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[黙り込むミズキと背を向けるグレイヘン
交錯する思いと思い
交わるのか隠れるのか太陽と月
海も哀しいのか 海も泣くのか
その様相を確かに変えて波は寄せて
そして退く]
……
[沈黙の中を、小さく頷いた彼女の鈴の音が奏でる。
私はその背をそっと抱く。
奏でる鈴が二重に重なる。重なり征く月と太陽を模したように]
終わりは何時訪れるのね
[終わりははじまった
ではおわりのおわりは……
その刻は近いのだろうと 私の身体は朽ちることで告げていた。
熟れた果実のような薫りが微かに──]
[相変わらず胡散臭い声だ。
諦めるな、なんて、
自分の胡散臭さが悪いとは微塵も思わないのか]
…………。
[けれど――いつもの胡散臭さと同じ調子で紡がれた言葉、
それは明確に恐れを含んで揺れて]
………… ばか。
[少しの沈黙の後。
照れくささを含んだような、
微かにはにかむ声が二つのブレスレットを揺らした。]
[夜空にとどまらず、少女自身にも「目的地に着けない」というちょっとした異変が起こっている。
気ままに星を売り歩く分には困らないが、目的を持って動いているので現在進行形で困っているわけで。
「迷った」程度にしか思っていない少女は、内なる異変に気付いていない]
……なるほど。確かにそうですねえ。
[一本取られた、という風にぽん、とビンを叩く。
仮面の奥から聞こえる笑い声につられて笑みが浮かぶ。
歪な鏡が反映するのは目に見える表情だけ]
やっぱりあそこですよねえ。
行きましょう!
[告げて、二、三歩先行して、急に止まる。
やがてしずしずと戻ってくると、泣き顔の道化師のローブにするり、と触れて]
[くすりと一つ、はにかむ息が漏れる]
………… ばか。
[一筋の涙が頬を伝う。
手元で、太陽のブレスレットが微かに揺れた。]
リヴリア、グレイヘン。
[ぽつりと彼女たちの名を呼んだ。
シンがまだその場にいたのなら、彼女の名も。
ゆっくりと目を閉じる。]
もし、私が「わたし」じゃなくなっても…………
君たちは、私を『友達』と呼んでくれるかな?
[はたり、はたりと流れる涙は止まらない。
けれどそれを拭おうとすることはしなかった。]
また迷ったら困るので、
案内して欲しいんですよう……。
[拒まれなければローブに触れたまま、そうでなくとも泣き顔の道化師から片時も離れないまま、
丘のふもとを目指すことになる。
その最中、ふっと口の端に笑みが浮かぶ。
花水木の少女の名を聞いてもしゅんとすることなく、朗らかとも言える調子でふわり、ふわり、と道を行く。
星のブレスレットが、涼しげに揺れていた**]
[こちらの言葉に納得する様子。
笑みも、先ほどのものより笑みで。
仮面の奥で安堵して、
先行し始めた彼女の後ろを
鳴らない鐘がついた杖で追い始めた。
が]
―――………?
どうか、したかい?
迷子にでも、なりそうと思った?
[ローブに触れる様子にゆるく首をかしげて。
後ろをついてくる自分が。
先ほど目的地につけなかった彼女が
迷子になることを恐れたのだろうか?
と、ローブに触れてくる手に思う。
もちろん払うことはなくて。]
さっきの「馬鹿」と違う……!
[何が違うのか、明確に言葉にはできなくとも、
含まれる感情の違いを感じ取って声はわずかにうわずる]
…………ふふ。
[それは、確かにはにかんでいるように聞こえた。
だから、少女は笑う**]
[クスリと嗤い、ミズキの前に立って
そっと仮面をはずす。]
どこにいこうと
どんなになろうと
ミズキはミズキだよ。
私は何時だって君を忘れない。
君と過ごした日々は消えない。
どんな世界であってもね。
私と君は友達だ。
[涙を指でそっと払う。
それでも止めどなく涙は溢れるのだろうか?
太陽の雫は輝くのだろうか?]
征っておいで。翔けておいで。
太陽を目指して 星を探しに
太陽はいつだってそこにある
星は何時だって輝いている。
それを教えに
君が駆け抜けるのならば
君が輝くのならば
太陽は決して欠けたりしない。
星はきっと見失うこともない。
征き先は セカイが教えてくれる。
さあ……
かまわないよ。
はぐれない様につかむといい。
一張羅だから、やぶかない程度の力でね?
[こくりとうなづきカスミに
真紅のローブ、その袖を差し出して。]
……おや?
今度は上機嫌、だね?
あとは、顔を洗えば完璧だね?
[今、ないた烏が何とやら。
足取りさえも、ほの明るく輝度を持ち。
ボトルの中ではない星が揺れる中
カスミは今度は目的地に着く、
道化師には自分の変化によって
経路が変化する干渉力はこの世界にないから]
道化師 リヴリアは、太陽の子 ミズキ を能力(占う)の対象に選びました。
[とびきり難しい身体で生まれてきた。
身体もこころも大人にはなれない。
それどころか年々弱りゆく。
まるで子供に戻っていくかのように
美しい満月が欠けていくかのように
出来ることが段々と減っていく。
身体も―― そして、「こころ」も]
………うん。
[笑顔のままこくりと頷いた。
結局拭われきれなかった涙を、
服の裾で強引にぐいっと拭う]
私の分のごはんも残しておいてくれな。
全部食べちゃったら、許さないから。
……――― 行ってくる!
[背中を押す言葉と同時に、
少女は海に背を向けて、駈け出した。*]
― 丘のふもと 水辺 ―
[丘のふもとは、少女たち固有の領域を
つなぐ役割を持った場所。
自然にない現象はなく、ただ、そのままの自然。
故に終末が近づいても破綻は少なく、
今現在は道化師には何も感じない程度で。
カスミが顔を洗うようならば、
ゆっくりとそれを見ていた。
時折、春の名残、淡い色が水面に落ちて]
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