、くい、と酒場の方へ軽く引きました。
灰が目に入らないように、顔は伏せがちにしたままです。
瞳だけを少しばかり上にあげて、彼らの顔をじいっと見ました。]
[扉の前で、髪と羽を払えば、灰がもうもうと落ちた。
羽も、髪も灰色なため、あまり目立たないのだが、やはり、かなり被ってしまっていたようだ。]
……っ。
まだこんなに……。
[教会の中に、なるべく灰を入れぬよう、羽は特に念入りに払う。
払っている間に、灰色の羽根がまた4(4)枚、抜け落ちた。]
[突然の事態に驚き、
灰を被る彼女の身を案じることまで気が回らないまま]
―――――…?
[しかし袖を引かれれば、少し冷静さを取り戻す]
何か、あったんだね。
[念を押す様に繰り返し彼女を見つめる。
袖を引かれた方向を確認すれば、彼女となじみの深い場所]
酒場、となると。主人か客の誰かか…。
分かった、行ってみよう。
危険があるようなら、君はどうか安全な場所へ。
[もしも魔物に襲われるような惨事であれば、
彼女を現場に戻らせるわけにはいかず。
そういいつつエラリーを見やれば、かの青年はどんな表情をしているか。いずれにせよ、男は酒場へ例のごとく息を切らしながら向かうだろう**]
[止める間もなく、ドワイトさんは走り出してしまいました>>78。
彼の袖を握っていた手だけが、虚しくそこに残っています。
けれど、酒場に用があるということは伝わっていたようで、わたしは少し安心しました。
それから、何か、と、問いかけた彼>>76に向き直ります。
彼の問いかけに応える術を、わたしは今、持ち合わせていません。
もう一度、軽く彼の袖を引くと、先を行くように酒場への道を歩みます。
手は、三歩進んだあたりで袖から離れてしまいました。
数歩進んでは彼の方を振り返ります。
また数歩進んでは、彼の方を振り返ります。
そんな仕草を繰り返して尚、彼がわたしの後をついてきてくれないならば、
わたしは諦めて、早歩きで酒場へと向かうでしょう。]
[灰を落としきった事を確認し、扉をくぐり、中を見回す。]
───ドワイド?
[その姿は見えなかった。
小さな溜息をひとつついてから、キッチンへ向かい、水を1杯飲んだ。
痩せた羽で空を飛ぶのは、体力をかなり消耗する。
友が戻るまで、疲れた身を少しばかり休めようと、長椅子に身を横たえれば、疲労からか、程なく浅い眠りへと落ちた**]
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