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[カスミの手が離れ、少女の手にはもうひとつ、星が残る。
もう行く、というカスミに頷いた]
うん。カスミちゃん、いつもありがとうねえ。
またねえ。
[振られる手に、同じように手を振り返して、お花畑を駆けていく背中を見送った]
……今、ヴェルと一緒に来たから、ね。
[一つ呼吸を整えてから。
聞こえてきた声音の主を思い描く]
貴方も、起きてたのね。
――少し、いつもより疲れた気がするわ。
貴方は何とも、なかった?
[夢の世界の転調は。
ヴェルを丁度あちらから連れて帰ってくる時に現れた。
その違和感が単に二人分の意識を運ぶだけの
負荷であったならば杞憂なのだが]
― こみち ―
[夢見る少女の姿は、夜が明ける頃にはすでにこちらにはなく。
小道の脇に渡り鳥が横たわっているだけだった。
見上げた空、流れる雲が少し早いような。
そんな気がした]
――かえれた、ね。
[ほんのりと笑みを浮かべる。
薄い胸がせわしなく上下していた]
ああ……ヴェルは、帰りたがってた……
半分、寝ているけどね。
ちゃん……と起きたら、休息に、ならないし
[あれ、気づかれた?と、自分が声を
出したことには気づいていない。
寝ぼけ眼の声が、ゆっくりとかえる。]
そう………だねぇ……
ちょっと、考え、すぎただけ……
に、しちゃ……眠い。
シンのとこ……で、飯 くったんだけどなぁ
あの子、なんか、こっち適応できるんじゃない、かなぁ……
わかんない、けど。
[カスミと別れたあと、ふたつの星をポケットにしまって、少女はレンゲを摘み始める。
リヴリアと約束をしたから。
少女の約束は軽いけれど、忘れない限りは果たされる]
……あれえ?
[花冠を作るには、それなりの数がいる。
せっせとレンゲを摘んでいた少女は、やがて不審な声を上げた]
お花、しおれてる……。
[常春のお花畑。
日が暮れることも、季節が移り行くこともない、永遠のお花畑。
いつも花はきれいに咲き誇っているはずなのに。
詰もうとした一輪のレンゲは、力なくしおれていた]
おかしいなあ……。
[いつもより小さくそう零した少女は、世界が綻び始めたことをまだ知らない]
[何やらパンチとかそんな単語が聞こえてくる。
道化師の少女を取り巻く込み入った事情は知らず。
――男の友情でも芽生えたのかしら。
とか明後日の事を連想した]
[そうして、レンゲを摘み進めるうち、拾い拾いお花畑のかなり外れの方まで来て]
んー?
あれ、なあに?
[お花に埋もれている何かを見つける。
枯れるはずのない花がしおれていたこと。そのことが、心に少しの影を落としていた少女は、新しい事件に飛びついた。
そうして、別のことに夢中になれば、またすぐに楽しくないことは忘れてしまうのだから]
なにかなあ?
[摘んだレンゲを落とさないように気をつけながら、軽やかな足取りでお花畑を駆ける。
やがて、日陰を求めるダハールに、小さな影を落とすだろう]
[ふっと、日差しが少し、和らぐ。
それよりも前に、可愛らしい声、軽い足音。
行き倒れの体現者は、
そのままの姿勢で、
少しだけ、仮面をつけた顔を上げた。]
や、やぁ ハル お邪魔しているよ
……この花畑は 木につく花は愛でられない、かな?
[彼女が望めば生えたりしないだろうかと、
風で揺れるタンポポの中で たずねた]
夢の中でも、あまり動き過ぎると。
体力は削れるから、ね。
[眠いというのには]
……自覚症状があるなら。
無理をする心配は、しなくて良さそうね。
でも。
少し、気を付けた方が良いかも、しれない。
何だかあちらの空気がいつもと違うわ。
[彼が一朝一夕で夢の世界に身を置いているわけでもない点も含め。
違和感が自分だけのものではないかもしれないと思うと気がかりだった]
シン……?
何か戻れそうな、兆候、……?
― →海岸線 ―
[手に下げたバケツの中には、
ぴちぴちと跳ねるニジマスや、岩魚。
バケツを片手に川沿いを下っていけば、
やがて海の見える場所へと開ける]
おや…… リヴリアぁ?
[遠目に見えた二人組の後ろ姿に、大きく声を掛けた。
43回追いかけた背中だ。背中を見れば分かる。
その隣を歩く鈴の髪飾りをつけた姿は、
誰だかひと目では判らなかった]
[近づくと、それは寝転がっている(?)ダハールだと知れる。
顔を上げたダハールに、少女はいつものように愛想よく挨拶をした]
ダハールちゃんだったんだあ。こんにちはー。
……ほえ? 木につくお花?
[唐突な質問にぱちぱちと瞬きをする。
お花畑が、ひたすらだだっぴろい草原であることの理由。
それは単純に、少女が春に咲く花がよくわからないから。それだけの理由だった。
腕組みをして、うーんと少女は考える。
やがて、ぽんと手を打った]
木に咲く花……ああ、桜!
お花見、素敵だねえ。
さくらんぼが食べられたら、いいよねえ。
ダハールちゃん、一緒にお花見、しよっかあ?
[少女が微笑むそこには、いつの間にか当たり前のように、一本の桜の木が満開の花を咲かせている。
花吹雪が舞う中を、少女は楽しげに笑った]
……終末、近い、かも
ねーさん、言ってたし……
巻き込まれたら……多分、死ぬ。心、が
[空気が違う。その言葉に、
先程あった姉の言葉、思い出す。]
シン、と、少し、話したんだけど
……すごい、興味と、実行力、だよ。
実験、と言ってたっけかな。
海水で、豆腐、作ってるんだ……
いつかは、皆に振る舞いもしてみたいとも。
あの子の親御さん過保護、何だっけ?
ちゃんと、話し合って……
彼女に、無理が、ない、範囲で
その興味を生かしてあげたら……ここ、よりもっと、
沢山、実験できそう、だしさ……
海が珍しいのかい?
[幾度となく海を見つめるローザに、そんな言葉をかけて歩く。
よもや実際の海を珍しがるとは思ってはいないけれど。
そうやって頭に浮かんだ言葉をを掛けて回る。
“知りたい”とそう言って、
少女は私と共にセカイを巡る。
“知りたい”と思うのは私とて同じだ。
知るためにセカイを巡るのだから。
その“知りたい”
その裏の見えない思いは同じ“知りたい”なのだろうか?
違う“知りたい”なのだろうか?]
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