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遅延メモが残されています。
本屋 クレイグは天体観測者 マリーベルに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
女学生 ベニヲ は 本屋 クレイグ に投票した
本屋 クレイグ は 天体観測者 マリーベル に投票した(ランダム投票)
盲目の少女 テレーズ は 元気娘 シュカ に投票した
錬金術師 トロイ は 本屋 クレイグ に投票した
内気な娘 メイ は 天体観測者 マリーベル に投票した
薬師 ツバキ は 本屋 クレイグ に投票した
独り暮し アーノルド は 本屋 クレイグ に投票した
研究者 テオドア は 本屋 クレイグ に投票した
商人 アルカ は 本屋 クレイグ に投票した
天体観測者 マリーベル は 本屋 クレイグ に投票した
元気娘 シュカ は 盲目の少女 テレーズ に投票した
本屋 クレイグ は村人の手により処刑された……
盲目の少女 テレーズ は、薬師 ツバキ を占った。
次の日の朝、盲目の少女 テレーズ が無残な姿で発見された。
次の日の朝、薬師 ツバキ が無残な姿で発見された。
《★霊》 本屋 クレイグは 【人狼】 のようだ。
現在の生存者は、女学生 ベニヲ、錬金術師 トロイ、内気な娘 メイ、独り暮し アーノルド、研究者 テオドア、商人 アルカ、天体観測者 マリーベル、元気娘 シュカの8名。
[早朝、ふと目が覚めた。何と無く、起きなければならない気がして]
(ツバキさんは…)
[考えるまでもない、しかし、もしかしたら彼は死んでなどいないのではないかと、ありもしない希望に縋って横たわるツバキの体を小さく揺すった]
[沈黙と、いつも感じるよりやや低い熱]
[彼は死んでいるのだろう。ベニヲを置いて、眠りながら逝ったのだろう]
[失われてゆく熱に、眠り続けるすがたに、目の前の死が現実になってゆく…]
…っ、ぁ、ぁぁ、ぁっ、あぁ、…
ぁああああああぁぁああぁぁあああぁぁあぁあああああぁあぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
[まるで未熟な獣の様に、ただ叫ぶことしか出来ないまま、横たわる愛しい人の亡骸に縋り泣き続けた]**
―???―
[どんよりと、頭(の感覚がある)の中に泥が詰まっているような感覚。重たい。頭痛。]
ってえ………
[目を開ける。何も見えない。ここはどこだったか。暫くすれば思い出すかもしれない。それと同時に認識できるのかもしれない。
狼の少女は、言っていた。すぐに、テレーズもそっちに行く、と。知ってはいたが、言い出せなかった。]
……嬢。来てるんだろうなア………
こりゃ。どやされるかねえ。
[昨晩の彼女の様子を思い出す。ずっと、泣いていた、彼女。]
―朝・自宅―
[悲しい夢を見て、はっと目が覚める。
悲しくて、悲しくて、目が覚めた後も胸が潰れそうなのに、涙が全く出ていなかった。
ゆっくりと起き上がり、自分が生きていると実感する。
だけど、今日、自分が死んでいるとは思わなかった。
その為に、安堵も何も起きなかった。
ただ、今日も誰かが殺されているだろ。
それは確実である。
誰が殺されたのか、知らなければいけない。
ベッドがらおり、身支度を整えると視界の端に赤く染まっている服が目に入る]
あ……返さないと……。
[血を隠す為に借りた服。でももう持ち主はいないし、そのままでいいのかと、すぐに気持ちを切り替え、家を出て行くのである]
──回想 昨日の深夜──
[テレーズの居場所を察知する。
同時に獣特有の瞬発力を利用して、テレーズの目の前に現れその爪と牙を向ける。
クレイグはいただろうか。いなくても、構いはしない。]
──ばいばい。
[そう言うと、テレーズの胸を引き裂いた。
赤が夜の闇と溶け合う。身体を染め上げる。]
後は、お好きにどうぞ?
[背後のシュカにそう言うと、踵を返しその場を去る。
仕方ない。仕方がない。人を、襲ってしまうのは。]
[結局、テレーズの事を、クレイグが喰らうことはなかった。でも、それで良かったのかもしれないと。……何故か、そう思った。
あれ程自分の手で殺したいと、喰らいたいと思っていたのに。故にああ俺はもう人狼として終わっているのだなあと。]
つーか、死んでるけどな。
[死後の世界なんてものが本当にあるとは思わなかった。自分が信じなくても存在するものは存在しているのだ、と実感する。人狼も、そうだった。
ああ、しかし、霊能者というものがいるのだから。死後の世界があってもおかしくはないのか。]
………嬢に会いてぇ、なあ。
[ぼんやりと、そう呟く。]
[だって、それが宿命であるのだから。]
[感じたのは夢を見ているような、毒を飲むような快楽。]
[そんな自分に嘲笑を零し、またアルカの元に向かっただろう**]
[呟けど相変わらず闇は闇のまま。仕方が無いかとため息をつく。ここが何処か認識しないと駄目なのだろう。
父親から聞いた、哲学か何かの講釈を思い出す。]
意識だけあってもしゃーねえんだけどなア。
[暫くすれば、認識できるかもしれない。身体を丸め、微睡む。存在がその間、希薄になる。
そうして、また目覚めた時に、世界が変わっていることを願った]**
/*ひゃっはー。
今日からは楽しい狂気タイムだぜwwwww
メイちゃんに交渉、裏切りしましょうwwwwwww
出来るといいな。*/
ええ、そうね。
それが残された者の、使命だから……。
ねぇ、今日の投票をどちらにするか……少し考えさせて欲しいんだけど、良いかしら?
……わかった。好きにするといい。
/*自由時間投票なら貼り紙よりはアルくんがずっと集会場にいるのもアリかなっと思えてきました*/
ー回想•明け方、研究所•実験室ー
[あの後、どうやって集会所を出たのか覚えていない。だがトロイは今、実験室でガラス片に囲まれていた。]
お終い、お終い。…お終い。
[棚から一つ一つ器具を取り出し、床に投げ捨てる。その度に欠片や中の液体が飛び散り、彼女の手には細かな切り傷が出来ていた。]
…
[棚の中が空になれば、今度は机上。未完成のまま終わらせた、自身が一縷の望みをかけていたフラスコを手に取る。]
全部、終わったんだ…
[握った手の力を緩めれば、スローモーションに見えるなんて事はなく、あっさりとフラスコは床に落ちてけたたましい音をたてる。ブーツの底で欠片を踏みつけ、振り返る事もせず実験室を後にした。]
ー現在、研究所・バスルームー
……っ
[タイルを叩く水音で短い眠りから覚醒する。水の張っていない狭い浴槽の中で、シャツ一枚だけの薄い体を抱き込むように縮こめる。]
(死ねるとは、思っていなかった。)
(…だが、もう逃げ道は無い。望みも意味も…理由も、無い。)
[村人が自信を殺してくれる事は無いだろうと悟り、小さく身震いしながらそう考える。]
恐ろしいのだ、このまま…死んだまま、生き続けることが。
[漏れた呟きは、反響する事なく水音に掻き消される。俯いて膝の間に顔を埋めると、濡れた髪が頬に張り付いて酷く不快だった。]**
[何れくらいの時間、布団の中でツバキの遺骸に縋り泣いていただろうか。いや、鳴いていたのだろうか。
いつしか未だ暗がりだったツバキの寝室は朝の光に侵食されていた]
[涙と叫びで全身が枯れ果て痺れる。覚束ない体を起こし、ベニヲの方を向き横になっているツバキの、命の重みの失われてしまった体をきちんと布団の真ん中に仰向けに寝かせた]
[ふと顔を覗き込めば、口元に一筋の血。口の端から、低くなっていた方向へ、只一筋。今や乾いて、どす黒い血の筋]
[嫌という程実感する、彼が愛したこの村が、彼を殺したのだと]
(せめて、只眠っている様に、安らかに)
[口づけをかわす様に、彼の唇に自分の唇を、暫しの時間重ねる。ややあってそれを離すと、そのまま幾度かに分けて、噛み締める様に、その命を取り込む様に、少しずつ一筋きりの血を、舐めとってゆく]
/*
起きたらさ、テレーズ嬢がクレイグと同じ日に逝ってて、うらやまつらくてお仕事行くの面倒になったよねヽ( ´ ▽ ` )ノちっ
/*
さて。
考えたけど、よろず屋の鍵をカギにしようかな。
もはや預かったことすら忘れかけているあのカギを。
あのカギを渡して後を託すために村人の前へ現れる。
そこで言いたいことある人からは話を聞いて、最終的に命を絶とう。
墜落死で。
*/
ー薬屋・自室ー
[自身が死んだ事を理解するのは容易い事だった。もっとも、永く生きていようが死んだのは此れが初めてなのだが。暗い闇で目を覚ました時、ツバキは自室に居り、ベニヲの泣き叫ぶ声をただ聴いていた]
………あーあ、そんなに泣いちゃって。
俺までまた泣きたくなるじゃねぇか、ベニヲちゃん。
[暫く自身の亡骸に縋り泣いた彼女はひとしきり泣くと、ツバキの身体を仰向けにしてその死に顔に口づけた。流るるヒトではない者の血を取り込むかのように。その様子を困ったように見やれば、ベニヲの隣に寄り触れられない手で彼女の頭を撫でる仕草をした]
そんな事してたらベニヲちゃんも狐になっちまうぜ?
それとも誰か呪い殺すつもりか?…困った娘だねぇ。
[勿論ヒトとして生まれた者がそれだけの行為で妖狐になるなど出来ないし、呪う力が備わるわけでもない。きっと死に顔を綺麗なものへとしてくれてるのだろうと、ツバキは苦笑した。やがて行為が終われば、ベニヲがふらりと薬屋を後にして行くのを見送る。もう少し寝ていようかと、ツバキはまた瞼を落とした]**
ーどこかー
[ふと、唐突に目覚めた。ここがどこだろうともはや自身には関係がなく、寒さも感じないから平気だ。]
ん…ここ、どこだろう…昨日オズワルド一緒に帰ってきて…帰る?帰るってどこに帰るんだ……?あ、墓地か。どこかじゃなくて、墓地ね〜…。
今日は…クレイグとツバキが、来るのかな?誰も人間が襲われなきゃいいんだけど……
[トキワはまだ頭が覚醒していないためかぼーっとしながら村の行く末を案じている]
─ 回想・深夜 ─
[シュカはメイと合流し、本屋の2階へ侵入した。
今夜の標的は、占い師テレーズ。]
……こんばんは。
あなたの能力にしてやられちゃったな。
能力だけじゃない。クレイグさんを欺く勇気も凄かったよ。
ふたりっきりの時間はどうだった?
大丈夫。すぐに、続きができるから。
[メイが一撃を加えるのを見届け、シュカはテレーズの側に屈んだ。
そして、一思いに、確実に絶命する一撃を、喉元に。]
……どうか、幸せに。
向こうの世界はきっと、人間も人狼も関係ないから……。
[愛し合うふたりを永遠に一緒に。
シュカは、隣り合わせに横たわる人間と人狼だったものを見下ろして、静かに去った。]
[朝、マリーベルが目を覚ます。結局昨日は全く動けなかった…]
おはよ。
[軽く声をかけ、マリーベルが貸した服を返さないと…と呟くのを聞く]
いいよ。返さなくて。俺のもん全部やるっつったろ?まぁ、血まみれの服もらってもいらないか…時間あったら適当にほしいの見繕って持ってこいよ。
[自分の所有物など、もはや必要のないものだ。マリーベルが持っていてくれるなら、これほど嬉しいことはない]
……エゴだな、これは。
[自嘲気味に漏らす。マリーベルを見送り、今日は少しぶらつこうと考える。襲撃されるなら夜。しばらくは大丈夫だろう。それに、ずっとくっついていても仕方ない。今日はクレイグがこちらに来ているはずだ]
…会いに行くか。
[自分を殺した、相手に]
―本屋―
[村を歩き、誰かが死んでいるのは見つけられなかった。
ならばここではないか、そう思い、やってくる。
ツバキの事も気になるが、傍らにはベニヲがいるかと思うと、今は会う事が出来ずせめてと思ったのだ。
本屋に入ると、昨日も嗅いだ匂いが鼻を衝く。
匂いに誘われるように、2階に上がり、そして目撃したのは、ベッドに横になり、胸と喉を裂かれたテレーズと、その隣には、額を撃ち抜かれたクレイグの死体。
殺されたというのに、テレーズの顔はどこか安らかにも見え、深く息を吐き出し]
……ぁぁ、ありがとう。メイちゃん、シュカちゃん……。
[集会場でクレイグに、テレーズを殺さないでと言ったのに、口から出た言葉はまるで矛盾するお礼の言葉であった]
せめてと触れ合う面の手を握らせ、瞳はうるんでいるものの、涙はそれ以上でないのか、悲しげな笑みを浮かべ]
テレーズちゃん、お疲れ様……ありがとう。
辛かったわよね。
でも、もう良いだよ……。
クレイグくんも、辛かったでしょうね……。
[集会場を出ていく姿が浮かんでしまう]
だから……もう、争わなくていい、あの世で、二人仲良くね。
それでもし……。
[何かを言おうとするが、口をつぐみ首を振る]
もうあの人に、私は何も言えないわ。
……それじゃ、今日も誰かがそちらに行くから、皆で他の人を見守っていてね。
[それだけ言うと、本屋を後にする]
[昨晩、集会所を飛び出してから、シュカは深夜の村を彷徨っていた。
行くあてもない。戻る場所もない。村から出ることもできない。
ただ、処刑されるその時を待つだけの身。
メイと打ち合わせてテレーズを襲撃したが、それだけではシュカの目的は達成できない。
人狼がその恐ろしい能力を発揮できるのは夜の間のみ。
村人全員を“救う”には、時間が足りないのだ。]
あたしは……どうしたら……。
みんなを救えるの……。
[ふらふらと、安定のしない足取りで村を歩く。
気付けば夜が明けていた。
シュカはふと足を止めて、顔を上げて辺りの景色を見回す。
そこは、シュカにとって思い出の、学校の裏にある森の中だった。]**
ー回想・集会所をあとにしてー
[昨晩はオズワルドと一緒に墓地まで帰った。飛び出して行ったシュカが気になりその後探していたのだが、見つけられなかった]
(シュカの生まれ育った家にもいない。学校にもいない。広場にもいない。
仲間のメイの家は知らないから行けない。クレイグの家には泊まらないと思う。…クレイグにはテレーズさんがいるし。
最後に薄く期待してたよろず屋にも…やっぱりいない。
2階はシュカの部屋だって言ったのに…
どこにいるんだろう…シュカ…。)
[死んでからというもの、渇きも飢えもない。しかし眠くはなるようで数時間前を思い出していた]
そりゃあそうか…、あんなにひとつのことに固執したのも狂おしいほどに恋い焦がれることも今まで無かったからな…。死に別れた恋人の時だってシュカのように焦がれる想いはしなかった。
ああ…シュカ…会いたいよ……
[眠気で朦朧となりながらも、なんとか墓地まで戻り眠りについた]
天体観測者 マリーベルは、内気な娘 メイ を投票先に選びました。
[目覚めてからだいぶ時間が経っていたようだ。音もなく起き上がり昨晩を思い出してひとりごちる]
村のみんなを心の底からなんて結局恨めるはずもなかったんだ……はぁ…
ツバキが本当に死んだかどうか見に行こうか。視られると死ぬってどんな感じか気になりますし…ふふ、墓場は男ばっかりですね。今日からもっとむさ苦しくなりそうです…
[トキワの顔見知りであるツバキとクレイグを思うと顔がほころんでしまう。まずは薬屋に行くことにした]**
ー薬屋ー
[生きている者ぶって客のふりをしてみようと思う。ツバキが生きていればとんだ茶番だが死んでいれば問題ない]
ツバキさ〜ん。今日やってますー?軟膏が切れちゃったんで欲しいんですけれどもー?
いないですかー?
[ツバキの反応を待つ。やっぱり大真面目な顔してふざけるのはとても楽しい…]
[あれからどれぐらい“瞳を閉じて”いただろう。この世界に眠りという概念があるか否かは分からない。そういえば自身のこの世での姿はどのようになっているのだろう。色々と考え込んでる間に、聞き慣れた声が店の入り口から聞こえてきて目を開ける]
(姿は…半妖ねえ。まだ完璧な化けもんの姿じゃあない分、ましかもしれねぇな…)
[きっと戻す事も出来ただろうが、もうこの際どうでも良くなったなのだろう。狐の耳と九尾をそのままにツバキはベニヲが開け放って行ったままの戸から声の元へと出た]
んだよ…俺が死んだことぐれぇ分かっ…て、トキワ、か……なんか久しぶりだなあ…。
[目の前には生前通り、いつもの様に真面目そうな顔をして突っ立っているトキワが居た。きっと何か買いに来たというのも、彼なりの冗談。久しぶりの日常に思わず吹き出した]
…っ、はははっ!お前さん、死んでもこんな事してんのか?やっぱり面白ぇ奴だなあ。
[そう笑ったはいいものの、そういえば彼は処刑された者。何か未練があって村を彷徨ってるのではと思い直し、ばつが悪そうな顔に戻る]
[ツバキが僕に気付くということは…と思いにこやかに笑う]
あれまぁ、ツバキさんも死んじゃったんですね。おつかれさまでした。
…もしかして先ほどまで眠ってました?さっきのは…もちろん冗談ですよ。幽霊に軟膏なんて必要ないですから。
お久しぶりです。…といっても1日しか経ってないですが?
[吹き出したかと思うと決まりが悪そうな顔をするのでこれも笑って返すことにした]
僕は村の人に対して恨みがましい想いなんて持ってないですよ?シュカが殺されると思った時は自分でも抑えられないくらい人間への憎悪が湧きましたが…もう大丈夫ですから。
あなたにも聞きたいことがあって訪ねてみたんです。あなたが死んでなかったら、さっきの冗談はとんだ茶番になってるところでしたよ?
[生きてる時と変わらない様子で話す。友人っていいなとしみじみ思いながら]
[気がついたら闇の中にいた。
目が見えないとはいえ、わずかな光を感じることはできた。
しかし、そこは文字通りの「闇」だった。
そして、熱で鉛のように重かったはずの身体が、今は空気のように軽かった。
それで悟った。]
ああ…わたし…死んだんだ…
[昨日は、クレイグに触れられながら、いつの間にか眠っていたはずだ。
そのまま襲われ、苦しむことなく死んだのだろう。]
ありがとう…
[口からこぼれたのは感謝の言葉だった。
うまれつき身体が弱く、大人になることはできないと言われていた。
いつ死んでも後悔しないよう、一日一日を大切に生きてきた。
生きることに未練はなかった。
むしろ、クレイグが「処刑」され、ツバキを「殺して」しまったあと、
一人で生きていける自信がなかった。
自分を襲撃の対象に選んでくれたことに、心から感謝していた。]
[自宅へ戻ると、母の箪笥に真っ直ぐに向かう。探し物は、喪服だ]
[十数年着続けてきた着物だが、初めて自ら望んで袖を通す、留袖。ツバキの喪であり、ツバキとの繋がりを自分により強く実感させる]
(この黒は、ツバキさんの耳。この黒は、ツバキさんの尾。この黒は、ツバキさんの髪)
[呪いの様に繰り返す声。自分はツバキと共にある筈。しかし、それすら足りなく思えてくる]
(何て強欲。彼はそんな事を望まない)
[しかし、それでも、堪らなくなってしまう。ひとりでは居れぬ。求める気持ちを如何して消し去ってしまえようか]
(いけない、これでは彼を殺したこの村と、何ら変わりがない)
[それでも、それでも、欲しい]
ベニちゃん素敵ィイイイイイ(*´﹃`*)
いいなあ。精神的つながりで女になって、妻になって。
こーゆう表現好きです(◜▿◝)
[半ば狂った様に裁ちばさみを手に取ると、今着ていた振袖の振りを短く切り落とした。そして、そのまま自室へ向かい、桐箪笥の中に大切に収められている振袖の、その全ての振りを迷いなく切り落としてゆく]
[振袖、未婚の証。美しく揺れ、多くの人を魅了する為のその飾りを、ベニヲは切り捨ててゆく]
(私は、ツバキさんと気持ちが通じただけで満足なのに)
[それでも、溢れるものが彼女に止まる事を許さない]
[全ての振りが散った後、彼女は再び母の箪笥に向かい、喪服のそばにあった数珠を握り締め、薪割りの鉈を手にツバキの待つ薬屋へ帰って行った]**
[まるで生前の時のように話し掛けてくるトキワに少し胸を撫で下ろす。先まで眠っていた事を指摘されれば図星なので頭を掻く。尻尾の毛でもぼさぼさになっていたのだろうか]
一日…か。長く生きてるのに、ここ最近はそれよりも長い時間を過ごしてるようだったさ。だから久しぶりでいいんだ!
[暗い話題はあまり得意ではない。最後は子供のように態とらしく胸を張って言った。トキワの話を聞けばシュカが追い詰められた時はそれなりに呪怨めいていたのだと聞いた。もし自身も彼と同じ立場になればそうなるだろうと、彼を窘めようとは何も思わなかった。すると、彼が自分に聞きたい事があるという]
俺に聞きたいこと?まあ、いいさ。
答えられるのなら答えてやるよ、こうやって話すのも久しぶりの感覚で嬉しいんだ。
[死んで嬉しいとは複雑な気持ちだが、今はこの気持ちを紛らわしたかった。声をかけてきてくれたトキワに胸中で感謝した]
クレイグはいるのかしら…?…!?
[クレイグに会いたいと考えた瞬間、突如風景が変わった。
それは、テレーズにとって、初めて見る「景色」だった。]
「見える」ってこういうことなんだ…
[その場所がクレイグの部屋であることを直感していた。
そして、ベッドの上に横たわる女性と、その傍らの男性の死体。
立ち尽くす片目にルーペを付けた女性。]
わたしと…クレイグ…マリーベル…
[顔など「見た」ことがないはずなのに、不思議と誰が誰だかすぐにわかった。]
>>15「テレーズちゃん、お疲れ様……ありがとう。辛かったわよね。でも、もう良いだよ……。」
ありがとう…マリーベル…
[自分にねぎらいの言葉をかけるマリーベルに礼を言った。それが届くことは、ないと知りながらも。]
―本屋・クレイグの部屋―
[マリーベルが出ていった後、小さな机の上に、
書き置きがあるのに気がついた。
生前、点字でない文字は、「書く」ことはできても「読む」ことはできなかった。
一文字一文字、書くように指でなぞりながら、読みあげていく。]
「嬢、今まで、サンキュ。
ごめんな。
向こうに逝っても。
ずっと、お前の事、想ってるから。
クレイグ」
…クレイグ…
[泣いていた。涙は出ないが泣いていた。
心からクレイグに会いたいと思った。]
>>+12
[ツバキの様子を微笑ましく思っているのでそのまま口に出る]
あなたの頭を掻く癖は死んでも変わらないんですね…ふふっ…確かにここ数日は一生を凝縮させたような1日が続きましたからし…。
では改めて、お久しぶりです。実は僕も1日会ってないだけでずいぶん長い間会ってない気がしてましたから。
…会えて嬉しいです。
[答えられるものならと言ってくれたのだが、少しデリケートな話を続けるのでいすまいを正す]
ツバキさん…あなたは視られて命が果てたんでしょう?
