人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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視点:


道化師 リヴリア は 太陽の子 ミズキ に投票した。
道化師 ダハール は 太陽の子 ミズキ に投票した。
渡り鳥 グレイヘン は 太陽の子 ミズキ に投票した。
太陽の子 ミズキ は 星売り カスミ に投票した。
お花畑の ハル は 太陽の子 ミズキ に投票した。
星売り カスミ は 太陽の子 ミズキ に投票した。

太陽の子 ミズキ は村人達の手により処刑された。


道化師 リヴリア は、道化師 ダハール を占った。


【赤】 渡り鳥 グレイヘン

星売り カスミ! 今日がお前の命日だ!

2013/02/11(月) 05:41:36

次の日の朝、星売り カスミ が無残な姿で発見された。


《★占》 道化師 ダハール は 人間 のようだ。


現在の生存者は、道化師 リヴリア、道化師 ダハール、渡り鳥 グレイヘン、お花畑の ハル の 4 名。


【独】 医師 シャルロッテ

/*
ほむ。

この場合、何が残るかってーと

▼ハル ▲なし →ワカラナイ
▼ぐれいへん →ハル、リヴ、ダハが死亡オチ

( -0 ) 2013/02/11(月) 06:56:14

【独】 医師 シャルロッテ

/*

ネカフェなう。
眠い。非常に。バス眠いわやっぱ。
さて…カスミとミズキを起こしにいこうかね。

( -1 ) 2013/02/11(月) 06:57:52

【墓】 医師 シャルロッテ

― 少女たちの部屋 ―

[グレートヒェンたちの会話はわずかに聞こえていた。
 そこで彼女を追いかけるか、わずかに迷った、けれど]

……あら。

[その前に眠っている少女たちを、とベッドを回っていたとき。
 ミズキ、カスミと呼ばれる二人の少女の様子が普段とすこしちがうことに気づく。
 ……ばたばたとカルテを取りに走り、息を切らして戻る。
 
 そのまま、どちらかでも目が覚めるまで注意深く観察していた**]

( +0 ) 2013/02/11(月) 07:09:35

お花畑の ハル

[貸してもらおうかな。リヴリアのその言葉>>3:137に、少女は気前よく頷いた]

 リヴリアちゃんと、お揃いの格好。
 なんだか面白いねえ。

[想像してみる。同じ服を着た二人が並んでいる。
 まるで似ていないのに、なんだか姉妹のよう。
 ……なんて。少女に家族なんて、いないのに。少女はこっそり苦笑して、そのイメージを霧散させた。
 すぐに気を取り直して、ダハールに"ロリコン"という不名誉な疑惑を与えてしまったとも知らず、リヴリアの問いかけに素直に頷く]

 あのねえ、恥ずかしがり屋さんのダハールちゃんをねえ、ハルがちょっといじめちゃったみたいだよう。
 逆襲されちゃったあ。

[転がるようにして遊んだこと。楽しい記憶のはずなのに、思い出すとどこかがちくんと痛いような気がした。
 痛いことなんて、なんにもないはずだから、そんなのはきっと気のせいだけど]

( 0 ) 2013/02/11(月) 12:49:10

お花畑の ハルが「時間を進める」を選択しました。


お花畑の ハル

[それから、用事がありそうな二人を見送って、もぐもぐとパンを食べた]

 可愛い旗だねえ。

[ご機嫌で呟く。その頃には、ハムの材料をしゅうかくしてくれた女の子のことも、旗をピラフに立てたら教えると約束した女の子のことも、少女はきっと忘れてしまった。
 そうして]

 ……あっ!

[ずっと雲に隠れていたおひさまが、ようやく顔を覗かせる。
 ふわりと少女の頬をあたたかな春風が撫でていく。
 傍らに目を落とすと、花冠のために摘んだレンゲは、生き生きと少女に編まれるのを待っていて]

 えへへ。今日はとってもいいお天気、だもんねえ。

[少女は頬を緩ませ、そう呟く。
 ほら、やっぱり気のせいだった。
 今日はとってもいいお天気で。おひさまはぽかぽかで、風は暖かくて、お花はとってもきれいで、それが揺らぐはずがない。
 ご機嫌な少女は、リヴリアとダハールの払う犠牲を知らない**]

( 1 ) 2013/02/11(月) 13:01:43

道化師 リヴリア

[現実は小説より奇なり──
さも至言のように謳われる

そんなことは当たり前だろう?
だってお話しには起承転結があって
登場人物には皆スポットライトがあたる。
主人公には主人公の
ヒロインにはヒロインの
脇役には脇役の
敵役には敵役の

……噛ませ犬には噛ませ犬の色が]

[様々な色が密接に絡み合い
フィナーレへ向かってとパレードは続く
全ては書き手のタクトに倣い
読み手の頭の中でパーツは埋められていく

それが虚構なのだから]

( 2 ) 2013/02/11(月) 13:30:17

道化師 リヴリア

 ……

[目を開けると そこは花畑だった。
爽やかな風が吹き抜け
花々が気持ちよさそうにその風を受けながら
煌めいていた。

まるで虚空に描かれた一枚の絵のように

ように…ではないだろう
まさしくそれは絵だ。
夢に描いた一枚の絵
私がはじめて他人のために描いた夢の絵
私より永きの夢を旅して
多くを知って
けれど、その殆どを忘れてしまった彼女へ
私があげる 最初で最期の一枚

受け取めたか否かを見届ける気はもうなかったのだけど]

( 3 ) 2013/02/11(月) 13:30:54

道化師 リヴリア

 ああ、お食事かい?

[彼が手をさしのべる>>3:160
少しの間その手をじぃと眺めた後……

──その手を払いのけた]

( 4 ) 2013/02/11(月) 13:31:14

【独】 道化師 リヴリア

 

 掴みたいと願う心を凍らせて

( -2 ) 2013/02/11(月) 13:31:55

道化師 リヴリア

 食べておいで。ハルの子と過ごせる最期の時間だ。
 食べてお行き。けれど逆“襲”などと言って手折ってはくれるなよ。

 そして、食べたならもうお帰り。
 キミはここの住人ではないのだろう?
 キミ自身の口でそう言ったことだ。

 ああ、確かに夢はもう終わるよ。
 死ぬさ。私も、ハルの子もね。
 だが夢の終わりに他人は関係ないだろう。
 現の住人ならば、現で朽ちろ
 キミにはまだ幾許かの未来があるはずだ。
 ……過去には夢はないんだよ? ダハール。

[ニィ…っと嗤って見せてから、踵を返す]

( 5 ) 2013/02/11(月) 13:32:25

道化師 リヴリアは、道化師 ダハール を投票先に選びました。


【墓】 太陽の子 ミズキ

― 少女たちの部屋 ―

[医師の持つカルテには>>+0
 ミズキと呼ばれていた少女が生まれた時から患う病の名と
 既往歴が細かに記されているはずだ。

 きっとすべて、書いてある。

 それが成人までの生存率が低い難病であることも。
 10歳前後にしか見えない背の低い身体も、
 その身体と同程度しかない知能のことも。
 病状は発作が起こることによって悪化し、
 一年前に発作が起きて以降
 少女はベッドから動くことも出来ず
 ほとんど寝たきりになってしまっていたことも。]

( +1 ) 2013/02/11(月) 14:17:31

【墓】 太陽の子 ミズキ

[その頃から、
 少女が時折『死にたい』と口にするようになったことも。

 父と娘、ふたりきりの家族であることも。

 難病の娘抱えた父親は元々忙しく働いていたけれど
 その発作以降、入院費を稼ぐために
 余計に忙しく働き始めたことも。

 今も、"ろくに見舞いにも来れない程"
 身を粉にして働いていることも、

 ―――きっと、全部。]

( +2 ) 2013/02/11(月) 14:20:00

【墓】 太陽の子 ミズキ

― かくしたことば ―

 ずっとずっと、太陽になりたかった。

 太陽になればもう苦しまないで済む。
 こんな痛々しい姿、見せなくて済む。
 何度も何度も生まれた意味を問いかけて
 お父さんを苦しめないで済む。

 どのみち死ぬのなら……
 月のように夜に消え失せていくぐらいなら、
 幻の世界の太陽になって燃え尽きてしまいたかった。

( +3 ) 2013/02/11(月) 14:24:39

【墓】 太陽の子 ミズキ

 未完成で生まれてきた、
 大切な人を苦しませるだけの「わたし」には
 生まれてきた意味なんてきっと無かった。

 ―――でも、いいよ。
 君が望むなら、
 君がこの生命に意味を見出してくれるって言うなら、
 この意味のない命、君にあげる。

( +4 ) 2013/02/11(月) 14:26:28

【墓】 太陽の子 ミズキ

 この世界でだって、私は太陽にはなれなかった。
 巣を求める渡り鳥を照らしてあげることも
 朽ちていく道化師に雨水と収穫を与えることも
 
 けれどね、星売り。
 君が望んでくれるなら私は、
 君には到底届かない、とおいとおいあの夜空で
 きらきら輝いて君のこころに灯る光になれる。

 私は君のこころの星になる。
 どこかの空に私がいることを君が信じてくれるなら、
 私は君の中で太陽になれるんだ。

( +5 ) 2013/02/11(月) 14:30:24

【墓】 太陽の子 ミズキ

 ありがとう。

 さようなら。


 そして、 ……ごめんね。

( +6 ) 2013/02/11(月) 14:30:56

道化師 ダハール

[ゆっくりと、春は再び訪れる。
 日差しに、風に、花に。
 香る蜜の匂い、桜も散りきらぬ花に変わる。]

[右手が右手を払う。
 俺はその右手を一つ見て、
 また、はじめてみた赤に視線を戻す]

 それは、リヴリアが決めることではないよ。
 ………俺は、帰らない。ここに最後まで残る。
 

 家族だからね……最後の。

[今は鈴のない長い髪が春風に流れる。
 その髪に手を伸ばし、右手は掴まえれば

 ………………遠慮なく一房強く引いた。]

( 6 ) 2013/02/11(月) 14:35:09

【墓】 太陽の子 ミズキ

― 少女たちの部屋 ―

[眠る少女のまぶたがぴくりと跳ねる。
 まばたきをしようとしているのだ。
 けれど力無き身体は、まばたきすら簡単には許さない。

 重いまぶたをゆっくり、ゆっくりと開く。]

 …………?

