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[仮面が斜めっている。
見られていないならよかった、と片手をおろし
寄って来る仮面に邪魔ではない、という風に
軽く首を左右に振った。]
…………。
[風に遊ばれる銀色に目がいった。]
ここは世界がとてもよく見える。
花も海も…風も…星も太陽も…微睡みも
…いろんな世界が見えてくる。
[視線を気にすることなく。仮面は丘から世界を見渡していた。
常春の園からお裾分けを頂いたかのように咲く丘の花々。
程なく近いこの場所からなら、花守の娘と彼女の側で輝き咲く向日葵が如き太陽の娘の姿も見ることができただろうか?]
花守の世界、太陽の世界
合わせ巡り世界は回るのだろうね。
…キミの世界もここから見渡せるのかなぁ?
[見上げるように頭をぐいっと反らせた後で、頭だけをぐるりとローザに向ければ、その拍子にたなびく髪が大きく揺れる。
陽光の下で、白に近い金髪は一層輝いていく。
見やった視線の元、仮面に描かれた眼は何かを映すことはなかったけれど。
その代わりにボロを辿って肩口からひょっこり現れた白くて長い…現実と随分乖離していてもいたが蛇に見えなくもないナニカが、さながら「こんにちわぁ」と顔を出して、興味深そうにつぶらな瞳で彼女を見つめてもいたか]
[道化師の視線を追うようにして同じように花守と太陽を見る。
さっきまでミていた相手だ。
問いかけられた言葉尻を感じ、道化師に視線を戻す。
風に舞う髪は白に近い金色。幻想的にキラキラと輝いて見える。
それをぼんやりと観ていると、視界の端がにょろりと動いた。]
かわいい・・・・。
[道化師の言葉に返事をするよりも蛇に対する感想が口を飛び出した。
はっとした様子で口をつぐむ。しかし視線は蛇に向いたまま。
真っ白な蛇は奥底に潜む感情をくすぐる。]
[一瞬きょとんとした…のは仮面ではなくて蛇らしきそれの方だった。
仮面は相変わらずローザを見据えたまま動かない。代わりに蛇っぽいなにかは恥ずかしげに一旦ボロの中へと身を隠してから、そぉっと顔だけ出して口をつぐんだ彼女を眺めていた。
そんな見つめ合う時間が少し続いて]
く…あはは
[一瞬仮面が震える。漏れる声色は嘲笑とも愉悦とも…いや、単純に可笑しさがこみ上げた笑い。
最初声を押し殺していた仮面だったが、やがて堪えきれなくなって腹を抱えて笑い出した]
かわいい? あはは、ボク以外でははじめて言われたんじゃないかな?
驚いたりは怖がられたりはあったけれどね。
ほら、言われ慣れてないからこんなにも恥ずかしがっちゃってさ。
[笑い疲れて肩で息をすれば、やはり仮面が邪魔だったようで、ほんの微かにそれをずらす。
かいま見えた隙間からは、仮面を写したような下弦の月がちらりと見えただろう]
[少女の願いを映すお花畑。
少女の願うままに在るお花畑。
金色に咲いているタンポポもあれば、真っ白な綿毛になったタンポポもある]
たんぽぽー。
[丘の上からの視線には全く気づくことなく、少女はころんと寝転がると、タンポポの綿毛をふうっと吹いて、空へ飛ばした]
飛んでけー。
[舞いあがる綿毛を目で追いかけて、空を見上げ。
きらきらしたお日様に眩しげに目を細める]
― 山のログハウス:玄関前 ―
[包んだ肉を腰から下げたポーチに収め、ログハウスを出る。
玄関先には花水木の樹。
シロツメクサの花冠をところどころ彩る花と同じ、
季節外れの赤い花が咲き誇る]
ん…… んーぅ。
天高く、馬肥ゆる秋。 ……か。
[一つ伸びをして天を見上げる。
目に入るまばゆい太陽の光に、青葉の円い目を細めた。]
−海岸線の家−
[木匙の入った器を手に、優雅に空へ舞い上がる少女見上げ
手を振ると、テーブルの上にひらり残った白いひとひら拾い上げ]
…天草、あとどれくらいあったかなあ…。
[平面は海岸からテラスへ、テラスから室内へと続く。
渡り鳥の残していった白い羽は、棚の壜の中。
使った器の片づけを終えると、テーブルの籠の元へ戻る。
片手には水が入った器、もう片手には"どうぐばこ"。
籠の中に手を入れて、取り出すのは大きな巻貝]
こいつは手強そうそうだなあ…
["どうぐばこ"とラベリングされた箱から
取り出したのは撓む気配もなさそうな、見た目にも固い紙。
適当な大きさに破りとると水に浸し、
浸した紙を巻貝にあて、徐に擦りだした。
辺りには波の打ち寄せる音と、巻貝を磨く紙鑢の乾いた音ばかり]
― やま ―
ここなっつ、ここなっつ。
[秋色の山へ向かってふわり、ふわりと漂いながら]
ベリーはどこにかくれてる?