どんな感じだったんです??苦しかったですか?あ、お辛いようでしたら無理に言わなくていいですからね?
ちなみに僕は、ものすごく苦しかったです。毒薬って言われているだけあるな…と死にゆく中で思いましたから。でも悶絶した顔をアルカに晒したくないという一心で、シュカとの楽しい思い出を想像して死ねました。
本当に…幸福な死に方でした。
[ふうとひと息ついて、ツバキの死に方にも興味はあるが目の前の尻尾にも興味を持つ]
―本屋・自室―
[ふっ、と。意識が戻るのと同時に視界が開けた。そこは、本屋二階の自室。
ああそうだ、思い出した。自分はここで殺されたのだ。
最期をこの場所で迎えられた事に感謝する。ここには、沢山の、思い出が詰まっているから。
歪んだ想いも、純粋な想いも、一緒くたに。
見れば。そこには横たわる自分とテレーズの亡骸。]
………嬢…。
[胸と喉を引き裂かれた、彼女。自分が、これをする筈だったのだ、と思うと、嫉妬めいた感情が上って来て、苦笑する。]
(もう俺、人狼じゃねえのに。いや、人狼か。なんなんだろうな。)
[面倒な問いは哲学者にでも任せておけばいい。
ただ、その安らかな死に顔に。感謝する。そう、感謝を。]
(苦しませて、絶望させて、美味しくいただくつもりだったのになア。何で、なんだか)
[もう、自分の中はぐちゃぐちゃだ。死ぬにはいい時だったのだろう。
そんな事を考えながら、顔を上げると、視界の端、机の前に。ずっと傍にいた筈なのに、ひどく懐かしい、『彼女』の姿を見た。]
……嬢………?
[何か。熱いものが胸に込み上げる。色んな想いが、洪水のように。自分を溶かしていく。流していく。
考えるよりも、『身体』が先に動いていた。
いつもしていたように。彼女の、華奢な身体を。後ろから、抱きしめていた。]
/*
なんというか、当初の予定ではもっと、嬢は『愛する』人間の内の一人にしか過ぎなくって、って感じだったんだけど、想像以上に嬢のこと好き好き大好きになってしまったので、ええ、つまりリア充ですね!!(爽)
>>+17
[ふと、温かさを感じた。
後ろから誰かが抱きしめてくれた。
その感覚には覚えがあった。
「感覚」などもうないはずなのに。]
ク…レイ…グ…?
[前を向いたまま、確かめるように名前を読んだ。]
ー回想・夜ー
[会議の後。出ていく前の"その人物"に紙を渡された。
それは時刻が書いてあった ー真夜中だ。
その意図を察し、その時刻になるように本屋の二階に赴く。]
[そこに着くと、本日の会議で投票対象になった者…クレイグと、テレーズが寄り添っていた。]
「額、狙ってくれよ。」
[笑顔でそう言い、銃を渡される。今まで関わり合う中で何度も見た笑顔だった]
……分かった。
[そう言い、銃を構える。テレーズの方を見ると、覚悟を決めた顔をしていた。頷いて引き金をー引く。]
[ダァン!と破裂音が鳴り、クレイグの額に穴が開き血が一筋流れ、顔を伝う]
[あとはテレーズと二人きりにしてやろうと出ようとするが、右手に眼を留める。人ー人狼の命を奪った武器。その反動で右手がじんじんと痺れる]
……悪い、クレイグ。これ、ちょっと借りるぞ。
後で必ず、"返す"。
[あと二人の人狼を"処刑"しなければならない。自分ならそんな汚れ役もできると思った。
全てが終わった後、彼はクレイグの墓前にその銃を置いただろう]
/*
多分もう説明は蛇足だろうけど、クレイグに
『占い師に取り入る』なんて発想は全くありませんでした。ただ、イトシイ人がたまたま占い師だっただけ。
その愛し方こそ歪んで『ました』が。
[>>+19聞き慣れた声が、自分の名前を呼んだ。]
「また………会えた。」
…!
[反射的にふり返って抱きしめる。]
クレイグ…!
逢えて…よかった…!**
ええ、だって私たちは、人間を殺しているんですもの。
それに人狼だと言っても、昔から見知った人をね。
実際に手を下していないと言っても、結果は同じよ。
/*
割と博愛だったんですよ、クレイグは。
だけど、多分、処刑、襲撃、と選択を迫られる中で、優先事項を決めなくちゃいけなくなった。
それで、その中から嬢を選んだのは、多分それは無意識だったんだろうなって。
多分、本当に好きって気付いたのは、昨日の会合中。
―トロイの研究所―
[確か、ここがトロイの研究所だったはずだと、やってくる。
昨夜の様子が気になったのもある。
――トントン、扉をノックし]
トロイさん、いるかしら?
[声をかけて、反応があるかどうかを待つ]
……うん?これが終わったら…んん…。
隔絶が解けたら村の連中が戻ってくるのかは分からないが……戻ってきたとしたらここで故郷に関する情報収集をしたいと思う。
まあ……気が向いたら出て行くかもしれないが
お前はどうだ?
私は、そうね…どうしましょ。
またゆっくり星の観測をして過ごすか、久しぶりにフィールドワークに出るのもいいと思っているわ。
でも、ベニヲちゃんを一人残すのが心配なのよね……。
―回想・裏路地―
[本屋を出た後、アルカの店の傍までやってきていた。
だが、店には顔を出さずに、壁に背を預け、待ち人が出てくるのを待ってみる。
出て来るか、どうかは、ある種の賭け。
話をしようと言ったが、アルカとの時間を取るかもしれないからである]
/*さてどうなるやらw
つか、メイよ、マジマリベに入れたのかよw
しかもクレイグのがランダムでマリベに刺さるとかどうなんwwwwwwwwwwww*/
>>24
[声をかけられるとほっとし]
よかった。アルカくんとの時間を優先するかと思ったから。
[なぜか不釣り合いな、にこっとした笑顔を浮かべ]
ねぇ、狼さん。私と取引をしない?
今日の投票先はまだ決まっていないの。
だから、今日の投票先をシュカちゃんにしてあげる。
そうすれば、あなたは明日までアルカくんの傍に居られるわ。
その代り……私を殺してほしいのよ。
……どお、かしら?
[どう反応をするか、にこっとした笑顔のまま見つめている]
良いわねって、アーノルドくん、その手の知識はあるのかしら?
[くすくすっと笑い声が乗ってしまうが、すぐに消え]
解らないわ。
でも、そうね……ベニヲちゃんの恨みは、ずっと背負っていこうと思っている……。
―トロイの研究所―
>>26
[扉が開くと、相手の姿を見て首をかしげる]
トロイさん、びしょ濡れだけど、お風呂の最中だったかしら?
それだったらごめんなさい。
よう、そうね。ある意味用事かしら…。
[ふふっと笑みを浮かべて、トロイを見つめ]
そんなに怖がらなくてもいいのよ?
何かしようというわけではないわ。
あなたが人狼側につく人間だとしても……。
>>27
[どうしてと問われると、笑みは消えて視線を落とす]
簡単な事。
人間のままでいるうちに、死にたいだけよ……。
[寂しげな笑みを浮かべてしまう。
自分のうちにある、人狼が哀れだという気持ちとともに、なぜ、どうしてが渦巻いているのを感じる。
そして、それが他へと向かいそうになっている事も……]
それにあなた……先に死んでもいいのかしら?
アルカくんを守りたいのでしょ?
あなたが死ねば、アルカくんは生きているとは思わないけど、そこのところは、良いのかしら?
いえいえ。
そう?
今までの時間の関わりより、この短くも濃い時間の方が、ずっと、ずっと、関わりが深くなったとは思わない?
私とあなたは、見知らぬ同士だったのに…いまでは、ね?
>>30
――そうかしら?
[昨日のシュカの宣言が蘇る]
シュカちゃんは終らせて、みんなを幸せになるんだと言ったわ。
ねぇ、アルカくんが一人残るのが、幸せな事?
あなたが一人で行く事は、幸せな事?
シュカちゃんは、送る辛さも、残る辛さも知っているはずよ。
その子が、本当にそうするのかしら。
[苦しげに表情をゆがめながらも、村の総意と聞かれれば、首を振る]
いいえ、私とアーノルドくんの独断…方針かしら?
もう、人狼はすべて解っているんですもの。
―回想・裏通り―
[研究者の呵呵大笑も止んだその頃。
誰もいないはずの裏通りに、テオドア以外の気配があった。
暗闇から浮かび上がったフードのシルエットは……]
……アーノルド様。
そうでした。お話の続きをする約束でしたね。
貴方が、あんな質問をされた理由。
お聞かせ願えますか?
もう、冗談に決まっているでしょ。
アーノルドくんって、その手の話題にすぐ反応するわね。
[思わずくすくす笑ってしまう]
[少女は、シュカに問いかける]
ねぇ。
シュカは、誰を殺したい?
[もう私が食べたい人はいないから、と。
そう告げて、返事を待つ]
>>33
[でしょと言いたげに見るも、続く言葉を聞くと、視線を落とし]
それ……アルカくんに言ったのかしら?
言わないと、伝わらないわよ?
なにも言わずに、死んだら……縛られるだけだわ。
[私のようにと心の中で付け足す]
それで……離れれるのかしら?
昨日…ケーリーくんを弔って、私はすぐに帰ったわよね?
それは、あなたたちにも後悔しない時間を過ごして欲しいからなのよ。
ねぇ、独りよがりの思い…アルカくんは納得するのかしら?
―クレイグの問い―
[痛みも苦しみも、感じなくなったと思っていた。
あの頃から。
だが、と思う。
本当にそうだったのだろうか?自分はずっと、どこかで『救い』を求めていたのではないだろうか?
本当に縋っていたのは、彼女ではなく、自分だったのではないだろうか?]**
>>35
[言えるはずがないという言葉を耳にすれば、さらに悲しげな表情を浮かべ]
そう……なら、アルカくんはずっと、あなたに縛られるわね。
[何かを我慢するメイの姿から、視線をそらし]
解ったわ。
色よい返事を待っている……。
[それだけ言うとメイの後姿を見送り、自身は別の方へ、歩いていく。
その為に、聞こえなかっただろう。残念と呟いた言葉が]
――集会所付近――
[物陰に身を隠すように座り込む。目を伏せながら、考え事をする。]
――『だいじょうぶ、ぜったい、メイのことはまもってあげるから!』
[小さい時に自分にそう言った、人間の男の子がいた。
幼馴染と呼ばれる存在。自らが引き起こした人狼騒ぎに巻き込まれた、被害者。]
――『くだらない』
[彼は処刑の時に、ぽつりとそう言った。
そう、それは、理想論。]
……はぁ…。
[ため息をつき、しばらくそこでうずくまったまま、瞼を閉じた。]
[風呂に入っていたのかと問われれば、]
…丁度出たところだ。
[そう言うと、流石に今の格好のままで立ち話は避けたいと考えたのか、]
中に入れ。…別に私だって、何もする気は無い。
[と、何時ぞやと同じようにマリーベルを資料室に通す。途中、少しだけ開いていた実験室の扉の中の惨状に、彼女は気付いただろうか。]
―本屋・クレイグの部屋―
[どれほどの時間が流れただろうか。ふと気付く。]
そう言えば、ツバキ先生はこっちの世界に来ているのかしら?
苦しくなかったかしら…?
[頼まれたとはいえ、死に追いやったのは自分なので、やはり気になる。]
オズワルドやトキワさんには謝らなきゃ。
ケーリーさんにも会いたいわ。
ね、探しに行きましょ。
[クレイグの手を引いて、そう持ちかけた]
>>40
そんな時に、ごめんなさい。
[もう一度、謝罪の言葉を口にする]
お邪魔します。
[それだけ言うと、中に入る。ちらっと見えた惨状が気になったのか、資料室に入ると]
ちらっと見えた部屋が、すごい惨状に見えたけど、どうしたのかしら?
あれ……言いたくないのなら、良いけど。
「ちらっと見えた部屋が、すごい惨状に見えたけど、どうしたのかしら?」
全部ゴミだ。燃やそうと思ったが…燃料の類が、何も無くて。
[そしてマリーベルに座るよう促し、自身も椅子に腰掛ける。]
それで…要件は何だ。
人狼達にもう私は不要だ、わざわざ釘を刺さずとも動くつもりはないぞ。
/*
本当は今日死ねたらうちの子も幾らか狂わずに済んだんだけど、わたしの発狂描写の手加減的に
けど、マリーベルちゃんが死にたそうだから、わたし生きるわ。ただし呪詛ガール
>>44
[ゴミ、燃やすと言うので、それ以上はふれないで、促されると椅子に座る]
そうなの?
もし、自分が必要だと感じた場面が出来てもかしら?
[問いかけるように、瞳をじっと見つめている]
―本屋・クレイグの部屋―
[テレーズが、ふと思い出したように言葉を発する。ツバキのことを。>>+23]
…ん。多分、来てるんじゃねえかな?俺や、嬢がこうしてここにいるんだし、さ。
[テレーズが気にする理由は何となく察せられた。なにも言わず、軽く頭を撫でてやる。
そして、自分が……クレイグが、死に追いやった……友人達の、名前。]
………そうだな。アイツらにも、会っとかなきゃ、なァ。
オーケイ。じゃあ、行くとしましょうか。
[いつもは、自分が手を引く側だった。その事を思って、何故か嬉しいような、気持ちになる。
そのまま二人で連れ立って、本屋を後にした。]**
「もし、自分が必要だと感じた場面が出来てもかしら?」
必要…?は、馬鹿を言うな。ここからどう展開が動くというんだ。メイとシュカが処刑され…私は殺されることも叶わず無様に生き残り、それで終わりだろう。
[一度訝しげに眉を顰めた後、自重気味にそう言った。]
「もし、自分が必要だと感じた場面が出来てもかしら?」
必要…?は、馬鹿を言うな。ここからどう展開が動くというんだ。メイとシュカが処刑され…私は殺されることも叶わず無様に生き残り、それで終わりだろう。
[一度訝しげに眉を顰めた後、自嘲気味にそう言った。]
[メイからの囁きを聞く。シュカは迷いを隠さずに返した。]
……みんな、殺せなきゃ、意味ない。
残った人も先立った人も苦しむことになる。
だから殺すなら、みんな。
…………どうしても、1人だけ選ばなくちゃいけないなら、
あたしは、トロイさんを。
あの人、死を望んでいたから。
叶えられるのはあたしだけ。
ー薬屋ー
[只今、とか細い声で囁く。返事をする者は今は亡いが、きっとここがベニヲの帰る家だと認めてくれていると、そう信じる]
(そう、信じているのに)
[何故こんなモノを。その手に持った抜き身の鉈を見詰める]
(いけない、こんな事をして彼を辱めては、いけない)
[喪服のベニヲは静かに鉈を手放し、寝室へ向かう。いけない、いけない、そう念じながら]
[寝室では、彼女が家を出たそのままの姿で眠るツバキが。唯ひとりきりでそこに居た]
ひとりにしてご免なさい…
[そう言うと、ベニヲはツバキの亡骸のそばに跪き打ち覆いを静かに払い、冷たくなった頬に手を添え唇を重ねる。ほんの短い時間]
元気娘 シュカは、錬金術師 トロイ を能力(襲う)の対象に選びました。
[朝起きると隣で寝ていたはずのメイがいないことに気付く。]
…こんな早くから、どこ行ったんだろう。
[家に戻ったのかな、と思う。それを考えた時に胸がちくりと痛んだのは気のせいあろうか。]
まあ、ごはんの準備して…待ってますか。
[と、ベッドから起きだして…それからようやく自分が襲われてない事に気付いた。]
寒かったでしょう、ツバキさん
[体温を分けるように、両手で柔らかく頬を撫でる。分けた体温はそのまま喪われてゆくだけだと理解していても、そうせずにおれない。そうしなければ、狂ってしまうだろう]
ねェ、見て。貴方がいるから、私振袖を着るのは辞めたの。如何かしら、似合うかしら…?
[そう言うと、よく見えるようにと少し体を離して喪服の袖を振って見せる。返事はない]
もう貴方以外要らないから、貴方のお嫁さんになろうって、思って…
[少しはにかんで、目を伏せる。返事はない]
今迄着ていた振袖もね、振りを落としたの。少し派手だから普段着にはならないけれど、何れもお気に入りだから、きちんと仕立て直して訪問着にするわ
[嬉しそうに笑って見せる。返事はないのに]
でもね、学校はきちんと卒業しようと思うのよ。だって、私ここで貴方のお手伝いがしたいの。だから、少しくらい学があった方がいいと、思って。そうすればキット、貴方に恥をかかせないでしょう?
[遠くを見ながら将来を語る。返事などあろう筈もないというのに]
(あ、血……落とさなきゃ…)
[久しぶりに血を浴びてしまった。人間を襲うことを繰り返し、自然に覚えた『血を浴びない』方法を実行していなかったから。]
……かえらなきゃ…。
[早く落とさなければ、抗うことが辛くなるから。
そう思い、重い足でアルカの家に向かう。]
ー薬屋ー
[ツバキと生前のように話をしていたところ、入り口から女性の声で「ただいま」と聞こえたのでツバキに声をかける]
じゃあ、僕はこれで。…また墓場で会いましょう?
僕が死んだ後も、シュカにはただいまって言ってもらってよろず屋に帰ってもらいたかったな…
[去り際にポツリと想いを漏らした後、笑って立ち去った]
さて…どこに行きましょう…
[トキワはどこに行こうか迷っている]
>>46
[頬に手を当て、どこが困ったように]
そうね、普通ならそうなるわね。
だけど……
[相手を見据え]
私は少しでも懸念があれば、それを排除しないといけないのよ。
だから、あなたに確認に来たの。
まだ自分が、人狼の為に動ける。
その時が来ても、何もしないと……。
[自嘲的な笑みを見ると、考えるように視線をそらして]
あなた……死にたいのかしら?
[ふ、と溜息の様な呼吸をひとつ。困ったような顔をしてまたベニヲが言葉を続ける]
ツバキさん、今日の貴方とっても顔色が悪いわ。そんなじゃァ誰にも会えないじゃない…。
私のモノだけど、私達然程肌の色が変わらないから、お化粧してあげるわ
[そう言うと、何時も持ち歩いている化粧品を懐から取り出す]
本当に簡単なモノだけれど、しないよりはきっといいわ
[鬱血し、クマになった目元に粉をはたく]
唇も真っ青よ、これじゃあ…
[死人の様だとは言えずに、何でもない様な顔をしながらベニヲは強く唇を噛んだ]
紅を引いたら流石に可笑しいかしら。ツバキさんった、女顔なんだもの
[そう言いながらも、ほんの少しだけ。唇に宿る紅色が、彼の体の冷たさを誤魔化す]
[ツバキに化粧を施してゆくベニヲ自身は、喪に服する為に普段とは違う薄化粧だ。徐々に顔色だけならば何方が死人なのかも分からない程になってゆく]
ふふ、矢っ張りツバキさんはお化粧映えする顔ね。とっても…綺麗…っ
[もう、限界だ。ツバキがまるで生きているかの様な姿になればなる程、死が、如何しようもなくベニヲの中に落ちてくる]
[堪えられない、堪えられない、堪えられない!こんなに愛しているのに!如何して彼が死ななければならなかった?如何して、彼だけが死んでしまった?何故、自分は生きている?全てが許せない、ツバキを殺した人も、自分を生かした狼も、彼の愛を一方的に貪ったこの村も、何もかもが]
[もう如何しようもなく、駄目になってしまっていた。彼は死んだ。殺された。私は生きた。生かされた。悔しい。なんて無価値な、無力な事だろう。自身を呪いながら幽鬼の如く立ち上がり、向かった先は薬屋の軒先。先程は持ち込めなかった、抜き身の鉈]**
[トキワに連れられ、墓場に戻った後、僕は気づけば暫く微睡んでいた。ふと意識を取り戻した時には、既に陽は昇りきっていて、寝起きの僕には少し眩しい。]
墓石ベッドは、さすがに寝心地悪いなあ。感覚、無いけど。
[っていうか幽霊って寝れるんだ、泣けたり寝れたり、案外何でもできるんだな、などと独り言を呟きながら、伸びをして思う。]
……そういや、結局ポルターガイストする機会無くしちゃったな。
せっかく練習してたのにさあ、あの馬鹿。まさか2日後に追ってくるなんてなあ。
[軽口を叩き、平気そうなふりをして自分自身を誤魔化してみせるが、正直なところ、未だに不安であった。……彼と再び会って、話をするのが、怖かったのだ。彼が、僕を見て、嘲笑わないとも限らない。彼を前にして、再び昨日の憎しみが甦らない、とも限らない。
墓場を出て、村の中心部に向かうが、なんとなく、本屋の前は避けた。
通りの端には、この間のトラ猫が我が物顔で座っている。通り過ぎようとしたが、こちらに合わせて猫も首を動かすので、思わず立ち止まった。]
お前、もしかして見えてる?
[勿論、猫は答えない。しゃがんで、猫とにらみ合った。]
[扉が開く音に気付いて振り向くと、メイちゃんだった…血に塗れた。]
…!
メイ、大丈夫!?
[彼女が人狼であることは周知の事実だ…夜の処刑を待ち切れない誰かに襲われたのかと駆け寄る。]
>>54
[トロイのつぶやき、動きを冷めた目で見つめ]
――だ か ら?
[ゆっくりと、3こと口にすると、冷え冷えとする笑みを一度浮かべ]
だから、なに?
生きる意味も、理由もない?
ええ、そう思っている人は、今生き残っている人で、どれだけの人が持っているのかしら?
逃げ場も、欠けた穴を埋めるものもない?
私達はね、穴を抉られたのよ。
もう二度と、埋める事の出来ない穴をね。
[ゆるっと立ち上がると、トロイの目の前まで来る。
肩を抱いている相手の手の上から、己の手を置き、そのまま覗き込み、微笑む]
ねぇ、生きる意味が欲しいのなら、あげるわ。
人狼を駆逐しても、消えぬ恨みは残るはずよ。
だから……ねぇ、人狼に手を貸そうとしたものとして、恨みの対象となって。
人の怨嗟を一身に受けて。
それがあなたの…あなたが生き残る意味。
[と最後は耳元に口をよせ、囁くようにつぶやく]
/*
ひゃー!わたしなんかよりマリーベルちゃんがよっぽど怖いよ!
トロイさんこの後わたしともハートフルボッコ劇場だし、かわいそう過ぎる><
―広場・薬屋付近―
[テレーズに手を引かれて、歩く。それだけの事で、何故、こんなに満たされるのだろう。
人を喰らっていた時、烈しい、赤い悦楽こそあったものの。このように満たされていたことなどなかった。]
こんなに、幸せで、良いのかねえ。
[そう呟いて寂しげに笑う。その呟きはテレーズに届いたかどうか。
そうして、暫く歩けば、そこは薬屋の近く。見知った、顔があった。]
トキワ………
[声を漏らすが、一瞬、立ち竦む。
あいつはおれが殺したのだ。
自らが愉しむ時間の為に。スケープゴートにして。その事を、今更悔やむのだろうか。何を、言えば良いのか。何を。
トキワは此方に気付くだろうか。テレーズが彼に声をかけるかもしれない。何方にせよ、クレイグは、彼に声をかけることはしないだろう]
[薬屋から出てどうしようかな、とブラブラしていると少し離れたところに男女の2人組がいる。背格好からするとテレーズとクレイグだと思うが確信が持てない]
僕はあえて気付いてない風を装おうかな…。特に話したい気分でも、ないし?