[ぼんやりと霞む視界。
 首を動かすことすら自由にならぬ身体。
 そこで少女は悟る。
 ああ―――自分は、『帰ってきたのだ』  と]

( +7 ) 2013/02/11(月) 14:39:57

【墓】 太陽の子 ミズキ

 
 ……ぁ、 …ぃ、

[ わたし ]

[力を振り絞り、喉から呻き声を漏らした。
 眠りについていた時間はほんの数ヶ月だけれど、
 使っていなかった声帯は弱るには十分で。

 ここは――どこだろう。
 視界ははっきりとせず、部屋の様子は分からない。
 けれどなんとなく、いつもの病院とは違う気がした]

( +8 ) 2013/02/11(月) 14:40:16

【墓】 太陽の子 ミズキ

[点滴からつながる自分の腕は真っ白で、酷くやせ細っている。
 もう、あの健康な身体は自分のものではないのだ。

 脳裏に走る夢の名残は、
 繋ぎ止めなければふわりと逃げていってしまいそうだ。
 それを忘れてしまわないようにと、
 思い返す。別れを。
 ぼんやりとした意識の中で必死に痛みを掻き集める]

( +9 ) 2013/02/11(月) 14:47:22

【墓】 太陽の子 ミズキ

 
 ぉめん、……  ぇ。

[ ごめんね ]

 ふぁ… っぁ…………。

[ ばか ]

( +10 ) 2013/02/11(月) 14:47:56

【墓】 太陽の子 ミズキ

[皮肉なもので、少女は未だ知らない。
 今しがた夢の中で別れを決めたばかりの少女が
 すぐ近くで目覚めを迎えようとしていることを。

 言葉のかたちにもならないその声は、
 医師に、だれかに届いただろうか?]

 …………。

[渾身の力で声を搾り出せば、
 それだけで力尽きたようにそっと目を閉じた。

涙が目元からふわりとこぼれる。
 こぼれた涙は酸素マスクを伝って、
 白い枕へと流れ、染みを*つくった*]

( +11 ) 2013/02/11(月) 14:52:17

渡り鳥 グレイヘンは、道化師 リヴリア を能力(襲う)の対象に選びました。


渡り鳥 グレイヘン

[まだ夢が夢の形を残す内に。
 太陽と星は手を繋いでやって来た。
 空を黒く染めるのは太陽に重なった月。

 2人の手首でブレスレットが輝く。
 それは遠くからでも渡り鳥の標になるには十分で]

 ――おともだち、なれたのね。

[目を細めて微笑む]

 ぐれいへんとおそら。
 いっしょにとんで――くれる?

[今ならば。
 あの月の裏側まで行ける気がする。
 そうすれば花水木が望んだ太陽にだって。
 星売りが求めた星にだって。
 ほんの一瞬でも手が届くような気がした。
 これが終わりのユメならば]

( 7 ) 2013/02/11(月) 15:10:05

【独】 道化師 ダハール

/*
ミトコンドリアー

( -3 ) 2013/02/11(月) 15:17:41

渡り鳥 グレイヘン

[ならば、その一瞬だけで良い。
 彼女達の煌めくユメまで一緒に着いて行きたい。
 もうどんな憧憬も叶えられない渡り鳥とは違って。
 彼女達はまだユメを創る事ができたから]

 いっしょ。

[このユメを超えるまでは。
 そして、このユメが醒めるまでは。

 左右両の手で2人の手を取る。
 翼を広げれば雪のように羽根が散った。
 花水木の髪飾りを一度だけ、見やる]

 いくね。

[風を払うように大きく羽ばたく。
 重さという概念を掻き消すように、向かう先は――そら]

( 8 ) 2013/02/11(月) 15:20:34

渡り鳥 グレイヘン

[景色が変わっていく。
 近くなる星、小さくなる世界。
 綻び欠けて行く夢の大地が遠ざかっていった。

 少しずつ2人の存在が薄れて。
 意識だけのものになっていく。
 それでもきっと。
 2人なら、互いの姿を最後まではっきり見る事ができただろう。
 空で輝く、太陽と星ならば――きっと。

 やって来たのは、まだ夜を保つ星売りの空。
 明けなかった夜がもうじき終わる。
 握っていた2人の手を引き合わせて、微笑んだ]

( 9 ) 2013/02/11(月) 15:33:53

渡り鳥 グレイヘン

[そして、手を離す。
 そのまま2人は空に留まって。
 その存在が燃え尽きるまでこうやって。
 ほら、光るのだろう。

 花水木の右手で、太陽が。
 星売りの右手で、明星が。

 その光がとても綺麗だったから。
 渡り鳥は羽ばたく事を忘れた。
 風の中を真っ逆さまに墜ちながら。
 手を、振った]

 ばいばい。

[明けの真白な空に、羽根が、散った――**]

( 10 ) 2013/02/11(月) 15:39:32

渡り鳥 グレイヘンが「時間を進める」を選択しました。


【赤】 渡り鳥 グレイヘン

― 階段 ―

[屋上へ続く人気のない階段は、冷たい。
 体も冷え切っていた。

 確かに連れて帰って来る事ができた。
 だけどきっともう。

 私は此処から動けない]

 ――……。

[不機嫌だった表情がふっと和らぐ。
 “グレイヘン”だった頃の面影を取り戻して。
 命は燃え尽きようと*していた*]

( *0 ) 2013/02/11(月) 15:46:47

【墓】 星売り カスミ

― 夜を纏う少女の話 ―

[カスミと呼ばれていた少女は。
彼女が眠るきっかけになった事故まで、大病を患うことも大怪我をすることもなく、
ましてや大切な人と死に別れることもなかった。

夕暮れ時、行きかう人でごった返す駅前で空を眺めるのが好きで、
丘の上の天文台を訪れては飽きもせずプラネタリウムに見入っていた、
そんな、ただ星が好きな、少女だった。

彼女の経歴で特筆すべき部分をあげるとしたら、
天文部の部長をつとめていた頃に、頑張る高校生としてとあるテレビ番組に取り上げられたことくらい。

ちょうど、数十年に一度の流星群が見られる時期が近かったのもあり、
それなりの視聴率を稼いだそうだが、
そんな数字に興味などなく、星を見上げる人が増えればいい、と、
素朴に思っていた]

( +12 ) 2013/02/11(月) 17:53:06

【墓】 星売り カスミ

[そんな彼女が、バスの事故から身体は生還してもこころまではかえってこずに、
眠り続けることを選んでいるのは何故なのか――

医師や介入者たちは、彼女を見舞いに来た友人から手かがりを聞きだすことができただろうか。

恋に破れた話。
「星を見つけたら思いを伝える」。
そう決めて、初めて好きになった人へ告白する機会を伸ばしているうちに、
彼に結婚前提で付き合っている人ができたと知ってしまった話。

哀しいはずなのに、彼らの幸せを願うセリフを告げて、別れた話]

  『本当はすぐにでも奪ってやりたかった』

  『何でこんなこと考えちゃったんだろ、私』

( +13 ) 2013/02/11(月) 17:57:19

【墓】 星売り カスミ

[『嫌いだ』。

さっさと思いを伝えなかった自分が悪いのに、
自分の気持ちを知らずに勝手に大切な人を作った相手の幸せを、
ぶち壊したくなった、こんな、私なんて。

だから星になりたかった。
遠くからみんなを見ているだけの。

そうすればもう、誰を傷つけることもない。


      無論自分が傷つくこともない]

( +14 ) 2013/02/11(月) 17:58:01

【墓】 星売り カスミ

― 現から夢へ ―

[事故は明け方に起きた。
夜行バスの窓にもたれかかって、うとうとしていた。
目を開けば、すぐに空が見える位置。

甲高い音が聞こえた気がして、閉じかけていたまぶたを開く。

目覚めたばかりで光の褪せた瞳が、空に浮かぶ白い星を無意識のうちにとらえた瞬間、
轟音と衝撃がバス全体を覆った]

( +15 ) 2013/02/11(月) 18:00:43

【墓】 星売り カスミ

― 夢から現へ>>10 ―

――――…っ!

[思い出した。
意識が急激に覚醒し、引き伸ばされた感覚。
何かにぶつかったバスがひしゃげていく光景がスローモーションで再生されて。

その後、衝撃で身体はどこかに投げ出され、失墜の感覚を味わうことになる。
永遠とも一瞬ともつかぬ時間の中で、早く終わって楽になることを、確かに、願っていた。


思い出していた。全部。
渡り鳥の少女が墜ちていくのを見ながら。

また、墜ちていくんじゃないかと思った。
けれど]

( +16 ) 2013/02/11(月) 18:01:19

【墓】 星売り カスミ

……綺麗。

[夢が尽きるまでの僅かな間、浮遊感だけがあった。
それにやすやすと身を委ね、無邪気な声をあげる]

ね、綺麗、ですよねえ。

[花水木の少女から返答はあっただろうか。
ともかく、彼女の方を向き、その髪に散っていく白と同じそれをようやく、見つけた]

( +17 ) 2013/02/11(月) 18:02:22

【墓】 星売り カスミ

― 少女たちの部屋 ―

          [――白い、白い、空間]

          [けど、さっきまでいたところとは、ちがう]

    [どこ]
           [ここは、どこ]

       [ミズキちゃんは?]

―――、ぅ。

  [わたしは、
  どうしてだれかをちゃんづけでよんでいるんだろう?]


[――――わたしは、 『私』は、 だれ?]

( +18 ) 2013/02/11(月) 18:13:14

【墓】 星売り カスミ

[右手が、ベッドのシーツを弱々しく引っかいた。
自分の周りに散らばったカケラを拾い集めようとするように。

ぱたり、指の動きがやむと同時に、]

……… ん。

[弱々しく開けた目が、白い空間の正体を今度ははっきりととらえた。
といっても、どこかの部屋、としか分からなかったが]

………。

[カケラは散らばったまま。
だから、誰に対してか釈然とせぬまま、
どうしても言わなければならないことを、告げようと、口を開く]

( +19 ) 2013/02/11(月) 18:23:08

【墓】 星売り カスミ


……ぁ、――、――、――ぉ。


[『ありがとう』。

声にならない、ほとんど口の動きだけで伝える、感謝の気持ち。

伝えただけでは思いは満たされず、
届け、――とどけ、と願って息を吸う]

―――ひ、っ

[まるで泣いているような声しか出なかった。
そのうち本当に涙が出てきて、
ただでさえぼやけたままの視界が、ますますぼやけてきた。

明かりが、眩しい。
何かが――足りない**]

( +20 ) 2013/02/11(月) 18:40:20

【墓】 医師 シャルロッテ

ー ミズキのそば ー

[起きるまでにの間、カルテを読み込んでいた。
彼女の病のことも、父親のことも、眠ってしまうまでのことも。
もしかしたら目を開けられないかもしれない。

…そこまで考えた頃、ゆっくりと開く、瞼]

おはよう。
私のこと、わかる?

