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キレイかい?
ふふ…そうはっきり言われたら照れてしまうよ。
[言葉と裏腹に照れなど欠片も見せぬままクスリと嗤い、地面に向けた彼女の視線を更に追うように顔を近づける]
同じ言葉をキミに贈ろう。
その太陽と風に祝福された柔らかな髪も
空を映すような澄んだ瞳も
たゆたゆと浮かぶ雲のようなその声も
キレイだと思うよ? ねえお前もそう思うだろう?
[淡々と謳うように言葉を紡ぎながら微かに口元を歪め、肩の白蛇の頭を指をそっと撫で上げる]
この世界は綺麗さ
そこに住まう人たちも。
そういう世界だからね。
たいようの、めぐみ。
[きらきら光る太陽は小麦色の肌によく似合っていて。
視線を上げると青葉の眼差しとぶつかった]
ミズキは おひさまがだいすきなのね。
だからきっと。
おひさまもミズキをたすけてくれるの。
[鮮やかな花を飾った少女が笑う。
小鳥は口許だけでちょっぴり微笑んだ]
ミズキは。
おひさまといっしょが、しあわせなのね。
これ、ベリーさんなの?
[うそだぁ、という目つきで真っ黒な果実を見た。
くるくる手のひらの上で転がしてみたり、摘んでみたり]
ぶらっくべりー。
[少女が口に入れたのを見てから、同じようにへたをとる。
ちょっぴり瑞々しい香りがした。
ぱくり]
――〜〜。
[真ん丸おめめとお口がきゅっとすぼまる]
かたくて、ちょっと、にがい……。
ぐれいへんのしってるベリーさんと、ちがう。
また今度でいいですよう!
[泣き顔の仮面に清々しいほどの笑顔を向けて、あっさりと言ってのける。
こうして御代を後回しにするのは道化師相手に限らず、
誰にでもやっていることだ。
それでも単純にして現金な少女は、貰えるものは遠慮なく貰っていくのだが。
たとえば、常春のお花畑の花で作られた冠。
たとえば、寄せては返す波の音を閉じ込めた巻貝。
たとえば―――]
そんなことより、これからどこに行くんですかあ?
[話題転換。
こてり、首を傾げる動きに合わせて、真っ黒な髪が揺れる]
では、お言葉に甘えていただきましょう?
[また今度。]
[いつも差し出され、いつも御代がないといい
いつもまた今度と言われる。
そう言われれば、いつものように受け取る。
白い、白い手から受け取った包み紙。
その中で星が、ざら……といった
仮面の隙間から口にする、甘い]
ああ、探しているのですよ。
人、それか、鳥を。
星売りのお嬢さん、
無口な少女と、渡り鳥、見かけていませんか?
[笑顔に泣き顔の面のまま返す。
彼女の表情に、ふと、姉の面を思い出した]
[やせっぽちの手が僅かに彼女の手を握り返した。
とても小さな、小さな力。
ただそこにある存在だけを伝えるように]
――おひさまは、いつだってミズキのことが、すき。
よるだって、くらいもりのなかだって。
きっといつでも、みていてくれてるのね。
[幸せそうな笑顔を見て、ゆっくりと瞬いた]
ミズキはしあわせに、きづける。
それはとても、しあわせなことなのね。
[甘い甘いラズベリーはきっとグレイへンの口にも合うだろう。
ミズキはポーチから取り出した採集袋に、
黒い方のベリーを詰めていく]
これはシンか誰かにお願いして、
ジャムにしてもらおうな。
煮詰めたら、美味しくなるんだ。
[袋いっぱいのブラックベリーを見せて、*笑った*]
[ごっくん、ころころ硬い実を飲み込んで]
うー……いつものベリーさんもいるのに、
ミズキかくしてた……。
[真っ赤な果実、ちょうだい、ちょうだいと手を伸ばす]
やっぱりこっちのベリーさんがいい。
[ぱくん、口に含むとほんわり嬉しそうに頬を緩める。
すっかりげんきんに。
だけど何処となくいつもより大人しく落ち葉に目を落とす]
そうだよぅ?
全てが優しくて
全てが暖かくて
全てを叶えて
全てを溶かして
全てが消えゆくセカイ
[揺らぐ瞳の色を知ってか知らずか、じぃと捉える深緋が妖しげに色を奏でる。
誘うように、堕ちるように…耳元で囁く]
なぁんてね。
ボクにはそんなことはわからないけれどね。
[不意にケラケラと嗤い出して、彼女の髪をそっとひと撫ですれば立ち上がる。]
さっきも言っただろう?
ここからはいろんな世界が見える。
花守の世界 太陽の世界
合わせ巡る世界が見えるから、
ボクはこの丘が好きなんだよ。
この子を可愛いと思ってくれたセカイも
ボクをキレイだと言ってくれたセカイも
キミのセカイがそう魅せてくれてるのかもしれないね。
なら、この丘もこの風もその髪もその瞳も
その可愛らしい声も
キミの築くセカイなのかもしれないね。
[わかっているような、わかっていないような
真意を紡ぐのか ただの戯れ言なのか
酷く曖昧で、酷く虚ろに
仮面の中の仮面もまた嗤う]
じゃむ。
[岬守の名前にベリーのソースを思い出す]
――おいしく、なる?
それならぐれいへんも てつだうの。
[草木がちくちくするのも我慢して。
繋いでいた手を離すと一緒になって
ブラックベリーをぷちぷちと摘んでいく。
やがてスカートにいっぱい、黒い粒。
途中で見つけたラズベリーはもれなく小さなお口の中。
やがて小鳥のお腹も満ちる]
いっぱい、とれたの。
[とことこ、スカートを掲げて彼女の元へ。
袋の中にベリーを移し変えるのを手伝ってもらって。
一息つくとしきりに羽根を手で撫でながら。
ひっかかった葉っぱや小枝をぱたぱた、ゆすり落として。
抜け落ちた羽根を一枚、つまみ上げた]
――あのね。
いつか。
ミズキとおそらを、とんでみたかったの。
ミズキのだいすきなおひさまに。
てがとどくような、きがしたから。
[小鳥の手を離れた羽根がはらりと朽ち葉の上に、落ちた]
――ありがとうございます!
[「星」の入った包みは道化師の手へ。
ひらり、と別れを告げるように振られた片方の手は、
程なくしてもう片方の手と合わさり、何かを包み込むような形になる。
手を開けば、いつの間にやら「星」の入った包みがひとつ、ちょこんと乗っている。
代わりに鏡の部屋の机の上からは、
包みがひとつ、忽然と消える]
わたしはどっちも見かけてないですよう。
でも、鳥さんの好きそうなところなら知ってますよう。
渡り鳥さんも、そこにいるかもしれないですねえ!
おしゃべりじゃない子は……知らないですけどお、
――鳥さんの好きそうなところ、案内しますよう!
[現在渡り鳥が秋の野山にいるとは知らず、得意そうな笑顔で告げると、
道化師に先立って歩き始めた。
くるり、くるり。
歩きながら一回転する。両の手は包みを掲げ持って真上へ。
右腕で星が、ちかりと瞬いた]
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