[声をかけられたら話せばいいだろうとよろず屋に向かうためにきびすを返す]
/*
ベニヲちゃんの狂気はたにんを呪いはしても、行動としては自分の中で完結するし。多少は人の手を借りるけど、借りるだけだし・・・
マリーベルちゃんはトロイさんを的にしようとしてて、ベニヲとはまた違うけどじゅうぶん怖いよ!
/*つかよ、ログ見返していてよ、1dから、ケーリーって実はマリベの事、好きだったんじゃねー?ってちらって思った。
今更ですか?と聞かれたら……今更ですorz
全く気付いていませんでした!!*/
>>+27「こんなに、幸せで、良いのかねえ。」
[クレイグがそっと呟く。]
クレイグが幸せなら、わたしは嬉しいわ。
[独り言のように言ったため、テレーズもあえて独り言のようにつぶやいた。
しばらく歩いたところで、クレイグが立ち止まった。
その視線の先には…]
トキワさん…
[自分が「投票」によって殺してしまった男。許してくれるとは思っていない。ただ謝りたかった。しかし、どうして謝りたいのか。それは結局自己満足ではないのか。いざ目の前にすると、躊躇してしまう。
相手がこちらに気づく様子はなく、反対の方向へ行こうとしていた。少し迷ったが、やはりこのままではいけない気がする。思い切って声をかけた。]
トキワさん…!
/*
ちなみにメイの着替えは無人の衣服店からアルカが適当に見繕ってきました。
…無人とは言えお金は置いてありますよ、ええ。
/*推敲メモ
始まるまではいつ死んでもと考えてた
偶然とはいえ生きる意味はできた
何故生き残ったか 後悔のようなもの
*/
「――だ か ら?」
「私達はね、穴を抉られたのよ。
もう二度と、埋める事の出来ない穴をね。」
(穴を…痛みを、与えた?)
――『地獄に落ちろ、この***…っ!』
――『何を言う…大人しく捕らえられよ、殺人者』
[マリーベルの表情と声に、過去の記憶が蘇る。国の権力者達の策にはまり、愛しい男をこの手にかけた、過去の自分。]
は、はは…ふふ、あはは!
お前も知ったか、この痛みを、絶望を!
「だから……ねぇ、人狼に手を貸そうとしたものとして、恨みの対象となって。」
「人の怨嗟を一身に受けて。」
「それがあなたの…あなたが生き残る意味。」
[耳元で囁かれた言葉に、ぞくりと背筋が震える。重ねられた手を払いのけると、そのまま相手の襟首を掴み耳元に口を寄せ、]
ああ、わかった…
…とでも言うと思ったか?小娘が。
[と、そのまま相手を突き飛ばした。]
ようやく得られた…そうだ、私は死を選ぶために生を受け入れよう。一時の、間だけ。
恨み?怨嗟?そんなもの…吐き出してしまったら、つまらないじゃぁないか。
[にたぁ、と口の端をつりあげて嗤う。マリーベルの一言で、穴を開けていた"それ"は、粉々に砕け散ってしまった。もう、埋める必要も無い程に。]
[よろず屋に向かう足をぴたりと止め、二人の方に向かう]
やっぱやーめた。こんなに人口の減った村でしかも死人同士であそこであったのも何かの縁だし。
[戸惑っているクレイグとテレーズに気付かないふりをして、先ほどのツバキと同様生きてる時と変わらない様子で朗らかに話しかける]
クレイグさん、テレーズさんこんにちは。
あ、さっき呼んでくれましたよね?ありがとうございます
お二人とも今朝、果てられたんですね…おつかれさまでした。
[自分の様子に拍子抜けするだろうか、ちょっと反応を楽しみたいというイタズラ心を働かせているなど、二人は思いもしないだろう]
[やがて、血を洗い落としてお風呂場から出て、再びアルカのところに向かう。
落ち着いた衝動に一安心しながら、そっと声をかける]
あ、ありがとうございました……。
[軽く頭を下げ、お礼を言った]
[>>+30何もなかったかのようなトキワの様子に、逆に面喰ってしまう。]
え…ええ、そうなの。
トキワさんも…
[お疲れ様。と言いかけて、口ごもる。
自分が殺した相手に、その言葉をかけるのは、あまりにも不謹慎だ。
そっとクレイグの様子をうかがった。]
>>65
違うでしょ。
お前たちも……よ。
言葉は、間違えないで欲しいわ。
[払いのけられた手を、軽く振り、わずかに顎を上げて、逆に自分の耳元に唇を寄せる相手を、横目で見ている。
囁かれる言葉と、突き飛ばされると、何とか踏みとどまるが口元に笑みを浮かべたまま]
さぁ、どうでしょう。
[続く言葉、表情に、くすっと笑い]
それに死んだら、そんなものからも解放されてしまうわ。
人狼に手を貸したら、あなたと同じ想いをした者は、解放されてしまうのよ。
いやでしょ?そんなのは。
自分みたいに、苦しんで、苦しんで、苦しみぬけば良いと思うでしょ?
だから、人狼の少女たちには絶対に手を貸さないでね。
トロイさん。
[テレーズがトキワに呼びかける。>>+29 向こうへ行こうとしていたトキワは数刻後、くるりと此方を向いて。此方に来る。歩いて来る。身体が強張る。]
(……随分と…ヤワになっちまったよなあ……)
[そして、此方に来たトキワが発したのは、あまりにも朗らかな声。>>+30
目を白黒させる。相変わらずこいつは何を考えているのか解らない。]
あー…その……ああ。死んだ。
……もう、知ってる、か?知ってるよな………俺が、人狼だ、ッて。だから、俺は、処刑された。
トキワ……
[何か言わねばならない、と思うものの形にならない。自分の中の軸が、何処かへ行ってしまったようだ。
ずっと、ずっと、其処には殺戮と、絶望を求める思いがあったのに。
今は、其処に、テレーズがいる。
だからこそ…クレイグは、混乱の中にいた。
自分は、この男にどう接すれば良いのだろう?罪滅ぼし?馬鹿な。何が罪だ?いや、罪だろう?
ぐるぐると、思考が回る]
/*
『嬢』って呼び方、割と思いつきというか、多分他作品でもあると思うけど、自分の頭にあったのは『ニンジャスレイヤー』のジェノサイド(カソックコートのゾンビ/割と全部ぶっ壊すぜ系)ってキャラが、ワタアメっていう村の長の娘に『嬢』って呼びかけてたのがすごく好きで、
それが、なんかふと、頭を過ったので、そのまま使うことにしたのです。
何かここまで、キャラを立たせてくれるとは思わなかったなあ。とか。そんな裏?話。
「それに死んだら、そんなものからも解放されてしまうわ。」
「自分みたいに、苦しんで、苦しんで、苦しみぬけば良いと思うでしょ?」
そうまで私を生かそうとして何になる?
ひとを恨めば救われる、対象の無くなった負の感情は、解放などされない…渦巻いて固まって侵食されて、徐々に広がってゆく。そうして、修復のきかないものになるのだ。
[人狼達に手を貸すなとの言葉には、ふんと鼻を鳴らしただけだった。]
他に、何か言うことは?
>>71
[少し考えるそぶりをして]
そうね。しいて言えば……身代わりの意味もあるかしら?
あなたがいるから、私は恨まれないと思いたい……。
まるで、人狼のようね……それ。
[対象の無くなった負の感情を人狼に例えてみる。
相手の態度に肩を竦め]
いいえ。もう何もないわ。
それじゃ、トロイさん。
また後で。
[にこっと笑いかけると、お邪魔しましたと研究所を後にする]
「そうね。しいて言えば……身代わりの意味もあるかしら?
あなたがいるから、私は恨まれないと思いたい……。」
…くだらない。そんなもの、私がいてもいなくても変わらないだろう。
[そう言って、冷めた目で去って行くマリーベルの後ろ姿を見送った。]
[二人の様子が>>+31>>+32あまりに戸惑っているのでついに堪えきれず声を上げて笑ってしまう]
ぷっ…あははははははは!っひ!
…ふあ〜すみません。あまりにもお二人が戸惑ってらっしゃるのでちょっと出来心で意地悪しちゃいました。
ごめんなさい。
ツバキさんにも言いましたが、僕は村の人に対して恨みがましい想いなんて持ってないですよ?昨日…シュカが殺されると思った時は自分でも抑えられないくらい人間への憎悪が湧きましたが…。
[クレイグが人狼だという告白に対して相変わらず変わらない調子で続ける]
僕も集会所で見てたので、全部知ってます。正確にはもう少し前から。やっぱり僕の予想は正しかったんだなーと思ってました。
でもそんな事はもういいんですよ。
[もう気にしないでください、と二人に向かって笑う]
お二人が死後の世界でも一緒にいられることが素直に羨ましく思います。もう人狼か人間かなんて括りに邪魔されずに幸せになれるんですよ?どうぞ、幸せになってくださいね。
[二人を見ているとシュカを思い出してしまい、会いたいなと少しだけ淋しい顔をしてしまう]
ー回想ー
[銃を鞄に仕舞い、苦い顔で本屋を振り返り、その場を後にする]
[今まで生きる為に生物の生命を奪ってきた事は何度もあった。それはもはや日常であった。
…だが、相手が人間の形をしている者の場合は、そうはいかない。
人間が死ねば関わり合ったもの達が哀しみ、時に大仰な葬列となる。
そんな光景を横目に見ていて、いつの間にか誰の心にも哀しみを遺さないよう距離をとって生きるようになった]
………何で今、生きているんだろうな
[もし今ここにマリーベルがいれば"声"で言われたように怒られていただろう。それでもぽつりと声に出してしまった]
『本当に人狼を処刑するしか方法がないのか、共存出来ないのか…そんな分かり切ってるのにそこに縋りたく感じています。』
『駄目だ。処刑は『やらなきゃならねえ』んだ。』
[今まで交わされた言葉が渦を巻く。
人と関わり合った人狼…相手が人狼だとしても愛し合った者達。人狼の歪んだ…純粋な愛。]
[突然笑い出したトキワ>>+33を目を丸くして見つめる]
お前……前かーら、変な奴だと思ってたけど……やっぱ、変な奴だな。
[そう言って、思わず破顔する。だが、恨んでないという言葉に、また戸惑いの表情を浮かべる。]
……それ、受け入れられンの?あんな、疑われて、さ。……俺は、本当はあんたを処刑に持って行く気なんかなかった。
シュカちゃんが……あんたのこと。食べたがってたから。だから、シュカちゃんが、守ってくれりゃァ、何とかなるだろッて、思ってたんだ。
……まあ、それでも、俺にゃ、どっちでも良かった。それはそれで、面白ェなんて、思って。
[そこまで言うと、くしゃくしゃと頭をかく。]
気にする……なんて、思ってなかったよ。俺は……今の今まで。誰がどうなろーと、俺自身がどーなろうと、構わんかったんだ。
ー薬屋 軒先ー
[鉈の柄を握り締めた爪が手のひらに食い込む。理性と衝動のせめぎ合い。しかしベニヲの表情は酷く欠落している]
「ベニヲ…?」
[やや離れた場所から聞こえてきたのは、トロイの声。何を考えるより早く、こう切り出す]
ねェ、トロイさん。少し手伝って頂戴
[表情の無いまま、どろりと濁った瞳だけを彼女に向けた]
[>>+33突然笑い出したトキワ。
彼の口から出てきたのは、恨んでいない、
それどころか、自分たちに幸せになってほしいという言葉。
罪もなく「処刑」され、愛する者と引き裂かれ。
その原因を作った張本人を前にして、幸せになってほしいと。
そんなことが言えるものだろうか。
しかし、その言葉から嘘は感じられなかった。
そう言えば、トキワはそんな人だった。]
…えっと…ありがとう…?
[戸惑いながらやっと言えた言葉は、それだけだった。]
なのに……なァ。見てみろよ、この足。
人狼が、震えてやがンだ。自分が殺した人間を前にして。……何ビビってんだ、って感じだよなあ……
それが……『気にしてる』…ってえ、ことなんかねえ……
[幸せになってくれ、との言葉に。クレイグの顔は更に複雑な表情を見せる]
俺が……どうして俺に、そんなこと言うんだよ……ワケっ、わかんね……
お前らの幸せ、ブチ壊したのは…俺だろうが……何で、そんなこと言えんだよ………
[トキワの寂しそうな表情を見れば。感情はますます揺れて。小さく、嗚咽すら漏らしてしまう。
何故、こんなに感情が揺れるのか。わからない。わからない……]
「ねェ、トロイさん。少し手伝って頂戴」
[そう言った表情に、一瞬でツバキが死んだ事を悟る。]
(あれだけ姦しかった少女が…なんて、脆い。)
…何を。
私に任せていいものなのか?
[断る理由も無かったが、承諾する理由も無かった彼女は、そう聞いた。]
[誰かと関わりをもったもの達が死に…関わりの先にある者たちが残され、生に執着のなかった自身が今生きている。現在では生きる理由はできたが、それでもやりきれなさを感じずにはいられなかった]
あいつらの分まで…と言っても、許されるだろうか。
[誰かを"処刑"する会議を引っ張ったのは自分たちだ。
能力を明かすと決めた時点で、死なない限りはずっと会議を見守るつもりだ]
『本当に人狼を処刑するしか方法がないのか、共存出来ないのか…そんな分かり切ってるのにそこに縋りたく感じています。』
『駄目だ。処刑は『やらなきゃならねえ』んだ。』
[今まで交わされた言葉が渦を巻く。
殺すのが人狼の、本能。そして互いに自分の身を守るために…死にたくないもの同士の会議は始まる
同じか。狼も、オレ達も。ーーただ発火点がそれぞれ噂と、"死"なのだ]
ーーどうしてこまどりは殺された?
[ぽつりと漏らした呟きに答えは返らず、ただ虚空の闇に溶けていくばかりであった。
東の空には、朝の光が無慈悲に注ぎはじめたところであった]
[>>34>>36クレイグの身体が強張っている。震えている。
クレイグとつないだ手に少し力を込めた。
それは、いつもクレイグが自分にしてくれたことだった。
ただそれだけで気持が落ち着いた。
自分にクレイグの気持を全て理解することはできない。
トキワの気持も、全て理解することはできない。
クレイグの疑問に応えられるのはトキワだけだ。
言葉で安心させることができないなら、せめてと、その手を強く握った。]
[言ってしまった、手伝ってと、人に言ってしまった。もう引き返せない。引き返さない。理性など知ったものか]
何を…そうよね、お願いするんだもの、お話はしなくちゃね。
彼、歩けなくなってしまったの。でも私じゃア抱えて歩けないから、首を落とすのよ。首だけなら、私だって運べるから。そしたら彼と何処へでも一緒に行けるでしょう?
それからね、トロイさんって、お医者さんみたいな事も出来るかしら?
彼が腐ってしまわない様に、して貰える?
[にこ、と貼り付けた様な笑みを浮かべ、トロイに事情を話す。もう、鉈を握っていた手に余計な力は入っていない。ごく自然に、これから行おうとしている事に最早何の迷いもないかの様に]
ー回想ー
[銃を鞄に仕舞い、苦い顔で本屋を振り返り、その場を後にする]
[今まで生きる為に生物の生命を奪ってきた事は何度もあった。それはもはや日常であった。
…だが、相手が人間の形をしている者の場合は、そうはいかない。
人間が死ねば関わり合ったもの達が哀しみ、時に大仰な葬列となる。
そんな光景を横目に見ていて、いつの間にか誰の心にも哀しみを遺さないよう距離をとって生きるようになっていた]
………何で今、生きているんだろうな
[もし今ここにマリーベルがいれば"声"で言われたように怒られていただろう。それでもぽつりと声に出してしまった]
[人と関わり合った人狼…相手が人狼だとしても愛し合った者達。人狼の歪んだ…純粋な愛。]
[誰かと関わりをもったもの達が死に…関わりの先にある者たちが残され、生に執着のなかった自身が今生きている。現在では生きる理由はできたが、それでもやりきれなさを感じずにはいられなかった]
ー回想ー
[銃を鞄に仕舞い、苦い顔で本屋を振り返り、その場を後にする]
[今まで生きる為に生物の生命を奪ってきた事は何度もあった。それはもはや日常であった。
…だが、相手が人間の形をしている者の場合は、そうはいかない。
人間が死ねば関わり合ったもの達が哀しみ、時に大仰な葬列となる。
そんな光景を横目に見ていて、いつの間にか誰の心にも残らないよう距離をとって生きるようになっていた]
………何で今、生きているんだろうな
[もし今ここにマリーベルがいれば"声"で言われたように怒られていただろう。それでもぽつりと声に出してしまった]
"失えば"わかるのだろうか。
[人と関わり合った人狼…相手が人狼だとしても愛し合った者達。人狼の歪んだ…純粋な愛。]
[誰かと関わりをもったもの達が死に…関わりの先にある者たちが残され、生に執着のなかった自身が今生きている。現在では生きる理由はできたが、それでもやりきれなさを感じずにはいられなかった]
「首を落とすのよ。」
…それで、いいのか。本当に望んでいるのか?
[誰が、とは言わない。それは、彼女からのベニヲに対する最初で最後の引き止め。拒絶されれば、もう一度繰り返す事は無いだろう。]
「彼が腐ってしまわない様に、して貰える?」
常温保存なら二週間が限界だ。それも、安置しておくのが望ましいが。
[そう言って、ベニヲの瞳をじっと見つめた。]
>>+35>>+36
[テレーズはありがとうとしか言わない。まだ戸惑っているんだろう。テレーズはとても優しい性格だったことを思い出しテレーズの方へ向き直り、笑いかける]
テレーズさん、あなたも相当苦しい想いをしたんじゃないですか?僕らのことまであなたが背負わなくていいんですよ。
[今度は二人に対して話す。まるで小さい子に諭すように]
僕が死んだのはもちろん疑われたのもありますけど、シュカを守りたかったのと、みなさんのいろんな想いを飲み込んで逝きたかった。でも逆にあなた方を苦しませていたんですね…。
[ふ、と笑い、次にクレイグに向く]
あいつらの分まで…と言っても、許されるだろうか。
[誰かを"処刑"する会議を引っ張ったのは自分たちだ。
能力を明かすと決めた時点で、死なない限りは最後まで"投票"を見守るつもりだ]
『本当に人狼を処刑するしか方法がないのか、共存出来ないのか…そんな分かり切ってるのにそこに縋りたく感じています。』
『駄目だ。処刑は『やらなきゃならねえ』んだ。』
[今まで交わされた言葉が渦を巻く。
殺すのが人狼の、本能。そして互いに自分の身を守るために…死にたくないもの同士の会議は始まる
同じか。狼も、オレ達も。ーーただ発火点がそれぞれ噂と、"死"なのだ]
ーーどうしてこまどりは殺された?
[ぽつりと漏らした呟きに答えは返らず、ただ虚空の闇に溶けていくばかりだ。
東の空には、朝の光が無慈悲に注ぎはじめた]
/*
なんだろう、嬢がこうやって、クレイグにこういう接し方してくれて、凄く思うのが、自分のした事が自分だけの為で、相手の事思いやってとかそう言うんじゃ全然なかったとしても、それが、相手にとって、救いになったなら、それだけで、自分も、こんなに救われた気持ちになるんだなあ…ッて…(号泣)
[トロイの、引き留める様な言葉>>83に、喪いたくて押し込めた感情が瞳に戻る。ほんの一瞬]
だって、きっと私、殺して貰えないわ。それに、狼に夢中で、きっと皆、彼の事忘れていくわ。
彼が私のこのちっぽけな命を大切にしてくれて、彼がこの浅ましい村を大切にしていたんだもの。浅ましい、彼の愛を一方的に貪っただけのこの村を、私も愛するわ。
でも、ひとりは辛いの。ひとりでは堪えられないの。怖いのよ、私も彼の事、忘れてしまいやしないかって、とっても怖いの。ねェ、お願い、私とツバキさんを、ずっと一緒に居させて。
貴女にそんな義理無いって分かってるのよ、それでも、お願いよ
[保って2週間、それだけあれば十分過ぎるくらいだ。狼が殺されるのを見届けさえ出来れば、満足なのだから。あゝ、望みが叶えられるのかも知れない。絶望の中に安堵の混じった、暗い涙が一筋だけ頬を伝った]
[そしてクレイグに向けて一歩分踏み出し、軽く抱きしめる]
迷ったり苦しいと感じるのはあなたがまだ人間の感情を持ってるからですよ。完全に堕ちなくてよかったですね?
まぁ…怒ってないのは本当なんですが、シュカを最後まで守れなかった制裁…ということで………
[抱きついた体勢のまま、クレイグのみぞおちに拳を入れ、にっこり笑って離れる]
僕らはもう幽霊ですからね、痛みなんて感じませんが形ばかりの制裁をさせてもらいました。受け取ってくださいね?
[もう一度二人に向けて話す]
僕ばかり話してすみません。なにか…僕に言いたいことあります?
―染みのある裏路地―
[トロイのところを出て、ここまで歩いてきたが、それが限界だったのか、崩れ落ちて座り込んでしまう。
人狼との取引、人狼に与す側の人間とのやり取り。
自分が、狂っている気がした。
どこまでが演技で、どこまでが本気なのかも解らなくなっていた]
でも……まだ……。
[まだ終われない。冷酷と言われようと、狂っていると言われようと、やらないといけない事が残っているから。
手を伸ばせば変色している場所に触れる。
そこは彼が死んでいた場所]
やっぱり私……死んだとしても、あなたには会えないわ。
[会いたいと願う。無理をするなと言って欲しいと思う。
抱きしめてほしいと……。
だけど、自分のしている事がやはり許される事ではなく、またメイちゃんの返事がなくても、自分が下す決断は、誰かを傷つけるものだと解っているからである]
最後まで…戦う……。
[そうつぶやくと、自分を奮い立たせて立ち上がり、薬屋の方へと歩いていく]
「……アルカさん?」
……もう少し、こうしててもいいかな…?
[いくら見ないようにしても、近いうちに必ず訪れる離別。それまでに…]
―薬屋軒先―
[ベニヲがいるとしたらここだろうと思い、歩いてくる。
すると、店の前に、誰かがいるのが見える
先ほど別れたばかりのとトロイと、ベニヲである。
先ほどで、今とはタイミングがと思いつつ]
こんにちは。
[声をかけて二人の反応を待つ]
[トキワはクレイグに対して謝る]
殴って、すみません。守れなかったのは全て僕のせいなんで別にあなたは僕に殴られるいわれなんてないんですけどね。
[ごめん、と笑いながら頭を下げる。いつもの冗談だと分かって欲しいなと思う。そしてクレイグも一緒に笑ってほしいなとも願う]
>>+38
「僕らのことまであなたが背負わなくていいんですよ。」
「でも逆にあなた方を苦しませていたんですね…。」
[そして、これでチャラだとばかりに、クレイグの鳩尾に一発。>>+39
一連の行動を見て苦笑する。]
…あなたらしいわね…。
それでも、わたしは「ごめんなさい」を言いたいわ。
…そして「ありがとう」
「こんにちは。」
[今度の客は望まれざる客だった。マリーベル。彼女は、ベニヲの愛しい人の命を奪った者]
[しかし、彼女を憎く思わない。それがツバキの望みだから]
アラ、こんにちはマリーベルさん。お薬が必要かしら?