私は、シャル。
あなたの病気の専門の医者ではないけれども、
ここの病院にうつってからあなたを診てきたの。
お父さまも何度かいらっしゃったわ。
お元気で働いていらっしゃるわよ。

[目をみながら、ゆっくりとはなす。
聞き漏らさないように、機械音の間に耳を澄ませ、唇読む]

( +21 ) 2013/02/11(月) 18:44:58

【墓】 医師 シャルロッテ

…?

あ…う…い…?

[んー、と考え込むように首をかしげる。
カルテをばらばらとめくる。
父の名前でもなさそうだった。

…いろいろな名前を口でもごもごとさせたあと、ん、と思いついたように]


……カスミ?

[そう?と首を傾げた]

( +22 ) 2013/02/11(月) 18:45:31

医師 シャルロッテ、そのころ、誰かの声に気づいた**

( a0 ) 2013/02/11(月) 18:46:18

道化師 リヴリア

 ……

[私のの髪を掴み離すまいと引くダハール。
そうか…そういう決心でやってきたのか。
“家族”……嗚呼そうだね。最後の家族にしてしまったのは私のせいだ。
私の咎、私の責。
それを贖罪するのならば、私は彼のために、家族の一員として
弟の望むままに終焉を迎えるべきなのかもしれない。

でもね…ダハール。
貴方はどうしてそんな残酷なことを私に言うの?
……ううん、わからなくていいの。
でもね……]

( 11 ) 2013/02/11(月) 18:47:10

道化師 リヴリア

 私は君のそういうところが嫌いだよ。
 ダハール。

 自らの中だけで結論づけて、知った風な口をきく。
 いつだってそうだ。あの女との諍いも
 しゃしゃりでて“介入”して!

 家族? ああそうかい家族かい?
 じゃあ貴様にとって家族とはなんだ?
 貴様の理屈では、家族なら傍にいるのか?
 当人の意向は無視か?
 それが貴様の言う家族か?

 反吐が出る!

[掴んだ手をふりほどこうと、強固に抗う。
離さぬなら、己の髪を切り裂いてでも]

( 12 ) 2013/02/11(月) 18:47:24

道化師 リヴリア

 家族と共に死ねるなら本望とでも私が思ったのか?
 それとも自己満かい?
 いや……お前のことだ。こうでも思ったのかな?

 『責任の一端は自分にもある』とか?

 まったく嗤える話だ。嗤いすぎて哀れにすら思えてくる。
 私を自己満足の供物にしてくれるなよ。ダハール。
 お前にそんな責を負う義務も権利もない。

 ああ、いいさ教えてやる。
 私はな……ダハール 
 
[そうやって背負ってくれようとする。
まるで小さなお菓子をはんぶんこして一緒に食べるように
夢を共有するのと変わらぬ差までいつも私と共有する。
そんな貴方を 私は──]

( 13 ) 2013/02/11(月) 18:47:45

道化師 リヴリア

 

 大嫌いだったんだよ。
 ああ、憎んですらいた。

( 14 ) 2013/02/11(月) 18:47:57

【独】 道化師 リヴリア

 

 大好きだった。
 家族の枷を外れて好きになってしまった。

( -4 ) 2013/02/11(月) 18:48:08

道化師 リヴリア

 優しいと思っていたかい?
 それはそうだろう優しく努めていたんだから。

 そうやって良き姉たらんとしたさ。
 勉学も運動も芸術も負けぬように努めたさ。
 負けたくなかったのだからね。
 何人にも。
 そうやって良き姉でいたのなら、
 まあ神様とやらも慈悲の一つも
 与えてくれるんじゃないかってね。
 そんなことも考えてもいたがね。

 だが、現実はどうだ?
 お前は寄宿舎のある学校へ行き
 私は鳥籠の中さ。
 挙げ句の果てには結婚話? 身も知らぬ男と?
 時代錯誤も甚だしい。

( 15 ) 2013/02/11(月) 18:48:31

道化師 リヴリア

 お前と同じステージに立つこともないまま
 全ては決まっていた。
 私には何も与えられず
 私の欲しいものは全部お前の元へとね。
 お前が欲しかったかどうかは知らないけれど。

 だからさ……
 奪ってやったのさ。
 全部全部ぜんぶをね。

 お前が私に言った“傲慢”
 ああ、まったくもって正しい。
 私は傲慢だ。傲慢だから奪ってやった。
 何一つ残さぬように。

( 16 ) 2013/02/11(月) 18:48:48

道化師 リヴリア

 こうやって死にきれなかったのは誤算だけどね。

 それでもこのセカイはいいセカイだった。
 苦労もせず微睡める。食事も味わえる。
 暇つぶしの話し相手には事欠かなかった。
 競争意欲を充たしてくれる相手もいたしね。

 さながらサナトリウムだ。だから甘受しようとした。
 壊さぬよう、見て回って綻ばぬように。

 それが、どういうわけだ。
 顔も見たくもない者がこのセカイにいてうろつくんだ。

 どうしたらいい? 恨みや憎しみはこのセカイでは毒だ。
 彼女たちはそんなものは望んでいない。
 だが、お前を見れば忘れたくても思い出してしまう。

( 17 ) 2013/02/11(月) 18:49:04

道化師 リヴリア

 仮面をつけるしかないだろう?
 仮面をつければ嗤っていられるのだからね。
 そうっやって、私の最後の灯が消えるまで
 我慢はしてきたのさ。……まあ、もう終わるがね。

[まくし立てるように吐き出して、手に持っていた仮面を彼の方へ放ってやる]

( 18 ) 2013/02/11(月) 18:49:17

【独】 星売り カスミ

/*
朝日が昇る前にさよなら。

またしょうこりもなく別の曲を思い浮かべるナカノヒト

ぐすぐす

( -5 ) 2013/02/11(月) 18:49:31

【独】 星売り カスミ

/*
メモ・自己紹介まではチップチェンジしないのかー……まあ致し方なし

( -6 ) 2013/02/11(月) 18:50:03

道化師 リヴリア

 わかっただろう? 何もお前が気に病むことなど何もないのさ。
 家族が恋しいのなら作ればいい。
 グレイヘンでもローザでも、他にも周りにいるだろう?
 ハルがいいなら、奪って連れ帰ってしまえばいいだろう?
 さっき、お前が私にしたように、強引に。
 そこまでこのセカイに拘るのなら
 ハルのセカイで一緒にいることまで止めやしないさ。

 私はお前を家族だとは思わない。
 私にとって家族は重荷でしかないんだから。

 私のセカイに家族はいらない。

[低く…呟く。
このセカイで初めて彼に嗤い以外の表情を見せる]

( 19 ) 2013/02/11(月) 18:50:21

道化師 リヴリア

 もう逢うことはないだろう。

 さようならダハール。お達者で。
 私は私のセカイで朽ちるよ。
 お前はお前の世界で朽ちろ。

 どの世界でも、後悔せぬように…ね。

[踵を返せば駆けて征く。
振り返らず、自らの
はじまりのおわり
おわりのはじまりのセカイへ]

( 20 ) 2013/02/11(月) 18:50:44

【独】 星売り カスミ

/*
あとローザ男にわりと びっくらした

やっぱいいね、赤

( -7 ) 2013/02/11(月) 18:50:55

道化師 リヴリア

 グレイヘングレイヘン
 あの子を連れて行ってあげて

 ここにはもう闇しかない
 ひかりはここにはもうないのだから

[駆け征き言葉を空に送る
届かぬ届かぬ声を送る
逝く道に、熟れて腐った果実の薫りだけを残して]*

( 21 ) 2013/02/11(月) 18:51:03

渡り鳥 グレイヘン


 [声が、聞こえる]

( 22 ) 2013/02/11(月) 18:52:28

渡り鳥 グレイヘン

[要らないと、紡ぐ声。

 まだ地上に辿り着いていないのが不思議なほどに。
 此処は何処だ。
 深い、深い谷だ。
 まだ空は見える]

 リヴ、リア……――。

[少女は翼を翻す]

 まだ。
 まだ、私は。

[引き込まれそうな闇へと誘う空気を裂いて。
 解け落ちていく翼で世界を捉えた]

( 23 ) 2013/02/11(月) 18:57:07

【削除】 道化師 ダハール

[ いっぺんに話し終え振り切るリヴリアを
 俺は髪を引きちげられ、逃げ出した。
 
 
 千切れた髪を風に流す。
 聡明な姉だ、それは良く知っている。
 暗い表情、知らない表情。


 完全な本音なら、
 何故姉は俺を夢から追い出さない?


 いや、あれが嘘でもないだろう。
 感情は一つではないのだから。]

2013/02/11(月) 19:03:15

渡り鳥 グレイヘン

― おわるせかい ―

[飛び出した地上へ転がり落ちる。
 砂と枯れ草を巻き込んでもんどり打った]

 は、……っ、はぁ。

[果実が熟れ腐る濃い芳香。
 その匂いを知っているような気がした。
 かすり傷だらけの頬で叫ぶ]

( 24 ) 2013/02/11(月) 19:03:23

道化師 ダハール

[ いっぺんに話し終え振り切るリヴリアを
 俺は髪を引きちげられ、逃げ出した。
 
 
 千切れた髪を風に流す。
 聡明な姉だ、それは良く知っている。
 暗い表情、知らない表情。


 完全な本音なら、
 何故姉は
 終末の際まで俺を夢から追い出さない?


 いや、あれが嘘でもないだろう。
 感情は一つではないのだから。]

( 25 ) 2013/02/11(月) 19:03:49

渡り鳥 グレイヘン



           リヴリア、っ……!!
 

( 26 ) 2013/02/11(月) 19:03:59

道化師 ダハール

[姉あ姉なりに、
 母も母なりに、
 父も父なりに、

 母がしたことは”資産家のお嬢様”に
 するには当然といえば当然のことだった。
 男は跡取りとして、女は他家をつなぐ道具として。
 多くの使用人と、指揮する会社の従業員の
 生活を守るためにも。

 けれど、姉は資産家である前にリヴリアだった。
 ブロア家である前に、リヴリアだった。
 彼女の話が事実ならそういうことだろう。

 それぞれの価値観で主張があったのだ。
 家族という枷、家族という名に甘えて。

 血縁は縁であり呪いだ。]

( 27 ) 2013/02/11(月) 19:09:40

渡り鳥 グレイヘン

[みすぼらしく羽毛の抜けた翼を引き摺って駆ける。
 もう一つ、駆けて行く足音を追いかけて。
 道化師の少女の前に立った]

 私は……。
 誰かを連れて行けと言われるなら。
 私は貴女を連れて行く。

 貴女は“家族なんて要らない”と言った。
 それが、本当なら。
 私は……。

( 28 ) 2013/02/11(月) 19:13:04

道化師 ダハール

 ……

[いつも、姉の夢だけにでかけていた。
 どうしてかって?

