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ー回想•明け方、研究所•実験室ー
[あの後、どうやって集会所を出たのか覚えていない。だがトロイは今、実験室でガラス片に囲まれていた。]
お終い、お終い。…お終い。
[棚から一つ一つ器具を取り出し、床に投げ捨てる。その度に欠片や中の液体が飛び散り、彼女の手には細かな切り傷が出来ていた。]
…
[棚の中が空になれば、今度は机上。未完成のまま終わらせた、自身が一縷の望みをかけていたフラスコを手に取る。]
全部、終わったんだ…
[握った手の力を緩めれば、スローモーションに見えるなんて事はなく、あっさりとフラスコは床に落ちてけたたましい音をたてる。ブーツの底で欠片を踏みつけ、振り返る事もせず実験室を後にした。]
ー現在、研究所・バスルームー
……っ
[タイルを叩く水音で短い眠りから覚醒する。水の張っていない狭い浴槽の中で、シャツ一枚だけの薄い体を抱き込むように縮こめる。]
(死ねるとは、思っていなかった。)
(…だが、もう逃げ道は無い。望みも意味も…理由も、無い。)
[村人が自信を殺してくれる事は無いだろうと悟り、小さく身震いしながらそう考える。]
恐ろしいのだ、このまま…死んだまま、生き続けることが。
[漏れた呟きは、反響する事なく水音に掻き消される。俯いて膝の間に顔を埋めると、濡れた髪が頬に張り付いて酷く不快だった。]**
[何れくらいの時間、布団の中でツバキの遺骸に縋り泣いていただろうか。いや、鳴いていたのだろうか。
いつしか未だ暗がりだったツバキの寝室は朝の光に侵食されていた]
[涙と叫びで全身が枯れ果て痺れる。覚束ない体を起こし、ベニヲの方を向き横になっているツバキの、命の重みの失われてしまった体をきちんと布団の真ん中に仰向けに寝かせた]
[ふと顔を覗き込めば、口元に一筋の血。口の端から、低くなっていた方向へ、只一筋。今や乾いて、どす黒い血の筋]
[嫌という程実感する、彼が愛したこの村が、彼を殺したのだと]
(せめて、只眠っている様に、安らかに)
[口づけをかわす様に、彼の唇に自分の唇を、暫しの時間重ねる。ややあってそれを離すと、そのまま幾度かに分けて、噛み締める様に、その命を取り込む様に、少しずつ一筋きりの血を、舐めとってゆく]
/*
起きたらさ、テレーズ嬢がクレイグと同じ日に逝ってて、うらやまつらくてお仕事行くの面倒になったよねヽ( ´ ▽ ` )ノちっ
/*
さて。
考えたけど、よろず屋の鍵をカギにしようかな。
もはや預かったことすら忘れかけているあのカギを。
あのカギを渡して後を託すために村人の前へ現れる。
そこで言いたいことある人からは話を聞いて、最終的に命を絶とう。
墜落死で。
*/
ー薬屋・自室ー
[自身が死んだ事を理解するのは容易い事だった。もっとも、永く生きていようが死んだのは此れが初めてなのだが。暗い闇で目を覚ました時、ツバキは自室に居り、ベニヲの泣き叫ぶ声をただ聴いていた]
………あーあ、そんなに泣いちゃって。
俺までまた泣きたくなるじゃねぇか、ベニヲちゃん。
[暫く自身の亡骸に縋り泣いた彼女はひとしきり泣くと、ツバキの身体を仰向けにしてその死に顔に口づけた。流るるヒトではない者の血を取り込むかのように。その様子を困ったように見やれば、ベニヲの隣に寄り触れられない手で彼女の頭を撫でる仕草をした]
そんな事してたらベニヲちゃんも狐になっちまうぜ?