[それとなく、握った鉈がマリーベルの死角に入るように腕をずらすと、白々しいくらいいつも通りの笑みを貼り付ける]
>>92
[いつも通りの笑顔を見ると、すぐに解る。
無理をしているのだと]
ううん。ベニヲちゃんはどうかと、見に来たの。
[心配そうな、表情を浮かべるが、大丈夫とは聞けないでいる]
でも、ここでトロイさんに会うとは思わなかったわ。
昨日の事を思うと……。
[先ほど会っていた事などおくびも出さずに、昨日のトロイの様子を思いだし、視線を落とす]
[一瞬だけ、濁っていた瞳に光が戻る。それを見て浮かんだ自身の考えの甘さに反吐が出そうになった。]
「だって、きっと私、殺して貰えないわ。それに、狼に夢中で、きっと皆、彼の事忘れていくわ。」
「でも、ひとりは辛いの。ひとりでは堪えられないの。」
"死が2人を分かつ事は無い"…
[先日会話した狼の言葉を、小さく呟く。その後に続いた言葉は言わずに。]
…私のようには、なるなよ。
[逡巡し吐き出したのは、それだけだった。掛けたい言葉は沢山合ったのに、掛けていいと思えるものは一つも無かった。彼女の眼から、ベニヲは何かを感じ取っただろうか。]
(お前が覚えていてやればいい。)
(村を恨めばいい、私を恨めばいい。)
(ひとりが恐ろしいなら、隣にいてくれる生者を探せばいい。)
(次第に腐敗するそれに耐えられるのか、後悔しないのか。)
(それを口にするのは…ただの、私のエゴだろう。)
[何故この娘にこんなにも肩入れするのか、彼女自身理解出来ていなかった。]
[瓶の事を聞いてきたベニヲに、]
あぁ…使わせてもらった。
[その数時間後には全部割った、などとは勿論言わない。マリーベルにその光景を見られていた事を思い出し、内心舌打ちをした。]
>>96
そちらの意味の、心配ではないわ……。
[一人残される方の心配。どんなに呼びかけても、返事はなく、触れても触れ返して貰えない、その絶望感。
でも、今のベニヲを見ると、これ以上は振れるのはよくないと思う。
また、トロイと何かしたいのかもしれない。
そう思うと、すぐに立ち去る判断をする]
お邪魔みたいね。ベニヲちゃんの様子が見えたから、私はそれでいいわ。
……ねぇ、私が言えた義理ではないけど、ツバキさんにありがとうと伝えて。
[頭を下げてから歩いていく。
ベニヲの様子も見れた、あとは何をすべきか考えて]
[繋いだ手に、力がこもるのを感じた>>+37。それが、ひどく、今は、嬉しい。
トキワが、語る。
シュカを、守りたかったのだ、と、トキワは言う>>+38。そして自分たちを逆に苦しませていた、と。
おれは、苦しんだのだろうか?クレイグは自問する。自分は、嗤ったのだ。人の、愚かさを。簡単に…あまりにも簡単に、なびく。疑う。そんな彼らを、嘲り、笑ったのだ。苦しんだ……違う。]
俺は、違う、苦しんでなんかいなかった、ただ……?トキワ、お前……
[急に。抱きしめられる>>+39。それは緩やかなものであったが。そして、拳を一発、入れられる。痛みこそ感じないものの、鈍い衝撃が走った、気がした。
言いたい事があるか、とトキワは問う。
言いたい事は、あった。トキワは言った。まだクレイグが人間の感情を持っているのだと。
人間の感情を。持っているのだと。…気がつけば、叫んでいた。]
……違う、俺は…俺は、あン時、そんなモン、全部、捨てた…捨てたんだ……!!
俺は、人狼だ…あいつよりも!!ずっと、人狼だった!!!
[否定しないと、自分が引き裂かれそうだった。父を喰らい、その快楽に身を任せたあの夜、人間である事をやめた、やめた筈だった。事実。あいつ……メイよりも。その魂は赤く赤く、堕ちていた、筈、だったのに。]
おれ……は……
[なんなの、だろう。トキワは、自ら望んで魔性に身を堕とすものもいると言った。それが何故か、聞いてみたいとも。では、自分は?自分は何だったのだろう…?気がつけば、泣き崩れていた。]
/*
……この状況にどうケリをつけるか、だなぁ。
狂気に満ちたまま終わらせるのはちょっと。
そういう意味で、気丈なマリーベルは絶対に襲撃しない。
アルカも襲撃しない。
この2人はプラス要因として必要。
*/
「……ねぇ、私が言えた義理ではないけど、ツバキさんにありがとうと伝えて。」
[マリーベルが去り際に残した言葉。貴女が殺したくせに。許さない。許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない]
(でも、ツバキさんには伝えてあげるわ。だって、貴女は彼の愛に生かされているんだもの)
[ベニヲに手を引かれ、店内に入る。戸が閉められる直前に肩越しにマリーベルを見たが、もう背を向け立ち去ろうとしているところだった。そして、視線を前へ戻したときに見えたベニヲの眼。]
(…これはもう、)
[それ以上声をかける事は無く、黙ってベニヲの後についていった。]
[+44泣き崩れたクレイグを、そっと包み込むように抱きしめる。そして優しく、言い聞かせるように、語りかける。]
あなたは人間。
倒れたわたしを抱きかかえて、連れて帰ってくれたのはどうして?
あなたの過去を教えてくれたのはどうして?
人間の心がないなら、わたしが倒れようが、死のうが、放っておけばいい。
過去を教えてくれたのは、全てを洗い流して、やり直したかったんじゃないの?
わたしは、「人間」のクレイグしか知らない。
あなたは、「人間」…
[いつの間にか眠っていたようだ。眠気などないというのに、不思議な気分だった]
さて…行きますか。
[クレイグの叫びは聞こえていた。スッと立ち上がり、そちらに近寄る]
おいおい。ひでぇ顔だな?クレイグ。
[泣き崩れているクレイグに右手を差し出す]
立てよ。一発殴ってやろうと思ってたのに…これじゃ殴れねぇな。
[ニヤッと笑い、テレーズの方を見る]
テレーズも、お疲れさん。結局最後まで守ってやれなくて悪かったな。
[まぁ、1人じゃないことが救いか…と付け加え、少し羨ましいな。と呟く]
「あぁ…使わせてもらった。」
そう、お役に立てたみたいでよかったわ
[そう話しながらトロイを店内に導くと、簡素な鍵を閉めて、外部の接触を断つ]
それで、一応キチンと聞いておくけれど、手伝ってもらう事が出来るかしら?
[そう言ったベニヲの顔からは、もう笑顔は消えていた]
[トキワは困ったように笑い、もう一度、さっきよりも強くクレイグを抱きしめる。テレーズが先に抱きしめていたが、2人構わず抱きとめる]
…はぁ。クレイグ。きみたちは本当に泣き虫ですねぇ……。なんなんですか、オズワルドさんといい、あなたといい。
苦しむなとは言わないですが、あなたのアイデンティティは「人狼」だけなんですか…?
[それ以降は話さず、昨晩オズワルドにしたように背中を呼吸に合わせてポンポンとたたき、あやす]
― 回想・シュカの記憶 ―
[シュカとその親友――コレットは、森の茂みの中で1匹の獣を見つける。
子犬のように見えて、狼のようにも見えるその獣を、2人は大層可愛がった。]
ねぇ、この子の名前何にしよう?
「名前? そうだなー、うーん。」
とびっきりかわいい名前がいいな。コレット、何か思い浮かばない?
「どうしよう。ポチとかコロとか……はさすがにちょっと、ね。
今度本屋に行って、いろいろ名前について調べてみない?」
本屋かあ。うん、そうしよう!
[シュカとコレットは獣の子を育て、名前を付けてあげようとした。
それは2人の大切な記憶。友情を証明する、大切な思い出。]
ー回想・裏通りー
[会議の後、ひとまずクレイグが指定した時刻まで家で過ごそうと裏通りを歩いていると、長身の男の姿が目に入る。テオドアだ。
こちらに気付いたようで、声をかけられる]
「あんな質問をされた理由。お聞かせ願えますか?」
ああ…そう言えば話の途中だったな。
そうだな…法則性が分かれば、分かりやすかったんだが…。
…まあ、まどろっこしいのも何だ。…見せてやるか
[そう言い、周囲に自分とテオドア以外の人間がいないことを確認しフードを取る。
その下には、狼のような獣の耳が生えていた。
口を開ければ歯も若干伸び、爪も多少尖っている
テオドアが何か反応する前に口を開く]
…人を襲いたいとは全く思わないんだ。人狼の奴らの"声"も聴こえないしな。ただ夜になると妙にざわざわするが。
この騒ぎが始まってからこんな風になった。
…きっとオレの父は『元々人狼だったもの』なんだろう。
人狼に望まずに『成る』方の奴には、こういうパターンもある…その因子が"血"の場合もあるだろうか。
そう思ったんだ
/*
今みたいな騒ぎに巻き込まれれば人狼の血が勝ち、人狼になるかもしれない
望まずに『成る』パターンにはこういうのもあるんじゃないか
*/
コレットの馬鹿! もう知らない、いなくなっちゃえ!
「こっちこそ、シュカとなんかもう会いたくない! 絶交だ!」
[――しかし。
たった1度の、何がきっかけかも分からないすれ違いが元で、2人は大喧嘩をした。
毎日のように出会って一緒に遊んでいた2人が、それきり会わなくなってしまう。
つまらない意地の張り合いで。
1ヶ月ほどした頃。
シュカはようやく、喧嘩をしたことを後悔して、我慢できずにコレットに会いに行った。
仲直りをしようと。また一緒に楽しく遊ぼうと。
――しかし。
コレットの家があったはずの場所には、誰もいなくなっていた。
戸惑うシュカに、その近所に住む人は言った。
“コレットの一家は、遠くの村へ引っ越した”――と。]
人狼に『成る』奴には、その因子が"血"の場合もあるだろうか。
そう思ったんだ。
いつか人狼の方の血が逆転するかもしれない…。とな。
[喧嘩なんかしなきゃ良かった。別れの挨拶も言えないなんて。シュカは後悔を募らせる。
コレットと仲直りをしたい。ごめんね、って一言だけでもいいから、伝えたい。
話を聞くところによると、コレットが引っ越していったのは本当に遠くの村で、使われる言語すら違うような場所だという。
シュカが1人で会いに行くには不可能な距離だった。
シュカは、どうしても遠くの村へ行きたいと両親に懇願する。]
「何を言ってるんだ。そんなの、無理に決まってるだろう。」
「コレットちゃんのことは諦めなさい。きっと元気でやってるわよ。」
[当然ながら、両親の反応は否定的だった。村で立派な果樹園を構えるこの家族が、この地を離れるわけにはいかないのだった。]
いやだよ、いやだ……! コレットに会いに行きたい……会いたいよ……。
「いい加減にしなさい! 友達の1人や2人、また作ればいいだろう!」
[駄々をこねるシュカの頼みを、とうとう父親は怒鳴りつける。
シュカは泣いた。自分の部屋に閉じこもって、しばらくは誰とも会わなかった。
唯一会ったのは、コレットとの友情の証である――彼女が村に残した、あの獣。]
[崩れた身体を抱きしめられる>>+45。そっと。その『温かさ』に。心が、震える。
静かに。水を沁み込ませるように。テレーズは語る。
「あなたは人間」だ、と。]
……なンで……だったか、な、あ……思い、出せね………っ…
[嗚咽混じりに、やっと、そう答える。テレーズの問いに。
彼女を、ことあるごとに助けたのは、己の手で、殺したかったから。…死神などに、奪われたくなかったから。彼女を、殺す、愉しみを。
だが、昨日、集会所で。彼女を連れて帰ったのは。
何故、だったのだろう?
解らなかった。ただ、ひとりでに、身体が動いていた。
過去を教えたのは、何故だったのだろう。解らなかった。赦しが欲しかったのかも知れない。受け入れて欲しかったのかも知れない。
何故、そんな必要があったのか。わからない、ずっと紡いで来た糸が、ぷつん、と。切れてしまった。]
[トキワが、困ったように、子供をあやすように。テレーズの腕の上から、抱きしめてくる>>+47。]
っげーよ……俺、ここ、数年…泣いて、ねえしっ……!
[泣き虫と言われれば、そう反論するが、まるで説得力がないのは自分でも解っていた。アイデンティティの事について触れられれば]
……俺は……ぜんぶ……残ってない………残って、ねえから……
[だが、テレーズは 言った。人間の心がない、なんてことはないと。悔しさややるせなさが、ないまぜになって。また、涙を流す。暫く、そうしていただろうか。
気がつけば、ケーリーが目の前に立って、右手を差し出していた>>+46。]
ケーリー……
[ああ、顔だけじゃない。酷い声をしている。あの夜、彼を殺した手で、その右手に捕まり、立ち上がる。]
………わりぃ………
[それだけ、言うのが。やっと、だった。]
…人を襲いたいとは全く思わないんだ。人狼の奴らの"声"も聴こえないしな。ただ夜になると妙にざわざわするが。
この騒ぎが始まってからこんな風になった。
もしもまた今みたいな騒ぎに巻き込まれれば…こっちの血が勝つかもしれない。
…きっとオレの父は『元々人狼だったもの』なんだろう。
人狼に『成る』奴には、その因子が"血"の場合もあるだろうか。
そう思ったんだ。
[コレットがいなくなってから、拾った獣の面倒はシュカが看ていた。
時々、淋しさに負けて、話しかけたりしていた。]
……君は、あたしたちに会うまでずっと1人だったのかな。
1人でも頑張って生きてきたのかな。
えらいね……。
あたしにもチカラがほしいな。
1人でなんでもできるチカラが。
……こんな村なんて抜け出して、どこにでも自由に生きられるチカラがさ。
[シュカは獣の子の頭を撫でる。獣の子は小さな鳴き声を上げて、シュカに縋り付いてきた。
シュカは思い切り抱きしめて、涙を零す。
その日、シュカはその子を自宅の庭に連れ帰った。
これからは一緒に、自分のすぐそばで面倒を見られるように。
親友がいなくなった淋しさを紛らわせるために。]
ーツバキの寝室ー
[静かに、眠っている人を起こさないようにするかの様に、ベニヲはツバキのそばに腰を下ろす。そして愛おしそうに彼の額を撫でながら口を開いた]
今朝からこんななの。ちっとも起きてくれやしないのよ。
顔色も酷くって、あのママじゃあとても人に会えやしないと思って、少しお化粧してみたの。どう?ツバキさん女顔でしょう?似合うと、思わない?
[部屋の入り口に立っているトロイに向けて、しかしツバキの顔から視線を逸らさずに話す]
アァ、そう言えば、ねェツバキさん。マリーベルさんが、貴方にありがとうって、そう言っていたわ。少し腹が立ったけれど、私もう、貴方が面倒見てくれなくたって平気なように、こんな事で大きな声なんて上げないわ
[愛おしそうに、目を細め、静かに額から頬に向かって何度となく撫で続ける]
…きっとオレの父は『元々人狼だったもの』なんだろう。
人狼に『成る』奴には、その因子が"血"の場合もあるだろうか。それを確かめたかった。
…ああ、念の為言っておくがきっと他の村でまた人狼騒動に巻き込まれない限りは人間のままだ。多分な…
>>+46
「結局最後まで守ってやれなくて悪かったな。」
[どこからか出てきて謝るケーリーににこっと笑って首を振る]
いいえ。
あなたが守ってくれたから、クレイグは人間に戻れたのよ。
守ってくれて、ありがとう。
[もしもあの日、テレーズが襲われていたら、
クレイグは人狼の心に囚われたままだっただろう。
そしてクレイグに顔を戻し言い聞かせるように]
あなたは「人間」に戻れたの。
「人狼は人間に戻れない」なんて言っていたけど、あなたは戻れたの。
/*PCちゃんがいやだーいやだークレイグに会いたくないーヾ(:3ノシヾ)ノシ
ってしてて動いてくれませんせんせー…*/
[だけどそれが――シュカの悲しみに拍車をかける要因となった。
次の朝、シュカは獣の子に会おうと早起きして、庭に飛び出た。
しかし庭のどこにもその子はいない。
一体どこへ? まさか逃げ出したなんて……ちゃんと鎖は繋いでいたはずなのに。
必死で探し回るシュカ。その時、彼女の背後から妹のだるそうな声が聞こえた。]
「いい加減にしてよおねえちゃん……。こんな朝っぱらから、どうかしてるよ。」
ミレイユ! あの子犬、どこいったか知らない?
「知らないよ。あんな汚い犬、飼うようなものじゃないでしょ。」
……ミレイユ、あんた、何かしたの?
―広場―
[薬屋を後にするときに、背中に悪寒が走った。
そして自覚する。
――ああ、恨まれているんだと…。
それでも、何とか広場まで来て、ベンチに座り息を吐きだす]
はぁぁぁぁ………。
[貯めていた息を吐き出し、改めて思う。
村をベニヲを守りたいと言ったツバキの言葉が、彼女の憎しみを押しとどめているのだろうと。
だけど、それはいつまで続くか……。
やはり、憎む対象は必要だと、改めて実感する]
だけど……
[両手で顔を覆いながら俯く。
叫んでしまいたい。うちに留めている思いを全て。
最後の時まで一緒にいたのでしょ?
一人ではなかったのでしょ?
でもね、彼は一人だったのよ?
寂しく一人で、安らぎも何もなく……。
なぜ、なぜなぜなぜ…なぜ彼だけが……と、食って掛かりたい]
[いつの間にか、指には力がこもっているので、力を抜き空を見上げる]
まだ……まだ終わっていない……。
[だからどんな事も、しまいこまなければいけない。
この力を持ち、名乗り出る時に全てを背負うと決め、どんな事をしても守ると決めたのだから……]
/*
確かに…あの日テレーズ襲えてたら、浄化ルートには入らなかったなあ…
そのままどんどん狂ってノーフューチャーだったろうなあ………
ああうん、涙腺は決壊してますが何か
[やる事、私がする事。
後、何をすればいい……。
それを、何度も、何度もそれこそ気が狂ったように、考える。
時間になるまで、その場から動かずに]
/*
電池が切れてですね、今回初めて灰に長文落としてやるーって打ってたのが消えたぞ!!ヽ( ´ ▽ ` )ノひゃーw
うちの子は呪詛ガールだけどねーって話がしたくてな!
ベニヲはツバキに生かされたってことに執着してるんよ。本質はきっと愛されて、だから幸せになれるようにっていうのが目的なんだけど、ベニヲの中でその目的のための手段であったはずの生きるってことが目的になってしまってるんよね。だから、ここまでとここからは生に対する執着の質とかが変わるかなーとかとか?
で、ツバキが愛したのっていうのが自分だけじゃなくて、村も同様だから、村に殺されたって思ってても、好きな人の好きなものを好きになってみせるってスイーツな論法で、表面上は村を愛するからその反動も込みでものすごく呪詛ガール。村の人にはベニヲがどれだけ村を呪ってるか知られちゃいけないわけだよ。状況証拠はギリギリ許されるけど、バッチリ証拠を抑えられたら負けーヽ( ´ ▽ ` )ノ
研究者 テオドアは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
/*
まーその生に対する執着の質の変化って、わたしに書ききれるものじゃないから、そこはお察しだけど><
とりあえずツバキにずっとそばにいてもらうためにくびちょんぱする以外、誰かを物理的に傷付ける予定は皆無だから、呪詛ガールの被害を被るのはタブンPLさんだけだよ!
[シュカは妹を問い質す。すると、とんでもない返事が返ってきた。]
「うるさくてたまらなかったんだよ。庭を走り回る音も、夜中の吼え声も。落ち着いて勉強できやしないもん。
お父さんもお母さんも同じこと言ってたよ。だから、わたしがうるさくない場所に追い払っただけ。」
……追い払った、って、どこに!?
[ミレイユは、家の裏手にある林を指差した。シュカは顔を真っ青にし、そこへ駆け出す。
探す。探す。樹木の裏も、芝生の中も、岩の陰も、全部探す。
しかし、シュカが可愛がっていた獣の子は、どこにも見当たらなかった。]
「逃げたんでしょ。自由の身になって喜んでさ。」
[ミレイユは悪びれもせず、姉の無様な様子を嘲るように言う。
本当に彼女に悪気はない。ただ、シュカにとってその獣がどれほどの価値を持つか、分からなかっただけ。]
なんで……なんで……っ! ひどいよ……!!
あの子はあたしとコレットの、たったひとつの思い出だったのに……!
「なんで……って、そんなこと言われても……。お、おねえちゃん?」
[ミレイユは、突然泣き出した姉の顔を見て、少しの気まずさを覚える。
だけど言うべきことは言わなきゃならない。ミレイユはそう思い、冷静に言い放った。]
「いつまでそんなにめそめそしてるの。戻らないものは戻らない。……あの犬も、おねえちゃんの友達も。
悔しいなら前を向いて。真面目に勉強して、村の外に出るためのチカラをつけるの。
だって、おねえちゃんは今のままじゃ何の仕事もできないでしょ? だから将来はお父さんの果樹園を継ぐことになる。
そうなったら永遠に、村の外には出れないんだから。」
[ミレイユはそれだけ言い捨てると、シュカに背を向けて立ち去る。
シュカは林の中に1人残され、悲しみに暮れた。]
……そんなの、そんなの、分かってるよ……。
だけど、だからって、ひどいよ、ミレイユ……ひどいよ……!
う、うう、うわあぁぁぁ……ぁん!
[泣き叫んだ。ただただ、泣き叫んだ。
ミレイユの言うことは、シュカは分かっているつもりだった。だけど、タイミングが最悪だった。
親友との突然の別れ、そして、その親友が残したたった一つの思い出との別れ。
それらの傷が重なったシュカの心には、負の感情が宿った。]
会いたい。コレットに会いたい。……会って、ちゃんと謝って、もう一度一緒に遊びたい。
お父さんも、お母さんも、ミレイユも、あたしの気持ちなんてちっとも分かってくれないんだ。
……もう、いやだ。果樹園もうちの家族も、何もかも嫌だ。
全部、消えてなくなってしまえばいいのに――!!
ー回想・裏通りー
[会議の後、ひとまずクレイグが指定した時刻まで家で過ごそうと裏通りを歩いていると、長身の男の姿が目に入る。テオドアだ。
こちらに気付いたようで、声をかけられる]
「あんな質問をされた理由。お聞かせ願えますか?」
ああ…そう言えば話の途中だったな。
そうだな…法則性が分かれば、分かりやすかったんだが。
…まあ、まどろっこしいのも何だ。…見せてやるか
[そう言い、周囲に自分とテオドア以外の人間がいないことを確認し、フードを取る。
その下には、狼のような獣の耳が生えていた。
口を開ければ歯も若干伸び、爪も多少尖っている]
…人を襲いたいとは全く思わないし、狼の"声"も聴こえないからまだ人間ではあるんだろう。
この騒ぎが始まってからだ。こんな風になったのは。
…オレの父は『元々人狼だったもの』なんだろう。
人狼に、能力者に…『成る』奴には、その因子が"血"の場合もあるだろうか。それを確かめたかった。…そうでないと説明がつかないからな。
ああ、念の為言っておくが、初日からこれ以上は変化しない。
きっと他の場所でまた人狼騒動に巻き込まれない限りは…人間のままだ。多分な…
[そう言ってフードを元に戻し、返事を待つ]
[クレイグが、差し出した右手を掴んで立ち上がる]
「………わりぃ………」
気にすんな。お前を信じたのは俺だ。俺が決めたんだ。だから、罪悪感とかつまんねぇこと言うなよ?
