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─ 普通の山 ─
[旅館ほど近くの山を散策するおばちゃんと少年の図]
はあ…はあ…ここであってるんです?山菜?
[もちろん、との返答を聞けば]
そうですか、いや僕ちょっと疲れt…
いやまさか旅行まで来てこんなことをするとは…。
「若い子が何を言っているの!」
は、はい…。
[少年修行中]
い、イズミぽん…
―謎空間―
よーしよし、良い子だなぁ‥‥
[倉庫の方へ向かうイズミの姿に満足そうに頷いていたが、誰かの邪魔>>252が入ったのを見て]
‥‥ってあっ、てめこのやろっ!
邪魔してんじゃねーよ!蛇けしかけてやろうか!!
[机だんだん]
散歩ですか?「みごとな祠」、とか?
あそことか良さそうですよね。
[近くに怪しげな森があるため近寄れないが。]
僕は、スケッチでもしに行こうかと思って。
ちょっと、「すてきな湖畔」のほうに。
あ、湖畔ですかあ…
先輩、美術の人ですもんね…
[手に持っているものを見れば分かりはするものの、改めて]
祠、よさそうですか?
なんか出そうですけど。
[バスで怖い話をされていた時のことを思い]
/*
嫉妬深くはないけど独占欲強いはこの子‥‥
うん、いい景色がありそうでね。
[スケッチブックに挟んであった、パンフレットを広げた]
……え、祠って何か出るの?
[おろおろしている]
はー…そういうもんですか…
[ゆるくこたえるも、オロオロする様子を見て追い打ちをかけた]
祠といえば何はなくとも魑魅魍魎……
というばかりではないですけど、森が怪しいので。
[パンフレットを熱心にチェックするのを見て、ふと
悪魔のささやきが思い起こされた]
そーいえば…全く関係ないしトートツですけど。
先輩、誰かに恨みとかあります?
[急に聞いてみる]
ほ、ほ、ほ、祠に常に何かしらの霊がいるとは限らないよ!
森は確かに怖いけど……たぶん無関係……
[パンフレットを小刻みに揺らした]
う、恨み……?いきなりおかしなことを聞きますね……
……でも、今はありません。
……人を恨んだことも確かにあったけど、もう忘れました。
怖がりなんですねー。
大丈夫ですよ、いても低俗なやつですよ。
[人差し指を振りながら、
あまりフォローになってないことを言った。]
――――― い ま は ですか。
[に、と唇が弧を描く。大きくて緑の瞳が相手を見つめる。そーだ、ちょっとお試しさせていただこう。
首をゆるくかしげ、しなをつくる。]
優しいのですね。
あたしだったら…忘れられるもんですか、あたしは忘れられません。
………傷ついたあの時間は?
あたしのあのこころは?
[す、とクラットの頬を撫でる]
仕返ししたいと思ったこと、ありませんか?
[頼まれていたおみやげを用意し終えると部屋に戻ってきた]
……誰も、いないな…
[みな思い思いにどっかいっているのだ]
……低俗なヤツでもいたら困るんですけど……
[スケッチブックも震わせている]
ええ、今は……
……仕返し……そ、そんなことって……
[頬を撫でられながら、うつむいた]
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