 俺は夢がなかったからだ。

 自由に見えたのだろうか?
 そんなわけはないよ。
 俺はブロア家唯一の男子だ。
 俺にはそれを引き継ぎ、発展させる義務があった。
 そのために生み出され育てられ、
 教育と環境を施されている。

 ……両親がなくなって……姉が破壊して
 親類縁者の手に主権は渡っているが。
 生存を続ければその道はそのままあるだろう。]

( 29 ) 2013/02/11(月) 19:13:56

渡り鳥 グレイヘン

 貴女と家族を引き裂く翼にだってなれる。
 貴女がそれを望むなら。

 誰かを殺してでも。
 それでもまだ生きたいと、本当に願っていたのなら。
 ずっとずっと、仮面に隠してたっていうのなら。

[かつて自らを殺した少女は]

 貴女はまだ、生きられる。

[罪が救われてはいけないなんてルールがあるなら。
 自分だってきっととうにルールの逸脱者なのだから*]

( 30 ) 2013/02/11(月) 19:16:06

道化師 リヴリア

─ 少女のセカイ・おわりのおわりの地 ─

[雪が舞う
 己が深緋を模したように非色の雪が
空は翳る
 己が宵を模したように昏く深く
身を刺す凍えるような風
灼けるような寒波

凍ったセカイ
燃えるように凍り付いたセカイ

そう……私のセカイは
凍っていた。あの瞬間を留めるように。
焼け落ちていく世界の中で
見せない眸で最後に捉えたままで

決して忘れないようにと

咎を 思いを]

( 31 ) 2013/02/11(月) 19:19:07

道化師 リヴリア

 さあ、君もここまででいいからね。
 寒い寒い世界だからね
 一緒に行ってはいけないだろう?

[肩の白蛇を手に乗せて、その円らな瞳を見つめれば
その口元にそっと口付ける]

 ばいばい。ずっと一緒にいてくれてありがとう。

[放ってやって、振り返って……そこに彼女がいた]

( 32 ) 2013/02/11(月) 19:20:16

道化師 リヴリア

 グレイヘン?
 どうしてここに? カスミは? ミズキは?

[仮面を捨てた私に、もう道化らしく振る舞う術も
余裕もなかった。願った思いを放った空に告げた名前
その彼女が今目の前にいる]

 なんで……なんでそんなこと言うの?
 私を連れて行っても、私にはなにもない。

 どんな身体かなんてわかってる。
 覚えてる。もう命だってないことだってわかってる。
 生きる資格がないのもわかってる。

( 33 ) 2013/02/11(月) 19:22:05

道化師 リヴリア

 けど……
 あの子にはまだ生きていく世界がある。
 駆ける足だってあるでしょう?
 掴める手だってあるでしょう?

 だから……あの子を

 グレイヘン…あのね
 あのね

 私はたくさんの罪を重ねてきたの。
 おかあさんを殺して
 家を焼いて
 ひどいことたくさんしてきたんだよ。
 でも一番ひどい罪はね……

( 34 ) 2013/02/11(月) 19:27:44

【削除】 道化師 ダハール

[姉の不幸はきっと夢を見てしまったこと。]
[俺の不幸はきっと夢を知ってしまったこと。]


[少女はいつだって夢を見る。
 自分に甘くて、自由で、無責任で、傲慢な。
少女の世界ではそれが許される。

 夢を夢のままで維持するには……
 現実では、現実が立ちはだかる。
 それから逃げるには、
 死ぬ以外ないのだということ。]

2013/02/11(月) 19:29:25

道化師 ダハール

[姉の不幸はきっと夢を見てしまったこと。]
[俺の不幸はきっと夢を知ってしまったこと。]


[少女はいつだって夢を見る。
 自分に甘くて、自由で、無責任で、傲慢な。
 少女の世界ではそれが許される。

 夢を夢のままで維持するには……
 現実では、現実が立ちはだかる。
 それから逃げるには、
 死ぬ以外ないのだということ。]

( 35 ) 2013/02/11(月) 19:30:06

道化師 ダハール




 [それは、俺だって変わらないのだということ。]
 

( 36 ) 2013/02/11(月) 19:30:43

道化師 リヴリア

 生きたいよ……ずっとみんなを見ていたかった。
 グレイヘンもミズキもハルもカスミもシンもヴェルもローザも
 ……ダハールも
 
 でもね でもね
 だめなんだよ。私は見てちゃいけないんだ。
 もう私には見る目もないの

 自分で取っちゃったから。
 ひどいひどい私の目を

( 37 ) 2013/02/11(月) 19:31:22

道化師 ダハール

[俺は、夢を見知ってしまった。
 現実とは違う理を持つ夢を。
 自分の中にはない、義務を放棄した自由を。
 罪に対して罰のない世界を。

 ………甘い、甘い物語を。]

( 38 ) 2013/02/11(月) 19:33:15

道化師 ダハール

― 桜の木 きっとハルがお弁当を食べている ―
[姉が、俺を追い出そうとすることは
 今回介入する前からわかっていて
 俺は、昔のやり方で介入した。
 すなわち、彼女の手をつなぐやり方だ。
 これは俺の意思だけによる行き方。
 
 その反動で、左手は消えてしまったけど。
 ローブで隠すようにして
 パンをほおばるハルものとへ戻る。]

 ……いい日差しだね。
 花見、しに戻ったよ?

( 39 ) 2013/02/11(月) 19:36:02

渡り鳥 グレイヘン

[氷のような風が吹き付ける。
 凍えた大地は痩せた足を容赦なく傷つけた。
 主にさよならを告げられた小さな白蛇へ手を伸ばす。
 叶うなら両の手で寒さに弱い鱗を暖めるように包み込んだ]

 カスミとミズキは。
 ちゃんと、戻れたよ。
 まだ会ってないけど、私には判る。

 資格なんて、必要ない。
 リヴリアの体は今まで生かされてきた。
 それは罰されるため?

 だとしたら、私はそんな残酷な世界を許さない。
 罰されるためだけに生かされるなんて、
 殺されるよりずっと、ずっと酷い。

 そんな仕打ちをする世界が与える資格なんて。
 何の価値もない。

( 40 ) 2013/02/11(月) 19:42:18

渡り鳥 グレイヘン

 生きていく世界があったって。
 ダハールが望まないなら、私は連れて帰らない。
 ダハールには自分で選ぶ時間が幾らだってあった。
 それでも夢にいたがる人を連れて帰るほど。
 私は、お人好しじゃない。

 私だって。
 自分を、殺した。
 人を殺したっていうなら私だって立派な人殺しだ。

( 41 ) 2013/02/11(月) 19:52:00

お花畑の ハル

[暖かな日差し。生き生きとしたお花。
 少女はにこにこしながらパンを食べる。
 指先のパンくずを払っていると、ダハールが戻ってきた]

 おかえりー。
 うん、今日はとってもいい天気だもんねえ。
 リヴリアちゃんは、どうしたの?

[ご機嫌で笑いながら、少女は首を傾げる]

 そろそろレンゲの花冠、作ろうかなって思ってたとこだよう。

( 42 ) 2013/02/11(月) 19:52:47

道化師 ダハール

 リヴリアはちょっと拗ねちゃった。
 拗ねさせて、一緒にいられなくして、御免ね?

[走り去った方向は知らないけれど、
 あの姉の話からすれば、
 俺を外に出したいだろう。
 そうなると渡り鳥を探しに行ったか。]

 戻ってきたらびっくりさせようか?
 リヴリアの、あの仮面の奥
 瞳は赤いから、何か、赤い花
 一緒に編み上げてもかわいいんじゃないかな?

[彼女の左手側、桜の木下に腰掛け笑う。
 左手の消失に気づかれないように。]

( 43 ) 2013/02/11(月) 20:00:43

渡り鳥 グレイヘン

[素顔の少女の願い、取り零したりしないように]

 ……リヴリアの本音、やっと聞けたんだよ。
 ねえ、リヴリア。
 ここはまだ夢の中だよ。
 私を見て……グレイヘンを、見て。
 グレイヘンは、見ちゃ駄目なんて言わない。
 ローザだってきっと言わない。

 罪があったら生きちゃいけない?
 そんなの、違うよ。

( 44 ) 2013/02/11(月) 20:02:46

【墓】 医師 シャルロッテ

ー カスミのそば ー

ごめんね、ちょっと離れるね。

[カスミ?と問いかけたへんじを聞いたか聞かないか
ヴェルでもシンでもないような声が聞こえて、
そちらの方へと歩をすすめる]

カスミ…?

[目の端に雫が見えて、ガーゼで拭き取った。
もしかして起きたのだろうか、と顔を覗き込んだ]

( +23 ) 2013/02/11(月) 20:07:25

渡り鳥 グレイヘン

 生きたかったら。
 力尽きるまで生きて良いじゃない。
 死にたかったら。
 死んだって良いじゃない。

 私はそういう自由を、ずっとずっと夢見てた。
 だから。

 私は、リヴリアが生きて良い世界を、望むんだよ。
 私はただ、それだけ。

[疲労の滲む顔。
 だけど、表情は眠たげな色はなくひたりと]

( 45 ) 2013/02/11(月) 20:11:20

【独】 道化師 ダハール

/*
個人的にご都合主義のHEはいやだなぁ
屋敷全焼させたのはまずかったよな。
使用人は死んでなければいいわけじゃないと思うんだ
*/

( -8 ) 2013/02/11(月) 20:15:35

お花畑の ハル

 拗ねちゃった?
 だめだよう、けんかしたら。

[ダハールの言葉に、少し困った顔をする。
 そう言いつつも、手はレンゲを編み始めて]

 アカツメクサも一緒に編んだらどうかなって。
 リヴリアちゃん、喜んでくれるかなあ。

[レンゲに目を落とし、少女は楽しげに笑む。
 それから、口調はそのままに]

 リヴリアちゃん、戻ってくる?
 それならいいんだけど……。
 だけどね、ダハールちゃん。

[レンゲを編む手元に目を落としたまま、いつもと変わらぬおっとりした口調で]

( 46 ) 2013/02/11(月) 20:19:01

お花畑の ハル

 一緒にここにいてくれるのは、嬉しいんだけど。
 だけど、いつまでもここにいちゃ、だめだよう。

[そう、言った]

( 47 ) 2013/02/11(月) 20:19:25

お花畑の ハル

 ハル、知ってるの。ここは、"ハルの願いが叶う場所"
 ハルの場所。ハルの世界。
 だからね、ここは、ダハールちゃんの願いが叶う場所じゃ、ないんだよう。

[おひさまが、風が、花が元に戻っても。
 世界は確実に、綻んでいて。
 少女は、本当は気づいているのだ]

