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[夏が来ることはない。
日が暮れることすらない。
時間の止まったお花畑]
できたあ。
[弾んだ声でそう言って、両手で掲げたのはシロツメクサの花冠。
満足気に出来栄えに頷いたところで、元気な声が届いた]
あっ。
ミヅキちゃんー!
[手を振ろうとして、両手が花冠で塞がっていることに気づく。
壊さないように気をつけながら、右腕にそっとかけると、こちらにやってくる少女に向かってぶんぶんと左腕を振り返した]
――――――……忘れもの、なんだろうね。
[否定するように首を振る。
結論は出ない。出さない。曖昧なまま。
自分自身わからない、そんな風に首をかしげ
軽口のリヴリアを見た後仮面をつける。
泣き虫、その言葉がさすように 涙の仮面。]
嘲笑の。 ヴェルの様子、見てくる。
[それでも、世界の果て。歩き始めた姿。
気がかり、彼女は何を思ったか?
結論が出た気配に足を向ける。]
8人目、星売り カスミ がやってきました。
星売り カスミは、共鳴者 を希望しました。
ん〜〜〜〜。
[少女の視界の真ん中で、ビンの中に詰め込まれた「星」達が、めいっぱい存在を主張している。
耳をすませば「わたしを売って!」という声が聞こえてくるかもしれない。
しかしそれは錯覚に過ぎず、聞こえるのは少女の唸り声ばかり]
[暗い、部屋。
天井の明かりは頼りなさげに少女を照らす。
窓は無い。壁を埋めるのは大きさも形もまちまちな鏡。
こんな部屋で「星」を売る以外の時間のほとんどを過ごしているせいか、
真っ黒なワンピースからのぞく手足は陶器のように白い。
その手が、灰色の「星」をひとつつまみあげ、
おもむろに口に運んだ]
……甘い。
[今日の「星」は金平糖。
夜空でちゃんとした星になれずに落ちてきたカケラくずに似た、
丸くてとがった形の甘いもの。
ビンのふたを閉めると椅子から立ち上がり、鏡のひとつに歩み寄る。
「星」達はテーブルの上でお留守番。
天井の明かりがひとりでに動き、鏡の前に立つ少女を照らす。
厳かなスポットライトのように]
しゅうかく?
[目と口をぽかんと開けて、じたばたと暴れる袋を見つめる。
ほええ、と口から感嘆の声が漏れた]
ミズキちゃんはすごいねえ!
えーっと、今日の、ばんごはん?
[にっこりとそう問い返す少女に、"今日の夜"が訪れることはない。
少女が口にするのは、いつも"3時のおやつ"]
可愛い? ありがと!
ミズキちゃんにあげる!
[花冠を褒められると晴れやかに笑って、そっと持ち直したそれを少女の頭に乗せようとした]
― みずべ ―
[十分に体が乾いたみたいで少女は起き上がった。
ふるふると翼を震わせると水滴が散る]
――……。
[裸足の足を水の上へと滑らせる。
少女の背で翼が羽ばたき綿毛のような羽根を水面に散らした。
水面の上でしゃがみ込むとまるで
水鳥が水の中を覗き込んでいるようだった]
ああ、行っておいで。送っておいで。
探しておいで。泣き虫君。
見つかるといねぇ。忘れ物。
[仮面を付ける様子に一瞥をくれることもなく。
手も振らず、カラカラと嗤いながらただ歩き始める背を見送った。
私は彼の名前を呼ばない。『泣き虫』と呼び続けていた。
あの時からずっとずっと……]
[姉と言われたことはあっただろうか?
現実の話を聞かれたことはあっただろうか?
……名を呼ばれた事はあっただろうか?
全ては夢の彼方──
彼方で問われたとしても仮面は真実は語らず。ただ否定していた。
お互いが誰であるか? それはきっと分かっている。
彼とはここの夢ではなく、また別の夢でも逢っていたのだから。
それでも仮面は名を呼ばず、否定する。
仮面の中に、真実をひた隠し]
その仮面はキミには似合わないよ。
……ダハール。
この世界も…ね。
はやくお帰り。キミの世界に。
[仮面は彼の名を呼ばない。
だから、これは微かに外し、仮面から垣間見える下弦の月の──
──戯言]
9人目、岬守 シン がやってきました。
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