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・・・。
強い、な。
[選び続けて来たのだろうか。]
[真っすぐに向けられた瞳と震える指先。
一度はやめた選択、右手をメルヴィの手に重ねた。
震える手を包み込むように。]
……強くなんてないですよ。
いつだって、間違いを認めるのが怖いだけ。
[選ばない選択もあったはずだけれど、自分の運命を周りにまかせるのは嫌だった。
けれど。それで大切な人が傷ついていたとしたら。
不意に何かが込み上げてきそうになって、息を詰める。]
あたたかい、ですね。
[重ねられた右手に、ほっとしたような息が漏れて。
その拍子に、瞳から一筋涙が零れた。]
――通路――
[一条に示されるままに妖艶な女性に視線を向ける。
初対面だ、先ほどの駅から乗車したのだろうか]
はじめまして。
[小さくもう一度会釈]
……?
[このふたりも知り合いというわけではなさそうだ。
会話の主導権を任せ、でも立ち去るでもなく**]
[右手でメルヴィの右指を緩く握らせて、
涙に濡れた指に静かにキスをする。]
・・・。
[どう言葉をかけたらいいだろう。]
ごめんなさい。
安心したらなんだか……ん。
[慌てて涙を左手で拭おうとすると音が鳴った。
ちりん、ちりん。
その音よりも指先に触れる温もりに、すっと力が抜けていく。]
……ありがとうございます。
ハンスさんが傍にいてくれるだけで、すごく救われています。
[言葉にすると大袈裟に聞こえたかもしれない。
それでも伝えなければ分からないから。
柔らかく目元を緩めて、瞳を潤ませながらもそっと微笑んだ。]
メルヴィ。
メルヴィの話を、
聞かせてくれるか。
[何か抱えているように見える。
引き攣れた痛みを感じながら、
涙を落とす頬に触れるように手を伸ばす。]
……。
少し、長くなるかもしれません。
それでも聞いてくださいますか。
[迷うように瞳を伏せたが、名を呼ぶ声>>175に後押しされるように顔を上げた。
伸ばされた手との間を嫌うように、そっと頭を傾けた。]
……。
少し、長くなるかもしれません。
それでも聞いてくださいますか。
[迷うように瞳を伏せたが、名を呼ぶ声>>175に後押しされるように顔を上げる。
伸ばされた手との間を嫌うように、そっと頭を傾けた。]
あぁ。
[紫紺の髪に指を滑らせメルヴィに頷いた。
語り終えるまで黙って聞いているだろう。
微かな胸の痛みに苛まされながら。**]
私は貴族の父と平民の母の間に生まれたというお話は以前しましたよね。
父と母はそれはそれは愛し合っていたそうですが、身分の壁に阻まれ結婚できませんでした。
父も母もはっきりした人たちで、別れるならばとお互い全く干渉しない道を選びました。
ですから私も父は消えたものとして、母とふたり、城下町で静かに暮らしていたんです。
けれど――
[一旦、話を止める。
何かに耐えるように瞼を伏せると、息を静かに吐いて再び話し始めた。]
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