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前、リヴリアちゃんはハルのことを"優しい"って言ってくれたの。
だけど、全然違うんだあ。
ハルは、このお花畑で、ずうっと笑っているために、大事なことを忘れるの。
そうすることを選んだの。
ハルは、本当はとても自分勝手で、自分のことしか考えてないんだよう。
だから、こんなハルは、ひとりぼっちがお似合いなんだあ。
ひとりでいることが当たり前なら、独りでも寂しくないもんねえ。
[編み上げた、レンゲとアカツメクサの花冠。そっと少女はダハールに差し出した]
できたよう。リヴリアちゃんに、渡してあげて。
けんかしたなら、仲直りしなきゃだめだよう。
[都合の悪いことは、忘れてしまう。
少女は、けんかをしたことも覚えていられない。
だから、仲直りだってできない]
ダハールちゃんには"たち"って呼べる人が、いるんでしょう?
だったら、そこにいかなくちゃ。
[私は……
愛することが罪か…と自らに問うた。
そして至るのだ。
それは罪だと。許してはいけないことなのだと。
現実に生きた私は 現実の理に
あくまでも愚直だった。
『それを罪とするならば、そんな世界はいらない』
と……
あの夜 薬という名の毒を持ち
介抱という名のナイフを手に
女が訪れた。
嗚呼、したければすればいい。
世界は好きにはできない。
もうどうでもいいと思っていた]
[けれど気付けば横たわっていたのは私ではなくて女だった。
いや、死んでいたのは確かに私だ。
同じだったから。なにもかもが同じだったから
ああ、なんて醜いんだろう。
なんておぞましいんだろう。
なんて汚いんだろう。
こんな汚い私は見たくない。
嗚呼そうだ。見たくないなら見なければいい。
潰してしまえば見えなくなるじゃない。
そして私はなんで死んでいないのだろう?
死ぬことすら拒んだ己が憎らしい。
殺したいほどに憎らしい。
嗚呼だったら死ねばいいじゃない]
[そう思ったはずなのに、私は生きていた。
生き汚く生きていた。夢に逃げても生きていた。
忘れたかった。憎しみも 愛情も
忘れてしまえば楽だった。
けれどできなかった。
ハルのように忘却の彼方へ想い出を押しやることはできなかった。
だって忘れてしまったら
あの子をあの子と思えなくなって
私がもう私ですらなくなるのだから]
[覚えていたい。愛していたい。
幻の中でもいい、ずっとずっと一緒にいたかった。
見ていたかった。
言葉だけはいつも拒んだ。
憎まれ口も叩いた。拒否もした。
けれど、私は一度として
追い出そうとはできなかった。
それが彼を苦しめ続けることだとわかっていても
私を苦しめることだと分かっていても。
永く永く近くにいたかった
それが私の業だ。
清廉からほど遠い、醜悪な私の姿だ。
だから腐りたかった
朽ちたかった]
[酷い私だ。汚い私だ。
欺瞞だらけの私だ
そんな私は── もういらない
いらないのに]
助けて……グレイヘン
私を助けてよ。
私をどこか知らない世界に連れて行ってよ。
私を私から解放して。
怒りも憎しみも愛情も忘却も
何もない世界で 最後に逝きたいよ
[もう少し意識がはっきりしていれば、
どうしてこの「新しいおいしゃさん」が
その名を知っているかを気に留めただろう。
けれど、彼女が呼んだ名前が
離れかけていた夢の記憶を一気に引き戻したから
少女は反射的にYesの意志を返そうとした]
…… ん。
[ほんのわずかな息漏れとともに顎がかすかに引かれる。
注意深く見ていなければ分からないような動き、
今はそれが限界だった。
意識はまだ脳裏に残る鮮明な記憶をたどる。
夢から現へ――空へと翔んだ、あのときのことを*]
道化師 リヴリアは、渡り鳥 グレイヘン を能力(占う)の対象に選びました。
道化師 リヴリアは、渡り鳥 グレイヘン を投票先に選びました。
お花畑の ハルは、道化師 リヴリア を投票先に選びました。
……それだけ、大事だったんだろ?
忘れていないと、夢さえ紡げないほど。
そんな風に、自分を卑下するこたないさ。
[寝転んだまま、ハルが言う言葉に
調書で見た名前を思い出す。
彼方。それは、今も彼女の意識にはなく。
渡された花冠。白と、赤が揺れる。]
軽い、もんじゃないけどね……
あーあ、仮面、かぶるのは面倒なんだけどなー
[使用人”たち”のこと、そう言われて
花冠、受け止めながら肩をすくめ
ちょっと、駄々をこねるように
頭に花冠をおいてぼやく。
残る、右手には、仮面。
それは普段のものではなく、無表情の。]
[ちょっと、グーグルに「ブロア家」と、入れて欲しい。
すぐに出てくるだろう?
そう、それが俺と姉の生まれた家だ。
ブロワといったほうが有名かい?
中世から続く王様までいる家だ。
何故道化師なのか?
何故仮面が必要なのか?
何故……………]
[少女は世界の秩序を知らない。
ただ知っているのは自己基準の情と歪な視点。
語られる彼女の生は、思い描けばとても苦しい。
この冷たい風はきっと。
愛も憎もひっくるめた全ての感覚を麻痺させるための風]
汚くて醜くたって。
綺麗なままのリヴリアなら。
私はリヴリアには会えなかった。
私は今のリヴリアしか知らない。
[醜さを見詰めて、自分を捨てたくなるほどに
苦しみに溺れても命灯を断つ事ができない]
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