それとも誰か呪い殺すつもりか?…困った娘だねぇ。
[勿論ヒトとして生まれた者がそれだけの行為で妖狐になるなど出来ないし、呪う力が備わるわけでもない。きっと死に顔を綺麗なものへとしてくれてるのだろうと、ツバキは苦笑した。やがて行為が終われば、ベニヲがふらりと薬屋を後にして行くのを見送る。もう少し寝ていようかと、ツバキはまた瞼を落とした]**
ーどこかー
[ふと、唐突に目覚めた。ここがどこだろうともはや自身には関係がなく、寒さも感じないから平気だ。]
ん…ここ、どこだろう…昨日オズワルド一緒に帰ってきて…帰る?帰るってどこに帰るんだ……?あ、墓地か。どこかじゃなくて、墓地ね〜…。
今日は…クレイグとツバキが、来るのかな?誰も人間が襲われなきゃいいんだけど……
[トキワはまだ頭が覚醒していないためかぼーっとしながら村の行く末を案じている]
─ 回想・深夜 ─
[シュカはメイと合流し、本屋の2階へ侵入した。
今夜の標的は、占い師テレーズ。]
……こんばんは。
あなたの能力にしてやられちゃったな。
能力だけじゃない。クレイグさんを欺く勇気も凄かったよ。
ふたりっきりの時間はどうだった?
大丈夫。すぐに、続きができるから。
[メイが一撃を加えるのを見届け、シュカはテレーズの側に屈んだ。
そして、一思いに、確実に絶命する一撃を、喉元に。]
……どうか、幸せに。
向こうの世界はきっと、人間も人狼も関係ないから……。
[愛し合うふたりを永遠に一緒に。
シュカは、隣り合わせに横たわる人間と人狼だったものを見下ろして、静かに去った。]
[朝、マリーベルが目を覚ます。結局昨日は全く動けなかった…]
おはよ。
[軽く声をかけ、マリーベルが貸した服を返さないと…と呟くのを聞く]
いいよ。返さなくて。俺のもん全部やるっつったろ?まぁ、血まみれの服もらってもいらないか…時間あったら適当にほしいの見繕って持ってこいよ。
[自分の所有物など、もはや必要のないものだ。マリーベルが持っていてくれるなら、これほど嬉しいことはない]
……エゴだな、これは。
[自嘲気味に漏らす。マリーベルを見送り、今日は少しぶらつこうと考える。襲撃されるなら夜。しばらくは大丈夫だろう。それに、ずっとくっついていても仕方ない。今日はクレイグがこちらに来ているはずだ]
…会いに行くか。
[自分を殺した、相手に]
―本屋―
[村を歩き、誰かが死んでいるのは見つけられなかった。
ならばここではないか、そう思い、やってくる。
ツバキの事も気になるが、傍らにはベニヲがいるかと思うと、今は会う事が出来ずせめてと思ったのだ。
本屋に入ると、昨日も嗅いだ匂いが鼻を衝く。
匂いに誘われるように、2階に上がり、そして目撃したのは、ベッドに横になり、胸と喉を裂かれたテレーズと、その隣には、額を撃ち抜かれたクレイグの死体。
殺されたというのに、テレーズの顔はどこか安らかにも見え、深く息を吐き出し]
……ぁぁ、ありがとう。メイちゃん、シュカちゃん……。
[集会場でクレイグに、テレーズを殺さないでと言ったのに、口から出た言葉はまるで矛盾するお礼の言葉であった]
せめてと触れ合う面の手を握らせ、瞳はうるんでいるものの、涙はそれ以上でないのか、悲しげな笑みを浮かべ]
テレーズちゃん、お疲れ様……ありがとう。
辛かったわよね。
でも、もう良いだよ……。
クレイグくんも、辛かったでしょうね……。
[集会場を出ていく姿が浮かんでしまう]
だから……もう、争わなくていい、あの世で、二人仲良くね。
それでもし……。
[何かを言おうとするが、口をつぐみ首を振る]
もうあの人に、私は何も言えないわ。
……それじゃ、今日も誰かがそちらに行くから、皆で他の人を見守っていてね。
[それだけ言うと、本屋を後にする]
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