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[心残りってなんだろう。
きんぐじらんとは考えた。
頭に触るイヴァンの指を掴む]
『人の心配は…しなくていいんじゃないかー?』
[理由はないけど、なんとなく言ってみる。
『そう悪いもんでもない』と]
ほんと、……
俺、ちゃんと見てますからね。
[にがわらいのようになってしまった笑顔で告げて。ゆっくりときんぐじらんとの指を解く。]
『これといって、お礼を言われるようなことはした覚えが……』
[小さすぎた右手を見下ろす。
ちゃんと見てますから? それって――
えっ、なにそれこわい]
『やだー後ろに立ってたりしないでよー』
ふふ、
そうだなー、後ろじゃなくて、窓から覗くことにしますね。
[それはそれで怖い。]
―― じゃあ、さよなら。
[もう一度ぽんぽんと撫でてから、テラスへ入っていった。]
[イチゴを抱え直した]
『じゃあねぇ、ヴァーニャ。
俺はまだもうちょっと、こっちで見てたいものがあるからー』
[おっとり。ここの雪は冷たくないけど気をつけて、くらいのことは言ったかも]
はい。また、会いに行きますから。
[ありがた迷惑な言葉、一つ残して。]
『 きゅぷっ 』
[テラスの手すりに、あのカエルみたいなトドみたいな、それでもどこか愛嬌あるそいつが、びくびく怯えながら覗いていて。
そのカエル(仮)を両手で抱き上げて、よっこらせっと手すりの上に立つ。]
[そうして、2、3度の深呼吸。
意を決して、飛び降りた。]
[ どさっ、ぐちゃっ、なんて物騒な音は、しない。
ただ、壮大なヨールカの元に、たくさんのポインセチアが咲いている。*]
―裏口―
そういえば……変態さん。
何処にも見当たらないね…?
[もうジラントの浄化は済んでいるので、特に捜さなくても
良いのだが姿が見えない事自体は気に掛かる。]
それから、あの子が言っていた妖精も。
一度食堂に戻ってみようかな……?
[男の足は元来た道を戻らず、大回りの経路を辿って
進んでゆく。
その途中で、そういえば外を捜していなかったと
ヨールカの前まで出てみたところ]
わぁ………
[いつの間にか、雪だるまには顔が作られていたり
芸術品が追加されていたり、「y」の名残があるような
ないような形のヨールカが在った。]
おや……?
[そのヨールカの足元で、ポインセチアが
色鮮やかにその花を広げていた。]
やあ、こんにちは。
[誰かが望んで咲かせた花だろうかと思い
男は花々に声を掛けた。]
[ヨールカには、他にも隠されたリンゴ>>0:189も
あったが、男は其処までは触れる事は無く]
…うーん……居ないなあ。
また適当な所で脱いで寝ているのかな…
地下室、結構深そうみたいだったし、もしかしたら
そっちに行ってしまったのかも。
それなら、イライダさん達にお任せしておけば安心だけどね…。
[一人でぶつぶつ呟いて、再び教会内へと戻り行き
退魔騒ぎの始まりであるキッチンへと戻って行った。]
―キッチン→ホール―
そうだ、イチゴのタルト……
えぇっと、すみませんが、こっちにイチゴのタルトは
運ばれていますか?
[ホールでは、正視し難い光景が広がっていた。]
へ、変態さん……!?
[>>105どう形容すればよいのか解らない。
とにかく異形のシルエットとしか言い表せない。
男の思考回路はショート寸前だった―――。]
どうして、僕はこう、此処に来てからというもの
化け物や変態ばかりに遭遇するんだ―――――!!!
[思わず、心の声と実際の声が逆になって出てしまった。]
[ちなみに、イチゴのタルトは無事にテーブルの片隅に
置かれていた。**]
―地下53階―
ちょっと、ニキータ―― あれ、見ておくれ。
[いまだニキータとはぐれた事実に気づかず、それどころかニキータだと思い込んで手長猿を連れて歩いていたイライダであったが、目の前の不思議な現象に歩みを止めた。]
階段が2つあるんだよ。
別の場所に続いてるのか、
それともどっちかがニセモノなのか……
[おりて同じ場所に通じているのならいいが、片方が罠だったりしたら――
すこし考えて、スパイ的なブラックのスーツのキワドイ部分についてるポケットにねじ込んでここまで連れてきていた兄に視線をやる。]
どっち、おりる? **
[>>3:90 >>3:93 >>3:95 ジラントとユーリーのお笑いコンビみたいなやりとりをニコニコ笑顔で見ていたが、>>3:101 ちっさいいおじさん……もとい、小さなジラントにしーっされて。首傾げ。]
見ちゃダメなの???
[あえてジラントさんが言葉に出さなかった所を、言葉に出しちゃう辺り子供である。]
リディアもどっか行こうかなー♪
[退屈なので別の部屋の探索に出かけようとしたところ、>>3:127丁度シュテファンが戻ってきた。
どうやらユーリーの姿を見て驚いてるようだ。]
おかえりなさ〜い☆
[にぱっと笑いかける。「どこか行こうよおじさん!」とシュテファンの裾を掴もうと手を伸ばし。探索のお誘いをしてみる**]
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