[人狼クレイグではなく、人間クレイグに向かって言葉をかける。彼はかけがえのない友人なのだ]
「あなたが守ってくれたから、クレイグは人間に戻れたのよ。
守ってくれて、ありがとう。」
[テレーズからの感謝の念を感じる。むしろ、感謝したいのはこっちの方だ]
俺の方こそ、ありがとう。テレーズがいなきゃ、クレイグは人狼のままだった。お前がクレイグの魂を救ったんだよ。
[そこまで言ったところで、広場に姿を現したマリーベルに気づく]
じゃあ俺は行くな。また会おうぜ。
[クレイグとテレーズ、そしてトキワに手を上げて、ケーリーはマリーベルの元へ向かった]
― 現在・学校の裏の森 ―
[シュカの記憶はその叫びで途切れ、意識が現在に戻った。
――とうとう、思い出した。]
……あの時。あたしは、確かに願った。
“何もかもなくなってしまえばいい”って。心の底から。
そしてそれから、人狼の噂が流れるあの日まで、
あたしはその感情を押し殺して……心のどこかに抱えたまま、解消できずに生きてきた。
……あたしが人狼に“なった”のは――そのせいだったのかも。
もしかしたら、“あの子”が、あたしの願いを叶えてくれたのかな。
人間を超えたチカラ。この村を滅ぼせるチカラ。
あたしが確かに、あの時に願ったものだ……。
[シュカは、両手で顔を覆った。
この悲劇の引き金を引いたのは自分自身――そう思って。]
/*
あーそうか、クレイグは自分が不幸だったなんて思いたくないんだなあ。
人狼としての自分を肯定したい、そんな気持ちがあるから、今こんなんなってるんだ。
>>+49
[チクチク嫌味ったらしい言葉で返し、いい笑顔をたたえながらクレイグをあやしている]
数年泣いてなくてもここ数日は泣き通しだったんじゃないですか?
泣いてようが泣いてなかろうが別に興味ありませんが、今泣いてますよね?
[思わず笑いがもれてしまうが、洗礼を受けてもらわねばなるまいと、ついいじめてしまう]
アイデンティティがなくなったんですか?僕の所持していた人形ですらアイデンティティ持ってたんですよ?あなたからは消えちゃったんですか?今泣いてる理由はどこからくるんです?
僕と顔合わせた時の震えや気まずさは何だったんです?
[ひと息で話したため、ふう…と呼吸をする]
[そして、もう一度。今度は穏やかに話す]
時間はたくさんあるんです。こんな姿を晒しても離れずに支えてくれるテレーズさんがいるんです。
アイデンティティが全部無くなったと言うのなら、じっくり考えるいい機会じゃないですか。
あなたが人間になれることを祈っています。
…本当はこんなことが言いたかったんじゃなくて、もう死んだならみんな生前の人間とか妖魔とか人狼とか取っ払って、一緒にまた笑いたかったんですよ。僕は、クレイグともまた一緒に笑ったりふざけたい。
…では僕も、もう行きますね。また墓場で会いましょう。
[最後にクレイグの頭をくしゃくしゃっと撫でてからテレーズに笑いかけ立ち去った]**
[ベンチに座るマリーベルの隣へ腰を下ろす]
ただいま。
[軽く声をかけ]
まーた抱え込んでんのか?
[まだ終わっていないと漏らす彼女を見て、心が締め付けられる]
もっと肩の力抜いて…って言っても難しいか。少しずつ、前に進んでいきゃいいさ。
[彼女の内緒の話…というのが、殺してほしいという話だったとは思っていないケーリーにとって、マリーベルがこれからも生きていくことは前提となっていた]
お前が死ぬその時まで、俺はずっと見守ってっから。
[これが、ケーリーが出した答え。彼の愛の形。マリーベルが動き出すまで、彼がその場から動くことはないだろう]
うわあああんシュカああああ(;ω;)
シュカの味方になれて良かったよ。
シュカに喰われても引きちぎられても、別に良かった。
早く会いたいよおおおおお(;ω;)
……でも、今となっては、もう、どうでもいいか。
あたしはこの手で、家族を殺した。お父さんも、お母さんも、ミレイユも。
それが人狼の本能によるものだったとしても、あたし自身の願いだったとしても、
もう……関係ない。
あたしはもうすぐ処刑される。
このチカラを振るって、村のみんなを救う時間も残されてない。
……もう、何もかも意味はないんだ……。
[この村に悲劇の種を振りまいて。
愛し合う者達を引き裂いて。
生き残った者を悲しみの海に沈めた。
そんなつもりじゃ、なかったのに。
完全に村を滅ぼすこともできず、残った者に救いを与えることもできず、
やり場の無い感情の矛先として、惨めに死ぬ。
それだけ。
シュカにできることは、もうそれしかない。]
[テレーズが繰り返す。『戻れたの』だ、と>>+50。人間に戻れたのだと。…クレイグは。躊躇いがちに、しかし、正直な、思いを伝える。]
……『戻れた』…か…。
俺…さ。正直。人間に戻りてえとか。そう言うの。考えた事もなかった。
人狼であることに不満はなかったし、愉しかったさ。……でも。こうやって。嬢と一緒にいて。話してると…わかんなくなってくんだ。俺は、本当に……人間に戻りたくなかったのか、…って、さ。
……まだ、整理がついてねぇンだ。…なんて言や良いンだろな。ああ…そっか。
俺、『人狼』の俺を…… 受け入れて、欲しいのかも、なア……
[ただ拒絶されるのが、恐ろしかったのか。なんて事はない。]
…ただのガキだなァ、俺…かっちょわりぃ……
[シュカは、耳を塞ぐ。塞ぎながら、両腕で頭を抱える。
――村の人々の声が聞こえてくる。
震えながら立ち上がる。周囲を見回す。頭を振る。
――シュカの頭の中に、シュカを恨む声が聞こえてくる。
数歩、歩く。駆け足になる。走り出す。
――奪ったものを返せ、返せ、と、大勢の声が鳴り響く。
走る。走る。頭を抱えながら森の中を走る。
――声はどんどん大きくなる。シュカが押し潰されそうになるほどに。
走る。走り続ける。どれだけ走っても振り切れない。
――それは幻聴なのに、想像を絶する勢いとなってシュカを追い続ける!]
ごめん、なさい……。
ごめんなさい。ごめんなさい!
全部あたしのせいなんだ、あたしのやったことは許されないんだ!
……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
どうやって償えばいいのか分からないの……!!
ごめんなさい……ごめんなさい……!!
許して、なんて言わないから!!
どんなひどい死に方でも構わないから……!!
……っ、ごめん、な、さい!!!
どれだけ謝ってもダメだって分かってる、けどっ、
あたしは、もう、どうすることも、できないから……
ごめんなさい、ごめんなさい! ごめんなさい!!
ごめんなさい!! ごめんなさい!!
……うぅぅ、ああっ、ああああぁぁぁあああぁああぁあっ!!!!
[…そして、ケーリーに向き直る。>>+51]
……信じてくれて、サンキュ。な。
ほんと…お前ッて…かっけぇよなあ。羨ましいぜ。
[そう、今の思いを口にする。ケーリーは、不器用ではあるが、実直な男だった。その実直さを…人狼クレイグは、嘲笑ったが。そうして信じてくれた、と言う事実が、今は、素直に嬉しかった。]
…お前がいなきゃ、ってのは本当だ。あの日。嬢の事をそんまま、喰ってたら。俺は何の歯止めも効かなかった。確かにそれはそれで、魅力的なルートではあったさ。……でも。今こうして。…こうして。いられる事を考えると。……これで、良かったンだろうな、ッて。思う……多分、な。
…ああ。またな。行ってらっしゃい。
[そんな風に、去って行く彼を見送った。]
ごめんなさい……ごめんなさい……!!
……っ、ご……ごめんなさい!!!
あたしは、あたしはぁっ……
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!!
あっぁあああ……ぅぅあああっ!!
ごめんなさい!! ごめんなさいぃぃっ!!
……ぅ、あっ、ああぁぁあぁあぁああああぁあっ、ああああっ!!!!
[シュカの絶叫が、制御のきかない木霊となって、囁きにも乗った。]
[どれだけ走っただろう。
森の中の獣道を、悲痛な叫びを撒き散らしながら、奥へ奥へと。
服も髪も顔も体もボロボロに汚れるのも構わず、走り続ける。
――やがて、シュカは、
小さな窪みに足を引っ掛けて、激しく転倒した。]
[その時、ボロボロになったシュカの服のポケットから、小さな金属の塊のようなものが零れ落ちて、
チャリン。
……と、軽い音を鳴らした。]
[ちくちくと、クレイグをあやすトキワの言葉>>+52。ああもう、こいつは変わらないな、と思う。]
……昨日からだよ。勝手に増やすな。
[そして、涙をぐしゃぐしゃと拭い]
もう、泣いてねえし。
[まるで子供みたいだ。と、さっきから何回思った事か。きっと本当に子供なのだ、今の自分は。]
…………お前の言ってる事は、わかんねー…よ。ただ、俺は…………
[何か、言い返そうとするが。また直ぐに、口を噤んでしまう。]
…勝手な事、ばっか言いやがって…言われなくても、考えてるよ。嬢には、もう嘘は吐かねえ。そンだけは、確かだ。
…ん。じゃあ、また今度会った時は……遊ぼうな。また…って、馬鹿、そんな撫で方すんなッて…!
[全く。調子の狂う相手だ。そう思いながら、トキワの事を見送った>>+53]
[テレーズとクレイグから別れてから、考えたくないことをどうしても考えてしまっているのでよろず屋に向かうことにする]
(僕はシュカを愛した。シュカが死んでも僕を必要としてくれると思ってた。でもそんなのただの幻想なわけで、実は僕が生きてる時から、シュカにとってそんなに必要とされてなかったのかもしれない。
シュカは人狼で僕は人間。生きているうちにシュカが人狼だということを言われなかった。
自分はシュカを守ったつもりで全く守れてなかった。むしろ自分のせいでシュカを危険に晒した。屑過ぎる自分に吐き気がする。
不甲斐ないとか無力って言葉が優しく思える。
シュカに謝りたい。シュカが自分を必要としなくても笑って手放さなきゃ。
シュカごめんごめんごめん……ごめんなさい…シュカ)
[もう動くことが嫌になり、ただ涙を流す]
[それは昨日、トキワの代わりに店を守ろうと決意して、勝手に預かった鍵。
大事な人の形見のひとつ。]
……あ、……トキワ、さん……。
[トキワと初めて会話をした、あの時を思い出す。
あの時も、シュカはこうして転んで、トキワが手を貸してくれた。
……今はもう、手を貸してくれる人はいない。
シュカは一人でよろよろと立ち上がる。
そして、よろず屋の鍵を強く強く握り締め、胸に抱いて、涙を流しながらトキワの名を何度も呼んだ。]
……ごめん、ね……トキワ、さん……。
あたし、あたし、うそついた……。
トキワさん大好きなのに、うそついて、さいごまで、あたしが人狼だってこと、言わなかった……。
トキワさん、やさしくて。
あたしが人狼だって構わないって言ってくれた……それなのに、あたし、ときわさんを、だました……。
こ……こわかった、んだ……。
トキワさんに、き、きらわれると思って……!
あたし、にげた、んだ……トキワさんの気持ちから逃げて、
復讐するって、意地張って、うそをついたことを自分でごまかしたんだ……!!
ごめん、な、さい……。
……いくら優しいトキワさんでも、
今のあたしを許してはくれない、よね……。
…………分かってる。
あたしは、許されるべきじゃない。
……。
だけど、トキワさん。
あたしが、そっちに行ったら。
もう一度だけでいいから、抱きしめてくれますか……?
それを望んでも、いいですか……?
[泣きながら、この世にいないトキワに、語りかけるように呟く。
彼に伝わるとは限らない。だが、伝わってくれるように心から祈って。]
ーよろず屋へ向かう道ー
シュカ…シュカに会いたいです…。ぼくを必要としないなら…それでもいいから…せめて謝らせて……シュカぁ…
叶うなら…シュカに会いたい触れたい抱きしめたい
シュカ…シュカ……シュカ………
クレイグと…テレーズさん、アルカ…と、メイさん…ツバ…キと、ベニヲさん
みなさん……通じ合って…ていいなぁ…羨ましい…です……
僕は…自分の屑っぷりが悲しい…シュカごめんなさい…
あー。もう無理やわ……シュカの独白つらい。墓下のやりたかった心理描写と今のシュカが食い違いすぎてて…もう…。
タイミング合わせて入れたはいいけど、合いすぎててすれ違いすぎてもうもうもうもうもうもう無理です
苦しくて吐きそうです…
[しばらく泣いた後、手を開き、そこに握り締められたよろず屋の鍵を見つめる。
トキワとの数々の思い出を、何度も、何度も、思い返す。]
あのお店、あたしがいなくなったら、どうなるんだろ。
……この村が滅んだら、トキワさんとの思い出も、なくなるのかな……。
……守りたい。
せめて、それだけでも、あたしが守らなくちゃ。
[涙と顔の泥を拭う。
シュカには最期にやるべきことができた。
生き残った人が集まる場所――集会所へ、向かう。]**
[ツバキの顔を撫で続けるベニヲを、じっと見つめる。]
死骸が起き上がればただの亡者だ。
化粧は…作業が終わったら、もう一度してやるといい。
[ベニヲの向い側に腰を屈めると、ツバキの遺骸を検分し、必要なものを頭の中に浮かべていく。]
[アーノルドの言葉を黙って聞き届ける。
暫し思考し、珍しく、何かを恐れるように、慎重に言葉を紡ぐ。]
……ツバキ様は生まれつき『妖魔』だったようです。
妖魔の因子を持って生まれ、騒動の始まりによって妖魔となった、という訳ではない。
この事から、断言は出来ませんが、ある仮説を立てる事が出来ます。
『血』は『因子』ではない。人狼は生まれた時から人狼だ。そうは考えられませんか?
[ひとつ間を挟む。]
貴方のお父上は『元々人狼だった』と仰いましたね。それは、ご母堂は人狼ではなかった。そういう事では?
[問うている形ではあるが、確信している口調だ。
答えを聞かず、続ける。]
そして、貴方は今現在『人狼』ではない。
[アーノルドを指差す。]
きっと貴方は、半人狼とでも呼ぶべき存在なのでしょう。
人狼が人と狼の性質を併せ持つ生物ならば、人間と交わったことで、謂わばクオーターが生まれてもおかしくはない。
この騒ぎが始まってからこうなった、と仰いましたね。
その僅かな人狼の遺伝子が、純粋な人狼、もしくはこの事態から何らかの影響を受け、目覚めた。わたくしにはそう思えます。
[今度は腕を下ろし、腰の後ろで組む。]
人狼に『望んで成る』者が居る。貴方はそう仰った。
わたくしはそれをこう捉えています。自分は人狼に、能力者に成ると『望む』者ではなく、もっと広く、『思う』『思ってしまう』者が『される』のだと。
つまり、『思う』事が『因子』です。
考えてもみて下さい。盲目のテレーズ様が『占い師』。似合いすぎ、出来すぎとは思えませんか?
彼女は考えたかも知れません。わたしは目が見えないかわりに、ほかの感覚が鋭い。だったら、人狼を見つけられないだろうか? 誰が人間で誰が人狼か、分かったりしないだろうか?
……そして、彼女は『占い師』に『された』。『何者か』に。
貴方が今後人狼と成る事があっても、それは血に因るものではなく、その血を『因子』だと思った貴方の心のせい。そう考えます。
[にっこり笑って、占めの言葉に繋ぐ。]
……全て、わたくしの推測に過ぎませんが。
[ここまで語ると、テオドアはほうっと息をついた。]
長々と申し訳ありませんでした。
何か、ご質問は?
[手を後ろに組んで背筋を伸ばしたその姿は、さながら教壇で質問を受ける教師のようだった。]
/*
あーもー!悔しいから明日生きてたらってか明日どーせ生きてるから!明日ツバ吉さんへの長年のラブを独白してやる!
今日はちょんぱで忙しいからムリなヽ( ´ ▽ ` )ノ
ー現在・薬屋ー
[トキワからの質問>>+25は視られて死ぬ感覚はどの様なものだったかと云うこと。なんだ、改まった態度で聞かれるのでどれぼど重要な事かと思えば、そういう事かとツバキはふと気を抜く]
…特に痛くもなかったさ。ヒトで云う老衰死に近いのかね。
寝てる間にぽっくり逝っちまったよ。
[まさか両親と同じ運命を辿ろうとは思わなかったが、と付け足す。それからトキワから自分は毒殺は苦しかったと聞いて、すまねぇなと一つ返す。最初から苦しいものだと言って薬を渡してしまえば、迷いを生んでしまうと思い敢えて言わなかったのだ。その考えを話して彼は理解してくれただろうか。暫く他愛もない話をしていると、ただいまと聞きなれた声がした]
「じゃあ僕はこれで」
ああ、ありがとな。暫くしたら俺も村を歩き回ってみるよ。
[そして声をする方を見やれば其処にはベニヲ>>47が居た]
[薬屋に戻ってきたベニヲは黒い喪服姿だった>>49。自身の死を弔う為なのだろうか、それとも、と思案しているとベニヲがまるで自分が其処に生きているかのように話し掛けてくる]
…はは、ベニヲちゃん、俺のお嫁さんになってくれるんだな。嬉しいよ、ありがとな。
[相手がヒトでも狐の嫁入りとして空はお天気雨でも降らせてくれるのだろうか。きっと自分が生きていればそうなったのだろうなと、微笑む。振袖の振りを落とした、学校を卒業して手伝いをしたい、ベニヲが語る実現する事の出来ない未来が段々とツバキの瞳を潤ませていく。涙で言葉に詰まり、ただただ彼女を見ていれば、顔色が悪いと言い死化粧というよりも普段生娘がやるような化粧を施される]
「とっても…綺麗…っ」
[絞られたようなベニヲの声>>53が辛いものだと察する。彼女はまだ、ツバキの死を受け入れきれていないのだ。彼女から感じられる愛おしい程の愛の重さ。それがどんな物であろうと、彼女の愛を全て受け止める、とツバキは自室の隅で壁にもたれ掛かりながら静かに泣いて事を見守ろうと思った]**
>>+55「俺、『人狼』の俺を…… 受け入れて、欲しいのかも、なア……」
[クレイグの本音を聞いて少し後悔する。
自分の願望を押しつけてしまったかもしれない。]
…ごめんなさい…
それなら、「人狼」でもいい。
「人間」でも「人狼」でも、わたしにとって「クレイグ」は「クレイグ」。
いつも助けてくれた、優しくて、心強い「クレイグ」。
それだけだから。
それは変わらないから。
(違う、この眼じゃない。私が見たかったのは。)
論点をずらすな、お前のそれは精神論に過ぎない。
[部屋の空気に呼応するかのように、彼女の言葉も冷え切ってゆく。]
首は先に切るが、その前に用意だ。
ホルムアルデヒドと蒸留水、注入器と…いや、私が探してくる。その間に湯を沸かして、卓と桶を用意しておけ。
[指示を出してゆく声に、躊躇いなどは全く無かった。]
「精神論に過ぎない」?何かいけないのかしら。現実だけでは生き辛いでしょう?
これで、いいのよ。私も、この村も、みいんな
[これ以上は言わせないと、そう言わんばかりに声を低くしてベニヲは言葉を返す。しかし話題が処置に移ればいつもの声色に戻り]
ご免なさい、私まるで何が何処に仕舞ってあるのか分からなくて、お手数をお掛けするわ。
お湯と桶と、卓ね。それじゃァまた、後で
[後で、この言葉はトロイに掛けられたモノなのか?それともツバキに掛けられたモノなのか?はっきりしない素振りでツバキの顔に再び打ち覆いを静かに掛けると、ベニヲは部屋を出た]
[自身の中に広がる荒野に、彼は気付かなかった。
満たされていると。自分は満たされていると。ずっと思っていた。
自分は人狼になって、幸せだったのだと。
そうやって、自分の中に狼を築き上げて来た。どこまでも『完璧な狼』を。
彼は泣く。それは歪んでいながらも、彼を繋ぎ止めてきた、大切な心のカケラ。それが崩れて行く事に、恐怖した。
もうしばらく、落ち着くまで、そうしていただろうか。誰か他の者に声をかけられれば、その身をテレーズから離し、なんでもない風を装って、返事をしただろう。
それの『装い』は、今までの精巧な仮面とは違い。明らかにそれとわかる、不恰好なものだったろう。]
(いきづらい、か…現実で無くとも、いきられなくなるというのに。)
[倉庫と店先を何度か往復して、銀のトレイの上に用具を揃える。どう考えても不十分なそれら、衛生面も適していない環境で作業をすれば、二週間どころか一週間ももたないだろう。]
(腐ろうが壊れようが、知った事か。そもそも専門外のことだ。)
[寝室へ戻り、卓の上をアルコールを含ませた布で拭い、薬品を並べる。ベニヲが湯が沸けたと言えば、次の作業に移るだろう。]
ねぇ……アーノルドくん。
今日の投票先だけど、シュカちゃんかメイちゃん…どちらか好きな方に、入れてもらうというのは、危険かしら?
昨日のテレーズちゃんの事を思うと、アルカくんはメイちゃんに入れないと思うわ。
それを考えて……。
/*テオちゃん理論で行くと、マリベは人狼の噂を聞いて、一人になりたくないと強く願う気持ちから、共鳴になったとなるね*/
/*つかよ、前に知り合いにRP村で恋愛無理や言ったんよ。
気持ちをそこまで持ってけんって…。
なり茶とかしていると、平気で2,3か月とかの人だから。
本当に、普通の恋愛のようにゆっくりな人だから。
……………そんな事はありませんでした!!
うん。いちゃりたかったと言っておこう*/
ー薬屋・自室ー
[ぼうっとしたまま事を見ていれば部屋にトロイが入って来た。死んでから此処をあまり動いていないので、ベニヲの様子や言動から何をするのかが薄っすら分かるような気がする。この部屋の空気は重たい。でもそれですら愛おしい。何をされようとも、ツバキはベニヲの為すべき事を最後まで見届けようとしていた]
……死んだの、ちっと後悔した。
なんて言ったらベニヲちゃん怒るだろうなあ。
[重たい空気のなか、困ったように笑うツバキの届かぬ声。聴こえたら彼女は怒ってくれるのだろうか。ずるずると壁にもたれ掛かりながら床に座り込み俯いて、はあ、と深い溜息を吐いた]**
[>>+63
泣いているクレイグの頭を子供をあやすようになでる。
生前とはまるで立場が正反対だ。
苦笑しながらも嬉しかった。
自分はいつも甘えることしかできなかった。
それが、今は甘えてくれている。
やっと恩返しができた気がした。
クレイグの力が抜けていくのを感じる。]
(もう大丈夫だ。)
[テレーズは安堵した。
しかし、クレイグが自ら身体を離すまでは、
ずっとそうしているだろう。]
そう……だけど……シュカちゃんを殺すと言う事は、誰が襲われるか解らないわ。
私は……まだ死ねない。
ベニヲちゃんの為にも……。
対象をメイにすれば、あるいは……か。
シュカにしてアルカが襲われなかったとして、二人の時間を伸ばす事がいい事なのか…。
ベニヲ…。
そうなの……。
解らないでしょ?
