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[心を決めるにはしばしの時間が必要で、
ふたりの間に長い長い沈黙が落ちた。
いったいどれだけの時間が過ぎたのか、
いまは昼なのか、夜なのか。
綻び始めた世界の中ではもう分からないこと。
そうして、長い長い時間が過ぎた後―――
ようやく覚悟を篭めて、繋いだ手をぎゅっと握り締める。]
分かった。
一緒に…… 『 逝こう 』。
[顔を上げて、放たれた声は酷く震えた]
ミズキは今カスミとお話中、かなー
一緒に、来てくれたらいいのにね、
お話が終わったら
[頷き話題が変わったことに安堵する。
彼女の心は細い綱渡りをしているようなもの。
一歩間違えれば、きっと崩壊する。
まだ、彼女自身が言い出したことが引き金
その事までは知る由がないまま。]
……うん、そうなんだ……
誰も突っ込まないから言わなかったけど。
[まじまじと見られて俺は照れくさそうに笑う。
……弟と同じ性別はセーフ。
忘れらていない様子にそう思う。]
[綺麗なものは、まやかしだ。
この世界は必ず何かが欠けている。
欠けているが故の夢。
満たされない願望から生まれたモノ。
綻ぶ様は、美しいと思った。
褪せた大地も。
荒れる波も。
唸る風も。
枯れた花も。
欠けた太陽も。
千切れた羽根も]
[ダハールの説明に、へええ、と声を上げる。
ミズキもカスミも、お花畑によく来てくれるけれど、一緒にいるところを見たことはなかった]
そうなんだあ。
来てくれたらいいねえ。
……あっ、そうだ!
[思いついて、少女はポケットに手を入れる。
取り出したのは、カスミの売ってくれた星。
ピラフに立てるような小さな旗を、ぷすっとパンに突き刺した]
ピラフに立てたら教えてねって言われたんだけど。
パンでもいいよねえ。
そのなりで男と言われても、誰もピンとはこないだろうさ。
肌のきめ細やかさは星狩りの子といい勝負だろう?
むしろ着飾った方が映えるのではないかい?
なんならボクが結ってあげようか?
[いささかの葛藤の末、調子を取り戻せば、彼の言葉に嗤いを乗せもしたか。]
ああ、おひさまの子は星狩りの子と逢えたのだね。
それは良かった。
……うん
[実際彼が見たのか、誰かから聞いたのかは知る由もなかったが、二人が逢って話をしているということを知れば、感慨深げに吐息が漏れる]
ああ、そうだねぇ……またお話しができたらいいねぇ。
[パンの島に立てられた星の端を見つめて静かに嗤う]
[照れくさそうに笑うダハールには、感心して頷いた]
全然気づかなかったよう。
ねえ、リヴリアちゃんは気づいたあ?
[仮面の下の表情はわからない。
仮面を被っていなかったとしても、表情を取り繕われれば少女にはわからないのだけど。
少女は、表面に見えることしかわからないから。
だから、少女は無邪気に問いかける]
[終わる世界は。
渡り鳥が見ている夢。
ありのまま誰の望みも満たさず。
滅びていく世界は美しい。
世界が内へと壊れるなら。
一緒に潰してはくれまいか。
その絶対的な力でもって。
二度と起きる事などないように。
跡形もなく、壊して、潰して、捨て去って。
そうしてくれたら、きっと自分の願いは叶う。
だけど。
この夢は自分のために用意されたものでは、ない]
ああ、ピラフもいいけどパンもかわいいね
[風が冷たい。
この前、いきだおれた時と違う。
ここの花はいつまで持つだろうか?
無邪気な様子に目を細めて返しながら
せめて、花畑だけは。
そういったハルの言葉、
ハル自身が忘れても俺は覚えている。]
……ハルはさ、
例えば、俺がずっとここで
一緒に花見をしてたら、嫌?うれしい?