 ハルは、お花畑しかいらないの。
 ダハールちゃんがいてくれたら、そりゃあ嬉しいけど。
 だけど、ハルがどうしてもほしくて、望んでいるものじゃない。

[せっせとレンゲを編みながら、穏やかに少女は言葉を落とす]

( 48 ) 2013/02/11(月) 20:22:35

お花畑の ハル

 ハル、本当は知ってるの。
 多分、ハルはたくさんのことを忘れてる。
 何を忘れちゃったのか、それはわからないんだけど。
 でもね、どんなことかはわかるよ。
 きっとね、それはハルにとって都合の悪いこと。

[口元に笑みすら浮かべて、少女はそっと目を伏せる]

 だけど同時に、きっととても大事なこと。
 ハルの心を揺らすほど、大事なこと。
 だから穏やかでいられるように、ハルはそれを忘れることにした。
 だからね……。

[顔を上げて、ダハールに顔を向けると、少女は困ったように笑った]

 きっと、ハルは忘れちゃうの。
 ダハールちゃんのことも。

( 49 ) 2013/02/11(月) 20:25:56

道化師 ダハール

 アカツメクサ……

[名前からすると、シロツメクサの赤い花?
 だろう、か?庭師 ワットの話を
 ちゃんと聞いておけばよかったなぁ、と
 それがどんな花かわからず。]

 ………………
 俺の住んでいた屋敷に、さ、
 広くて、綺麗な庭園が、あったんだー
 今は、もう焼失してしまったけど。

 庭師のワットが丹精込めた庭でさ。
 他にも、ノーリーンはいつも他のメイド達を
 きびきびと働かせて、家をピカピカにしてくれて。
 ピエールは、俺たちが包丁を使う必要がないくらい
 おいしい食事やおやつを用意してくれて。

( 50 ) 2013/02/11(月) 20:30:05

道化師 ダハール

 けど……4年前 彼らの仕事場は失われて。
 でも、彼らは、まぁ、親類の家に散っていて。
 同じ待遇ってわけには行かないけれど
 
[ハルの言葉に 目を細める。
 姉によって丹精込めた仕事場が奪われた面々。
 姉が何より贖罪しなければいけない面々。
 彼らは、家族、ではないのだから。]

 俺がいなくても、動くとは思うんだけどね。
 でも、やらなきゃだめかなぁ

[ハルの言葉にくすくすと笑いながら寝転んで
 穏やかに笑って彼女を見上げる。
 忘れていることは、覚えているんだ
 と、そのことに少し安堵した。]

 忘れたっていいんだ、それで君は笑うのだろう?
 確かに、君の忘れたもの、
 その代わりには俺はなれないから。

( 51 ) 2013/02/11(月) 20:32:08

道化師 リヴリア

[世界を許さないと彼女は言う>>40
 私はぶんぶんと首を振る。
人を殺めて私を罰する世界は構わないよと首を振る。]

 ただ、憎くて嫌いで
 奪いたいだけだったらね。私は夢の中で心を殺していたよ。
 全部全部奪ってやったんだから。
 思い残すことなんてなにもなかったんだから。

 ねえグレイヘン
 聞いてくれる? 汚い私を
 聞いてくれる? 幼稚な私を

 ――このセカイは
 認めなければ“無かったこと”にできでるでしょ?

[あれはちがう。あれは赤の他人だ。
夢で再会した弟に、私は何度も何度も言い聞かせた] 

( 52 ) 2013/02/11(月) 20:36:59

道化師 リヴリア

 

 ――セカイは
 無かったことにすれば“愛すること”ができるでしょう?

( 53 ) 2013/02/11(月) 20:37:31

お花畑の ハル

 前、リヴリアちゃんはハルのことを"優しい"って言ってくれたの。
 だけど、全然違うんだあ。
 ハルは、このお花畑で、ずうっと笑っているために、大事なことを忘れるの。
 そうすることを選んだの。

 ハルは、本当はとても自分勝手で、自分のことしか考えてないんだよう。
 だから、こんなハルは、ひとりぼっちがお似合いなんだあ。
 ひとりでいることが当たり前なら、独りでも寂しくないもんねえ。

[編み上げた、レンゲとアカツメクサの花冠。そっと少女はダハールに差し出した]

 できたよう。リヴリアちゃんに、渡してあげて。
 けんかしたなら、仲直りしなきゃだめだよう。

[都合の悪いことは、忘れてしまう。
 少女は、けんかをしたことも覚えていられない。
 だから、仲直りだってできない]

 ダハールちゃんには"たち"って呼べる人が、いるんでしょう?
 だったら、そこにいかなくちゃ。

( 54 ) 2013/02/11(月) 20:37:32

道化師 リヴリア

[私は……
 愛することが罪か…と自らに問うた。
 そして至るのだ。
 それは罪だと。許してはいけないことなのだと。

 現実に生きた私は 現実の理に
 あくまでも愚直だった。

『それを罪とするならば、そんな世界はいらない』
 と……

 あの夜 薬という名の毒を持ち
 介抱という名のナイフを手に
 女が訪れた。
 嗚呼、したければすればいい。
 世界は好きにはできない。
 もうどうでもいいと思っていた]

( 55 ) 2013/02/11(月) 20:37:50

道化師 リヴリア

[けれど気付けば横たわっていたのは私ではなくて女だった。
いや、死んでいたのは確かに私だ。
同じだったから。なにもかもが同じだったから

ああ、なんて醜いんだろう。
なんておぞましいんだろう。
なんて汚いんだろう。
こんな汚い私は見たくない。
嗚呼そうだ。見たくないなら見なければいい。
潰してしまえば見えなくなるじゃない。

そして私はなんで死んでいないのだろう?
死ぬことすら拒んだ己が憎らしい。
殺したいほどに憎らしい。
嗚呼だったら死ねばいいじゃない]

( 56 ) 2013/02/11(月) 20:38:02

道化師 リヴリア

[そう思ったはずなのに、私は生きていた。
生き汚く生きていた。夢に逃げても生きていた。
忘れたかった。憎しみも 愛情も
忘れてしまえば楽だった。

けれどできなかった。
ハルのように忘却の彼方へ想い出を押しやることはできなかった。
だって忘れてしまったら
あの子をあの子と思えなくなって
私がもう私ですらなくなるのだから]

( 57 ) 2013/02/11(月) 20:38:40

道化師 リヴリア

[覚えていたい。愛していたい。
幻の中でもいい、ずっとずっと一緒にいたかった。
見ていたかった。
言葉だけはいつも拒んだ。
憎まれ口も叩いた。拒否もした。

けれど、私は一度として
追い出そうとはできなかった。

それが彼を苦しめ続けることだとわかっていても
私を苦しめることだと分かっていても。
永く永く近くにいたかった
それが私の業だ。
清廉からほど遠い、醜悪な私の姿だ。
だから腐りたかった
朽ちたかった]

( 58 ) 2013/02/11(月) 20:38:54

道化師 リヴリア

[酷い私だ。汚い私だ。
欺瞞だらけの私だ
そんな私は── もういらない
いらないのに]

 助けて……グレイヘン
 私を助けてよ。

 私をどこか知らない世界に連れて行ってよ。 
 私を私から解放して。

 怒りも憎しみも愛情も忘却も
 何もない世界で 最後に逝きたいよ

( 59 ) 2013/02/11(月) 20:39:11

道化師 リヴリア

[完成を待たず もしかすれば永久に完成しないレンゲの花冠>>46
できあがらぬ冠はこう問うかのように揺れるのか?
『貴方は幸せですか?』と

私のセカイには幸せはあった。出会い紡いだセカイがあった。
私のセカイには不幸があった。望めば苦しめ、望まなければ苦しめた。

だから
私のセカイに幸せはない 永劫に
私のセカイに不幸もない 億劫に]

( 60 ) 2013/02/11(月) 20:39:24

道化師 リヴリア

 グレイヘン。グレイヘン
 私、ローザを見たい。ローザに逢いたい。
 貴方を見たい。ミズキもカスミもシンも
 ハルも、ダハールも見ていたい。
 何も吹かない世界でも
 何も照らさぬ世界でも

[グレイヘンを見つめる>>44と、ぼろぼろと涙がこぼれた。
こぼれてこぼれて歪んでしまって、彼女が今どんな顔で私を見ているのかはわからなかった。

そんな幻のような泡沫の世界で願った想い。
それは──
不幸も幸せもいらなかった。
ただ最期に私が私で隠さぬままに生きていられる
自由な世界が── 欲しかった]

( 61 ) 2013/02/11(月) 20:39:36

【独】 道化師 リヴリア

/*
あ、レンゲの冠できてたw

( -9 ) 2013/02/11(月) 20:41:05

【墓】 太陽の子 ミズキ

― 少女たちの部屋 ―

[ぼんやりとした視界の中で、だれかが話している。
 知らない人。女の人――女の子、だ。>>+21
 少女は重い意識を集中させ、彼女の言葉に耳を傾ける]

 ………?

[ びょういん? ]

[ 新しいおいしゃさん? ]

[いくつかの単語が耳に入ったけれど、
 覚めたばかりの夢の名残を追うことに必死で
 話は半分も理解できなかった。

 神経を集中させたことに疲れを覚えて
 重たいまぶたの目を閉じる。]

( +24 ) 2013/02/11(月) 20:44:22

【墓】 太陽の子 ミズキ

[けれど、まぶたを閉じる間際]

 ………ぃ?

[ カスミ? ]


[耳に入ったひとつの名前に、唇がぴくりと震えた>>+22]

( +25 ) 2013/02/11(月) 20:45:06

【墓】 太陽の子 ミズキ

[もう少し意識がはっきりしていれば、
 どうしてこの「新しいおいしゃさん」が
 その名を知っているかを気に留めただろう。

 けれど、彼女が呼んだ名前が
 離れかけていた夢の記憶を一気に引き戻したから
 少女は反射的にYesの意志を返そうとした]


 …… ん。

[ほんのわずかな息漏れとともに顎がかすかに引かれる。
 注意深く見ていなければ分からないような動き、
 今はそれが限界だった。

 意識はまだ脳裏に残る鮮明な記憶をたどる。
 夢から現へ――空へと翔んだ、あのときのことを*]

( +26 ) 2013/02/11(月) 20:46:40

道化師 リヴリアは、渡り鳥 グレイヘン を能力(占う)の対象に選びました。


道化師 リヴリアは、渡り鳥 グレイヘン を投票先に選びました。


お花畑の ハルは、道化師 リヴリア を投票先に選びました。


道化師 ダハール

 ……それだけ、大事だったんだろ?
 忘れていないと、夢さえ紡げないほど。
 そんな風に、自分を卑下するこたないさ。

[寝転んだまま、ハルが言う言葉に
 調書で見た名前を思い出す。
 彼方。それは、今も彼女の意識にはなく。

 渡された花冠。白と、赤が揺れる。]

 軽い、もんじゃないけどね……
あーあ、仮面、かぶるのは面倒なんだけどなー

[使用人”たち”のこと、そう言われて
 花冠、受け止めながら肩をすくめ
 ちょっと、駄々をこねるように
 頭に花冠をおいてぼやく。

 残る、右手には、仮面。
 それは普段のものではなく、無表情の。]

( 62 ) 2013/02/11(月) 21:03:24

道化師 ダハール


[ちょっと、グーグルに「ブロア家」と、入れて欲しい。
 すぐに出てくるだろう?
 そう、それが俺と姉の生まれた家だ。
 ブロワといったほうが有名かい?
 中世から続く王様までいる家だ。

 何故道化師なのか?
 何故仮面が必要なのか?
 何故……………]

( 63 ) 2013/02/11(月) 21:03:56

【独】 道化師 ダハール

/*
一番苦手な設定やってきました!!

