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[巡る刻の輪廻 駆け抜ける風
私は彼女と44回目の駆け逢いを紡ぐ。
視線の先に揺れる日輪と大地の髪
躍動する肢体 眩しく煌めく汗
それを追いかけ 走る 走る
踊るように 跳ねるように
少しの間、逢えなかった刻を一片に集めるように見つめながら。
彼女は私をもう超えた
43回目のあの日から、私は彼女をもう振り返る責務も権利も失った。
彼女は翔け征く 大地の翼を命に宿し 生命を燃やし。
私は駆けるだけだ。私に翼はないのだから。
生は凍っているのだから。
だからもう追いつけない。
“異変”が訪れさえしなければ]
[44回目の駆け逢いは、その異変によって終わりを告げる。
おひさまの振り返す手が止まる。足が止まる。
翼が止まる──]
……
[見上げた空 太陽に蝕れる月の掌
雲を払い、その雄大にして艶やかな身体を侵す理
現の世界ならば、物珍しいことながらも起こりうる朔日の戯
けれど、ここに世界の理は存在しない。
ミズキの元に月が昇らぬことは、おそらく知らない。
私が彼女に会いに行くのはいつも昼と定めていたから。
同時に私が星の彼女に会いに行く時は、
黄昏を待って宵を纏うのだけれども……
それでも、“それ”がおかしいことは
彼女の様子を見ればわかることだ]
おひさまの子、ゴールは自ら向けに来てくれることはないよ。
翔け征くのだろう? 翔け抜けるのだろう?
なら、今はまだ佇む刻じゃない。
……それに潮騒の子が待っているよ。
真昼の子は焦がすだけでいいのだよ。
焦らすのは真夜中の所行だから
[追いついたのなら、バケツを持たない方の手で肩を抱いて、仮初めのゴールへ誘ったことだろう。]
むりにつれてったり、しないから。
[怖れの理由を語る様子に耳を傾ける]
カスミが、へいきっておもえるようになったら。
それから、おほしさまにあいにいけばいいの。
ぐれいへんは。
ひとりでは、いっちゃったりしないから。
[夢が少女を拒絶する可能性もまだ。
今は知らないから]
ミズキと。 おはなしできたら、いいね。
[背を向ける星売りの素振り、敢えて見ないふりをする]
それじゃあ。
ぐれいへんは、いくね。
[月明かりを見上げて、わざと羽音を立てて飛び立つ。
涙を見せたくないというのなら。
せめて泣くのを我慢しなくて良いように]
[そして、手を振っていたシンへと緩やかに手を振り返し歩み寄る。]
やあ潮騒の子。今日も海は煌めいているね。
今日もキミは輝いているね。
ああ、今日も大漁だね。ステキなものを拾えたかい?
[その籠に彼女にとって“ステキ”ではないものが入っていることなど露知らず、膨れあがった籠を眺めて常と変わらぬ様子で語りかける]
浜風が聞かせてくれたのでね。
ここに来れば美味しいご馳走を頂けると。
波風が教えてくれたのでね。
早く来ないと育ち盛りの欲張り泣き虫君が
全部を平らげてしまうよと。
陽風が誘ってくれたのでね。
今日は川魚は美味しいよとね。
だから、ボクはお腹の声で答えたのさ。
たいへんたいへん。
背中がくっつくまえに急がなきゃ
ってね。
浜風が聞かせてくれたのでね。
ここに来れば美味しいご馳走を頂けると。
波風が教えてくれたのでね。
早く来ないと育ち盛りの欲張り泣き虫君が
全部を平らげてしまうよと。
陽風が誘ってくれたのでね。
今日は川魚は美味しいよとね。
だから、ボクはお腹の声で答えたのさ。
たいへんたいへん。
背中がくっつくまえに急がなきゃ
ってね。
だから走ってやってきたのさ。
おかげで汗だくだ。はらぺこだ。
[カラカラ嗤いながら、手に持ったバケツをシンに見せる。
端の方で、いつの間にか肩から下りていた白蛇が、戻ってきたかやって来たかわからない子蟹と対面し、遊び遊ばれ弄ばれて、尻尾を巻いて帰ってきた。
その口に石花菜の欠片を咥えながら。
空に見せ始めた“異変”の痕
崩れていくセカイ
海の様子はどうだっただろう?
そして彼女たちの様子は?]
潮騒の子、変わりはないかい?
[期せずして慮るような言葉が口をついた]**
― こうや ―
[月明かりを背に渡り鳥は海辺を目指す。
だけど]
――……?
[荒れ果てた野に迷い込んだ。
正確には今まさに朽ちていこうとする野に。
そこがかつて夢見る少女の棲んでいた場所と判るのに
幾らかの時間を要した。
誰かが夢を去ったとしても。
時間をかけて極自然に理が消滅するか、
あるいは他の誰かの夢に同化するか。
少なくともこんな姿で残ったりはしない]
[小さな姿を見下ろす。
呆然と見上げていた姿が動き出す。
時を止める為 色々なものを置き去りにした姿は
言葉に、微か綻びを乗せて。]
……そっか、懐かしかった……か。
いや、謝ることはないよ。
――…………思い出ってさ、思い出すと、楽しいよね。
その時の、楽しかったこと、とか思い出して。
[お人形めいた笑い方に見えるハルに
そう零す。
それは、子供 の楽しみ方
……では、ないかもしれないが]
―海岸線の家―
…ミズキ?
[振っていた手を止めて少女たちのやり取りを見る。
なにか話しているその後ろ、太陽は少し光が弱い。
バケツを揺らしながらやって来た二人に
再び緩く手を降りながら近づいてゆく]
いらっしゃい、…浜風?
──ああ、もしかして
[泣き顔の道化は情報源となったらしい。
籠を抱えたまま建物の方へと歩き出す]
パンとハムの事ね。
……小さい頃さー 姉さんと手をつないで寝ると
同じ夢を見ることができて
そこで遊んで楽しかったなー、とか。
よくさ、夢って見た後忘れちゃうて言う話を聞いて
姉さんが、それについて聞いてきたこともあったな……
逆に……忘れてしまうのは……
忘れられるのは……悲しい
せっかく同じ時を過ごせたのにさ
忘れちゃうのは……楽なんだけど、さ……
[解かれた腕、道化師からも腕を解いて
軽く、頭を撫でるに留めて。
リヴリアとは言わず、姉と口にしながら。
遠い昔、口にしたことを、もう一度口にする。]
なーんて、僕も年かなー
近頃疲労が抜けなくてね?
懐かしいなぁ……あの頃……楽しかった。
[そうして、彼女の髪から手を離して、
両の手を地面につけ、
そこに体重を預けて空と花を見上げ笑う。
懐かしさ、遠い思い出。
もう戻らない、無邪気な日々。
胸が、痛む。同時に、その痛みさえ 大事 だと思った]
[バケツの中を覗けば蟹がいる。
蛇が負けている器の中には淡水魚]
いい型ね、綺麗。
んー…獲れたてだろうけど焼こうか。
生はちょっと危ないからね。
塩竃にしてもいいけど、出来るかな…。
[川魚らしい、しゅっとした細いフォルム。
見下ろしてあれこれ思い付く実験方法
それを遮るような道化師の声に
顔をあげて少しばかりの沈黙]
…。
この浜は、毎日どこかしら何か違うから。
[浜に打ち上げられるものも。
訪れるものたちも、また]
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