[きょろきょろ、上からじゃ探せないと岬守の少女は言っていた]
ここなっつ、どこなっつ、ここなっつ。
[少し高度を下げると落ち葉と土の香り]
――……?
[名前を呼ばれて。
きらり、山の中で太陽が光った]
ミズキ。
[少し目をこすって。
光の元を認めるとにこっと目を細めた]
さがしてたの、ミズキ。
うんとね。
ちゃいろのおやまに、かくれんぼのベリー。
ぐれいへんはベリーがみつからないの。
それから、えっとね。
シンがちょうだいって、いってた。
なっつ、なっつ……ここ、こなっつに にあうもの?
シンがおりょうりするんだって
こなっつ、どこそこなっつ、ここなっつ…… ああ!
それはきっと――― ココナッツ、だね?
[ぽん!と手をひとつ打った。
合点承知の笑顔ひとつ、ふむりと記憶を辿りつつ]
ココナッツに合うものか。
それならちょうどいい、昨日面白い果物が採れたんだ。
あとで届けに行くこととしよう。
伝言をありがとう、グレイヘン。
おいで。ベリーのある場所に連れて行ってあげよう。
[太陽飾る右手をそっとグレイヘンへと差し出した。]
[ぱたり、ぱたりと羽ばたきに合わせてゆっくりと高度が下がる。
花水木が傍まで駆け寄ってきたら、指折り呟くのをやめて]
ん。しょ。
[朽ち葉の上に着地しようとしてそのままぽてんと尻餅をついた。
ベリーがぱちぱち、吃驚したように瞬く。
ふんわりとしたスカートからやせっぽちの膝小僧が
はみ出してしまっていたけど。
また指を折りながら首を傾げる]
えぇと。
どここの、なっつ? こここのなっつ。
シンのかご、いっぱい。
まぁるい、おっきな、こーんなの。
[両手で自分の顔くらいの大きさを作ってみた]
[ここなっつ、花水木の言葉にこくこくと頷く]
そう、それ、ここなっつ。
おもしろい、くだもの?
おいしい?
[差し出された手、嬉しそうにとろんと微笑む。
大好物のベリーの居場所を教えてくれると分かると、
そわそわと翼が蠢く]
ミズキはかくれんぼの めいじんさん。
ぐれいへんはかくれんぼ へたっぴなの。
おそらからじゃだめだってシンがいってた。
[グレイへンの手の動きに合わせて>>111
自身もまぁるくかたちを作ってみる。
こくこく頷かれ、神妙な顔つきを笑顔に変えた]
コ・コ・ナッツ。
きっとそれはペンギンの雛のように茶色くて、
ごわっとしているんだろう?
[差し出した手が取られたならば、
尻もちをついた少女を起こしてあげよう。]
ふふん…… 見たらびっくりするかもしれないな。
トゲトゲゴワゴワの果物だ。
美味しいけれど、とてもとても酸っぱいんだ。
[南国の果物は夏の山にもなかなか生らない。
たまたま手に入ったそれは、
きっとココナッツにもよく合うに違いない]
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