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[呟きの返答、ジムゾンの答えは要らなかった。彼がどう答えるかはわかっているつもりだったから]
[今までを思い出すように一瞬空を見て、そのまま倒れこんでいるシモンを見た]
[…――彼の目は、開いていただろうか。「元」シスターの目を、見ることはできただろうか]
[自身の左胸に受けた過去の傷も、あのときの苦悩した顔も、すべて覚えている。]
[倒れこんでいて、意識があるかを確認するには、彼女の勇気はほんの少し足りず。直に伝える勇気が、足りず。]
…もう、あんな顔、見たくないです。
させたくも、ないのです。だから…――。
…かつて狂った私でもいいのなら。
……そばにいて、貴方を守りたいと……――えっ?
[何気なく呟いた後、思わず口に手を当てて真っ赤になった]
[自分の言った欲のままの言葉の意味を理解するのに、しばしの時間と抵抗があった]
[唖然と、ぱっと、そばに倒れているシモンを見た。手が伸ばされている]
……ああ。
[つかまれた指先、逃さないようにと握り返す。]
狂っていようが、いまいが……
シスター、そばにいてくれ。俺が全身全霊かけて、幸せにしてやる……。
[痛みと疲労にかすれる声で、はっきりと呟かれたその言葉が耳に震えて、涙腺が緩む]
……どこかの、馬鹿神父様のせいで私…涙流すんですね、人間みたいに。狂ってたのに、人のために涙を流すなんてできなかったのに…。
[はらはらと、あのときよりも熱い雫が頬を伝ってぐしゃぐしゃに濡らす]
[力尽きたように眠る、敵だった人物の美しいまでに立派な姿を見て、涙をごしごしとこすった]
…お休みなさい、本当にお疲れ様でした。
………ありがとう。
[そっと、そのまま二人を起こさないように、軽い処置だけ済ませて毛布をかけた]
……――。
[そのまま立ち去ろうと思ったけれど、穏やかに眠る二人を横目で見て]
[そんな二人を見守るように、その場でフリーデルは眠りについた]**
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