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[―――あたしには、妬みや嫉みしかありませんでした。いつからか。
もう、ずっと前です。
自分が「そういう」人である、と気づいてしまったら、もうそれは止められませんでした。
羨ましい。ほしい。妬ましい。崩れ去ればいい。
……でも、それ以外にも思うこと。
何故、皆。
眼の前にある幸せを、―――受け取らないのでしょうね。]
あああ、やだ、やめて。
[それしか、あたしにないの―――]
―謎空間―
‥‥ッ、‥‥
[アーニャがイズミから自分を引きはがそうとしたのがわかった。
本当なら、抵抗もできたけれど―――
―――それをせず、むしろ自分から進んで離れるように。
欲しかったのは切欠。口実。
一気に増えた負担に膝を着く]
‥‥Japanische Blue Demon,ってか。
はは、笑えねー‥‥
[泣きそうな顔で呟くも、目から雫が零れる事はない。
何故なら、悪魔には魂がない――*]
もうちょっとヒューゴのこと、思い出してあげてくだしあ。>アーニャ
[>>+44]
‥‥人間なんて、大概自分勝手な生き物だよ。
あたしだって、ごろーに返事する時、随分トンデモな理屈でやりこめたもん。
[ちょっと懐かしむように苦笑しつつ]
‥‥開き直りに聞こえるかもだけどさ。
人間は間違ってナンボだから。そうじゃなかったら、懺悔なんて必要ないっしょ?
[懺悔必要なくなったらあたしの父さんの仕事とかいらないし!と笑いながらイズミの頭を撫でる]
間違ったら、その後、どうするか。それが問題なんだと、あたしは思うわけよ。
だから、あたしは、次にごろーに会ったらまずごめんねって謝って―――んで、愛してる!ってキスの一つもくれてやろうかと思ってるわけ。
[――――開き直り、か。
思い出すのは――――ひかり。]
………――――「自分の腕を、治したい」……
―――…もう、いやだ。
なにをしても、誰の記憶にものこらないのは、やだ。
みつけてほしい。
あたしも、あたしも―――
[……―――あのひとの記憶に残りたい。
その夜空の光の、そばに。]
‥‥おい、オッサン。聞こえてんだろ。
[訪れたのは、例の倉庫。
こちら側から、あちら側に居る『用心棒』へ声をかける。
普通のニンゲンには見えない彼へと]
お前の大事な姫さん、オマケ付きで返してやんよ。
‥‥だから、茶番に協力しやがれ。
[とは言っても、主に口止め方面の協力なのだけれど*]
[>>+47]
あは、なぁに。イズミちゃん知らなかったの?
あたし聖職者の娘だけど結構悪い子よ?
[学園祭の時は何人もの男を手玉に取ったしね!なんて冗談めかして答え]
‥‥よくできました。
[みつけてほしいと答えた彼女(>>+48)に、にこりと微笑んで]
それでいいの。
みつけてほしいなら、その気持ちを素直に相手にぶつけなきゃ。
きっと受け入れてくれるからさ。
[もう一度、彼女の頭を撫でた]
『……何故?』
‥‥ぜってー誰にも言うなよ。
お前を誇り高き人狼の末裔と見たから言うんだからな。
‥‥‥‥俺様の召喚者が、人間の世界を望んだからだ。
だから、そのついでにお前の姫さんも返してやんだよ。
『……そなたは素直になれぬようでござるな』
何言ってんだよ。悪魔っつーのは、自分の欲望にゃあそりゃもう素直だぜ?
『……拙者には、そうは見えぬが。そなたも……貧乏籤を進んで引く性質に見え申すぞ。』
う……あ…
[硬い表情は崩れ去り。
双眸からあふれるのは涙。
泣いたら負けだ、って思ってたの]
うあぁああああああん
ああ、うあああっ、あああ…
[ほとほと女の子にあるまじき嗚咽]
でも、あたし、わるいことした…
‥‥うっせぇオッサン。
ともかく、俺様がお前に頼みてーのはアレだ。
俺が悪者に見えるよう、あいつらを援護しろっつーことだ。
『泣いた赤鬼……で、ござるか。』
‥‥そうだ。俺様は泣けねーけどな。
つーか元々、悪魔はそういう存在だろ。悪魔は悪しく在れ、そう望まれる存在だ。
なら、期待に応えてやんなきゃなんねーだろ?
[>>+50]
悪い事したと思うんなら、謝ればいいの。
[泣きだしたイズミに、ポケットから取り出したハンカチを差し出して]
あたしも一緒に謝ったげるから。
『……そなたが其れで良いと申すなれば、拙者から言う事はござらぬが。』
‥‥たりめーだろ。
俺様はずっとそうやって生きてきたんだ。これまでも、これからも、そいつは変わんねぇよ。
『……左様でござるか。
なれば、拙者からの口出しは最早無用。
即興劇は苦手にござるが……、そなたに合わせようぞ。』
さっむー…
いつの間にか寝ちゃってたわ。
…旅館に帰りたいけど、せめて海辺に出れば帰れそうなんだけどなぁ。
[3(6)の方を見て、きっとこっちね!と進んで行った]
空気なんて(ry
だって、だって……
あたしだったらゆるせませんよ―――
ファッキンですよ!
[泣きじゃくりながら言うのは、どちらかというと冗談に聞こえたかも。――そんなつもりはないのにね]
……ああ、う…
[鼻をすすりながら。何かの「抜けた」彼女は、―――だらりと四肢をアーニャへと預けた。
ちいさく、「ごめんなさい」と繰り返し呟きながら。
―――主たる意識を手放した。]
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