と、いう感じです。

( -10 ) 2013/02/11(月) 21:11:58

渡り鳥 グレイヘン

[少女は世界の秩序を知らない。
 ただ知っているのは自己基準の情と歪な視点。

 語られる彼女の生は、思い描けばとても苦しい。
 この冷たい風はきっと。
 愛も憎もひっくるめた全ての感覚を麻痺させるための風]

 汚くて醜くたって。
 綺麗なままのリヴリアなら。
 私はリヴリアには会えなかった。
 私は今のリヴリアしか知らない。

[醜さを見詰めて、自分を捨てたくなるほどに
 苦しみに溺れても命灯を断つ事ができない]

( 64 ) 2013/02/11(月) 21:13:16

お花畑の ハル

 ……わからない。
 忘れちゃったから。

[ダハールの言葉に、穏やかな笑みを浮かべて少女は答える。
 "たち"が指す言葉。誤解が生じていることが悟れるほどに少女は聡くはない]

 後悔してからじゃ、遅いんだよう。

[もう後悔することもできない少女は、そう言って笑う]

 うん、やっぱり花冠、ダハールちゃんも似合うよう。
 でもそれは、リヴリアちゃんのだから。
 ちゃあんと、渡してあげてねえ?

( 65 ) 2013/02/11(月) 21:13:22

渡り鳥 グレイヘン

 生きるのって、苦しいね。
 心を掻き立てられずにはいられない。
 静けさを求めても、手に入らない。

 ――……いこう?
 皆、現実の世界に戻ってる。
 それはリヴリアの望む人、全員にできるかは判らない。
 それでも。
 まだ、会える、触れられる。

[背伸びして両手で頬に触れる。
 白蛇は手首に巻き付いて主をじっと見詰めていた。
 ベリーはただありのままの少女を映して。
 涙を掬い、腐り凍り付きかけている体を抱き締める。
 幼いままの体で、精一杯に、強く]

( 66 ) 2013/02/11(月) 21:14:20

渡り鳥 グレイヘン

 ずっと、生きていかなくたって良い。
 終わりの場所を探すためだけの生だって、良い。
 リヴリア=ブロアはここで死ぬ。
 そうすれば、貴女はただの貴女になれる。

 そうして。
 ただの貴女として死ねる場所へ、旅立つの。
 それが何処か、私にはすぐには答えられない。
 だから、今すぐ貴女をその場所に連れて行く事はできない。

 でもね。
 貴女がそこを見つけるための場所に。
 私は連れていってあげる。

 それが、私にできるたった一つの事だから。

( 67 ) 2013/02/11(月) 21:15:02

【独】 渡り鳥 グレイヘン

/*
王朝とかあれそれが関係あるとしても
PCは別段知るはずがないので知らないまま動くのです。

( -11 ) 2013/02/11(月) 21:15:57

【墓】 太陽の子 ミズキ

― 夢から現へ ―

[渡り鳥のその姿を見つけるまでに
 どれぐらいの時間がかかっただろう。
 ただひとつだけ確かに覚えているのは、
 暁の空の下で出会ったということ]

[『一緒に』と問いかけるグレイヘンに>>7
 ミズキはもちろん、と強く頷いた。
 忘れはしない――グレイヘンが、
 ミズキと一緒に飛びたいと言ってくれたのだから。
 自分からグレイへンのちいさな手を取る。]

 うん…… 一緒だ。

[小鳥の言葉を繰り返して頷く。
 その時は未だ、いっしょに『いける』のだと信じていた]

( +27 ) 2013/02/11(月) 21:17:12

【墓】 太陽の子 ミズキ

[ ………ふわり。
 浮遊感とともに、とおいとおい空の果てへ。 

『逝く』ということはこういうことなのだろう。
 綻び逝く世界から離れながら、
 ぼんやりとそんなことを思った。

 だんだんと自分と世界との境界線が薄くなって、
 共に翔ぶだれかの姿を見失いそうになる。
 確かなものは握っている手の感触だけ。
 ミズキはつなぐ手を、縋るようにぎゅっと強く握り締める。

 だって、星売りと約束したんだ。
 いっしょに『いくんだ』  と。
 この手だけは絶対に、離さない。

 そう強く強く思っていた。だから―――――]

( +28 ) 2013/02/11(月) 21:18:31

【独】 渡り鳥 グレイヘン

/*
他人とは無責任なものですから。

( -12 ) 2013/02/11(月) 21:18:41

【墓】 太陽の子 ミズキ

[繋いでいた手が離されて、
 はっと意識を取り戻したかのようにぱちくりと瞬いた。
 一瞬訪れた寒々しい気配は
 暗い空で独り、迷子になったかのような大きな喪失感だ。
 けれど、その手はふたたびしっかりと繋がれる。
 ――誰かの手によって]

 ……?

[目前を一枚、白い羽が舞っていった。
 そこでようやく思い出したのだ。
 自分たちをここまで導いてきた存在を]

 …っ、  グレイヘン……っ!

[その名を呼んで、勢いよく振り向いた。]

( +29 ) 2013/02/11(月) 21:19:32

【墓】 太陽の子 ミズキ

[視界に入ったのはやわらかなほほ笑みと、
 夜明け前の真っ白な空に
 まるでとけゆくようにして広がる白い翼。

 そこでようやくミズキは、
 グレイヘンは最初から
 一緒にいくつもりでは無かったことに気がついた]

 ………れい、 …へんっ…!

[名を呼ぶ声が、空の上で変に掠れた。
 そうして彼女は墜ちていき、やがてに視界から消えてしまった。
 いっしょに  と言ったのに、
 ふわふわとした『ばいばい』だけを口にして。]

( +30 ) 2013/02/11(月) 21:22:00

道化師 ダハール

 ………そっか……

[聡くても、俺はここでブロアを名乗っていない
 だから、気づかないのは当然だ。
 きっと、家族か誰か、と思ったのだろう。
 実際は、現在空白となっている
 ブロア家当主と言う 役割、なのだ。]

 後悔って言うのはね、
 IFを思って夢見るから、できるんだよ。
 もう、俺には現実しかない。

[もしも、あの時〜していたら。][それが後悔。]
[最初から、俺には夢はなかった。
 姉の夢で知ってしまった、
 それは別世界、IF世界。
 現実は、ただただ事実が横たわるのだ。
 そこには反省とその反映しかなく。
 後悔の甘く苦い自己嫌悪という名の
 自己憐憫に浸る余裕などないのだ。]

( 68 ) 2013/02/11(月) 21:27:42

渡り鳥 グレイヘン

[望むなら、渡り鳥は。
 リヴリアという名の少女を殺めよう。
 そしてただの少女を連れて帰ろう。

 家も苗字すらも何も持たないただのグレートヒェンは。
 誰かを殺したって、平気。
 どんな批難も責任も。
 受け止めて傷がつくものはないし失うものも何もない]

 ここは、寒いよ。
 それに、疲れたでしょう。

[凍えた心。
 暖めるにはこの場所はきっと彼女には苦しかったのだ。
 夢の中でも仮面を被り続けて。
 安らぐ事もできず今まで磨り減ってきたのなら]

( 69 ) 2013/02/11(月) 21:28:37

【墓】 太陽の子 ミズキ

 
 …………っ。

[胸に押し寄せたのは『寂しさ』と、少しの『悔しさ』だった。
 もう彼女には会えないこと。
 そして――与えられるばかりで、
 もう彼女に返す機会は喪われてしまったのだということ。
 それが寂しくて、…悔しい。

 繋いだ手をきゅっと引かれた。
 星の少女がとなりで無邪気に楽しそうにしている。
 ミズキは胸のさみしさを振りきって、
 彼女に向けて微笑み、頷いた。]

( +31 ) 2013/02/11(月) 21:28:47

道化師 ダハール

 ……だから、俺は男だって。

[俺は、身体を起こすと
 仮面をかぶる前に、ハルに笑って
 頭を一つ撫でて。

 そうして、仮面をかぶる。
 花冠……いや、ブロア当主として
 最初の仕事]

( 70 ) 2013/02/11(月) 21:29:19

道化師 ダハール



 [ブロア家当主の名による
 リヴリア=ブロアのブロア家からの除名を。]

 

( 71 ) 2013/02/11(月) 21:29:40

渡り鳥 グレイヘン

[そこから掬い上げて。
 暖かい場所へ、眠らせて上げる事を。

 ねえ、かみさま。
 もし存在しているのなら。
 無慈悲な貴方だって待っていてくれるでしょう?]

