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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
あなたは、それが分かっておられたのですね。
[ポシェットから鈴を取り出し、優しくつまむ。
軽く揺らすと、綺麗な音色が荒野に響いた。
ちりん、ちりん。]
……ありがとう。
[鈴を胸に抱いて、体を折り曲げながら泣いた。]
[ぞくり]
[闇の中に大きな巨鳥の幻影を見た。
烏黒ダイヤに取り憑かれたひとりの男に取り憑いた、
呪いの巨鳥の烏の姿。
幻影はどこか魔術の産物らしき雰囲気を漂わせるが、
それが魔法か呪いかの違いなどは分かる訳もない。]
これが・・・
もし、かして。
[喉が鳴る。
虚ろな眼をした巨鳥が男ごと近づく。
男は見た事のない相手だ。
それでも直感的に系譜に連なる誰かなのだろうと理解した。]
っ
[伸ばされた手に指に反射的に腕で庇う。
指は目の前で幻影と辺りの闇ごと、
闇の粒子となって弾けて消えた。]
はっ、はぁ。
[目を薄ら開き震える息を吐き出した。
辺りはまだ暗かったが夜の闇だった。
とぼとぼと数歩歩く。]
皆、あんな・・・ものが憑いて?
いやあれは・・・俺の想像なの、か?
[震えが止まらなかった。
乱れるように葉巻の煙も乱れる。
ふと、夜なのに影が色濃くあるのに気付いた。
空を見上げる。]
[泣いて泣いて泣いて、涙も枯れ果てた頃、ようやく気持ちが落ち着いてくる。
喉が痛い。目も腫れているかもしれない。]
ふう。よいしょ。
[まずは立ち上がらないと。
地面に座っていたからワンピースも随分汚れてしまった。
パタパタと裾をはたいて、できるだけ綺麗にする。
最後に両手の土を落とすと、ポシェットを手に取った。]
……うん、大丈夫。
今度こそ、嘘じゃない。
[空を見上げる。
到着時の雷雲が嘘のように、青く晴れ渡っていた。
これも思いが見せる幻?]
それでもいいか。
だって、この空は、この気持ちと繋がっている。
きっと。ううん、絶対!
[晴れやかな笑顔を浮かべて、前へ歩き出す。]
母様。私頑張るから、見守っていてね。
[後ろを振り返ることはない。
もう、ひとりじゃないことを知ったから。]
[月は2つあった。
銀河の星の密集により雨降らんばかりの星の輝きと、
衛星の周期の関係だろう、2つの月が今は近く見えた。
草いきれ、虫の鳴く声が聞こえる。]
[メルダースの別名は強欲。
様々な手段を使い烏黒ダイヤを得ようする。
その為、どんな場所にも向かう。
その星にダイヤがあれば囁き声が聞こえて来るのだから。]
― アパート・自室・ベッド ―
[フローリングの床に、箪笥とクローゼット。骨董品レベルと思しき、持ち運びのできない電子端末。そのほか遊びに使う道具や、勉強に使う本が散らばっている。
其の本に書かれた内容も、宇宙の中では片腹痛く思う者もいるのではないだろうか。
そして、部屋の端に大きく陣取ったベッドがあり、その上で眠っている男がいる。]
―ここは。
[目覚めた主は、其の場所を直ぐに認識できないで居た。
眺めたカレンダーを見て、自分の置かれた立場に気付いた。]
戻ってきたんだー!
僕の世界へ。
[涙がじんわりと零れ、何時しか滝のように流れる。
当たり前に選ばれる筈だった日常に、戻ってこれたと。]
― アパート・自室・キッチン ―
あっさめし、あっさめしー。
[るんるん気分狭い部屋で朝食の準備。
1パック248円の卵と98円で買ったほうれん草でポパイエッグを作り。
8枚切りのトースト2枚に、45%引きで仕入れた一回サイズのバターを添える。]
あっ塩かけてねーわ。
ベーコン入れてねーから塩が薄いんだよねー。
塩どこだ、塩、塩、鼻塩塩〜。
[陽気な塩を探せば、直ぐに見つかって。]
『芳雄君覚えておきなさい。この宇宙荒塩を使うのがコストパフォーマンスがよくていいぞ。こうやってかけて…ウマイ!』
[と同時に恩人と呼んでいる"専務"の言葉が、何故か甦ってきた。]
あ…。
専務が初めに教えてくれたのは、食についてだったっけね…。
― 学校 ―
あれえ、おかしいな。予定より全然早くついた。ま、いいよね。
[チャリで一本道を駆け抜けて着いた学び舎の距離はやけに近く感じた。時間も何時もの半分以下だった。]
おはよう!
[よくつるんでいる仲間を見つけると、互いに挨拶。後から他の面々も集まり、今日は早いな等と言われながら挨拶を交わしながら校舎に入っていきながら世間話をして講義に向かう。]
― 講義 ―
『芳雄君、君が元々居た世界は、多分文明が遥かに遅れているか昔かのどちらかだろう。
故に君はこの宇宙で生きていくいろいろなことを学ばなければならない。
大丈夫、幸か不幸か君には時間があるのだから。』
専務の言ってたとおりだ。
工学の授業が、まるで歴史の授業じゃないか。
専務はもっととても物知りだったよ。だって…
『芳雄君。君が元の世界に戻りたいと言うのはよく分った。ではそれを踏まえて、これから言うことはを説明しよう。
今から私が話すのは、君が此処に居る理由に対する推測と、君の体に起こってしまった事に対する事実を説明する。
推測は私の考えだが、事実は本当のことだ。精々心して聞きたまえ。』
[みんなが降りていくのをずっと見ていた。
自分はどうするべきだろうか、とぼんやり考えていた。
降りたら、なにを視るのだろう?
自分には有り得たかもしれない未来に対する興味も、
知りたい何かも、羨望も、ない。
ただ知りたくないと漠然と感じる。
それは心が弱い故なのだろう、諦めでもあるかもしれない。
ずっと心の中にある漠然とした冷たいもの。
それを目の当たりにするのが怖いのかもしれない]
― 講義後 ―
[講義が終われば仲間達と、久しぶりに遊ぶ日だ!と何をするか騒ぎ立てる。麻雀、カラオケ、ゲーセン、ボーリング、ナンパ、ネトゲ、メイド。
何故か気付いたら今日1日ですることになっていた。]
まじで全部すんの!?
おかしくね?おかしくね?
[とは言ったものの、自分はそういう雰囲気に餓えていたのかもしれないし、現実、全てやった。
泣きそうになったが、周囲にはナンパ失敗したからと誤解された。そのまま敗戦のヤケ酒だー!と最後安酒で騒いだ。でもちょっとだけナンパ失敗して悲しかった。
しかし、命の水だったコーラは、最後まで飲めなかった。]
― アパート・自室・ベッド ―
今日は楽しかった。懐かしい日々、かえってこれた日々。かけがえの無い日常をまた味わわせてくれて本当に良かった。
[静かにベッドにもぐりこみ、また起き上がった。]
でも、やっぱり駄目なんだ。悲しいよ、今の僕は此処で生活できないんだよ。
知識も肉体も嗜好も、そして時の流れも、当時の僕とあまりに違いすぎるんだ…。
[先程の涙と違う涙が、頬を伝った。]
/*
どうしようかなー。
やりたいことやりきったので、駅戻っていいんだけど……。
やり残しがないか怖くて、次へ進めないチキンがこちらになります。
たぶん、大丈夫!
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