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[――すっ、と花畑の少女の手に、もうひとつ「星」を握らせると、
名残惜しそうに手を離した]
もう、行きますねえ。
[そろそろ時間だ。
お星様に会いたくてしかたがなくなる時間。
だけどずっとここにいてもお星様には会えないから、
彼女の手を離して花畑を出るのだ。
星売りの少女は欲しがりになるのだ]
また、来ますねえ。
[最後に大きく右手を振って、ふわり、と花畑を駆けていった。
星のある方を目指して**]
/*
欲しがりになる、そんな夜にリヴリアとしょっちゅうあってたんじゃないかなあ、っていう、妄想
行き場所を迷う時間を有効に使って回想を落とすのもあり、か
ダブルミーニングですよう 欲しがり/星狩り
今日のデフォ:ローザ
・・・・・・・・・・・・。
[仮面の手をつかんで微笑む。
"ボク"が見るものなら
いくらでも見せてあげる。
だけど"僕"が診るものは、見せてあげないよ。
君にはまだ早すぎるからね。
仮面の中で起こる異変に気がつけないのは
・・・が異変そのものだからだろうか。
それとも、世界の異変が隠してしまったからだろうか。
仮面のそばで、甘い考えをめぐらせる]
[ゆっくりと瞳を開ける。]
・・・・・。
[なにか、違和感。
だけど違和感がなにかわからない。
わからないことがわからないなんてもどかしい。
近くにあるリヴリアのカルテを引き寄せた。
付箋に「メンタルケアの必要性」と書いて
数値が並ぶ下にぺたりと張っておいた。]
― 山の端の森の中 ―
[白い翼がつつんで作る、薄暗いたまごの中。
その場所は『夜』に似ている と
ミズキは薄ぼんやりと思う。
とろりとした眠気すら覚えるあたたかな空間。
築いてきたプライドが少し、崩れる時間。
反射的に目元がじわりと熱くなった]
良く、ないよ。
それは…… ちっとも 良くない。
[ちいさな子供のようにふるふると首を横に降った。
良くないと言った所できっとどうしようもない、
それでも子供のわがままのように望みを口にする]
飛び続けたら疲れ果ててしまう。
疲れ果てたら死んでしまうよ。
死ぬのは、だめだ――…死んでは、
………。
[続く言葉は見つからない。
それきり言葉を失って。]
[続く言葉に詰まってしまい、ぐっと深く黙り込む。
そうしてどこかへと飛び立ってしまう渡り鳥。>>1:213
行かせちゃいけないと思うけれど、
きっとミズキでは巣にはなれないことは分かっている。
太陽に憧れて、
それでも太陽にはなれないことも、分かっている少女には]
ああ…… いつでも。
私と話をしたいと思ってくれるなら。
[一筋流れた涙を土のついた手でごしごしと拭い、
にこりと一つ、けれど弱々しい笑みを浮かべた。
ちいさな手が髪の飾りに触れる。
髪を飾る決して枯れない赤を、やわらかな白が彩る]
…―――ありがとう。
また、な。 グレイヘン。
[歩み去っていく渡り鳥の背に、
感謝と再会を願う言葉を投げかけた*]
― 少女たちの部屋 ―
ヴェル?
目が覚めた?
[広い部屋。
少女ごとに区切りが付けられるカーテンの奥。
まだぼんやりとしている少女と、医師は対面していた]
あ、そうか、私のこと、知らないわよね。
貴女のお世話をすることになっているの。
私のことは、シャルって呼んで頂戴?
[ふわ、と笑い。
ひと通りの診察を終えると、軽く頭を撫でて、一度その部屋を後にした]
あらローザ、目が覚めたの。
[彼女が戻ったのは、彼がカルテに付箋を貼った後のこと]
ヴェルなら、さっき目覚めたわ。
あんまり口を利いてくれなかったけれども…
心の準備ができていたからかしら、すごく動揺しているってわけでは、なかったわ。
― 夏山の沢 ―
[森を出て家へと向かう途中、
夏の沢の、まるみを帯びた小石の上に腰を下ろした。
木立の合間から夏の日差しが降り注ぎ、
よく日焼けした肌の上には汗の玉が光る]
よいしょ………っと。
[沢の水は澄み渡り、
無数の小魚がひれを揺らす姿がよく見える。
傷ついた足を、その冷たい水の中に恐る恐る浸した]
[太陽になりたかった]
『無事二十歳を迎えた患者さんも大勢います』
『ご家族と、何よりご本人の頑張り次第としか言えません』
『希望を持って、決して あきらめないで』
[ミズキは「太陽になりたい」
その望みだけはどこにいたって忘れない。
だって。だって……
太陽になれば、 もう泣かないで済む から]
[ぱしゃりと透明な水を掛けて、
傷を負ったふくらはぎの泥と血を流す。
傷の中に冷たい水がじん……と染みて、
けれどこんな痛みはどうということもないと思った]
…………っ。
[唇を噛み締める。
ミズキは太陽にはなれない。
誰かを暖めることはできない。誰かの帰る場所にもなれない。
けれど、もう「夜」にも戻れない。
―――涙は、流れなかった。*]
[――――思い出す。]
いたいよ…… …こわいよ。
[真っ暗な夜の部屋。
狭いベッドの上でくるりと背を丸めた。
夜の中では、誰も自分を見ていないから]
ごめんなさい。 ごめんなさい……
[太陽の下で流せなかった涙は夜の中に隠した。
月が在るべき場所の中に]
[泣きながら過ごす長い夜、
よく脳裏を過ぎる姿がひとつあった。
病室で見た、短いテレビ番組のなかの少女]
[ミズキが夜を見上げるのと同じように、
その少女は夜を見上げていた。
その瞳はミズキと違い、涙に濡れていなかった。
ただ真っ直ぐに、夜空に遠く遠く、光る星を捜して]
[寄宿舎にその知らせが届いたのは4年前。]
[寄宿舎の朝は早い。
6時の鐘で起床し、半にはミサだ。
けれど、その知らせが届いたのは
それよりも、もっともっと早かった。
それはまだ夜明け前、だった。]
[実家の焼失と両親の死、
姉は意識不明の重態。]
[教授たちに言われるよりも早く
水平線、光が伸び始める中駆け出した。
……途中で車で教授に追いつかれたが。]
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