( 72 ) 2013/02/11(月) 21:30:57

道化師 ダハール

[家族というのは、時に身勝手である。
 延命治療の拒否をする本人に
 延命治療を施すが如く。
 ”どんな姿でも生きてほしい”
 美談でもあるが
 ……当人を苦しめる枷ともなる。]

( 73 ) 2013/02/11(月) 21:33:25

【墓】 太陽の子 ミズキ

[深く、息を吸う。
 そうしておおきく天を仰いだ。
 ここは夜の領域と、太陽の領域の中間。
 真っ白な空――いまふたり、夜明けの中にいる]

 綺麗。

 ………すごくすごく、 きれい。

[青葉の瞳の目元に雫が滲む。
 星売りの少女は笑っていただろうか……それとも。
 その背後から上る太陽が、
 逆光となって、彼女の表情を隠して――――]

( +32 ) 2013/02/11(月) 21:33:55

【独】 渡り鳥 グレイヘン

/*
ミズキかわいいよミズキ。
うるる。
一目でも、会えたら。
階段でへたばってる子で、ごめんね……。

( -13 ) 2013/02/11(月) 21:34:44

道化師 ダハール

[けれど、除名により
 リヴリア=ブロアは死ぬ。
 残るのは、私には名も知らぬ女だ。
 
 生も死も、好きにすればいい。
 noblesse obligeとして
 治療費の施しが必要ならば好きにすればいい]

( 74 ) 2013/02/11(月) 21:36:36

【墓】 太陽の子 ミズキ

[天に散りゆく涙がひとしずく、地へと落ちて雨となる。

 やがて夜明けが終わり朝が来るまで
 暁の明星がその姿を隠す時まで

 美月はきっと、笑っていたに違いない*]

( +33 ) 2013/02/11(月) 21:36:48

渡り鳥 グレイヘン

[2人を包むように広がる翼を丸めて。
 少しの温もりを分け合いながら、少女を促す。
 この風の止まる場所へ。
 まだこの世界に留まる者がいるであろう場所へ。

 まだ。
 花畑の形を保つその場所まで]

→ おはなばたけ ―

( 75 ) 2013/02/11(月) 21:39:58

道化師 ダハールが「時間を進める」を選択しました。


道化師 ダハールが「時間を進める」を取り消しました。


≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A0 ) 2013/02/11(月) 21:43:35

お花畑の ハル

 だあって、ダハールちゃん、花冠かぶるんだもん。

[くすくすと楽しげに少女は笑う。だけど、と穏やかにダハールを見つめた]

 だけど、なにかを決意したみたいにみえるダハールちゃんは、ちょっと男の子に見えるよう。

[何を決意したのか、少女にはわからないけれど] 

( 76 ) 2013/02/11(月) 21:51:08

渡り鳥 グレイヘン

[冷たくなった翼に何処から落ちてきたのか、
 ぱたりと温かい雨雫が一つ降り注いだ。
 月の光を閉じ込めたそれは凍った翼に染み透る]

 ――……ハル、ダハール。

[道化師だった少女を支えながら。
 貴方達はどうするのか。
 そう問うように、渡り鳥は2人に視線を投げ掛ける]

( 77 ) 2013/02/11(月) 21:55:19

道化師 ダハール

[娘が私を見て笑う。記憶をなくし続ける娘だ。
 彼女は私が守るべき領域の民ではないが
 一人のか弱い少女だ。]

 ……ムラサキ、ツユクサ……だったか?
 けれど、花のない、例えば、月桂樹の冠なら
 いただこうか。

[赤いローブは、今はその形を変えて。
 立ち上がれば、地に伝う裾、所謂道化師のそれとは
 全く形を変えていて。]

( 78 ) 2013/02/11(月) 22:01:48

道化師 ダハール


 ………ありがとう、常春の。
 そして、さようならだ。
 君の花園がいつまでもあり続けることを

[私に祈れるのはここまでだ。
 そう言って、私はもう一度頭を撫でてから
 背を見せて歩く。

 その視界に渡り鳥と女の姿が見える。
 そう、あの女自身に
 まだ除名の件を伝えていないか。
 私は花冠を手に近づいた]

( 79 ) 2013/02/11(月) 22:02:02

渡り鳥 グレイヘンは、道化師 ダハール を投票先に選びました。


【赤】 渡り鳥 グレイヘン

― そら>>+29>>+30 ―

[それは、手を離した時。
 ミズキの声が、聞こえた]

 ――……ありがと。

[落下しながら呟いた声はきっともう届かない。
 一目、目覚めた彼女に会いたかった。
 大丈夫だと、思わせたかった。

 だけど、不甲斐ない体。
 眠る事もせずにすり減らし続けてきたから。
 最後の最後に後悔する。

 ごめんね、もう。
 自分の力では、瞼が開きそうにない]

( *1 ) 2013/02/11(月) 22:12:00

【赤】 渡り鳥 グレイヘン

 もし叶うなら。
 ちょっとだけ、私のために泣いて。

 グレイヘンはそれで。
 きっと、生きてきた中で一番幸せになれるから――*

( *2 ) 2013/02/11(月) 22:12:46

お花畑の ハル

 さようなら、ダハールちゃん。
 月桂樹は、ここにはないなあ。
 ここは、お花畑だから。

[ダハールの様子が変わったことには触れず、少女は変わらぬ笑みを浮かべている]

 ありがとう。
 あのね、ハルね、

[ダハールの背中に向かって、少女は笑って、言った]

 ダハールちゃんのこと、大好きだよう。
 ……忘れちゃうくらいに。

( 80 ) 2013/02/11(月) 22:18:53

道化師 ダハールが「時間を進める」を選択しました。


お花畑の ハル

[ダハールの向こうに、グレイヘンとリヴリアの姿が見えた。
 ああ、そういえば、グレイヘンに伝えなければならないことが会ったような気がする。
 誰かの手が、温かかったって。
 ああ、誰のことだったっけ]

( 81 ) 2013/02/11(月) 22:21:45

渡り鳥 グレイヘン

[道化師の言葉を聞きながら。
 手にした花冠を見、一つゆっくり瞬いた。
 それから花守の少女の背を見詰める。

 変わらぬ笑みで、いつもと違う素振り。
 忘れなくて、良いように。
 彼女も連れて行けたなら。
 そう思えども]

 ――……。

[仮にもう1人眠りを覚ませる者がいたら。
 そんな事を思っても]

( 82 ) 2013/02/11(月) 22:26:31

道化師 ダハール

 そうか……それは残念だ。

[か弱い少女を心配させぬよう
 私は左腕見えぬよう、振り返らず。]

[片手だけ、あげて答える。
 それは私ではない。彼なのだ。
 彼に伝えられる日には伝えよう
 選択の末の因果応報を受け入れ笑う
 常春の娘よ。

 渡り鳥の娘に名を呼ばれ、
 近づいた後、花冠を
 彼女の抱える女、その頭に乗せた]

( 83 ) 2013/02/11(月) 22:26:37

【墓】 星売り カスミ

― 少女たちの部屋 ―

[ひとりで泣いている時間は唐突に終わりを告げる。

少女が眠るベッドの傍に誰かがやってきた。
相変わらず視界はぼやけて滲み、そもそもまだ首が上手く動かせないので、
視覚以外――具体的には聴覚で誰かさんの正体を探る形になる。

聞こえてきた、人の名前らしき言葉が、やけに耳に、心に残る]

………か、す、み。

[涙がふき取られた後、常より――夢の中より長い時間をかけてその名を呟いてみて、
すとん、と納得が胸に落ちた。
これが――私の名前。

同時に「星売り」の名でもあった、名前]

( +34 ) 2013/02/11(月) 22:28:16

お花畑の ハルは、道化師 ダハール を投票先に選びました。


渡り鳥 グレイヘン

[それで彼女が納得しているのなら]

 ハル。

 後で。
 ハルのお花畑に。
 沢山、羽根を降らせに……来るね。

 綺麗だと良いな。

[花冠が少女の頭に乗せられる]

 ――戻るのね。
 1人で行く? それとも一緒に送るかしら。
 ハルに。
 ちゃんと戻ったわよって、伝えられるように。

[片手を宙に差し出す]

( 84 ) 2013/02/11(月) 22:33:50

お花畑の ハル

 羽根? 羽根が、降るの?

[グレイヘンの言葉に、少女は目を丸くする]

 わあ。それは素敵だねえ。
 桜吹雪と一緒に羽根が降ったら、きっとすごくすごく綺麗だよう。

[にこにこと、そう嬉しそうに、笑って]

( 85 ) 2013/02/11(月) 22:38:17

お花畑の ハル

[少女はにこにこ笑っている。
 いつもと変わらず笑っている]

 ハルのことは、気にしなくて、いいんだよう。

[なんだか気遣わしげに見えるグレイヘンには聞こえないように、こっそりそう呟いて、少女は笑う]

 ハルは、みんなのことも、忘れちゃうから。
 みんなも、ハルのこと、忘れていいんだよう。

( 86 ) 2013/02/11(月) 22:40:09

道化師 ダハール

 私は、君の手は必要ない。
 否、君はおくれない。

[差し出された手。握ることはしない。
 私を先導する者はいない。]

 ………そのものは、名も知らぬ女だ。
 リヴリア=ブロアは、もういない。
 死ぬなり、生きるなり好きにすればいい。

[リヴリア=ブロア。その名がある限り
 死ぬか、幽閉かその二択しかない。]

 ……常春に伝える必要はないよ。
 あの子は……自分でわかるのだ。

[忘れると、いう形で]

( 87 ) 2013/02/11(月) 22:42:21

【墓】 太陽の子 ミズキ

― 少女たちの部屋 ―

[真っ白な空の中、ふたり手をつないで飛び上がって
 夜明けの向こうまで駈け上がる――翔け抜けていく。
 綺麗な白い羽根がひらりひらりと目前を舞っている。
 まるで天国みたいな景色。

 そうだ。そうだった。なぜ忘れていたのだろう。
 美月は、逝くために戻ってきたのだ。

 あの場所が天国だったのだろうか。
 ひときわかがやく星に手を伸ばした。
 まるで天のおひさまになったみたいに輝いて……
 それじゃあ、天国まで導いてくれたあのひとは、きっと]


 ………ぇんい…  ぁま………

[ 天使さま ]

( +35 ) 2013/02/11(月) 22:43:05

【墓】 星売り カスミ

………。

[「私」の意識は「星売り」から離れ、
「星売り」の行動を冷めた思考で追想する。
まるで、さっき見ていたばかりの夢を振り返るように。

よくもまあ無邪気さの裏返しの残酷さを発揮したものだ、「星売り」。
「いっしょ」の中に、渡り鳥の少女を見事に含めていなかったのだから。
結局、みんなの幸せを願うその裏で、
誰かを好きになるのを恐れ続けた結果、
私、が好きになれたのは―――]

( +36 ) 2013/02/11(月) 22:43:56

【墓】 太陽の子 ミズキ

 
 
[譫言とともに、
 ぱちり。  ――再び、目が開かれた。]

( +37 ) 2013/02/11(月) 22:45:39

【墓】 岬守 シン

−病室の一画−

[慌しくなる気配に追い立てられるように
僅かに睫が揺れて瞳が虚ろに空を見上げる。
窓の外から聞こえてくる喧騒、人の声。

針の刺さった腕を動かさないように注意しながら
上体だけをゆっくりと起こして外を眺めた。

窓ガラスには、薄らぼんやりと見たことのない自分が映っていた]

( +38 ) 2013/02/11(月) 22:46:31

渡り鳥 グレイヘン

[此処へ来てずっと、変わらずあった光景。
 この花畑を紡ぎ続ける心の裏にあったものを
 見る事は叶わなかったけれど]

 桜吹雪は、ハルにお任せね。
 きっと――ふわふわで、お花の良い匂いもして。
 集めてお布団にしたらよく眠れると思うんだわ。

[世界の綻びを覆い隠すくらい、降るように。
 花守の呟きは聞こえない。
 だけどきっと自分も此処で果てると、思うから。
 独りぼっちではない]

 それじゃあ。
 2人を送って、くるね。

[もう一度また逢えるから。
 いつもの小ちゃな仕草で手を振った]

( 88 ) 2013/02/11(月) 22:47:30

渡り鳥 グレイヘン

 ――そう、そうね。
 貴方も介入者なら。
 心配の必要は、なかったわね。

[手を再び支えていた少女に添える。
 彼女の名はもうないのだと、そう聞いて。
 少しだけ目を細めた]

 ……ありがとう。
 さようなら。

[短く別れの言葉を告げ。
 最後に一つだけ、呟いた]

 ハルは――全部判っていたのかも、しれないわね。

( 89 ) 2013/02/11(月) 22:55:01

道化師 ダハール

[>>86 聞こえた声、私は振り返る。]

 ……それは私が決めることだ、常春の。

[緩く首を振る姿。
 ……忘れないことを忘れてしまうのだろうか?]

