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>>262
[影が伸びるので、ゆっくりと見上げ]
テオドア……さん?
[差し出される手を見ると、今は誰でもいいからとそっとその手を取り、立ち上がる]
テオドアさん…ずいぶん早いみたいだけど、集会場に?
>>237
[如何にか堪忍して欲しいと、お願いだと言ってみるが聞き入れられはしない様子で、ツバキの顔がゆっくりと近付いてくる。息が出来ない、何だかとても長い時間に感じる。まるで、17年間恋し続けたこの気持ちが、今の全てを逃すまいとするかの様だ。アァ、期待してしまうような、今すぐ逃げ出してしまいたいような、言い様のない感覚に震えてしまう]
「ツバキぃー。いるかーあ?」
[しかしふたりとはまた別の人物の声であっという間に目が覚める思いをさせられる。そして、初めて知る、ここに居るのが自分達唯ふたりでは無いということ。複雑な気持ちになっていると、「ベニヲちゃんも、俺も」お預けだと言うツバキ。そして続きは後で…]
[一度は引きかけた熱が、反動の様に集まる。ベニヲの思考は煙を上げて爆発してしまい、ぎくしゃくとした動きでツバキの後ろを歩くことしか出来ないでいる。何か声を掛けられればどんな反応をするのだろうか]
>>258
あ゛ッ……!
[傷口を抉られ、彼は思わず声を上げる。腕を割かれ、真っ赤な血が流れると共に叫ぶが、その目は、変わらず爛々としていた。]
あ゛ッ……痛ッ………。
……ね、…どっからッ、食べる…?
[苦しそうな声だが、どこか楽しげに、彼女に問うた。]
−薬屋・すべてが終わる前日−
[クレイグとテレーズと、薬屋へと向かう。薬屋からは、人の声がした。それも、複数。]
「あら、誰かいるのかしら?」
[テレーズの言葉にみたいだねえ、と返す間に、クレイグが声をかける。しばらくすれば、ツバキがやってきた。]
ツバキぃー。いたいたぁー。何日かぶりぃー。
[クレイグの調子に合わせて、そんな軽口を叩く。ツバキの前で、このような態度を取ったことがあっただろうか。きっとないなあ、と思いつつ、後ろのベニヲを見やる。どこかぎこちない動きをする彼女がおかしくて、思わず吹き出した。]
>>253
[おそらく彼女を怖がらせると理解はしているが、だからと言って伝えるのを辞める気などない。甘やかすだけが愛情ではないことをどうやったら分かってもらえるだろうか]
さっきから聞いていたら、ずいぶんと身勝手な発言ばかりおっしゃるんですねぇ…。いくらかわいいあなたと言えど怒りますよ。
僕らみたいな若造が無理ってどうして分かるんです?シュカの限界はそんなもの?
あと、被害者だの加害者だのあなたの主観でどうして決めつけるんですかねぇ。死ぬことで僕の生は終わりました。死んだら何にもないし、自我すら消えると思ってたのに生前のままの外見に性格も残されてるうえにシュカに触れることすら出来るんですよ?つまり生きてるときとなんら変わらずに年も取らないし、仕事もしなくていいってことです。
これのどこが被害者なんです?
あなたがどのように人狼になったのか経緯は知りませんが、罪を償わなきゃいけない人間はケーリーさんだけじゃないですか?幸いなことにケーリーさんになら簡単に会えますし、ご本人に謝って、誠意を尽くして何年もかけて償いましょう?
テレーズさんは、こう言っちゃ悪いですが正直クレイグと一緒にいれるからいいんじゃないですか?僕は二人を見て幸せそうだなと思いましたけど。
僕があなたに聞きたいことはただ、ひとつ。一緒にいたいかいたくないか…だけです。
シュカが幸せじゃないなら僕も幸せじゃないのは本当ですけど、
[一旦区切り、再び話し始める]
あなたは自分と僕が関わったことで苦しめたってさっき言ったでしょう?それは、逆です。僕と深い仲になることであなたを苦しめていてるんです。大切なあなたには笑ってて欲しいですもの。…本当に僕と離れたい?
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