[そう言ってたずねるのは、花が枯れるのが
終末よりも早いか、どうか。
早いようなら、別の何か……代用物を思う。
現実では彼女の家族の代用物なんて……
俺自身4年間それは思い知っていて]
/*
ん、まあ、しかし、二人揃って落ちられるとは限らないし
(吊り襲撃かぶり事故が脳内にある)
むしろエピ入りする可能性すらあるし
よぼーせんよぼーせんー
――……。
[翼を引き摺って、歩き出す。
これが終わったら。
もう一度、自由になれる。
そうしたら。
そうしたら。
終わらないユメに、旅立とう――]
うん。あとでカスミちゃんに教えてあげなくちゃあ。
いただきまーす!
[満足気に旗の刺さったパンを見つめた後、おもむろにぱくり。
もぐもぐと口を動かしながら、ダハールの"例えば"を耳に入れる]
ダハールちゃんと、ずっと、お花見?
嫌なわけないよう?
その方がハルも楽しいし、嬉しいよう?
[一人が好きなわけじゃない。
多くを望んでいないだけ。
望みはしないけれど、来るものを拒みはしない。
なくなったら、忘れてしまうけど]
……俺に女装趣味はないんだけど。
そういうのは自分自身にすればいいよ。
そっちは正真正銘女、なんだからさ・
ハルもそう思うよな?
花冠に似合うかっこうしたほうがいいって
[と、女装を口にする姉に
俺はきっぱりと手を振りつつ言い切る。
先日ハルと話した話題を
軽く出すのはどこまで覚えているか、探るように]
うーん? 知っていたさ。
この子はハルの子ほど柔らかくないからね
[と、ハルをぎゅうと抱きしめながら、辺りを見回す。
……哀しい哀しい花園だった。
虚構だらけの綻びだらけの花園だった。]
ダハール。キミは花を咲かせられるかい?
[おもむろにそう尋ねたのは、もしかしたら彼がハルに告げる問いに似た思いを感じたからかもしれない。
仮初めの花は咲く 仮初めの風も吹く
何故ならここは夢のセカイだから]
そういえばそういうのは嫌がっていたっけ……
かわいいのになぁ……きっと似合うのになぁ
って、何度か遊びで試みたけれど
やっぱりああやってきっぱり断られたんだっけ?
ちょっと残念
そっか。良かった……
[ハルが食事を始めて
うれしそうに頷く姿に目を細める。
ただ、花畑に勝るのか……どうか。]
…………わからない。
ただ………夢物語の約束を
現実世界で維持できるほど
世界は単純じゃない。仕組みも……感情も。
[俺は、自分が少女だったら
学校に行く前の世界をすべて忘れて
ハルのようになっただろうか?
そんな、ことも、少し思った]
ああ、そういえば。
ハルみたいな格好すればいいのにって、言ってたねえ。
帰ったら、貸してあげられるんだけど。
ハル、日が暮れるまで帰らないからなあ。
[ダハールにそう答えて、少女はリヴリアの腕の中、リヴリアが身に纏うものを確かめる。
帰るところはどこにもないのに、そんなことも忘れている。
口はもぐもぐと忙しく咀嚼しながら]
リヴリアちゃんは知ってたんだあ。
リヴリアちゃん、鋭いんだねえ。
ハル、ダハールちゃんにぎゅうってされたのにわかんなかったなあ。
[今度は柔らかくないというダハールを見つめる。
ぎゅうってされて、じゃれあってきゃあきゃあ騒いだ。そのあたりまでは少女は記憶していた。
楽しい記憶だから]
じゃあなんのつもりだったんですかあ……?
[首の動きを追うように視線がゆらゆらと揺れる。
今さら何を言われてもへこんだりはしないつもりではあったが、
驚かないという心がけはしていない]
……ミズキちゃん死にそうだったんですかあ?
[どう見ても今の彼女はそう見えないのだが、
しかしそれならこの手の冷たさは説明がいくのでは――と、
触れ合った経験の少なさが明後日の方向へと思考を回す。
気になる。気にはなる、が。
今はいっしょにいくかいかないかの瀬戸際]
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