 ………何を持ってわかったと理解する、渡り鳥。
 彼女には彼女の事実があるだけだ。

[呟きに、そう口にしながら、
 私はそのまま、花畑をぬける。
 それ以上、何か口にすることもないまま……*]

( 90 ) 2013/02/11(月) 23:00:36

渡り鳥 グレイヘン

 ――……いこう。

[リヴリアだった名も無き少女に声を掛ける。
 顔を出していた本来の面影を幼い外見の中に収めて]

 リヴリアは、うまれかわるの。
 それで。
 ほんとのじぶんになるの。

 だから。

( 91 ) 2013/02/11(月) 23:03:17

渡り鳥 グレイヘン

[今にも崩れ落ちそうな空を見上げた。
 何度こうして翼を広げただろう。
 だけどこれが最期だ]



         はっぴー、ばーすでー。



[その囁きと一緒に、渡り鳥は最後のユメを渡る――**]

( 92 ) 2013/02/11(月) 23:03:56

【墓】 星売り カスミ

[目を閉じて、ふるり、と天井から顔を背けた。

数cm動かしたところで力つきて溜め息。

好きになれた人――いたのだろうか。
分からない。考えたくもない。
考えたらまた、「星売り」に戻りたくなりそうで。
だけど]

………。

[心の奥、自分にして自分にしてならざる者の声が、
はっきりと聞こえる]

( +39 ) 2013/02/11(月) 23:06:17

【墓】 星売り カスミ



  『さいごにミズキちゃんが笑ってくれたから、
  わたしは幸せでしたよう!』

 

( +40 ) 2013/02/11(月) 23:07:29

【赤】 渡り鳥 グレイヘン

 マルガレーテという名の少女は誰にも顧みられない。
 生まれ、眠り、そして死んだという事実だけ。
 それすらも忘れられる薄い人生を送った。

 誰に愛される事もなく。
 誰を愛する事も知らず。
 けれど、そんな子供は世の中に掃いて捨てるほどいる。
 消費すらされなかった生はそれでも。
 きっと、欠片ほどの自由はあった。

 夢という名の、施設という名の鳥籠の中。
 本当の自由を知らず。
 仮初めの気侭を自由と名付けて。

( *3 ) 2013/02/11(月) 23:11:33

お花畑の ハル

[花びらの、お布団。
 グレイヘンのその言葉を、想像しただけでわくわくした]

 うん、今日はお昼寝日和だもんねえ。
 夢みたいに素敵な光景の中でお昼寝したら、きっと気持ちいいよねえ。
 楽しみにしてるねえ。

[手を振るグレイヘンに、そう言って少女は笑って手を振り返す。
 聞かせるつもりのなかった呟きへの、ダハールへの返事には、へにゃりと笑った]

 ありがとう、ダハールちゃん。

[少女の知らぬどこかへと、旅立っていくダハール。
 グレイヘンに送られていくリヴリア。
 少女が二人のことを忘れてしまっても、二人は少女のことを覚えていてくれるのかもしれない。
 自分にできないことを、二人に期待したりはしないけど]

( 93 ) 2013/02/11(月) 23:11:48

【赤】 渡り鳥 グレイヘン

 だけどそれでも幸せだった。

 グレートヒェン。
 あるいは、グレイヘン。

 そう呼んでもらえた記憶が。
 現実ではない世界であれど。
 確かにあったのだから。

( *4 ) 2013/02/11(月) 23:12:19

お花畑の ハル

 ありがとう。
 ハルはそこにいけないけど、ハルの思い出を連れて行ってくれて、ありがとう……。

[消えていくダハールの後ろ姿。
 舞いあがって遠ざかっていくグレイヘンとリヴリアの姿。
 それぞれ見送って、少女は呟いた]

 ありがと、ねえ……。

( 94 ) 2013/02/11(月) 23:12:24

【独】 太陽の子 ミズキ

/*
>>+40
>>+40
>>+40
こいつ……

うあーーーもう!

( -14 ) 2013/02/11(月) 23:12:43

【赤】 渡り鳥 グレイヘン

― 階段の片隅 ―

[蹲る姿を人が発見した時には。
 きっと、その体は冷たくなっていただろう――**]

( *5 ) 2013/02/11(月) 23:13:57

お花畑の ハル

[そうして、少女は花冠を編みはじめる。
 いつかグレイヘンに約束した、たんぽぽの花冠。
 きっとこれが少女の編む、最後の花冠**]

( 95 ) 2013/02/11(月) 23:14:29

【墓】 星売り カスミ

[幸せか。ならよかったんじゃないのか。
でも、その言葉を伝える相手がどこにいるのか分からないよね分からないから切ないだけだよね、
ていうかお互いことごとく大事なことを伝え損ねてるよねこの、]


……… ばか ……っ

[夢の記憶は切なく、あたたかく、
少女の胸を締めつける*]

( +41 ) 2013/02/11(月) 23:14:40

【独】 渡り鳥 グレイヘン

/*
赤に救いはもたらされない。
だから。

これは決まっていた事。

途中で夢の世界から、追い出されない限り。

( -15 ) 2013/02/11(月) 23:15:13

【独】 道化師 リヴリア

/*
>>40
[へびはかんきした。
あああったかいおてておいしそうなのべりーがここにあると。
いまならちょっと…ちょっとだけ?]

( -16 ) 2013/02/11(月) 23:20:08

【独】 道化師 リヴリア

/*
>>66
[へびはじっとじぶんをながめてぷるぷるした。
これはおいしくないからいらないと]

( -17 ) 2013/02/11(月) 23:20:17

道化師 リヴリア

 私も今のグレイヘンしか知らないよ。
 このセカイは好きだよ。

 貴方に逢えてローザに逢えて
 みんなに逢えて

 輝く様も消える様も
 さっき、貴方に言った想い>>3:52は本当だよ。
 想いと共に消えたくもあった。

[全てを凍らせる風>>64は私が呼んだ風だ。]

[彼女の手首に巻き付いていた白蛇は、私をしばらく眺めていたが、『いこう』という声に併せてもぞもぞと彼女の胸にしがみつくように移動した。
より暖かい場所を知っているのだろう。現金な白蛇だ。

私はくすりと笑う]

( 96 ) 2013/02/11(月) 23:20:31

道化師 リヴリア

 連れて行ってねグレイヘン。
 貴方にはそれができるのなら。

 それだけでいいからね。
 私は私で死ねるから。
 今度こそ死ねるから。

 殺してみんなを見に行くからね。

( 97 ) 2013/02/11(月) 23:20:40

道化師 リヴリア

[誰の手も借りずに私は死ねる。
小さくても雄大な翼が私を押してくれる。
だから私にしてくれるのはそれだけでいいよ。
と、私は彼女に微笑んだ。] 

 そのかわり待っていて。
 セカイを超えても貴方を見に行くから。
 見ちゃダメって言わないなら
 私は貴方を見に行くから。  

 貴方が力尽きて眠る前に
 貴方が誰も知らない場所へ行く前に
 誰も知らない場所はきっと寒いから
 貴方が今こうしてくれるように
 私の温もりを貴方に捧げられるように……

( 98 ) 2013/02/11(月) 23:20:50

道化師 リヴリア

[そして私は死ぬ
ゆっくりゆっくり死んでいく。
リヴリアだった者は静かに夢へと腐り逝く

誰かが笑っている。
嗚呼その笑顔は女の知らない私の知る笑顔だ
誰かが花冠を乗せる
嗚呼その微かな温もりは女の知らない私の知る温もりだ。
もう声も聞こえない。彼も彼女も彼女の声も
聞こえないから返事もできない。

ただ……最期に見た夢のセカイは
とてもとても美しいと思った。]

( 99 ) 2013/02/11(月) 23:21:04

道化師 リヴリア

『はっぴー、ばーすでー』

[夢を渡る翼は駆ける
駆け抜ける風の中で
女だったモノは朽ちて霧散する。
赤い雪のように セカイへ降り逝き

──後には、彼女の胸に抱かれた白蛇だけが

刻を超える]***

( 100 ) 2013/02/11(月) 23:21:35

【独】 渡り鳥 グレイヘン

― さいごのゆめ ―

 これで。
 やっと、ねむれるの。

[少女を現実へと送り届け、そして。
 花畑へと一面の羽根吹雪と共に墜ちてくる、その時に。

 小鳥は穏やかに笑った――**]

( -18 ) 2013/02/11(月) 23:22:35

道化師 リヴリアは、道化師 ダハール を投票先に選びました。


道化師 リヴリアが「時間を進める」を選択しました。


【独】 渡り鳥 グレイヘン

[だって、リヴリアが見に来てくれる。
 このちっぽけな体を、暖かい場所へ連れていってくれる。

 そう、言ってくれたから――**]

( -19 ) 2013/02/11(月) 23:24:23

【独】 道化師 リヴリア

/*
にょろーん!

( -20 ) 2013/02/11(月) 23:25:35

【独】 道化師 ダハール

/*
とりあえず、ブロア家前当主が悲惨すぎる……

( -21 ) 2013/02/11(月) 23:25:37

【独】 星売り カスミ

/*
ふおっ全員こみっとした!

( -22 ) 2013/02/11(月) 23:25:44

【独】 星売り カスミ

/*
次は多弁になりたい(言うだけならただ)

( -23 ) 2013/02/11(月) 23:29:17


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生存者 (4)

道化師 リヴリア
34回 残125pt 飴
道化師 ダハール
23回 残511pt 飴
渡り鳥 グレイヘン
27回 残471pt 飴
お花畑の ハル
17回 残750pt 飴

犠牲者 (3)

夢見る ヴェル (2d)
岬守 シン (3d)
星売り カスミ (4d)

処刑者 (2)

無口 ローザ (3d)
太陽の子 ミズキ (4d)

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (1)

医師 シャルロッテ (1d)

発言種別

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囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
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