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―――朝も夜も昼も。
[ナイトの部屋から外を見つめる。]
あたしの世界が灰色だったんじゃなくて、
あたしが世界に灰色に見えてたのかな。
わ、いいんですか?
是非ご一緒させてください。
[嬉しそうに声弾ませて頷いて。
鶴を拾ってくれたのを見れば、ありがとうございますと]
ふふ、ちょっと折ってみました。
あ、いえ、ランスさんが持っててください。
ちょっとしたお守りみたいなものですから。
[差し出された鶴に首を横に振る。
お守りというか、保険の保険だったりするのだけれど。
鶴の中に書いた温泉へのお誘いを彼はいつか見てくれるだろうか]
だからって今開けようとしたらとめますけどね!
[アーニャの所へ行こうと思ったが、その道中でふと立ち止まって]
‥‥あぁ、そうだ。
もう二人くらい適当に連れてくっか。
[ぼそりと呟くと、ぱちんと指を鳴らした。
それも、ただの暇つぶしなのだけれど*]
嫉妬司りし悪魔 ナイトが「時間を進める」を選択しました。
[食事に関しては了解、と頷いて。
差し出した鶴は「お守り」らしい。
掌へと乗せたまま、もう一度じっと見つめる。
学校祭のあの時、生徒会室で眠りこける自分達へ、メッセージがわりに彼女が折ってくれたもの。
「保険」としての効果は高そうだと、ふと思った]
そうだ、俺も渡すものが―――…
[ごそごとと取り出したのは、四葉のクローバーのストラップと、小さな袋に入った塩。
彼女へ差し出すけれど、受け取って貰えるのかは解らずに]
―たぶんちょっと未来の時間軸―
‥‥さーて、誰にしようかね。
[品定めするかのように彼らを眺め]
‥‥あいつと‥‥あいつにすっか。
[によりと笑うと、ぱちんと指を鳴らす。
それは、異世界への正体の合図*]
あ、ありがとうございます。
四つ葉のクローバー…見たかったんです、嬉しい。
[差し出されたストラップと塩の入った袋を受け取って。
ストラップをぎゅっと握りしめた]
大事にします、ありがとうございます。
[にこっと笑んで礼を言うと、さっそく携帯につけようと]
生徒会長 ヒューゴが「時間を進める」を選択しました。
そのストラップ、俺が作ったんだけどさ。
中の四葉のクローバーは、…誰かに貰ったんだ。
…誰なのか、は…、思い出せないんだけど。サリィに渡したくて。
塩は、神社で貰って来た。
[説明しながら、バッグの中をごそりと正した。
そう、ほんの少しだけ、サリィから目を離したんだ―――…]
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