情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
あーお供えとかはちょいちょい顔だしてた審問かなー。
夾竹桃は墓下じゃいつもと同じで「可愛い塗りすんなー!」とか「デレいうなー!」とか叫んでるのが思い浮かぶw
シンと静まり返った森の奥に、彼は一人で存在していた。
夜行動物の蠢く気配や鳥の鳴く声をBGMにし、樹齢千年を超えたと思える巨大な大木の根元に置かれた小さな檻から、一匹のニワトリを取り出すと手にしたナイフで一気に首をはねた。
途端に吹き出る血液を頭から浴びてにんまりと笑みを浮かべると、呪文を唱えつつ大木の前にある広場に血で図形を描き始めた。
「きったれー。きたれー、きったれぇぃい〜♪」
クルクルと軽い足取りで踊りながら綺麗な円が完成した。
と、ここでニワトリから血が滴以外に吹き出さなくなった。
「あっれ〜? もうおっしまい? なんだなー。五匹でたりっかなー」
ぶつぶつと文句を口にしつつ檻に戻っていく。
新たな一匹を取り出し、再びナイフを突き刺す寸前で、檻の横にある一枚の巻物を手に取った。
そこには彼が描こうとしている図形と、それに必要な呪文が記載されていた。
「んっん〜。大丈夫そうねっと!」
ニワトリと別の血でベタベタになった巻物を月明りで確認すると、再度楽しげにニワトリの血で図形を描いていく。
ものの五分もかからず、歪な二重円が描かれた。
三匹目、四匹目と命を無駄にしながら完成したのはそして外円と内円の間には適当に書かれた謎の模様と、内円の内側に大きな星のマーク――所謂魔法陣だった。
無造作に投げ捨てられたニワトリに見向きもせず、檻に腰を下ろして巻物を手にする。
「え〜っと、こっから何するんだっけ〜? ったく、あのじーさん達がしつこかったせいで見難いなー」
すでに渇き切った血痕を指で弾き、顔を近づけた。
薄くなっている文字を必死に読み、一つ一つ投げやりな口調で言葉を紡いでいく。
「いでよ、いっでよ〜、いでよぉぉい。かみごろっしぃ〜な〜おおきなかみさんのたっましぃ〜、ここにうんまいもんあるっよん」
投げやりどころか正しく文字すら追わない呪文を最後まで唱え、彼はじっと魔法陣凝視した。
しかし何も起こらない。
しばらくの間、目が乾燥するのも忘れて見つめ続けたが、変化は見られなかった。
「っだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! っだよこれ! 嘘かよ! 偽もんかよ! あんだけ渋ってたから本もんだと思ったのにー!」
怒りにまかせてぐしゃぐしゃにした巻物を地面に叩きつけた。
それも仕方ない。彼がこの巻物を手に入れるまでかなりの苦労を要した。
小さな農村の中で、村の運営に携わる裕福な商人の家にオカルト的なお宝書物が多く眠っていると耳にしたのは彼是二年前だ。
それまで大きな町で様々な詐欺行為に身を染めてきた彼だったが、さすがに自警団の目が厳しくなり、郊外に活動場所を求め始めた矢先だった。
身を隠すにしても金はいる。
そこで情報を集めていくと商人は老夫婦で、孫娘と三人暮らしだと分かった。
――結婚詐欺は得意分野。
出会いを演出し、褒め称え、時には喧嘩もアクセントに混ぜてゆっくりと村に根を下ろそうとしている旅の心優しい青年を演じた。
そして孫娘と深い仲になると目的の書物を目指したが……ここで彼を疑った老人が邪魔をした。
何度言葉を駆使しても頑として首を縦に振らなかった老人に、彼は孫娘を洗脳し邪魔者を排除することにした。
……計画は成功した。
宝物庫の中身を洗いざらい失敬してさて消えようかと思った時、目に止まったのがこの巻物だった。
中身は神話の時代に活躍した神の降臨方法。
いつもなら無視するべきところだが、何か引っかかるものを感じて手元に残した。
半年かかって解読した結果、どうも本物らしいという事実が発覚し、今日実行に移したのだが……。
「っあ〜あぁ〜。あんだけの時間が全部無駄。無駄無駄無駄〜! さっさと売っちゃえばよかったよー!」
檻から落ちるように地面に転がった。
そのままの姿勢で子供のように手足をばたつかせて、彼は大きなため息をついた。
どちらにしても巻物は売れない。
血でベタベタだし、ぐしゃぐしゃにしてしまった。
教会から呼び出しが。
この寒い中!と思いながらも勤めは果たさなきゃいけない身分なもので。
投票をアルカ・チサ・スー・エリィゼの誰かに頼みたい。
ちなみに私はネッド希望。
★どなたかお願いします。
で、占い候補は
統一としたら:●アルカ、○パーシ―
別だと占いの自由なのかな?
一応。
ヨアン:●ルファ、○パーシ―
ランス:●スー、○パーシ―
「今後のための高い勉強代とかおもっとかないとやってられないなーっと?」
ややって冷めた頭をガシガシと力任せに掻きしだいて身を起こした時、ふと魔法陣の上に三つの黒い影が浮いていることに気づいた。
影は漂うばかりで、何か意思表示をしているように見えない。
だが彼にはわかった。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新