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そうか――……
[合わせていた視線を外した。
思案げにうつむき、眼差しの先を彷徨わせる]
きみは、星のところに、行くんだ。
[そう一言、無感動に呟いた*]
グレートヒェン
[夢と現実で呼び間違わぬよう
本名ではなく愛称で呼ぶ。
舌っ足らずな言い回しまではしないけれど。
壁に手をついて歩く姿に
余り体調が芳しくない、のかな?と
寝台脇に腰掛けたまま見上げた。]
体調、よくなさそうだね。
ツヴィンクル先生が弾かれたって本当?
[『星のところまで飛んでいく前に』
それが意味するところのことを
ミズキはなんとなく察してしまった。
けれど理解と感情の納得とは別で、
受け入れるには感情が未だ追いつかない]
わからないこと。―――って、何?
[けれどそれはともかくとして。
星売りが話そうとする、その内容に意識を向ける。
ようやく互いに伝え合おうと通じ始めた、そのこころに]
もういいのかい?
[高鳴っていた鼓動が落ち着いてくると、その円らなベリーの眸が開かれた。
目をこする様に仮面の下から我が目を細め、一なでして身を起こすのを手伝ったか?]
そうかい? では一緒に行くかい?
先に行っているかい?
二人も見に行かないとね。
送ってあげようじゃないか。
[そう紡ぎつつ立ち上がる]
[少しの沈黙の後に語られる事実>>44
期せずして零れた溜息は不安の色にも安堵の色にも映ったか]
そうか……
ローザはちゃんと目覚めてくれているのならいいのだけれど。
グレイヘン、キミも本当に疲れたのならキミの巣に帰るんだよ?
キミの友達を連れて、できるだけ早く。
[あの子が聞いたら、また傲慢と言われるか?
このセカイとあの世界を行き来する……
それには理由があるのだろう。
己を危険にさらしいたずらに行き来する必要などどこにもないのだから。
そこに悪意があったのならば、私の対応もまた変わっていたはずだ。
けれど、ローザにそんな様子はなかったし、グレイヘンは
傷つき疲れながら空を駆け、運び渡り続けていた。
── 強制はできない。私には]
[薄く開けられたカーテン。
中は見えていないと主張するように
視線は一度彼を捉えた後僅かに斜め上を向く]
ええ……私も、あっちでたまたま近くにいたから。
無事に帰ってこれたのは、知ってる……。
でも……多分、もう……入れないでしょうね。
少し休めば、楽になると思うわ……。
段々、渡るのが難しくなってる、気がする。
私も弾かれつつ、あるのかしらね。
それとも……世界が閉じつつあるのか。
ミズキとカスミは、近い内になんとかなると、思うけど。
[遥の寝台に視線を投げた]
[教わった日付。今の自分の年齢。
指折り数えて、途中でやめた]
…。
[視線が、外を見た。
そこにあるのは電線が墨壷のように
くっきりと黒い線を引いた青い空。
細い、細い、溜息が一つ]
…なにも、したくない。
[か細い声は、夢の中とはあまりに違う声]
[ぼんやりとした頭で天井を見る。
記憶はあやふや、あの世界のことは
本当の夢のようにぼやけている。
ゆっくりと体を起こした。
新人でも医者としていつまでも寝ていられない。]
[溜息が零れた口許を見上げる。
赤い三日月、その下の表情までは判らない。
空を見上げてからまた視線を戻す]
ローザは、――だいじょうぶ。
だいじょうぶ、だよ。
[それは確信めいた言葉。
それから、ゆるゆると首を振る]
――ぐれいへんは わたりどり。
だから、すは ないの。
ううん、なくしちゃったの。
[道化師がこちらの世界に来てから僅か1年の間、
まだ自分のユメを描いていられた小鳥は巣を持っていた。
だけど今は]
ミズキは、カスミといっしょに。
かえるの。
[嗤いはするけれど、その嗤いはか細い。
相手が何であるかを知ったからか?
己が何であるかを知られているからか?]
とは言っても、ボクはご覧の通り気まぐれだからね。
そして、認めたくはないが
ボクはとてもお節介焼きらしい。
このセカイに忘れものをした馬鹿がいるらしいんだ。
そんなものはないと思うんだけどね。
そもそも馬鹿はここにいないんだから。
けれど、探すというなら見ておいてあげないとかわいそうだろう?
ひとりぼっちは寂しいものだからね。
探し疲れて帰るまで、まあ見てやって
来訪者なんだからばいばいと手を振ってもやろうかと思っているさ。
[明後日の方を眺めて、これは嘲るように、けれどどこか──
そこで言葉を切って、眩しそうに欠け征く太陽を見つめる]
ボクはね……グレイヘン
このセカイはサナトリウムであり
ゆりかごであり……棺であると考えていたんだよ。
いなくなっていった子たちは、神様のお迎えが来てね。
いなくなっていくものだとね。
中には君たちが連れて行った子もいたのだろうけれど。
[帰って行った少女達の行く末は、私にはわからない。
けれど、己の覚えている己の躯は
正常ではないのだろう…と、それは悟っていた。
私は何も忘れていないのだから]
火によって天に召されるは火葬
その身の全てを大地に還すのは土葬
水に流したり、中にはとり…いや、これはいい。
じゃあ、幻に抱かれて逝くのは
──幻葬 と呼ぶべきなんじゃないかなって?
ボク達はそれを待つ子なんだろうなってね。
けれど、日は陰り、夢は夢に還らなかった。
それは幻のセカイじゃないよね?
どうしてだろうね?
今までそんなことはなかったのにね。
[問いただす視線はない。ただ独白するように……見つめもせず]
ボクがただそのこころに忠実であることを願うよ。
一番いい送り方を
キミ達と、みんなと……ボクはそれを願う。
[グレイヘンの手に収まった枯れた花が静かに揺れる
哀しそうに 崩れたセカイのゆりかごで]
[体がズキっと重たかった。
点滴の量を見ると後少しだけだ。
これが終わるまではおとなしくしてようか
しかし、ぼんやりとした中で仮面の少女が笑っている]
ぐれいへんは、それから。
それに。
リヴリアを、まってるひとも、いる。
そのひとも。
きっと、このままじゃ――かえれない。
[雪のような白い自分の首をそっと撫でた]
リヴリアは。
ここで、しにたい?
[自ら死を選び、だけど死にきれず。
夢の世界で長らえている彼女。
それは本当は生きたいからなのか。
夢の中で死にたいからなのか]
――……そっか。
あの世界、終わっちゃうのかな。
[グレートヒェンの言葉に頷き零す。
世界が閉じる。
先ほども話していた世界終末論が
如実色づいてきた気がする。
……それは、包帯を巻かれた姉から
薬品とは違う、何か、匂いを感じ取ったから。]
そうだね……さっき、カスミと一緒にいたら、
ミズキが来てたし……
[ 帰ること匂わす、抽象があったなと
グレートヒェンの視線を追いながら思い出し。
先ほどの資料、を思い出す。]
……彼女は、亡くしたものが
余りに大きくて、多い、からね……
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