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[食事に関しては了解、と頷いて。
差し出した鶴は「お守り」らしい。
掌へと乗せたまま、もう一度じっと見つめる。
学校祭のあの時、生徒会室で眠りこける自分達へ、メッセージがわりに彼女が折ってくれたもの。
「保険」としての効果は高そうだと、ふと思った]
そうだ、俺も渡すものが―――…
[ごそごとと取り出したのは、四葉のクローバーのストラップと、小さな袋に入った塩。
彼女へ差し出すけれど、受け取って貰えるのかは解らずに]
―たぶんちょっと未来の時間軸―
‥‥さーて、誰にしようかね。
[品定めするかのように彼らを眺め]
‥‥あいつと‥‥あいつにすっか。
[によりと笑うと、ぱちんと指を鳴らす。
それは、異世界への正体の合図*]
あ、ありがとうございます。
四つ葉のクローバー…見たかったんです、嬉しい。
[差し出されたストラップと塩の入った袋を受け取って。
ストラップをぎゅっと握りしめた]
大事にします、ありがとうございます。
[にこっと笑んで礼を言うと、さっそく携帯につけようと]
生徒会長 ヒューゴが「時間を進める」を選択しました。
そのストラップ、俺が作ったんだけどさ。
中の四葉のクローバーは、…誰かに貰ったんだ。
…誰なのか、は…、思い出せないんだけど。サリィに渡したくて。
塩は、神社で貰って来た。
[説明しながら、バッグの中をごそりと正した。
そう、ほんの少しだけ、サリィから目を離したんだ―――…]
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