情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[77]
[78]
[79]
[80]
[81]
[82]
[83]
[84]
[85]
[86]
[87]
[88]
[89]
[90]
[91]
[92]
[93]
[94]
[95]
[96]
[97]
[98]
[99]
[100]
[101]
[102]
[103]
[104]
[105]
[106]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ー回想•数年前、遠方の国ー
[戦争も無ければ人狼も出ない、資源に満ちた豊かな国。
そんな国に仕える錬金術師としての誇りを持ち、日夜研究に励む中、1人の男と出会った。]
「君は、錬金術師か」
「俺は兵士をやっていて…訓練ばかりで、実戦に出ることなど無いが」
[ザインと名乗ったその男と幾度か顔を合わせる内に、次第に2人は恋に落ちてゆく。互いが互いの良き理解者となり、婚約も間近となったその頃だ。
歯車が、狂い始めたのは。]
「万物融解液が生成できたのであろう?」
「不老不死の霊薬…エリクサーの完成、楽しみにしておるぞ」
[万物の精を取り出す事の出来る溶液ができた、それを聞いた王は、老いて朽ちゆく身体に怯えながらそう言った。
そしてこの話題は、瞬く間に国中に広がってゆく。]
――錬金術師が、不老不死の薬を作るらしい
――私たちも永遠の命が?
――この国は理想郷になれるぞ!
[だが、彼女はそれを作る事はしなかった。痺れを切らした王は、彼女にこう言い放つ。]
「ええい、何をぐずぐずしておる。予の声…民の声、聞こえぬわけではあるまい」
「打ち首にされたいか?」
…私にそれを作る事はできません。
ひとつの霊薬を作るのには、ひとつの命が必要なのです。
「…ほう。そういえば、丁度良いものがあるな。」
[その言葉で鎖に繋がれて現れたのは、自身の恋人だった。]
「期限は3日」
「それまでに完成していなければ…その罪人とともに、お前も処刑する」
[どうして、何故。頭の中が、真っ白になった。]
「君の話を聞いて、国王の異常に気が付いた」
「仲間の兵士にそれを話したら…そのまま、捕まえられたんだ」
[実験室に押し込まれ、彼はそう言う。]
「この国はもう駄目だ」
「王も民も、満ち足りた生活のせいで歪んでしまっている」
「俺を殺してお前は生きろ」
「そして…こんな国からは早く逃げ出すんだ」
[期限の前の晩にそう言った彼に、自分は融解液を飲ませた。
生への執着、名誉、最愛の人を失う恐怖、様々な感情が鬩ぎ合い、嗚咽と共に絶叫する。]
……っどうして…どうしてどうしてどうして!ああああああ!!
[生成されるはずの霊薬は淡桃色、震える手で瓶に集めた液体は、赤いあかい血の色をしていた。]
[その後の記憶は、朧げで途切れ途切れのもの。罪を被せられ、自身を捕らえようと、瓶を奪おうと伸びてくる沢山の腕。追っ手を振り切って走り抜けた下水道の臭い。]
[追われているのか見切られたのかもわからないまま、各国を点々とし、文献を読み漁り実験を繰り返す。失敗を繰り返しても、まるでその行為自体に縋るように。]
[そうして一年が過ぎた頃、とある噂を耳にする。"人狼の出る村があるらしい"と。]
(リスクと成功、天秤にかけてどちらを選ぶか。…そんなものは明白だ。これが、最後の希望。)
[そして彼女は、村に足を踏み入れた。その結果、何もかもが壊れ崩れてしまうことになるとはその時は予想していなかっただろう。]
ー現在•研究所、実験室ー
[爆発により、焼け焦げて煤けた室内。吹き飛んだ椅子や棚を避け、部屋の中央で立ち止まる。]
…向こうでも会う事は叶わないのだろうな。
[そう呟きながら見つめるのは、件の赤い液体―紛い物のエリクサーの入った瓶。]
お前の死体を置いたままにしてきたのは後悔しているよ。あの男の言っていたように、食らってやれば良かった。だが、これで…一年越しの再開だ。
[おかえり、ただいま、愛してる。最後にそう言って、瓶の中身を一息に呷る。一瞬の後に倒れた彼女の口から溢れ出たのは、淡桃色の液体。暫く意思を持ったように床の上を蠢いてから、空気にとけて消え失せた。]
/*
ベニヲちゃんの方が強い…泣きながら書いてこよう。
>>-164
うんw
だから、狼だと解っているところでなく、可能性があるところを殺そうと言うつもりだったのにぃ、テレーズちゃんがやってくれたと
>>-165
4dでは、悶え苦しめとずっと言っていたけど、だんだん申し訳なくなっていった…。
会えないと思っているから、背を向けてますけどねー。*/
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[77]
[78]
[79]
[80]
[81]
[82]
[83]
[84]
[85]
[86]
[87]
[88]
[89]
[90]
[91]
[92]
[93]
[94]
[95]
[96]
[97]
[98]
[99]
[100]
[101]
[102]
[103]
[104]
[105]
[106]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新