どうせ、メイちゃんの事は、殺すしかないから……それを思うと……。
だから、選択ができない………。
ええ、やはり恨む対象は必要よ。
…クレイグのことを考えるとメイを残せば襲われるのはアルカ……そう考えることもできるが。勝手な判断に過ぎないな。
/*メイとの取引の返事にもよりそう……?*/
/*つかシュカの見ても、誰もRPPができると気づいてないんだねと思ったり。
アルカを誑し込めば、十分できるんだよ
シュカ曰くの皆の願いをかなえれるんだよ…たぶん
だから懸念して、トロイにくぎ刺したんだよ*/
それを言うなら、シュカちゃんを残せばアルカくんではないかしら?
クレイグくんは、テレーズちゃんの事を食べたかったけど、メイちゃんは守りたいと、違うから……。
/*あ、あれの返事聞いても反故にします。テヘペロ*/
/*
立場が逆転するのは謂わば当たり前で、地上にいた時はずっとクレイグは人狼として生きながら人間の仮面をかぶっていて。
人狼として彼女を愛して愛おしむ。そしてそれを人間の仮面でフィルター通して彼女に伝える。
でも、今はそれが両方とも剥がれ落ちて、ナマの感情、テレーズへの純粋な思慕だけがそこにある。
って、自分で書いててもよくわからなくなったけど、人狼である必要も、嘘を吐く必要もなくなったから、こうして支えらえてるのだろうと思います。
もう一人ぐらい、意見を聞きたいけど……。
こういう時に、役立つのってテオドアさんぐらいよね。
/*えー。というか反故するから、相談持ちかけたのですよw*/
メイちゃんを処刑すれば、アルカくんが死ぬ。
シュカちゃんを処刑すれば、誰が死ぬかはわからない。
ね?
/*これだね。うん。もーややこしくしてすいません*/
そうなるわね…。
でも、今回は、誰かの知恵が欲しいと思ってしまう…。
/*かなりテオちゃんの知識が欲しいです
どちら処刑すればよりあなたは楽しめる?って*/
……。
[考え込んでいるようなので、静かに待っている]
/*そもそも、皆様ロールが済んでいないので、集会パートは何時から始めかも……。*/
/*頑張ってください♪
やる事なくなって、広場でボーっとしているマリーベルより。
でも本当に、集会パート、何時からがいいんでしょ?(汗)
10時とか11時とかでも大丈夫なのか。
でもメイになったら、その後の事考えると、早めがいいのかと*/
>>140
「つまり、『思う』事が『因子』です。」
「貴方が今後人狼と成る事があっても、それは血に因るものではなく、その血を『因子』だと思った貴方の心のせい。そう考えます。」
[テオドアのその言葉にしばし考え、言葉を返す]
……成る程。『思う』事が因子か。それは面白い。
思えば共鳴の力が発現した事だって…無意識にそうなりたいと思っていたかもしれんな。
この力が…マリーベルの協力が無ければ、今頃はどうなっていたのかは分からん。何処か無意識で味方が欲しかったのかもしれない。
…味方、というと人狼も同じだがな。
もしそれが本当なら、今後はちょっと気合いを入れてみるか…?オレは人間だ。人狼ではない、と。
まあ…もしも今と同じような騒ぎに巻き込まれたときは、どうなるか分からんが。
…もしかしたらオレみたいなクォーターが、何処かで望んで人狼になった…そういった事例も何処かにあるかもしれない。
>>141
「何か、ご質問は?」
そして質問…か。あんたは昨日から『何者か』の存在を出している…。その『何者か』がこの舞台を作った…そう考えているのか?
おおよそ、人や人狼にできる芸当とは思えんが…。
……あともう一つ。あんたの目線で考えてくれて構わないんだが、明日はどっちに票を入れたいと考える?
[テオドアに、そう問うた]**
/*
推敲ってまるでしてないなぁ。投稿前に誤字がないかちらっと見るだけだし、それでも誤字がある程度のてけとーなチェックだなぁヽ( ´ ▽ ` )ノずぼら
[湯を持ってきたベニヲを見て、腰を上げる。]
器具に湯をかけて消毒する。その鉈も…使うならやっておいた方がいい、切断面から腐る。
[注入器、管、縫合用の針と順に消毒を終えてゆき、薬缶を渡しそう促す。その間、ツバキの長い髪を邪魔にならない位置で纏めて、ベニヲが作業を終えるのを待った。]
―広場―
[どれだけ、そうして居たのだろうか?
はっとする。自分が、今、何を考えていたのか……]
…………っ
[表情が歪み、唇を噛みしめ、震える体を抱きしめる。
どうすれば良い?どうしたら良い?
その考えは、途中から、どうすれば苦しめれる?
どうすれば、より深く苦しめられる?に変わっていたからである]
――ダメっ…。
[湧き上がるどす黒い気持ち。だけど、能力を持つ自分は、そのどす黒い気持ちに、身を委ねるのは許されない。
その為に、理性と狂気の狭間で揺れてしまうので、苦しいのである]
――………ぇっ…。
[口から洩れた言葉は、あまりにも小さく、誰の耳にも届く事はなかった]
助けて……。助けて、助けて、助けて、助けて、ケーリーくん……。
あなたに、会いたい…。
会いたい。すごく会いたい……。
二度と会えないと解っている……。
死んでも、あなたには会えないと思っている……。
なのに、すごく、会いたい。
あなたの大きな手で、頭を撫でてほしい。
許されるなら、抱きしめて欲しい……。
無理するなって、抱え込み過ぎるなって、言ってほしい……。
――会いたいよ…。
[暫く現実逃避に猫を眺めていた。
やはりトラ猫には僕のことが見えているらしく、猫と睨み合っては一方的に話しかけた。]
ほんと、お前苦労してなさそうでいいよなあ。
[苦労ってなんだ、とでも言いたげに、肥えた猫はしっぽを振った。多分、餌をくれるとでも思っているのだろう。]
そんな顔したって、餌持ってないからな。だいたいお前餌ぐらい自分で捕まえ……。
[僕の言葉はそこで途切れる。猫が立ち上がり、さっさと行ってしまったからだ。]
……腹立つ猫だな、ったく。
[現実逃避の相手を無くしてしまい、僕は途方に暮れた。誰か(勿論、クレイグ以外の)を探しにでも行こうか、と仕方なく立ち上がり、大通りを歩き出した。]
― 広場への通り ―
[ボロボロになった体を引き摺りながら、集会所へと向かう。
トキワの形見をその手の中に抱えながら。
誰かが話しかけようとすれば、泣き腫らした顔で応答するだろう]**
「これで、平気かしら」
…ああ。なるべく顎に近い辺りで切ればいい。
[ツバキの顎をほんの少しだけ持ち上げて、そう言った。明らかに家庭用のものと思われる鉈に、消毒などただの気休め。場所を移した所で、完全な処置などできない。目の前の"もの"がどうなろうと、自分の知った事では無い。そう考えながら、無表情に色の悪い死骸の表皮を見つめる。]
/*全力クレイグと会いたくなさそうPCちゃん…
やっぱりこいつクレイグのことしか考えてねーぞ…
オズとクレイグって痛みを黙って抱えて歪んでたって点では似たもの同士な気もするんだよなあ とかなんとか*/
[そっ、と静かに鉈の刃をツバキの喉にあてがう。トロイに位置を指定される>>157までは、振りかぶって勢いに任せて、首が落ちるまで叩きつけ続けようかと考えていたが、それではいけないらしいから]
この辺りでいいのかしら
[独り言の様に呟くと、トロイの返事を待たずに目一杯の体重でツバキの喉に鉈を押し付ける。
少しの間があって、圧力に反発していた喉の皮がぶつりと裂けた。
そのままベニヲは、体重を掛け続ける。
ぐしゃりと肉が潰れてゆく。血は、吹き出さない。心臓が動いていないから。
それでもどろりとした感触]
(これが、今のツバキさん)
[何処となく恍惚とした様な表情で手を下し続けるベニヲ。しかしその手が骨にぶつかる。鉈が止まった]
「明日はどっちに票を入れたいと考える?」
……メイ様ですね。
彼女にはまだアルカ様という想い人が生きておいでです。
放って置く時間が長ければ、恋人と生き残りたい、その思いで、どんな行動に走るか予想がつかない。
[本当の理由は、シュカの狂気を直に会って『観測』する、その為の時間の余裕をつくること。
そして、愛する者と引き裂かれるアルカの姿をより長く楽しむこと。
だが、それは口には出さない。]
[質問に全て答え、話は終わり、という表情を作る。]
大変興味深いお話でした。
アーノルド様、感謝致します。
それでは、また。
[アーノルドの返答を聞き届けたら、白衣を月光に映えさせ、帰っていった事だろう。]
研究者 テオドアは、内気な娘 メイ を投票先に選びました。
[ベニヲの手が止まったのを見て、催促しかけたところで気づく。]
(頚椎…やはり、あんな鉈では通らないか)
[自分より幾分小柄なベニヲの後ろから抱え込むように手を伸ばし、鉈の持ち手の上で掌を重ねる。]
2人分の体重でどうにかならなければ、諦めろ。…いくぞ。
[そう声をかけて、ぐっと力を込めた。]
[ベニヲの手が止まったのを見て、催促しかけたところで気づく。]
(頚椎…やはり、あんな鉈では通らないか)
[自分より幾分小柄なベニヲの後ろから抱え込むように手を伸ばし、鉈の持ち手の上で重ねる。]
2人分の体重でどうにかならなければ、諦めろ。…いくぞ。
[耳元でそう声をかけて、ぐっと力を込めた。]
[後ろからトロイが覆い被さって、耳元で声がする。ありがとう、と言葉にせずに、ちらりと顔を覗き込み微笑む]
「いくぞ」
[その声を合図に体重の上に更に渾身の力を込める]
[乾いた手応えの後、がくりと体が落ちる。ベニヲを押し留めていたツバキの骨が砕け、鉈が布団に突き刺さると、彼の首がコロリと少しだけ、転がった]
投票を委任します。
内気な娘 メイは、商人 アルカ に投票を委任しました。
テオドアさんは……メイちゃん……。
でも、おかしいわね。
あの人、そんなに優しい人かしら?
/*いえいえ、ありがとうですw*/
[ころりと転がった首。ベニヲの気持ちなど知らない彼女の目には、"もの"が二分されて辺りが汚れるだけにしか見えないその行為。ベニヲから身体を離し、その表情を見ないように首に視線を注ぐ。]
卓の上で固定しておけ。…そう、その位置、切断面が桶の上にくるように。
[そう指示を出して切り離された頭部が卓の上に乗れば、静脈を探して糸で縛り、次いで動脈から器具を用いて溶液を注入していく。]
(ホルマリン…4%に希釈、それから重層…血液を全て入れ替える…)
[頭の中で手順を思い返しながら暫くその作業を続ければ、縛った静脈から細く流れ出す濁った血液。桶の中の冷めた湯に落ちて、赤い波紋を広げていった。]
ああ…。
だったら、残した方がいいはずよ?
そうでしょ?
さらに1日残され、引き裂かれるのだから…。
それとも、覚悟を決められるのはいやって事なのかしらね。
[転がる首に、まるで生きていたころを思い出した様に声を掛ける]
またそうやって、ふらふらとして。私の事ちゃんと見ててくれなきゃイヤよ
[捕まえた、そう言って首を手に取ると、トロイに指示された通りに動く]
[ベニヲには理解出来ない、見た事のない様々な処置。しかしそんなモノは目に入らないくらいにベニヲは恍惚として、頬は上気し息が乱れた]
(これで、狼が皆殺されるのをわツバキさんとふたりで見守れる)
あの人は、あの人の楽しみだけの為に動いている節もあるから……。
解ろうと思うという事は、その楽しみを知る事だと思うわ。
ー回想・裏通りー
>>159
「人も人狼も『それ』にとっては駒でしか無い、そんな存在が必ず居ます。
その正体は皆目分からない、というのが現状ですがね。」
必ず…か。
…本当にそんなものがいればぞっとしない話だと思うが…。確かに否定もできないな…。あまりに、不自然だ。
[投票対象に対しての返答には、なるほどと答えるに留めた]
「それでは、また。」
ああ、興味深い話が聞けた。手間取らせたな。
[テオドアにそう返答し、自身も"その時"までひとまず帰ることとした]
[すぐそばの少女の声は聞かない、聞こえない。自分の手元だけを見つめ、作業を進める。流れ出ていた液体が赤から無色に変わると、液が零れないように管を抜き取り縫合する。それが終れば、飛び散った血液を拭い、溶液を染み込ませたガーゼとビニールで切断面を覆う。瞼と唇は、縫い合わせなかった。]
これで恐らく数日はもつだろう。激しく動かすと何処かしらが開いたり零れたりするかもしれんが…
[ベニヲがあまり聞いていないのを悟り、それ以上続けることはなかった。]
――集会所――
……あ。
[マリーベルの姿を見つけ、声を漏らす。
アルカに先に行っていてほしいと頼んで、返事を待たず走り寄る。]
マリーベルさん。
その、今朝のことなんですけど……。
―集会場―
[時間の事を考え、歩いてくると、メイに声をかけられる。
メイの背後にアルカが見えるので]
メイちゃん、こんにちは。
昨日は、ありがとう……。
[頭を下げるふりをして、小さく頷き、続きを促す]
ーよろず屋付近ー
[どのくらいこうしていただろうか。疲れて眠るわけでもなくただ某然とした面持ちで道路を見つめていた。
気が付けば涙が流れた跡がつっぱっていて、首巻きの前面はびしょびしょに濡れている]
………はぁ。こんな顔あいつらに晒したくないですが……仕方ないですね、僕にも義務が…ありますし…
行きますかね……
[立ち上がってから頬をパンッと叩き、しっかりした足取りで集会所に向かう]
>>173
[断られると、瞳を細め何とも言えない笑みを浮かべ]
そう。解ったわ。
こちらも事情が変わったから、良かった。
[ベニヲの声に、ふと作業を始めてから一度も彼女の顔を見ていない事に気づく。]
…そろそろ、集会の時間だが。
[器具をトレイの上に戻し自身の手を清めながら、そう言って立ち上がった。]**
天体観測者 マリーベルは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
でも投票については、始め、メイちゃんかシュカちゃん。
どちらかに好きに入れるにしましょ。
それで全体の反応を見たいわ。
[クレイグたちと別れてからずっとマリーベルについて動いていた。集会所でメイとの会話を聞く]
あのこと…ってなんだ?
[ちょうど離れていた時に交わされた内緒の話。ケーリーはもちろんその内容を知らない]
事情??
[頭に疑問符ばかりが浮かぶ。目を離さなければよかったと後悔するも、すでに遅い]
何の話かわからんが…マリーベルが人狼に何か取引持ちかけて断られたってことでいいんだよな?
[取引の内容までは知らないが、大まかな話の流れだけは把握しておこうと、会話の続きを待った]
>>176
ええ、本当に……。
[くすっと、小さく笑い。
それと同時に通じ合う相手へ、ある決断を送る。
それから、メイを追い越さないようにゆっくりとあとをついて集会場へ入っていく]
「そろそろ集会の時間」
[そう、とっても楽しみな、大切な集会の時間]
ウン、集会所に行かなくてはね。でも、少しだけツバキさんと私の事、ふたりきりにしてもらってもいいかしら…
[そわり、そわりと頬を上気させたベニヲの目が泳ぐ]**
ー集会場ー
[いつもの集会場。
いつもの席に座る]
(これが…狂気からも見放されたオレの、やるべき事。
…いや、あいつに手を下したオレが…そんな事言えた義理でもないか)
[そんな事を考えながら覚悟を持って、その時をー待つ]
誰がどう入れるか、把握しておくのもいいでしょ?
そうすれば、ある程度、誰が襲撃されるかも把握できるかもだし……。
[……どれほどの時間。そうして寄り添っていただろう。
クレイグは身体をテレーズから離し、
少しだけ照れくさそうに、その手を取った。]
……行こうぜ。
[村中の人の気配が動いているのを感じる。まだ終わっていないのだ。]
見届けなきゃ……な。
[そう言って。歩き出す。
集会所へ]
[暫くふたりきりの時間を過ごした後]
ー集会所ー
[ツバキから贈られた袴、一度きりしか履く事のなかったそれで、「何か」を包み、ベニヲは喪服姿に結い髮で席に着いた]
―集会場―
[メイに続いて中に入り、いつもの席に座る。
今日は、する事が決まっているために、水の用意はしない。
正面を向けば、すでに相方が座っているので、一度頷き、それから右側を見る。
そこは、ケーリー、テレーズ、クレイグと座っていた席。
自分の右側は、ひどく閑散としたと、思うと、少しさみしい気持ちを抱いてしまう
それから、改めて見ると、ベニヲが何かを持っているみたいだが、なんだろうと気になるのが、ふれないでおく]
―集会場―
(成る程。漸く疑問が氷解しました)
[人が集まる直前の、シュカとの会話を思い出しながら席に着く。]
[そして、人も少なくなった円卓に目を向ける。
この会合も残り少ないかと思うと、少々名残惜しい。]
(いや。最後まで『観測』です。
感傷に浸っている場合ではありません。楽しませて頂きましょう)
[手を組み円卓に乗せ、始まりを待った。]
>>163[足を止める。誰かに声をかけられた。……テオドアだ。]
探してた? あたしを?
[演技だったのか、と聞かれれば]
……そうだね。テオドアさんにも、あの時に話を聞いてもらったな。
演技だったよ。……少なくとも、あの時はそのつもりだった。
だけど、今はもうわかんない。
あの朝……家族を手にかけたのは、あたしに人狼としての本能が目覚めてすぐ。
最初は自分でもよく分からなかった。なんで家族が目の前で死んでるのかも。
……でも、仲間の囁きが聞こえて、ようやく分かった。
「お前は人狼だ。騙せ。欺け。村人になりきれ。この村を滅ぼすために。」
……そんな声が、あたしの感覚を支配した。
気付いたら、あなたたちの前で、村人を演じて震えてたんだ。
[シュカは、自分が人狼になったあの朝の記憶を辿って、言った。]
>>+71
「……行こうぜ。」
[クレイグが手を取り、集会所へ行こうと促す。
見届けなければ…と。]
そうね。
[短く返事をし、クレイグの腕に自分の腕を絡める。
寄り添って集会所へ向かった。]
― 集会所 ―
[テオドアとの話が済んだ後。
生き残っている全員が揃い、すでに結論が決まっている話し合いが始まろうとするその時、シュカは席に着いた。
何も言葉を発さず、流れを見守っている。]
[人が集まるまで、瞳を伏せて思考する。
――シュカが昨日叫んだ言葉。
あれを達成する術は、運次第だが、まだ手が無いわけではない。
アルカとトロイの協力をすれば、それがなる可能性もある。
だが、トロイには釘を刺しておいたので、大丈夫だろ。
口元に笑みが浮かびそうになるのを、必死にこらえる。
誰かが、座った音が聞こえるので、瞳を開け確認すれば、今生き残っている人が勢ぞろいしているので]
さて、始めましょうか。
と言っても、今日も明日も話し合う事は何もないわよね。
それで、今日の投票だけど…シュカちゃんかメイちゃん、どちらに投票したいかを上げて欲しいわ。
[メイとの会話はすぐに終わった。疑問は解決されず、モヤモヤした気分でマリーベルの後に続き、集会所の自分の席へついた。今日はそれほど時間もかからないだろう。決めることも、メイとシュカ、どちらを先に処刑するかということだけだ。結果がどうあれ、最後まで見届けようと周りを見回す。まだ全員が揃っているわけではないようだ]
[ほどなくして会議が始まる]
「さて、始めましょうか。
と言っても、今日も明日も話し合う事は何もないわよね。
それで、今日の投票だけど…シュカちゃんかメイちゃん、どちらに投票したいかを上げて欲しいわ。」
[マリーベルの言葉が、集会所に響いた]
ああ、もちろん
[どこかわざとらしく感じるかもしれない。
一度言葉を切ってから]
シュカちゃんは、メイちゃんに…。
メイちゃんは、シュカちゃんにしか認めないから。
[トキワは黙ってシュカ>>183とテオドアの会話を聞いていた。表情に変化はない]
「……そうだね。テオドアさんにも、あの時に話を聞いてもらったな。
演技だったよ。……少なくとも、あの時はそのつもりだった。
だけど、今はもうわかんない。」
…嘘だと分かれば、シュカに対してなにかしらの怒りの感情を持つだろうかと思っていたけれど、全く怒りが湧いてきませんね…。僕は人間として欠落してるんですかねぇ?
そもそも疑いもせず勝手に信じたのは僕の方ですし、シュカだって生き残るための嘘なんだから……仕方ないんじゃ?
[届きもしない考えを漏らす]
―回想・会議直前―
>>183
[『人狼としての本能』。彼女はそう言った。]
(本能……
それには、思い至りませんでした)
[人の心と、歪んだ獣の本能。それを併せ持つ生物が『人狼』。そういう事か。]
本能が家族を殺め、人の心が苦しんでいた、という訳ですね。
成る程、わたくしが見抜けない訳です。その苦悩は、演技ではないのですから。
(これで合点がいきました。二面性の生き物、それが人狼。
ふふ……興味深い。本能と理性がせめぎ合う時、人はああ『動く』のですね)
[クレイグの、メイの、シュカの、見てきた全てが思い返される。
そこには、いかなる思いがあったのか。
想像するだけで、背筋が震える。]
(そして、『村を滅ぼす』ために、本能が自身を動かす。
あまりにも生物として不自然です。やはり、『何者か』の意思を感じざるを得ない)
シュカ様。有難うございました。
謎が解けましたよ。心から感謝致します。
[深く、深く礼をする。]
……さあ、会合が始まります。
行きましょうか。
[そう言うと背を向け、ゆっくりと集会場の扉をくぐった。]
元気娘 シュカは、天体観測者 マリーベル を投票先に選びました。
ってテオドアさんが動いたわね。
よかったー。
でも決められないなら、と言うのは良いと思うはね。
よろしくアーノルドくん。
それで。
ー集会所ー
今日の…会議でシュカが死ぬか一日生き延びるか変わるんだね…。死ぬまで僕は横にいるよ。昨日みたいに見失ったりはもうしないから。
[最初は壁際に立っていたが、ケーリーもクレイグもテレーズもかつての自分の席に座っていることを見て、自身もシュカの隣の空席に座る]
[ベニヲの持った包みが視界に入る。どことなく見覚えのある、その大きさ。]
……
[マリーベルの声に答える事はなく、組んだ指先に視線を落とした。]
[クレイグの隣の自分の席に座り、会議を見守っている。
今日の議題は、
「メイとシュカのどちらに投票するか。」
ただそれだけ。
テレーズもクレイグやケーリーと同じ意見だった。>>+77>>+78
どっちみち処刑されてしまうなら、せめて少しでも長く愛する者と過ごしてほしい。
しかし、テオドアの意見はまったく逆のようだ。>>191
まだどうなるかはわからない。
しかし、クレイグと同じ日に死ぬことができた自分は本当に幸運だった。
それだけははっきりと言える。
同時に、愛する者と引き裂かれた気持ちを考えると、胸が締め付けられる思いだった。]
>>186
決められないと言うのなら…オレ達は既に決めている。
今日の投票対象は、シュカだ。
[周囲を見渡し、マリーベルの宣言に続いて、そう宣言した]
[言葉の後、袴で包んで膝に置かれていた「それ」を腹に引き寄せ、愛おしそうに撫でる。かつて愛する人が自分にしてくれた様に。幼子を愛おしむ様に]
「わたくしはメイ様に投票したいと思います。」
テオドアさん、珍しく意見が合うわね。これで私達仲よくなれるかしら
[に、と笑ってみせたその顔は、何処か怨念めいていただろうか]
……そういや、集会場に集まる時間か。
[しばらく辺りをうろうろしていたが、誰にも会うことはなく、僕はますます途方に暮れる。
この騒動の行く末を最後まで、見届ける。自分で決めたことだった。……のだが、ここに来て、未だかつてなく決心が揺らぐ。とにかく、そう、とにかく。顔を合わせる勇気がないのだ。]
……いや、そうだ、あいつはもうさっさと地獄に落ちてる。そうだ、きっとそう。絶対そう。そうだ。会わない。絶対会わないから。みんなを、みんなを見届けなきゃ。そうだ、そうそう。
[不甲斐ないとは思いつつもそう自分に言い聞かせ、昨日以上の勇気を持って集会場へ向かう。が、僕の希望はあっさり砕かれた。
円卓にはどう見ても奴の姿。自分の席に座っている。
慌てて辺りを見回すが、残りの席にもみんなは座っていて、残るはツバキの席と僕の席のみであるが、ツバキの席を占領する気にもなれず、しぶしぶ自分の席につく。
……左隣は、よりにもよって一番顔を見たくないあの男である。]
「トロイさんは、どうする?」
アルカとメイ、お前達2人がシュカだろう?同票数がどうなるのかは知らないが…シュカで構わない。
[名前を呼ばれてようやく、そう答えた。]
「トロイさんは、どうする?」
アルカとメイ、お前達2人がシュカだろう?私はどちらでもいい…シュカで構わない。
[名前を呼ばれてようやく、そう答えた。]
女学生 ベニヲは、内気な娘 メイ を投票先に選びました。
[テオドア>>191に続いてベニヲ>>194が。投票をメイに、と言う。その表情を見て]
……ぞっとしねえな。
[人間の醜さは、あの村で、嫌という程見て来ていた。しかし、こうして改めてそれを目の当たりにすると。やはりどこか薄ら寒いものを感じるのだった。
まだ、昨日までのような赤い狂気が残っていたならば。それすら大笑いして見ていただろうが。その仮面を被り直すだけのものは、最早自分の中には残っていなかった。]
人狼は人間を殺す。喰らう。…そこに。俺は、沢山の愛情を注いで来た。
…そして人間は…人間を、殺す。そこに……あるのは、疑心と恐怖のカタマリ。
[どっちが良いかなどと言える筈もない。自分もそれに手を貸したのだから。]
……頼むぜ、マリー、アル…… シュカちゃん達を……
[祈るように。顔の前で手を組んだ。]
「シュカで構わない。」
ネェ、トロイさん。シュカがいいという訳ではないのなら、メイに入れて貰えないかしら
[態とらしく困った様な表情で]
せっかくさっきも手伝ってくれたでしょう?もうひとつくらい簡単な事だと思わない?
[自分に入れるという者の声がある中で、マリーベルのシュカに入れると言う言葉に驚く。]
……てっきり、私に入れると思っていましたが。
[そう言うと、ベニヲを見つめる。
狂っているような、そんな様子を無機質な顔で眺める]
>>202
なぜ、そう思ったのかしら?
私は、どう入れるかは、アーノルドくんとずっと相談して出した結果よ?
[シュカの問いにはどちらが答える?と、目配せをしている]
「シュカがいいという訳ではないのなら、メイに入れて貰えないかしら」
何故?
[もちろん、シュカの名をあげたのにも理由は無い。だが、もうひとつくらい、という言葉に不快気に眉を顰めながらそう聞いた。]
ー回想 薬屋ー
[部屋に持ち込んでいた器具や薬品を洗い場に放り出すと、そのままトロイを外に送り出す。ありがとう、と改めて礼をしたにはしたのだが、心ここに在らず、虚ろな礼だった]
[ツバキの待ってる寝室へいそいそと戻ると、そこには胴体から切り離されほんの少しの間変わらぬ姿でいる為の処置を施された首と、首を切り落とされ眠っている様な姿で布団に横たえられた胴体。粘度の高まった血に汚れた枕と鉈に裂かれた布団]
[今の自分にとってシュカの隣に当然のように座るには無理があった。
シュカが死んだ時に自分を全く必要としてもらえないのではないかという不安がどうしても消えず心苦しい。
黙って席を立ち、壁際に戻った]
若い娘さんじゃあるまいし、不安に駆られる…なんて、本当に情けない男ですね……
/*ベニヲちゃんの一連のアレを見て、なんだこいつなんか違うなマリーベルのあの表情気持ち良かったのになんでこっちは笑ってるんだろうつまらないつまらない可哀想につまらない、みたいな感じの心境なんです、彼女は。*/
理由か。
シュカの方を…早く終わらせてやりたいと思ったんだ。早く終わらせて…トキワに会わせてやりたい、とな。身勝手だが…
>>205
なんとなくで、そう思われるのは悲しいわ。
ちゃんと、どうするか…二人で話して決めているのに…。
[困ったような、悲しそうな、そんな表情を浮かべている]
>>199
理由か。
トキワがいなくなってから、人狼にも関わらず…お前は本当に辛そうだった。早く終わらせてやりたいと思ったんだ。
早く終わらせて…トキワに会わせてやりたい、とな。
それも、こっちの身勝手ではあるが…。
[理由を尋ねたシュカにそう答える]
[トロイの方を一心に見るが、トロイは上の空のようだった。視界の隅でクレイグが自分の姿に気づくのがわかる。]
……。
[黙って会議の成り行きを見守る。無心になろうとしたが、どうしても隣が気になって仕方が無い。
姿を見ても、昨日のように特別憎いとも思わなかった。思わなかったが、声をかける勇気もなかった。
>>+84トキワが立ち、壁際に寄る。トキワの席が空いたが、移動すると流石にあからさまに避けているように思われるか、と気になって、どうしようか、悩む。]
[何故と問うトロイ>>206に微笑みながら、子供に言い聞かせる様に話す]
だって、昨日シュカは素敵な事を言っていたと思わない?私、シュカは馬鹿な子だと思っていたけれど、勘違いだったのよ。あの子なら、愛する人を亡くして辛い思いをしている人の気持ち、分かるわ。だから、きっと救ってもらえるんじゃあないかしら?
[マリーベルやメイに視線をやる。そう、マリーベルはケーリーを喪った。今からトロイはメイを喪う。でも、シュカなら、昨日あんな事を叫んだシュカ>>4:420>>4:428>>4:430ならば。ふたりのうちの何方かを、救える]
……ねぇ、メイちゃん。
[シュカは、仲間へと囁きで呼びかける。]
あたしが処刑されたらさ。
……もし、メイちゃんがいいなら、だけど。
ベニヲちゃんを、休ませてあげてくれない……かな。
[……そのとき。シュカが赤く、囁くのが聴こえた。
こちらから声を届ける事はできないが、向こうの声は届く。
今朝方も、聴こえていた。
視線が、ベニヲの方を向く。
彼女の言う『救い』とは、何だろうか?
昨日、集会所を早くに後にしたクレイグは、シュカの宣言を知らない。
…ただ。
それが、とても歪なものであろう事は、想像に難くなかった。]
「あの子なら、愛する人を亡くして辛い思いをしている人の気持ち、分かるわ。だから、きっと救ってもらえるんじゃあないかしら?」
[ベニヲのその言葉と蘇るシュカの言葉に、一瞬目の前が赤く染まる。気付けば、円卓の脚をブーツの爪先で勢いよく蹴り飛ばしていた。辺りに短く音が響く。]
…黙れ。
[低い声でそう言うと、氷のような眼差しでベニヲを睨め付けた。]
ええ、そうね……。
はぁ…人はいつか前に進めるけど、人狼はどんなに人を好きになっても、相なれない存在。
だったら、終わらせてあげるのがいいわよ……。
>>214
……奪った。お前たち、人狼が…。それは確かだ。
…しかし、オレ達も同様に、お前達…いや、お前から、奪った。それぞれの、大事なものを。
だからこそ…ここで帳尻合わせをしておくのも良いと思った。
そんな、ただの身勝手だ。
[シュカの方を向いて、そう答える]
[会議を黙って眺めていたケーリーが、口を開く]
なぁ、クレイグ。実際どうなんだ?人狼が人間を救うってのは。
[純粋な疑問。会議をずっと見ているより、人狼であったクレイグに聞いた方が早いだろうと判断したのだ]
そういえば、オズワルド。お前確か人狼に噛まれたがってたよな?そういう場合は救うってことになるのか…?
[これも、疑問。クレイグと目を合わせようとしないオズワルドだが、無理矢理にでも話に入れてやればきっかけぐらいにはなるだろうと声をかける]
いいのよ。
どのみち、どちらかを殺さないといけないんだから……。
/*ベニヲちゃんが素で怖いです。
アルカくん、早く戻ってきてくださいT*/
(全部無くなってしまえ、全部亡くなってしまえ、死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしま死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ。
そうしたら、私、全部愛せるわ)
[人狼が人間を救う。馬鹿馬鹿しい、と、メイが吐き捨てる。>>215
そして、ケーリーから問いが投げかけられる>>+89。
実際……どうなのだろうか。人狼としての自分は、どう考えていただろう。ゆっくりと、考えながら、言葉を紡いで行く。]
……どういうつもりで『救い』って言ってンのか、にも寄るけど。
殺される事が救い……と、して。どうなンだろうなァ。
俺はさァ。人狼の…コトで、憔悴して行く嬢を見てて。早く楽にしてやりてぇ、とは思ったけど。それってこっちのエゴだろ?
『喰う』事で『愛する』ってのも。こっちの都合、一方通行のアイ。
それが、救いになンのか?って、言ったら……俺は、ちょいと違うような、気がするねェ。
[そして、オズワルドにも水が向けられたのを見て]
……オズのコト。埋めに行った時に。そういや俺、言ったなア。多分聞こえなかっただろーけど。
『…お前の事。食べてやれなくって、ごめんなあ。』……って。
お前にとって……どうだったのか……俺にはわかんねえけど。さ。
[壊れたベニヲの言葉を聞いていた。共鳴者からの言葉も聞いていた。
そして、じっと黙っていたシュカは、立ち上がり]
……みんな。
今日は、あたしを処刑して。
[集会所の全員に聞こえるように、言い放った。]
[>>+89ケーリーがクレイグに話しかけるのを黙って聞き耳を立てた。会議の内容は最早さっぱり頭に入っていない。]
「そういえば、オズワルド。お前確か人狼に噛まれたがってたよな?そういう場合は救うってことになるのか…?」
……へあ!?
[が、突然こちらに話題を振られ、思わず素っ頓狂な声を上げた。恥ずかしさに、思わず顔が赤くなる。]
…え、えと、その。っていうか、ケーリー、なんでそれ、知って……。
[慌てて答えるが、混乱してほとんどまともに話せていない。恥ずかしさにますます顔を赤くした。]
あたしがどうしたいかはメイちゃんに全部預けた。
……あとは、メイちゃんに任せるから。
どうせ。……あたしがたった1日生き延びたとしても、何もできないから。
みんなを傷つけた償いなんて、何もできないから。
……ここで、お別れ。
[表情に感情が出そうになるのを抑え、それだけ言った。]
[死んだ者の間では、自分にしか聴こえない、シュカの声。
それを聞いて。クレイグは、やや、大きな声で、独り言のように、言う。トキワに…聞こえるように。]
シュカちゃんは。……本当に、……優しい、子だな。
[そして、今度は、本当の独り言。]
……なンであの子が人狼に、なっちまったんだろう、なあ…
独り暮し アーノルドは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
[クレイグから返答>>+90が返ってくる]
なるほど。確かに。そいつはエゴ…かもな。俺はマリーベルに生き残ってほしい。が、マリーベル自身が死にたいと願うなら…それを尊重してやりたいとも思う。
[生きてほしいという願いと、彼女の気持ちを尊重したいという願い。後者には少なからず、会いたいという自分の願いも含まれている]
死にたいと願う人間を殺すことは…ある意味救いなのかもしれないな…
[ベニヲをチラリと見て、ポツリと漏らす]
「……へあ!?」
[驚いたのか、突然変な声をあげるオズワルド。すまん…急すぎたか…と心の中で謝り、彼の言葉に返答する]
すまん。たまたま耳に入ってな。で、ちょっと気になってたんだよ。
/*
しかし……。
RPでの村陣営VS狼陣営が繰り広げられると思ってたのに、
どうしてこう重いテーマの村になったんや……(
*/
/*
テオドア先生の、思いが因子になるって話。
だとしたら、クレイグはきっと、人狼に惹かれる父親を見て、思ったのかもなあ。
『俺が人狼だったら……ちゃんと、親父が見たいものを見せてやれンのになあ…』
…とか。
あたしの投票は、マリーベルさんに入れる。
ここにいるのは8人。
もし何か間違って票が割れても、確実にあたしが処刑できるようにね。
今日は…シュカか。
[内心、これが一番いい道だ…と納得する]
トキワ。よかったな。いや、シュカが死ぬってことだから、よかったってのも変だが…これで会えるじゃねぇか。その点、よかった。
[少し離れた場所に立つトキワに声をかける]
内気な娘 メイは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
ベニヲちゃんと、テオドアさんは、それで良いかしら?
[>>232立ち上がる音に視線を向ける。
なんだか、いつもと違うように、その背を見つめた後、アルカの方に視線を向ける]
「今日の投票対象は、シュカで決定する。」
[決定が下る。しかしもうベニヲの知ったことではない。自分が生きていさえすれば、それだけで構わないのだから]
そう、シュカなの。いいわ、構わない、だって結局あの子、私達に何もしてくれないらしいから
[「メイ」と書かれた用紙に二重線を引き、空いている隅に「シュカ」。何方でも、同じだった]
ねェ、そこの獣達。私のことだけは噛まないで頂戴ね
[にこり、と笑む]
大切な人との約束なのよ
[花が開いた様な、幸せを思わせる笑顔。そこだけを切り出せば、誰もが勘違いをしてしまいそうな、そんな笑顔]
女学生 ベニヲは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
>>233
解った。
なら、私があなたを殺してあげる。
それが、あなた達にはっぱをかけて、そして引き裂いた償いよ。
それに、トキワくんに、あなたの事をよろしくと言われていたしね。
[席を立つと、シュカに近づき、そっと抱きしめ背中を撫でている]
/*
……えーっと。
メイちゃんが望んでいるのは何なのか、素で理解できてない(
えっ、あれっ、余計なことしちまった?
*/
研究者 テオドアは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
[なにやらケーリーとクレイグとオズワルドが会話し始めたがあまり耳に入らない。ぼーっとしていると、シュカが立ち上がったのを見て視線をあげ、愛しい女の声を聞く]
シュカ、こっちに来てくれるの?僕は嬉しい…けど、やっぱり村のためを想って死んでいくんだね…。
それにしても…ベニヲさんは。シュカに対してあんな暴言吐くなんて許せません……。僕も恨み辛みの憎悪の言葉を吐いたのであまり人のこと言えた立場じゃないですが…こちらに来たらお仕置きですね…。その前にツバキに注意してもらいましょう…。
[そこでクレイグのやや大きい独り言が聞こえたので返すことにした。違ったら謝ればいいだけだ]
とても…優しい子だと思うよ。優しくて素直だ。
クレイグ、彼女を仲間として面倒みててくれててありがとう。
[ベニヲ、そしてこの場の全員に向けて、言葉をかける。]
……ごめんね。
あたしは馬鹿で頭が足りないから、結局何もできない。
こんなチカラを持ちながらね。
みんなの痛みも、苦しみも、分かるのに……。
何も、できない。何も……。
許してほしいなんて言わないよ。
分かってる。
……。
[>>239シュカを抱きしめる、肩ごしに]
アルカくん…メイちゃんの事を……。
[お願いとは言えなかった。様子がおかしいのにそれを言って良いのか戸惑ったのである。
そしてベニヲとテオドアの言葉を聞き]
トロイさんもいいかしら?
それならこの場は、お開きにするわ。
錬金術師 トロイは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
/*名前を出すとあらわれるフラグw
メモで聞きましょうか?
やる事あるならそのままだけど、ないならコミット進行しましょと*/
商人 アルカは、元気娘 シュカ を投票先に選びました。
>>243
[軽く離れて、きょとんとし、首をかしげてしまう]
私のおかげで気づけたって?
私は何もしていないわ。
[一度首を振った後]
頼みごとって、何かしら?
[投票箱に用紙を滑り込ませて、去り際にベニヲの席に近づき瓶を置く。CH2Oと印字されたラベルがついた掌に収まる大きさのそれ。]
傷口から液漏れするようなら、ガーゼを取ってこれをかけておけ。
[先程、薬屋で中身を入れ替えた悪意の塊でしか無い瓶。先のホルマリンとは明らかに異なる刺激臭で気付けば、それでいい。そのまま振り返らずに集会所を後にした。]
(や、そもそもは、俺のせいか……)
[そう思い至り、少し、申し訳なさそうに目を伏せる。]
(俺がトキワを殺したも同然なのに。シュカちゃんは、俺の事を憎みもせず。)
[その憎しみの矛先は村人達に向かったが。彼女なりに、筋を通してくれたのかも知れない。]
…ほんと、良い子だ。
[そう、もう一度呟いた]
元気娘 シュカは、女学生 ベニヲ を能力(襲う)の対象に選びました。
「『…お前の事。食べてやれなくって、ごめんなあ。』……って。」
[>>+90クレイグの言葉を聞いた瞬間、急に視界が滲んだ。ああ、泣いてるのか、と気づくのに時間はかからなかった。]
……ほんと、だよお前……。人のことぶっ殺しやがって……。
元々、僕は、君たちに食べられたかったのに……。
[それは、誰にも話したことの無い話。5年前、両親が殺されてからずっと、ひっそりと抱えていたこと。]
そっか、ケーリーには聞かれてたのか……。
……うん、そうだね。僕の場合は、贖罪。食べられることで、救いが欲しかった。
……この村に来る前にね、両親を目の前で殺されたんだ、人狼に。その時助けられなかった、一緒に死に損ねた、無力な自分への救いさ。
……僕みたいなのは、変わり者だよ。
[死んだから、なのか、気持ちの整理がついたからなのか。今まで一度たりとも、人に話したことはなかったはずなのに、すんなりと言葉は出た。]
>>248
[シュカの言葉を耳にすると、視線をそらし、目の奥が熱くなるの我慢する為、奥歯を噛みしめてしまう。
が、何かを差し出すしぐさに、視線を戻して、何かと見る]
トキワくんの?
………解ったわ。
だけど……バカね。あなたの事を許さないと言ったら、あなたも私の事を許さなくて良いと同義語よ。
私は、あなたを許すわ。
もちろん、お願いも……。
[いつかしたように、額をデコピンしている]
/*今日も死なないだろうなと思いつつ…死んだら、最後に
「ごめんね……ありが、とっ……」って届いたと思ってくれれば*/
/*りょ、了解です…
死んだらケーリーの隣に埋めようと思ってたですがケーリーってもう埋葬されてますっけ…*/
[用紙が箱の中に入れられていくのを見つめ、メイの書いたものは近くにいるマリーベルに一緒に入れてもらう]
……これで、投票を…終了する。
[先程より三人少ない集会場を見渡して、そう告げる]
元気娘 シュカは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
[オズワルドが。泣き始める。>>+99そう言えば、あの夜も泣いていた。オズワルドが処刑される事になった、あの夜。
そして、話し始める。『食べられたかった』ことを。]
……食べてやりたかったんだぜ?…ホントの話。
お前がそんな事思ってた、なんてことァ知らんかったが。お前は大事なダチだから、食べてやりたかった。
でも、『クレイグ』は、あそこでお前を殺さないと、その後も誰も殺せなくなるだろう、って、思ってさ。……みんな、繋がりのある。大事な奴だった。だから、殺したくない奴から、殺さなきゃなんねー、って、さ。
[そして、もう一度、繰り返す。食べてやりたかった、と。]
食べられんのが、救い……か。そっか……
[両親を目の前で殺された。……贖罪。ならば、自分は?……父親を殺した。喰った。そこに、罪の意識は未だ、湧かない。]
本当、だァれも役になど立ちやしないわね。苦しんでいる誰かを助けてもあげないまま、愛し合った誰かを引き裂くだけ引き裂いて、狼は死んでいくんだわ。
ねェ、貴方が死ぬ程の価値が、この村にあったの?ねェ…
[誰にも聞こえない、聞かせない。ほんの小さな声で、抱えた「それ」に囁きかける。ねェ、ねェと、何度も何度も。返事など無いのはもう痛いほど知っているし、その痛みすら次第に感じなくなっている。それでも、何度となく]
/*
あ、一応。
ベニヲ襲撃を頼んではいるけど、あくまでもシュカの希望なだけなので
メイちゃんにやりたいロールあれば自由にやってください。
「おまかせ」にしてるし。
>>252
我慢しなくていいのよ?
[そう、あなたは…何も我慢しなくていいと、心の中で呟きながら、ぽんぽんと頭を撫でている]
私は優しくないわ。
優しく感じるなら、そうしていないと、いろいろ抑えられないだけよ……。
だから、強くもなんともない……。
もう、謝らなくていいのよ。
済んだ事なんだから………。
内気な娘 メイは、女学生 ベニヲ を能力(襲う)の対象に選びました。
[そしてふと気付けばオズワルドも泣いている。二日続けて泣き合うとうのもなかなかない経験だなと、そろりと近付く]
…オズさん。また昨日と同じですね?僕もあなたも泣いている…なんて。
[オズワルドの後ろから抱きしめ、耳元で囁く]
クレイグとしっかり喧嘩するんですよ…いや、喧嘩しなくてもいいから仲直りするんですよ?
どうなったか教えてくださいね、いいこいいこ。
[そうしてシュカとマリーベルの元へ向かった]
>>258
どういたしまして。
でも明日は、出来るのかしら?
生きていたら、やらせてもらうだけよ……。
[ちらっと視線を向け、何を考えているか探ろうとするも、すぐにあきらめる]
[>>+89ケーリーがクレイグとオズワルドに質問する。
2人に助け船を出したのだと理解し、黙って見守ることにした。]
>>231「ーー今日の投票対象は、シュカで決定する。」
[会議では今日の処刑先が決まった。その決定に内心ホッとする。]
/*
まー、うん。
できるだけプラスの方に持っていって〆たいという願望がある。
だから、マイナスな人を襲撃。
ベニヲ、トロイから選ぶとしたらぶっちぎりでベニヲ。
……もし立ち直るロールを考えていたんだったらごめんね☆
*/
―回想、2週間と少し前―
[目覚めたのは、真っ白な部屋。身体の自由が利かない。]
……。
[少しして頭が働き始めると、周囲を見渡す……ありとあらゆる白いモノに薬の臭い。どうやら診療所らしい、けれど何故?]
……ひとまず、村に戻りましょうか。
[そう言って、医者にお礼を言い…心配はされたが身体は鈍ってるくらいだったためそのまま診療所を出る。]
…おじいちゃん?
[1週間と少しぶりの村…先に帰って来ていると思っていた祖父は帰っていなかった。どこへ行ったのだろう。最後に会った日から既に2週間近く経とうかという頃に、捜しに行くことを決意した。そうしてアルカは2週間にも及ぶ行商…という名目で祖父を捜す旅に出た。]
>>263
[離れたシュカを見て、悲しげな表情を浮かべてゆっくりと首を振る]
いいえ。この村にいたのは、世にも恐ろしい人狼ではなく、とても哀れな人狼たちよ。
……………………。
[拳を握ると、机を叩くように置く。
爆ぜそうになる思いを我慢し、吐き出すように]
そう思わないと……やっていけないのよ………。
/*
ただしアルカ君赤い瞳は赤い瞳で綺麗だなあとか思う子です、ええ。
メイちゃんの自然な笑みが彼は大好きなので、この状況…せめて貼り付いた笑顔はどうにかしたい様ですが。
>>268
[シュカの言葉にはっとなり、落ち着こうと深呼吸をする]
違うわ。
私が誰かを恨みたくないだけよ。
恨んで何になるというのよ。
恨みなんてね、はれないものに取りつかれたくないだけよ。
恨んで、恨んで、恨んでも、どうにもできないのよ。
[落ち着こうと思っても、出る言葉は感情的になってしまうので、もう一度深呼吸をし]
だから私は、あなたを、あなた達を許すの。
これ以上、自分が、自分でなくならないように……。
[泣き顔を見ると、全くと言わんばかりに抱きしめて、頭を撫でている]
[テオドアはずっと、マリーベルとシュカのやりとりを観察し続けていた。
人狼によってケーリーを失ったマリーベル。
人によってトキワを失ったシュカ。
正反対で全く同じ二人。だからこそ『こう』なれたのかもしれない。
そんならしくもないことを頭の片隅に浮かべながら、じっと二人を観ていた。]
ー回想 ツバキの寝室ー
ツバキさん、疲れたでしょう?それに、驚かせたかしらね…?
でも、こうしないと貴方と一緒に集会所に行けないのよ。貴方が愛した村の皆の事、最後までどうしても一緒に見ていたくて。
それに、こんな事が全部終わっても、ずっとそばにいて欲しいって…欲張りなのは分かっているけれど、これがきっと、最後のワガママよ
[胴体から切り離された首を、壊れモノを扱うようにそっと抱き締める。あゝ、冷たい]
ー広場ー
[何度か腰掛けた、噴水近くのベンチ。一番最初の犠牲者が発見された場所がよく見える。]
「分かる」…「救える」…馬鹿馬鹿しいにも程がある。
[先の様子とは逆に、何の感情も無い声で呟きながら、噴水の水面で揺れる月を眺めていた。]
/*
今のクレイグがこのメイの言葉を聞いたらなんて思うんだろう………
昨日までだったら………笑い捨てただろうけど。
今は、違うからな。
ー回想 ツバキの寝室ー
[そわり、正座をしたベニヲの爪先同士が摩擦する。先程から、ツバキの首を落としている最中から、遣り場のない昂揚感で体が火照る]
どうしましょう、思わずトロイさんを追い払う様なマネをしてしまったけれど、困ったわ…
[そわり、上気した頬が、騒ぐ胸が、ツバキに触れよと心に促す]
>>276
[シュカ以外に聞かれないように、囁くように話しかける]
恨みの対象は必要よ。
だけど…あなたには無理だわ。
苦しくて、死んだ方がましだと思っても、それでもずっと、その思いを受け止めて、生きていかないといけないの。
でもあなたは、きっとそれには耐えられない。
もう、いいの。
全ては…私に任せておいて……。
それに、最後にそれに気づけて、よかったね。
ー回想 ツバキの寝室ー
[どうしましょう、譫言の様に繰り返す度、瞳が潤んでゆく]
ソの、私ったらこういう事したことがなくって、それで、…エェと初めてなのよ、お友達は皆、意外って言ったけれど、貴方に貰ってほしかったんですもの…
[意を決した面持ちで、はにかみながら告げる。返事などないけれど]
[そ、と立ち上がると喪服に結んだ帯を解く。恥らう様子でじりじりと留袖を脱ぎ去り、床に落とす。襦袢だけを纏った姿でツバキの首を抱え、ツバキの眠る布団に潜り込んだ]
/*
時間的にメイちゃんそろそろ寝ちゃうだろうなって思ってたら案の定だったよ!
シュカ処刑→アルカ襲われる→メイ処刑(処刑順は逆でもセーフ)でしか仲良くあっちに行く方法なかったけど…これアルカ独り生存コースだよな…どうしよ。
>>281
[マリーベルの言葉で、シュカの中の凝り固まった何かが氷解していく。
今までずっと、その身に合わない荷を背負っていた。
罪悪感に耐え切れずに、逃げるように暴走していた。
……それに、気付けた。]
……っ、うん……うん……っ。
ごめんなさ、っ…… あ……りが……と……。
あ、あたし……あたし……。
……。
[言葉にならない。だけど、マリーベルへの感謝の気持ちでいっぱいだった。
気付かせてくれてありがとう。
最期に、失くしていた人間の心に気付かせてくれて、ありがとう。
しばらく泣いたあと、ゆっくりと、マリーベルから離れる。
そして、ちゃんと真っ直ぐ目を見て、別れの挨拶をした。]
マリーベルさん……さよならっ。
>>283
[落ち着くまでは、何度も、何度も背中を撫でたり、頭をなでたりしながら]
もういい……。もういいの……。
[シュカが離れると、こちらも真っ直ぐに見つめ、微笑みかけるも、その瞳は涙で潤んでいる]
シュカちゃん……さようなら。
もし…もしもよ………。
[ゆっくりと首を振り]
何でもないわ。
ー回想 ツバキの寝室ー
[暫くどうする事も出来ないまま、もじもじと布団の中で身じろぐ]
[それでも、自分が動かない事にはこの行為は進展しない。意を決した様に一度息を飲むと、そっと、ツバキの手を取る]
ほら、ツバキさん、私ったら今こんなに動悸がしているのよ。はしたないって思われたくなくて、今までこんな事言わなかったけれど、貴方が目の前にいると何時も…ここまでではなかったけれど
[ツバキの手を、襦袢越しに胸に重ねると、余計に動悸は早くなった]
「お前は大事なダチだから、食べてやりたかった。」
そっか……ありがと、ありがとう、クレイグ。
[>>+101クレイグの言葉に、ますます涙が止まらなかった。気づけば、昨日以上に泣いていた。>>+102トキワが不意にやってきて、後ろから抱きしめられる。]
……わかったよ、わかった、うん。大丈夫、ちゃんとするから、だから子ども扱いするのやめろよ。
[トキワにそう答え、シュカの元へ行く彼を見送る。
もはや、クレイグを恨む心なんて、なかった。あるのはただ、彼への感謝だった。]
>>286
[困った表情になり、少しずつ視線が落ちていく]
伝えてほしいと思ったの……。
だけど、やっぱり、伝えて貰いたい言葉が、何一つなかっただけ……。
だから、忘れて?
[顔を上げると、悲しそうに微笑む]
でも、でもね、クレイグ。
僕、食べられなくて、よかった。
[僕はクレイグに向き直り、言葉を続けた。心から、彼へ本心をすべて、打ち明ける。恐れはどこにもなかった。]
あの時、君に裏切られても、裏切れなかった。
食べられて死んで、あとは、どうでもいい、って思ってたはずなのに。大事なものなんてさ、もうなんにもない、って思ってたはずなのに。裏切れなかった。
大事なもの、いっぱいあったんだ。君も、アルカも、テレーズも、みんな、みんなが。みんなと過ごした、「今」が、大事だったんだって。
[アーノルドに聞かれた言葉。僕にとっての「今」。不思議と、今なら間違いなく言える。
宝物だったんだ、と。]
君の言葉で、全部気づけた。君に裏切られて、気づけた。
……こんなこと言うのも、変な話だけど。
君に裏切られて、よかった。君に食われなくて、よかった。
……たとえ狼でも、君が、友達でよかった。
[そう言って、涙でぐしゃぐしゃな顔で、笑ってみせる。こうやって、彼に笑うのは初めてなのかもしれない。そして、こうやって言ってやるのも初めてだ。満面の笑みを浮かべて、叫んだ。]
だからって、ぜーんぶ許す気はねーぞ、この馬鹿野郎。
ー回想 ツバキの寝室ー
あの、ツバキさんさえよければ、直接触れて頂戴…
[一度触れ合えば気持ちが走り出す。急いた様子で襦袢の前を少しはだけさせると、改めてツバキの手を取り、今度は直接肌に、胸にあてがう]
余り大きくはないから、がっかりするかしら…お陰で着物は綺麗に着れるけれど、男の人って大きな胸の方が好きだって言うから、心配だわ
[何時も頭を撫でてくれた、大きな手。暖かい手。今は、とても冷たい手。それでも、その冷たさに晒される程にベニヲの熱は上がってゆく]
よしよし。わーったから、な?
[そう言ってオズワルドの頭をくしゃくしゃと撫でる。]
……まだまだガキさ。俺も。お前も。
っしゃ。
じゃあ……帰るか。
………って。どうしようか、嬢、今夜?
オズも、一緒に、来るか?
[そう言えば、どこで夜を明かすのかを考えていなかったことを思い出して。テレーズに問い掛ける。
そして、オズワルドにも。どうせ、独りでふらふらと、よくわからないところで寝ていたのだろう。
どうせならば、と。誘ってみることにした。]
/*
シュカの最後の行動原理は「みんなの救済」と、
それが叶わないからせめて「恨みを背負って惨めに死ぬこと」。
この2つが、マリーベルとの会話で完全に解消できた。
浄化されたと言ってもいいね。
すごいわ、マリーベルさん。
*/
ー回想 ツバキの寝室ー
[いつしか胸に重ねていただけの手のひらは、そこを撫でる様に動いていた。いや、ベニヲが動かしているに過ぎないのだけれど]
ふふ、っ。ツバキさんの手、冷たい
[少し息苦しい。胸が締め付けられて、思うように息が出来ない]
ねェ、私のこと好きって、また何時か言って頂戴ね
[抱えたまま布団に持ち込んだツバキの首を、枕元に据えると、首のないツバキの体に、肩に腕を回し、抱きついた]
[>>+106>>+107クレイグとオズワルドの和解に笑みがこぼれる。
>>289>>a90シュカが集会所から出て行き、トキワが追いかけていくのを、複雑な思いで見送った。]
「………って。どうしようか、嬢、今夜?」
[どこに行こうかと問われ、少し考える。]
そうねぇ…思い出の場所に行きたいわ。
初めて出会った、あの場所に。
オズワルドにも、聞いてほしいわ。
思い出の話。
[にっこりと笑ってそう答えた。]
[話は終わり、シュカも、マリーベルも出て行った。二人はもう二度と会うことはない。
見届けて、ひとりごちる。]
(人狼と人間の想いの交錯……こんな場でなければ、とても見られない。
全く、人狼が現れて以来、わたくしは退屈というものを認識出来なくなったかのようです。
何度目でしょうか、これを思うのは。)
感謝致します、お二人とも。そして、さようなら。
[堪えきれなくなったかのように、そう呟いた。]
―自宅への帰り道―
[一人、とぼとぼと歩き、自宅へ戻る。
この騒ぎが始まり、広場から自宅まで戻る時、いつも隣に彼が居てくれた。
でも今は一人。
一度足を止めると、手を繋ぐようにゆっくりと手を差し出すが、もちろん手を取るものは誰もいなく、きゅっと拳を握るのみ]
――やっぱり、………ょっ………。
[小さくつぶやいた言葉は、風に邪魔され誰にも届かない。
空を見上げ、あの星を探す。
だが、あんなに明るく、肉眼でも見えていたその星は、いまでは目を凝らさないと解らぬほど。
もうすぐ終わるんだと、改めて思う]
人狼だからと言って、クレイグくんはクレイグくんで、シュカちゃんはシュカちゃんだったよ…。
きっと、メイちゃんもメイちゃんなんだよ…。
だから、皆の事……。
[そう呟いて、家までの残りの道を歩き、家に帰る]**
ー回想 ツバキの寝室ー
[肩に腕を回すと、目の前には先程ベニヲが切断した、首のない、首。ちろちろとそこを舐めてみると、乾いた血の味。今朝はほんの一筋のそれを、大切に舐めた。今度は空腹の獣が食事を貪る様に、黙々と舐め続ける]
はァ、ツバキさん、美味しい。好き、好きよ
[譫言。好きだと繰り返す。返事などありはしないが、そんな事はもう関係ない]
ツバキさんツバキさんツバキさん…
[繰り返される、名前と、好き。熱に浮かされて、初めはちろちろと舌先のみが動いていたのが、いつしか舌全体で]
>>+107>>+108
殴んのはやだね、どうせ痛くないんだから意味ねーし。
忘れた頃にでもネチネチネチネチ嫌味言ってやる。
ほんっとさあ、感謝しろよー?こっちは殺されてんのに嫌味で済むんだからさあ。
[きっと、こう言って悪態をつくのも、初めてだ。驚かれたって、別にいいや。実のところ、こっちの方が性に合う。
頭を撫でられると、ああ、またかよ、と嘆息した。]
だからさあ、お前…ずっと思ってたんだけどさあ、歳そんなに変わんねーんだからガキ扱いすんのやめろよ…
[一緒に来るか、と問われれば、仕方ないなあ、と答えた。]
墓石ベッドじゃ寝心地悪いし、今日は行こうかなあ。
テレーズとも話、色々したいし。
[投げ掛けられる視線に満足気に笑む]
テオドアさん、お疲れ様
[別に何を知っているでもないままに、何と無く選んだ言葉を投げる]
[マリーベルの横に並んで歩く。差し出された手を握ろうとするが、触れることができない。悲しい現実にまた涙が零れる]
泣いてばっかだな…俺は。お前みたいに、泣かないなんてできねぇよ…
[でもだからこそ、支えてくれる人が現れることを願う。一人で抱え込んでしまう彼女を支えてくれる人を…]
それまでは、見守ってるから…
[その時が来るまでマリーベルのそばを離れないと改めて誓い、歩く。見える人が見れば寄り添っているかのように…]**
ー回想 ツバキの寝室ー
(ツバキさんツバキさんツバキさん)
[ぎゅっとツバキの肩に縋り付きながら、いつしかただ舐めるでは飽き足らず、首筋に噛み付く様にしてしまう。死斑で斑になった肌に、痕が残るのか残らないのか]
ツバキさん、気持ちいい?こういう時どうするのか余り分からないけれど、私ばかり如何にかなってしまっていないかしら…?
[不意に顔を上げると、枕元にある彼の首に心配そうに語り掛ける。息が上がって、頬が上気している。ツバキと、酷く対象だった]
「お気を確かに。」
[気遣いの言葉。しかし、テオドアからなのだ、相変わらず、この男は如何しようもなく白々しいのだろうから]
私は何ともないのよ。だって、ツバキさんに望まれてこうして生きているもの。何を嘆く事が?
[あるの?無いはず]
[>>+112クレイグが懐かしそうに目を細める。]
そうそう、そうだったわね。
早く行きましょう!
続きは公園についてから。
ほら、オズワルドも一緒に…
[早く行きたくて仕方がないらしい。
クレイグとオズワルドの手を取り、楽しそうに集会所を飛び出した。]
ー回想 ツバキの寝室ー
[肩から離した両手でツバキの両頬を包む様にすると、引き寄せて口づけた。ややあって、また静かにその首を降ろすと、今度は只肩に腕を回すではなく、胸を、腹を、股を、押し付ける様に密着する]
アァ、困ったわ。如何するのがいいのかしら…
[手を引かれて、一瞬驚いたように。]
わ、わっと…!
……ったく。
[とても楽しそうに、はしゃぐその姿は、何だかとても可愛らしくて。暖かいものが胸の中に満ちるのを感じた。]
じゃ、行きますか。…ッと。
[暢気な声で、そう言って。テレーズに手を引かれるままに、歩いて行く。思い出の公園へ。]
―公園―
そう、この感じ。この匂い。
変わってないのね。懐かしいわ。
[生前、目の見えなかったテレーズは風景を見ても、いまいちピンとこない。
しかし、そこで感じる雰囲気は、間違いなく思い出の公園そのものだった。
片隅にある小さなベンチに腰掛ける。]
そう、この場所。
広場ができる前は、ここで、よく本を読んでいたのよね。
[そこから、二人の思い出話が始まった。]**
ー回想 ツバキの寝室ー
[暫く戸惑いそわそわと身じろいでいたが、やがて動きが変わってゆく。強く体を押し付けたまま、胸や股を擦り付ける様な動きに]
[息が上がってゆく。思いも寄らない声が漏れそうになるのを、ツバキの肩を噛んで堪える。虚しい行為でも、愛しい人とふたりならば]
な、しょ、小動物……いや、まあ、そんなに身長無いけどさあ……。
……やっぱりあとで殴ってやる。
[>>+114小動物、との言葉にがっくりと肩を落とす。そんな風に見られてたのか、僕は。]
そうそう、死人らしく墓石ベッド。固かったよ、全部すり抜けるけど。
[こんな風に冗談を言い合って、笑えるなんて、5年前には思ってもみなかった。不思議なものだ、と僕は思う。死んでから、こんなに幸せだなんて。]
公園?じゃ、行こうか、…って、わっ。
[テレーズに手を取られ、慌てて飛び出す。]
ああもうテレーズ、そんな急ぐとこけるから…!
……テレーズ、楽しそうだね、よかった。
[二人に聞こえるか聞こえないかの声で、そっと呟き、公園への道を急いだ。]
[テオドアの言葉に、ベニヲも席を立つ。その両腕に、「それ」を、大切そうに抱えて]
ありがとう。夜は冷えるものね、テオドアさんも気を付けてお帰りになって
[もう、見守るべき愛する対象は皆それぞれの場所に戻ったのだから、ベニヲも薬屋へと帰っていった]
ー回想 薬屋ー
[あの後は、暫く頭の中が白くチカチカとした気がする。今は不思議と落ち着いて、乱れた襦袢を正すと再び喪服に身を包んでいる]
さァ、ふたりで行きましょう
[ツバキから贈られた袴で、上手にその首を包むと、ベニヲは集会所へ向かった]**
―思い出の公園―
[テレーズが公園の匂いを懐かしむ。自分も、いきをすいこんで。その空気を感じる。]
ああ。ここは変わんねえな……
[片隅の小さいベンチ。そこに、彼女が座れば。昔、そこで本を読んでいた彼女と姿がダブって見えたような気がして。目頭が熱くなる。]
……そう。ここで、嬢は本を読んでたんだ。そンで、俺は……結構。無神経だったンだよなあ。あん時。
[な?と、相槌を求める。そう、それが、出会いだった。]**
― 果樹園 ―
[深夜。シュカは自分の家、そして果樹園に戻ってきていた。
そこには当然誰もいない。住んでいた家族は、自分の手で殺し、食らってしまったのだから。
戻る場所は、もうない。]
……ただいま。
[寂しさが支配する玄関を、くぐる。迎える声は聞こえない。
シュカは家の中を探し、使えるものを探した。
――家族を弔うために。]
[家族の亡骸は、騒動の1日目に、果樹園の土の中に埋めた。
その時は、殺した証拠を消すために。
シュカは、家族3人が眠る場所に、石や木の枝や家族の思い出の品などでつくった、歪だけど祈りのこもった墓を立てた。
そして、その周りに、たくさんの、たくさんの、花の種を植える。]
殺してしまって、ごめんなさい。
どうか、安らかに。
[殺した張本人が、墓の前で手を合わせる。
そして、冥福を――あの世で幸せに暮らしてくれることを、祈る。
シュカは、ふいに寂しくなった。
いつもいつも、小さい頃から同じ屋根の下で一緒に寝ていた家族。
もう永遠に、同じ場所で眠ることはない。
自分はもう家族の一員でもなんでもないのだ。
シュカは自分の家と果樹園に、別れを告げる。]
―公園―
[テレーズに連れられ、二人の思い出だ、という公園へとやって来る。]
……ふーん、ここが。
[平凡な返事を返す。が、実のところ、あまりにも二人が嬉しそうに話すので、ほんの少し、二人が羨ましくなったのだ。
そうして、僕は二人から語られる思い出を、聞き始める。**]
[出て行く際、思い出の庭を見回す。
庭に放置されていた籠に、林檎が残っているのに気付く。
数日前。村のみんなに配って、空にしたはずなのに。
父親が、殺される前にいつの間にか補充していたのだろうか。
シュカはそこから林檎をひとつ取る。
そして、齧り付く。瑞々しい果汁が溢れた。]
……おいしい……。
[馴染み深い味。いつも近くにあった、忘れられない味。
寂しさの支配する夜空の下、シュカはそれを夢中で食べた。]
明日も、明後日も、その後も。
この村はずっとずっと、ずっと平和。
明日も、退屈な学校に行って、友達と日が暮れるまで遊んで、美味しいごはんを食べて、寝るんだ。
いつもと変わらない、楽しい毎日の繰り返し。
いつまでも、ずっと……。
[いつか、シュカが自分に言い聞かせるように呟いた、その言葉。]
……いつまでも……ずっと……。
[願いは届かなかった。
日常は、もはや手の届かないところへ。
私が本当に望んでいたものは、なんだったんだろう。
林檎を食べ終わると、その芯を地面に埋めた。]
[夜空を、見上げる。
月が誇り高く輝いていた。
――今は、人狼の力が目覚める闇の時間帯。
月を見ていると、どこまでも高く、高く、吸い込まれるような感覚を覚える。
不可能なんてないと、思わせてくれる。]
生まれた時から狼だったメイちゃんは、あたしのこと、ダメなヤツだって思ってるのかもしれない。
でも、あたしはそれでも良かった。
……こんな形だけど、友達になれて、嬉しかったんだよ。
もし願いが叶うなら、また来世で出会って、一緒に遊ぼう。
[シュカは、駆けた。人狼の足で駆け回った。
そして、村の中で一番高い――誰かさんの屋敷の屋根に向かって、登る。
夜の闇に祝福された人狼の身体能力は、極めて高い。
跳躍し、壁を蹴り、登る。
どこまでもどこまでも、恐ろしい速度で駆け上がる。]
[およそ25メートルぐらいの高さを駆け上がり、屋根の上に到達する。
そこからは村の全てが見渡せる。
村の中央にある広場、そこを取り囲む商店の数々、学校と裏手の森、川に山に、全部が見える。
ここが、私の住んでいた村。
――大好きな、村。]
[夜風が、シュカの髪を撫でる。
空を見上げると、先程と変わらぬ月が、そこに。
手を伸ばせば触れられると錯覚する。
だけどそこには届かない。
生者には届かない世界。
シュカは、夜明けと共に、そこに向かう。
夜が彩る美しい景色を眺めながら――時を待った。]**
元気娘 シュカは遅延メモを貼りました。
元気娘 シュカは遅延メモを貼りました。
元気娘 シュカは遅延メモを貼りました。
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